トッド・ラングレンのプロデュースで知られるNYのポップロック・グループ。ピエロ・メイク(ある意味、KISSの先駆け)のイメージが強くて、ちょっと損しているかも。NYの伝統(ドゥーワップやナイーヴなポップス)を隠し持ったサウンドには、素直に好感が持てますし。トッドはプロデュースだけでなく自分の名曲「Just One Victory」もプレゼントしています。まずは試聴から。.
収録曲・データ
【曲目】Future Shock / Finger Poppin' Time / Take The Love In Your Body / Destiny / Ripped Again // Listen To Your Heart / Creego / Cry Baby / Just One Victory / How High Is The Moon / Save A Dance For Me
パワーポップ超名曲「Whenever You're On My Mind」を含む83年リリースのセカンド・アルバム。弟のロバートを含むトリオ編成で、プロデュースはスティーヴ・リリーホワイト(当時のこの人らしい音です)。シンプルで力強いナイスポップチューンがつまっています。このエコー感も時代を超えてまた耳馴染みよくなってきました。.
天才エミット・ローズが率いたグループ、メリー・ゴー・ラウンド、唯一のアルバムです。1950年生まれのエミットはこのときまだ17歳。あどけなさの残る顔つきで、鋭さの冴え渡る名曲を次々に生み出しています。その圧倒的な才能と自信、ビートルズの影響を、バンド感を保ちながら、もっともクリエイティヴに発展させた存在だったと言えます。「Time Will Show Them Wiser」は、初期のフェアポート・コンヴェンションも採り上げています。オリジナル盤は、すっかり入手難になりました。.
ファーストよりも青春度数の上昇したセカンド。「これが一番好き!」という人は多いはず。今でも現役で活動している彼らは、まさにアメリカン・パワーポップの星です。ラモーンズとは同名異曲の青春ポップなA-2「I Wanna Be Your Boyfriend」やB-1「Fallin' In Love」をはじめ、名曲ばかり揃ってます !レモン・ツイッグスのファンにもおすすめ!.
サード。「Pulling Mussels (From The Shell)」「Another Nail In My Heart」といった人気曲を収録。いかにもニューウェイヴ的な尖り方が後退し、ストレートなポップ・フィーリングが前面に出てきたアルバムです(それでもコード進行とか曲の構造はめちゃくちゃ複雑!)。曲者ジュールズ・ホランドはここでいったん脱退します。スインギーな名曲「Wrong Side Of The Moon」がジュールスの置き土産。.