【曲目】Dear Companion / My Mother Chose My Husband / Girl Of Constant Sorrow / Vranyanka / Ben's Lullaby / The Bonnie Lass Of Kenmore Town // When I Was In My Prime / Ah! Si Mon Moine / Blues Jumped A Rabbit / Dink's Song / Vertsa Dievcha / The Cruel Mother
極上のディスコファンクとセクシージャケットで70年代に大ヒット作を連発した彼ら。本作にもR&Bチャート1位の「Who’s She Coo」を収録。ノーティで下世話、でも随所に洗練されたリフやキャッチーなメロディがあって彼らをポップフィールドにもアピールしていましたし、トリッキーな構成や深いファンクセンスではマニアもうならせました。メロウナンバーもスウィートでうまいのです。.
その美声は「カリブのナット・キング・コール」とも言われた人です。カリブ時代の「Love」などがカリプソDJにも好んでプレイされています。本作は彼に注目したアメリカのメジャーレーベルからの唯一のリリース。さすがにちょっとかしこまって歌ってますが、冒頭の「On A Clear Day」や「What Now My Love」あたりのはずむ感覚はさすが!.
【曲目】Temptation / By The Waters Of Minnetonka / Adieu Tristesse / Jungle Drums / Hymn To The Sun / Babalu // Old Devil Moon / Baia / Moon Of Manakoora / Misirlou / Flamingo / Caravan
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても「大人の音楽(AOR)」は成立するという好例。.
ベートーヴェンの「第九」にひっかけた通算9作目。乗りにに乗っていた時期だということに加え、66年あたりから強まってきた洗練のソフトロック/ボッサ・テイストも充実。ロジャー・ニコルズの「Love So Fine」(おそらくこれが初演)が人気なのはもちろんのこと。「My Heart Belongs To Daddy」も光ってます。ラストは”ティファナ・ブラス・メドレー”の趣。.
収録曲・データ
【曲目】A Banda / My Heart Belongs To Daddy / The Trolley Song / The Happening / Bud / Love So Fine // The Love Nest / With A Little Help From My Friends / Flea Bag / Cowboys And Indians / Carmen
ホリーリッジ・ストリングスによるビートルズ楽曲集の3枚目。「Michelle」「Nowhere Man」「Norwegian Wood」「Girl」など、少し愁いを漂わせ始めた中期ビートルズのナンバーが選ばれています。1曲目が「The Night Before」というのが渋い。透明感の高い流麗なサウンドが、メロディアスな旋律を引き立てます。プロデュースとアレンジは、もちろんスチュ・フィリップス。.
収録曲・データ
【曲目】The Night Before / Yesterday / Ticket To Ride / Norwegian Wood / Michelle / Help! // Day Tripper / Nowhere Man / And I Love Her / Girl / We Can Work It Out
すでにこの時点で四半世紀に及ぶキャリアを共に過ごしてきたおしどりジャズヴォーカルデュオ。80年の本作はブラジリアンフレイヴァーあふれる自作曲「Just A Little Time」で幕開け。星と夜空とブラジリアンサウンドの取り合わせがドリーミーです。ポール・ジョンソンのヴィブラフォンが全編で印象的。.
ブラジリアンフュージョン+AOR女性ヴォーカルという最高に気持ちいい一枚。翌年リリースのセカンド共々、ずっと人気盤です。大人びた歌声のサウダージAOR。レコーディングはNY。ジェイムス・テイラー「Don't Let Me Be Lonley Tonight」も、ジャズフレイヴァーの心地よいシティメロウに変身。今こそしっくりくるサウンドです。.
収録曲・データ
【曲目】Brincadera / Initial Thrill / Doce Doce / Sim Ou Nao // Don't Let Me Be Lonely Tonight / Sina / Cruisin' / Captivated / Missing You
もともとチルドレンドゥーワップとして出発した彼らを、見事にポップスの世界で生まれ変わらせたのはプロデュースとアレンジ、楽曲提供のテディ・ランダッツォでした。本作でも4曲を提供、そしてそれらの制作を手掛けています。ミュージカル「HAIR」からの「Easy To Be Hard」も見事なスウィートソウルに! ソフトロックの文脈でも聞いてほしい傑作です。.
収録曲・データ
【曲目】Out Of Sight, Out Of Mind / Easy To Be Hard / I Look At You / You Bring Me Down / Let The Sunshine In // Summer's Comin' In / Love That Dies / Goodbye Goodtimes / The Ride / The Ten Commandments Of Love
「雨に微笑みを」などのヒットの勢いのまま、76年に制作された充実の1枚。レッキングクルーやナイジェル・オルセンらを従え、70年代ポップのお手本のような好ナンバーを次々に披露。メタ・ルースのカヴァーでレアグルーヴDJには知られる情熱のダンスナンバー「Here We Are Falling In Love Again」収録。ラテンポップ「Summer Nights」もゆったり踊れて最高です。.
