クライヴ・デイヴィスがAristaの社長に就任した際、前身のBellから継続して契約したのはメリサ・マンチェスターとバリー・マニロウだけだったとのこと。その強い信頼に応えたバリーの最大のヒット作。なんといってもディスコサンバの名曲「Copacabana」収録なんですが、じつはこの曲は全米チャートでは8位が最高。全米ナンバーワンにはなってないのですね(アルバムから最大のヒットは「Can’t Smile Without You」で3位)。.
Copacabana.
Can’t Smile Without You.
I Just Want To Be The One In Your Life.Waikikiレコードの7インチを良い状態で手に入れることは、もはやハワイでは至難のわざ。アメリカの観光客が本土に買って帰って数十年眠っていたものがときどき出土するのを待つしかないのかも。これもそんな1枚です。ジャズ味をたたえた豊かな演奏。すぐ近くで演奏しているような録音。どこをとっても素晴らしいです。.
Kalena Kai .
Hukilau.「If You Wanna Be Happy」でおなじみのジミー・ソウル。こちらもオールディーズR&B風味の強いシングルでゴキゲンです。女性コーラスの合いの手がばっちり決まってます。ドカチャカしたドラムがかっこいい! B面は泣けるソウルバラード。.
Twistin' Matilda (And The Channel).
I Can't Hold Out Any Longer.「ティキ・トランポーテーション・カンパニー」とは、ハワイの観光ハイヤーサービス会社のことみたいです。その会社専属の楽団ということは、彼らはもしかして運転手さんたち? それにしちゃ演奏も歌もうまくないですか? ホテルやラウンジの演奏で稼ぎ、レコーディングを数多く残すプロフェッショナルたちの音楽ではなく、ハワイの日常で育まれた楽しくてダンサブルでスウィートな副業音楽がここに!.
Holo Holo Kaa.
Ginger Lei.
Singing Bamboo.スタイリッシュなジャズコンボで、心地よくダンス。「Campus Hop」とは大学の学生パーティーのこと。この時代の若者たちはすでにロックンロールも聴いてますから、ジャズも踊れるやつでないといけません。それでもクールにアンサンブルをアレンジしてみせるのが、さすがの才人! 裏テーマは作曲家ハリー・ウォーレン作品集です。LIVING STEREO。.
Java Junction.
You’re My Everything.
Summer Night.マルチリード奏者はジャズ界にはわりといますが、トランペットもサックス(各種)も吹けてしまうという才能は異例。初リーダー作から10年越しでリリースされたこのセカンドアルバムでは、モードジャズの影響を強く受けた刺激的なサウンドを展開しています。「ノルウェーの森」のカヴァーがすごい迫力で驚きます。.
Norwegian Wood.
E Flat Tuba G.
Horizons.90年代の本邦サイバーオカルトとメディアアートの地下水脈で暗躍した音楽家、ヘンリー川原の異形な作品群を追った初のアーカイブ・リリース。企画から10余年の封印を解き、今ここにヘンリー川原を問う! 90年代前半におびただしい数の作品を発表した後、表舞台から姿を消したこのアウトサイダー作家を、メディアアートで活動を共にした沖啓介の寄稿と、その作品を果敢に送り出した八幡書店の社主かつ本邦オカルト界のフィクサー、武田崇元のインタビューを交えて検証する(作品解説は江村幸紀)。今のアート文脈から無きものとして存在を抹消されるのなら、われわれがその記録を残すのみだ(レーベル解説より)。3CD版です。DISC2とDISC3はCDのみのボーナス音源。.
アールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻。高橋悠治と藤枝守のマックを用いたコンピューターシステムの共演。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源が交錯。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示している。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。 .
20年代よりジャズ・ヴァイオリニストとして最高の評価を欲しいままにしていたジョー・ヴェヌーティ。70年代にイタリアに渡り、かの地で知られざる名盤を残します。これはその中でも代表作。齢70を越えてなお若々しく張りのある音色が、スウィンギーな演奏に支えられ弾けます! 数曲で飛び出すリノ・パトゥルーノのスキャットも最高。イタリア盤がオリジナル。音がいいです!.
Joe & Lino.
Sweet Georgia Brown.
After You've Gone.ジョン・クレマーのメロウフュージョン盤! ハーヴィー・メイソン&チャック・ドマニコという抜群のリズム隊、そして本作では浮遊感満点のエレピを聴かせてくれるミルチョ・レヴィエフが重要かと。ブルガリア出身の彼がもたらすセンスが、サウンドに独特の魅力を与えています。.
