彼女のSSW期の4作目。サード「Music」と並び、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイの音楽に惚れ、熱心にニュー・ソウルに肩入れしていた時期でもあり、とても充実した内容です。バックミュージシャンはNYの黒人セッションメンやダニー・クーチらセクションの面々。人気曲「Bitter With The Sweet」収録です、.
バカラックの元を離れ、チップス・モーマンのプロデュースに身を任せた69年のアルバム。録音はメンフィス。過小評価されている作品ですが、「Dusty In Memphis」と並べて語らえる資格がある作品だと思います。彼女の素直な歌声のt魅力とソウルシンガーとしての本領がストレートに出ていて、バカラック・ワークスとはまた違った楽しみがあります。選曲もいいです。.
【曲目】Gaviota / On Green Dolphin Street / Gee I Missed You Today / Morning / Beautiful // Mulege Day / Out Of The Night / Chen Yu Lips / Follow Your Road
オリジナルメンバーはすでにボブ・フラニガンひとり。しかしこのアルバムは80'sな音色を取り込み、鮮やかに甦った1枚なのです。ドナルド・フェイゲン「I.G.Y.」「Maxine」やスティーヴィー・ワンダー「Do I Do !」と選曲もツボを突いてきます! 他にも「We’re In This Love Together」などエレピ多用のウォームなサウンドはAORファンも無視できません!.
収録曲・データ
【曲目】We’re In This Love Together / Sailing / I.G.Y. / What is Life? / Do I Do // Route 66 / Maxine / Sunshine Of My Life / Sophisticated Suite
ジャズ・ピアニスト、ハル・シェーファーと奥さんで女性ヴォーカリスト、リー・シェーファーの小粋さがほとばしる仲睦まじいコラボアルバム。ピアノジャズと静謐な美しいヴォーカルナンバーが交互します。彼女にはジム・ホールと共演したアルバム「A Girl And A Guitar」という悶絶もののソロ作品がありますが、残した録音が少なすぎる! 本作でも素晴らしく透明な歌をきかせてくれます。.
もともとはジェリー・ロスの後押しでデビューしたブルーアイドソウルグループ。2枚あるアルバムは何故かどちらも「The Mob」というグループ名のみ。本作が4年ぶりのセカンドにしてラスト。プロデュースはボーンズ・ハウ。デビュー当時よりもぐっとメロウ度ファンク度ともに増した音になってます。ネッド・ドヒニーの「Get It Up For Love」やバリー・マン作「When You Get Right Down To It」などカヴァーも最高。.
収録曲・データ
【曲目】All The Dudes Are Dancing / Get It Up For Love / S.Y.A. / Hot Music / Rock And Roller // Can't Stop This Love Song / When You Get Right Down To It / Magical Lady / Just One Good Woman / Who's Foolin' Who?
ニック・ロウの人気を決定づけた必殺ポップ「Cruel To Be Kind(恋する二人)」収録のセカンド。パンクやNW全盛期に、ちょっぴり甘いオールディーズ味がまぶされたこんな傑作を残した彼はやっぱりかっこいい! 「Dose of You」もいい曲だなあ。パワーポップという言葉には収まりきらない音楽的滋養を抱え、この翌年、快調を維持したままロックパイルのアルバムへと向かいます。.
収録曲・データ
【曲目】Cruel To Be Kind / Cracking Up / Big Kick, Plain Scrap! / Born Fighter / You Make Me / Skin Deep // Switchboard Susan / Endless Grey Ribbon / Without Love / Dose Of You / Love So Fine
【曲目】There's A Secret Goin' On / Lying To Me You / Take Your Music To The People / Good Friend Of Mine / Run Eddie Run // I Only Wanted To Know Your Name / Time Is Love / Sidney / Beautiful Love Between Beautiful People / Rock Me Baby / I'll Come Ridin
【曲目】Winter Has Me In It's Grip / La La Love / Homeless Brother / Sunshine Life For Me (Sail Away Raymond) / The Legend Of Andrew McCrew // Wondeful Baby / You Have Lived / Great Big Man / Tangled (Like A Spider In Her Hair) / Crying In A Chapel / Did You Know
実現していそうでしてなかった巨人同士の組み合わせ。ぐいぐいスイングさせるベイシーとは息があったシナトラですが、エリントンともじっくりと腰を落ち着けて臨みます。重心の低いアレンジに身を任せ、あの「Sunny」ですら荘厳なバラードに。しかし、ラストにエリントン楽団がダイナミックに爆発。それが「Come Back To Me」!「I Like The Sunrise」はフリー・デザインもカヴァーしているエリントンの名曲。.
これが4人だけの声なのか? 超絶技巧派コーラス集団が大所帯ビッグバンドをバックにノリノリに歌いまくる人気盤。A-1「Tangerine」から、もう人間技とは思えないコーラスで圧倒されます。ジョニ・ミッチェル「Chelsea Morning」や、あの有名な「You Are My Sunshine」も斬新な解釈&快演です! 卒倒します!.
収録曲・データ
【曲目】Tangerine / Laura / Lullaby Of The Leaves / You Are My Sunshine / Sophisticated Lady // A Beautiful Friendship / It Might As Well Be Spring / Chelsea Morning / Dindi / Pieces of Dreams
【曲目】Be Warm / Beautiful Friendship / Sunday In Savannah / The World Is Waiting For The Sunrise / Lorna’s Here / I’m Painting The Town Red // Wait Till The Sun Shines Willie / Better Luck Next Time / As Long As I Live / Statue Of Snow / My Future Just Passed / I’m In Love With Honorable Mr. So And So【Producer】Jack Tracy 【Arranger】Ralph Carmichael
映画「サタデーナイト・フィーバー」のサントラに本作から名曲「If I Can't Have You」が収録され、彼女をブレイクさせました。メロウで上質のディスコ/シティポップが揃っています。メンバーはジム・ケルトナー、ラス・カンケル、ダニー・クーチマー、リー・スクラーにローウェル・ジョージらウェストコーストの実力派たち。選曲よし、演奏よしなのです。.
セルジオ・メンデス・プロデュース。ブラジル’66の弟分的存在で、このメンバーで大阪万博にも来日。記念ライヴ盤も発売され、日本ではなじみの深いグループになりました。実は兄貴分に負けず劣らずセンスが良かったりして。ハーモニーが生っぽいところも魅力です。ファーストのA&M盤同様、こちらのセカンドBlue Thumb盤でも鋭い選曲が光ります。「Spinning Wheel」「Don't Go Breaking My Heart」「Girl Talk」など、捨て曲なしの好内容。この音の粒立ちはアナログでこそ!.
収録曲・データ
【曲目】Spinning Wheel / Zazueira / Girl Talk / The Night Has A Thousand Eyes / What A Pity // With Your Love Now / Open Your Arms / Elenor Rigby / Don't Go Breaking My Heart / Blackbird
もっともディスコAORに接近した時期と言っていいでしょう。ブラジル’88名義ですが、マイケル・センベロ、ネイサン・ワッツらをメンバーとして制作。作曲とギターと、センベロが大いに貢献した作品です。歯切れのいいギターリフが印象的な「Yes I Love You」が最高です! トロピカルなフレイヴァーがたまらない「Lonely Woman」もグレイト!.