きちんとジャズの世界で生きてきたアレンジャーがロックの心を持ってしまった。パット・ウィリアムスのこの時期の作品を聴くと、そんな感想を持ってしまいます。「Get Back」「青い影」「River Deep - Mountain High」などロックのカヴァーを採り上げた本作。リズムの暴れ方は確実に“ロック”です。とりわけニルソンの「Don't Leave Me」は秀逸!.
収録曲・データ
【曲目】Get Back / I Will Wait For Love / Son Of A Preacher Man / Whiter Shade Of Pale / Joy, Joy // Don’t Leave Me / River Deep - Mountain High / Cathrine / Ponteio / Variations On An Autumn Theme
長いキャリアをジャズスタンダード歌手として過ごしてきた大ベテラン。低く深い声を活かして彼が正面から70年代ソウルに取組んだ意欲作です。両面アタマがギャンブル&ハフの作品というあたりにも気合いが現れています。最高なのはサニーなグルーヴで大いに盛り上がるタイトル曲「All My Life」。男の色気がぎゅっと濃縮されて伝わってきます。.
収録曲・データ
【曲目】I Wantcha Baby / All My Life / I Love Makin' Love To You / Baby I'm The One // When Love Is New / One Broken Heart / All I Need Is You Tonight / This Is What You Mean To Me
オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。“File Under : Sad Songs”を標榜し、数ある戦前ティン・パン・アレイ〜50年代ポピュラー・ソングのなかでも、とにかく美しい、泣ける曲をだけを選りすぐったファーストに比べ、若干たのしげな曲も含み、妖しいキャバレー感覚も増大しました。Hannibalからアメリカでも流通したファーストとは違い、セカンド、サードは自国と一部ヨーロッパで流通したのみ。そしてこちらはオランダ国内のみで流通したと思しき別ジャケ盤! 耽美!.
収録曲・データ
【曲目】Street Of Dreams / Trav’lin’ All Alone / Walkin’ By The River / Who Walks In When I Walk Out? / Who Needs You? / Beguine Des Reves Brises // Voz De Cabo Verde / You Let Me Down / I’m Painting The Town Red / More Than You Know / Dark Side Of The Road / Lonely Avenue / Only The Lonely
ビッグバンド・スイングの巨匠カウント・ベイシーの“ウィズ・ストリングス”アルバム。クインシー・ジョーンズがオーケストラ・アレンジ3曲で参加、ベン・ウェブスターが「Blue And Sentimental」で素晴らしいソロを聴かせるなど、随所にハッとさせられる部分があります。.
収録曲・データ
【曲目】Summertime / Song Of The Islands / Stringing The Blues / The One I Love / Blue And Sentimental // Blues Bittersweet / Poor Butterfly / These Foolish Things / She’s Funny That Way / Sweet Lorraine
リヴァプール生まれのイギリス人エンターティナー。アメリカでいうとフランク・シナトラとサミー・デイヴィス・ジュニアを合わせたような個性といえばいい感じかなと思います。ロンドンの名クラブでのライブパフォーマンス。1曲目が「Long Time No See(おひさしぶり)」だなんて、彼の人気と自信のほどがわかりますね。ビートルズの「Wait」カヴァーは珍しいです。抜群のリズム感とエンタメ精神!.
【曲目】Everything I’ve Got / Nobody’s Heart / Here’s A Hand / Careless Rhapsody / Jupiter Forbid / Wait Till You See Him // I Got Rhythm / Embraceable You / Could You Use Me? / Bidin’ My Time / But Not For Me / Treat Me Rough
オリエンタル・エキゾものの中でも最高峰との誉れあり。遊びが楽しい「Nagasaki」みたいなぶっとんだナンバーがあったり、レイモンド・スコット作の「Mountain High, Valley Low」のアレンジのヤバさはもちろん、ペイシェンス&プルーデンス「Vary Nice Is Bali Bali」の作者でもあるレオン・ポベルが提供した「Yokohama Ferryboat」「Runaway Rickhaw」などのオリジナル・エキゾ曲の数々もすごい!.
収録曲・データ
【曲目】Song Of India - Beggar’s Procession / Yokohama Ferryboat / Rain In Rangoon / Madam Sloe Gin’s / The Girl Friend Of Whirling Dervish / Mountain High, Valley Low // Scheherazade / Limehouse Blues / Night Of The Tiger / Nagasaki / Train To Ranchipur / Runaway Rickshaw