Lovin’ Feelings.
Caress.
Lifestyle.1940年代からポピュラーシンガーとして活躍してきた彼女の挑戦。ジャック・ゴールドのプロデュースで、ヤングポップを歌った作品です。アルバム幕開けはカントリーっぽいですが、「Winchester Cathedral」でニッコリ。そして、ジェリー・ロス作の「Somewhere There's Love」でビックリ。この曲、完全にトニー・ハッチの流儀ですよ!.
ウィンチェスターの鐘.
Somewhere There's Love.
You Don’t Have To Say You Love Me.日系二世シンガー。生まれも育ちもカリフォルニア。ブロードウェイ・ミュージカル「Flower Drum Song」のオリジナルキャストに抜擢され、スターへの道を切り開きました。このアルバムのときが25 歳。若さと可能性に満ちた歌声を聴かせます。英語の発音もバッチリ。アンリ・レネのアレンジも、ビッグバンド、オーケストラを使い分けたカラフルなもの。.
From This Moment On.
A Sunday Kind Of Love.
The Song From Moulin Rouge.ジャズ〜映画音楽などでも活躍するピアニスト/アレンジャー/コンダクター、アンドレ・プレヴィン。そんな彼が指揮するオーケストラが恋に関する曲ばかり演奏したムーディな1枚。さすがサントラにもたずさわるだけあって、緩急のついたアレンジが上手! ラスト曲「I Love A Piano」での彼の軽やかなプレイに思わず笑みがこぼれます。.
Like Love.
At Long Last Love.
I Love A Piano.イギリスを代表するストリングスオーケストラ。愛と人生をテーマにしたスウィートでドリーミーな作品集です。シャンソンが多めに選曲されていますね。「Melodie D’Amour」がサンバとボサノヴァのあいの子的なリズム解釈になっていて、流行の取り入れ方が早いなと感心します。まだこれを聴いたアメリカ人は“ボサノヴァ”という言葉すらほとんど知らなかったでしょうから。.
Melodie D’Amour .
Vivre (Love Of My Life).
Plaisir D’Amour .1897年生まれのジャズ先駆者のひとり。クラリネットやソプラノ・サックスをソロ楽器として駆使し、ジャズのアドリブへと発展させていった先人でした。本作は彼の晩年(といってもまだ60代手前)である1956年にパリのスタジオでレコーディングした演奏を収めています。サミー・プライス率いるバックバンドの演奏も勢いがあり、ベシェも元気なクラリネットを聴かせてくれます。.
Saint Louis Blues.
The Darktown Strutter’s Ball.
Jazz Me Blues.デヴィッド・ラフィンやエディ・ケンドリックスよりも通算では同じくらいテンプテーションズを支えたリードシンガー、デニス・エドワーズの(二度目の)復帰作。完全にきらびやかな80sブラコン仕様で、往年のモータウンサウンドとはずいぶん違いますが、コーラスをちゃんと活かし、テンプス風味は残したアレンジになっています。デニスの歌声はやはり力強いです。「I Wonder Who She’s Seeing Now」で聴こえるハーモニカはスティーヴィー・ワンダー。.
I Wonder Who She’s Seeing Now.
Do You Wanna Go With Me.
Look What You Started.大ヒットアルバム「Private Eyes」から、タイトル曲、「I Can’t Go For That」の2曲連続ナンバーワンに続くサードシングル。甘酸っぱくきらめいた曲調と、やっぱり歌詞の言葉使いのユニークさが際立ちます。.
Did It In A Minute.
Head Above Water.ブラスをふんだんに使い、ビートも立ったVerve時代のジミー・スミス。Blue Note時代よりもさらにR&B的なセンスを前面に出してます。モッドなオルガンのお手本とはこの時代の彼のプレイのことを言うはず。パーティーロックンロール風に盛り上がる「Theme From Any Number Can Win」みたいなナンバーは、Blue Noteではやれなかったでしょうね。「The Cat」でポップシーンにもブレークする前夜。.
Theme From Any Number Can Win.
What’d I Say.
You Came A Long Way From St. Louis.デビューは1981年。自主レーベルからのリリースで、カリフォルニアのフォークシーンで淡々と活動を続けていた人です。これがセカンドで、こちらも同じ自分のレーベルから。4年が経過しても流行にいっさいまどわされない音楽性は変わらず。気の合う音楽仲間たちとグッドタイミーに自分の好きな歌を歌ってます。ちょっとジャズ&ジャイヴ味があるのもいいですね。.
Don’t Worry, Be Happy!.
My Moment Will Come.
Clyde Hayes.生前のラストアルバム「Look At The Fool」からのシングルカット。コーラスとハンドクラップがあるのでポップだという判断だったのでしょうね。彼のアルバムでもっともファンキーで、捨て鉢な人生のしめくくりとしてはあまりにかっこいい曲じゃないですか! レア!.
Wanda Lu.NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.
Funny Papers.
Humor Me.
Ariel.マイアミディスコの立役者ウェイン・ケーシーことK.C.率いるバンド。これがデビューアルバムです。全米の人気者というイメージですが、アメリカでの本格ブレイクは次作から。このファーストを先に認めて歓迎したのはイギリスでした。ここから「Queen Of Clubs」が全英7位のチャートヒット。K.C.の快進撃の礎となりました。.
Do It Good.
Sound Your Funky Horn.
Queen Of Clubs.実はこれが一番好きという人も多い74年のアルバム。アンディ・ニューマークやウィリー・ウィークスが演奏に参加したことで、ぐっとタイトなサウンドに。めちゃくちゃ洗練された都会的な演奏に、彼のいじけた声。その組み合わせのひりひりした感じがもっとも高い一枚。「Louisiana 1927」は、ファンに人気の高い名曲ですね。.
Louisiana 1927.
Mr. President.
Rednecks.ナッシュヴィルの名手たちが一同に介し、76年から2年越しで行ったリラクシンなセッションアルバム。バンマスは全曲に参加しているヴァッサー・クレメンツということになるでしょうね。ひけらかしているわけでもないのに、いやでもそのテクニックに酔わされる。さりげなくて楽しい1枚。「I Wonder Where Are You Tonight」では歌声も。ナイスジャケ!.
Roanoke.
I Wonder Where Are You Tonight.
Roly Poly.時流を見逃さない男ハービー・マンがディスコ路線にふりきったアルバムです。自身の十八番「Comin’ Home Baby」ミーターズ「Hey Pocky Away」やルー・リード「Walk On The Wild Side」などをディスコフュージョン化。女性コーラスを大々的にフィーチャーし、自身も歌います。これだけ堂々とナンパにやられたら気持ちいいものです。.
Comin’ Home Baby.
Hey Pocky Away.
Walk On The Wild Side.おれら愉快なノスタルジック狂。イギリスのグレイト・ダンスバンド。ノスタルジックアイテムの基本的、理想的名盤。ハード・ロック大全盛期の英国でこの音を残していたんですよ。こっちの方がはるかにロック精神を感じますね! あ、彼らのサウンド自体はロックじゃなくマジで素敵なオールドタイミーものなので、誤解しないでくださいませ。.
Paddin' Madelin' Home.
Love In Bloom.
Nagasaki.フェアポート・コンヴェンションのツアー・サポートを通して注目を集めたことから、メンバーの協力を得て制作されたデビュー作。アメリカ的なホーボーっぽい資質と、イギリス人としてのトラッドへの愛情が垣間見える名作。英国的な“くもり”のかかった端正なヴォーカルは、いつもはるかな景色を見せてくれるのです。.
Sometimes.
Scarlet And Grey.
Nursery Tale.大ベテランのジャズマン、ライオネル・ハンプトンがソウルジャズモードに対応すべく奮闘したのが、70年代前半のBrunswick時代。この時期はどのアルバムもかっこいいんですが、彼自身を含めヴォーカル・ナンバー中心の本作は、その存在感が際立っています。なんといっても彼自身が歌う「Light My Fire」の異色ファンキー・アレンジ! なかなか見かけない一枚です!.
Light My Fire.
Them Changes.
You Got A Friend.西海岸のポピュラー音楽界で長くキャリアを積んだ歴戦のアレンジャー、ラルフ・カーマイケルは徐々にレリジャス・フィールドに活動の場を移します。若いコンポーザー、カート・カイザーとヤングコーラスをしたがえて制作した本作は、ミュージカル形式のクリスチャンソフトロック! リズム・セクションの超ファンキーな展開やめくるめくコーラスの鮮やかさにクラクラ!.
We’re On Our Way.
From Out Here.
Natural High.のちにグレン・キャンベルの専属アレンジャーとして大成するピアニストです。彼がA&Mに残していたスペーシーロック&オリエンタルエキゾのシングル! こんなのがまだまだあるからシングルの世界はやっぱり深いです。.
The Moon Racers.
Maid In Japan.