お茶の間向きテレビ放送で大変な人気を誇った音楽家、ローレンス・ウェルクが送り出したアメリカン・スウィートハートな4姉妹。あどけなさと落ち着きを兼ね備えたラブリーなハーモニーが特徴です。当時の人気ポップソングを歌ったオリジナル盤。ベスト盤ではありません。「Harbor Lights」「Tumbling Tumbleweeds」などをミルト・ロジャースのアレンジでとても優雅に歌います。柔らかいハーモニーにとろけそう。「You Are My Sunshine」がスウィンギーでGood!.
You Are My Sunshine.
Harbor Lights.
Among My Souvenirs.フィリーソウルの屋台骨を半世紀以上にわたって支え続け、2019年にキャリアを終了したオージェイズ。70年代は彼らの絶頂期。フィリーのしゃれたサウンドに身を任せていても歌から気骨が伝わってくるのが彼らのよさです。盟友ギャンブル&ハフ、新世代の才能マクファーデン&ホワイトヘッド、そして彼ら自身のプロデュース。「We’re All In This Thing Together」はサヴァンナ・バンドのフィールもあってすごくいいです。.
Travelin’ At The Speed Of Thought.
We’re All In This Thing Together.
Work On Me.イギリスの新世代ロカビリアン。若くてさわやかなプレスリーみたい。本国での大ヒット曲「You Drive Me Crazy」は最近日本でもCMで使われてましたね。現代版プレスリーみたいな感じ(歌声はだいぶ線が細いですが)で、プレスリーに歌わせてみたかったカヴァーとか、いいんですよね。アーマ・トーマスの「It’s Raining」とか、NRBQの「Don’t She Look Good」とかね。.
You Drive Me Crazy.
It’s Raining.
Don’t She Look Good.ロッド・スチュワート「セイリング」のオリジネーターとしても有名な彼らですが、イギリス的なくもりとウェストコースとへの憧れをうまく調和させたサウンドは、どの作品でも安定のよさ。時代を反映してシティポップ感覚を増してきた本作も、とてもいいのです。すごくおしゃれなわけじゃないけど気が利いてて、70年代ポップス好きの琴線に触れるのです。.
Dark Powers.
Something’s Burning.
Slipstream.アーリー60sを代表するパーティー・ロックンロール「Shout! Shout!」のオリジネイター、アーニー・マレスカ唯一のアルバム! ソングライターとしてもバーナデット・キャロル「Party Girl」を手掛けるなど高い才能の持ち主であったマレスカ。本作だって全曲自作です。いなせでC調なプレイボーイを気取るには才能がありすぎた? ポップスの体裁を取りながら、どこかその型から外れてしまう不敵さが耳に残ります。オリジナルフォーマットに忠実なUK盤リイシューです。.
Shout! Shout!.
I Don’t Know Why.
Mary Jane.「Lover’s Holiday」(31位)「Soulshake」(37位)などのポップソウル・ヒットを持つ男女デュオ。ふたりでリリースしたセカンド・アルバムです。ここからは目立ったヒットは出ませんでしたが、あふれるヤングソウルに陰りはありません。エレクトリックシタールを多用したアレンジがこの時代らしくて印象的ですね。.
Lover’s Heaven.
Over The Hill Underground.
Sugarmaker.これが噂の浄土ダブ・ニューエイジ・ベース! ほのかに草の香り漂う涅槃用BGMでフワフワ と白昼夢体験。アンビエント ニューエイジなシンセ・エレクトロニクスを天然のエスニックさでダブ レゲエっぽく処理してしまう、欧米勢にもない感覚を宿すナチュラルハイ無添加チルアウト決定盤! YEN Monad期の細野晴臣が2010sベースシーンに登場したら、こんな感じだったかも!.
泡 Hou.
天 Ten.
草 Sou.80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする彼女は、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。ヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。新作を収録した、より抽象的で電子音楽寄りの『第2集』。.
Degenerating Human.
Decay Mode.
Undeciphered Distress.R&Bのセンスを持ち、おおらかでキャッチーなフィーリングでジャズを気持ちよく歌って来た彼女。主戦場であったCapitolを離れ、United Artistsに吹き込んだアルバムです。時代の変化を受け、よりブルージーかつR&B的なナンバーが増えた印象ですね。あっけらかんとしていても情感は深い。なにより、こんな風に歌えたら最高だなと思ってしまいます。.
I Gotta Do.
Early In The Morning.
Massachusetts.『Calla(カーラ)』は、彼女の幼少期からの体験と記憶のかけらを、音に、作曲に、歌に、編曲に、細かく丁寧に転写していくことでひとつの世界を「結晶」のように出現させる。内省的なこのアルバムは、自己のエクストリームさを主張することよりも、アオシスのような憩いを共有することの意味を無言で提案している。温かく輝き、優しくきらめき、喚起的でエモーショナルな、簡潔で愛らしい珠玉の作品集。前作「Orca」同様にDan Shuttがプロデュース、Illicit Tsuboiがミキシングを手掛けたセカンド・アルバム。.
Milk White Steed.
If (Calla Version).
Aloha.アニタ・カーとの共同作業で世界的な大ヒットとなった「海」シリーズとリンクした67年のアルバム。コンセプトは、ヨーロッパの楽曲、もしくはヨーロッパ的旅情を持つオリジナル曲で固めるというものです。アニタ・カーが書いた「海」のテーマメロディを繰り返し用いながら「The Ever Constant Sea」や「海」からの朗読をセルフ・カヴァーしており、もう一つの「海」としても楽しめます。アレンジはアニタ・カー。とてもロマンチックな内容です。.
The Ever Constant Sea.
Like A Child.
Baby Be My Love.ともにタヒチの音楽家。A面にオーギー・ゴーピル&ヒズ・ロイヤル・タヒチアンズの演奏、B面にはそのオーギー・ゴーピルのバンドでパーカッションを担当することも多いサーストン・ヌードソンとの共演での音源を収録。タヒチもまた楽園と称される場所。ハワイアンと近似値の音楽が聞こえるA面。コーラスやジャズ味が醸し出すエキゾセンスにもご注目を。B面は打楽器が百花繚乱するダイナミックな世界です。.
O Tahiti.
My Miri.
Orare Orare.レノン・シスターズがアイビールックに身を包んでフォークギターを手に持って。彼女たちのキャリアでは異色の1枚です。シンギング・ナンの大ヒット「ドミニク」のカヴァーが表題曲です。「天使のハンマー」など当時親しまれたフォークソングだけでなく、「Banana Boat Song」などカリプソもフォークの範疇にしてるのがポイント。.
ドミニク.
The Banana Boat Song.
天使のハンマー.ニューオリンズR&Bの探索と研究において70年代の日本のマニアたちは圧倒的な情報量を持っていたことがわかります。日本編集のニューオリンズ/ルイジアナR&Bコンピレーション、Imperialレコードに残された音源に特化しての第2集。50年代から60年代初等の濃ゆいところをとことん掘り尽くします。解説は櫻井ユタカさん。.
It’s So Peaceful.
Keeper Of My Heart.
Sick And Tired.今なおスウェーデンの人気歌手として活躍するリル・リンドフォルシュ。60年代のアルバムにはガールポップ的な魅力もありますし、年齢を重ねてからも趣味よく同時代のポップセンスをとりいれています。スティーヴィー・ワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life」のスウェーデン語カヴァーも落ち着きがあっていいですね。大人の女性のたたずまいがある北欧シティポップ。.
Du Ar Det Varmaste Jag Har (You Are The Sunshine Of My Life).
Musik Ska Buggas Utav Gladje.
Vinden Drar.近年はハワイで暮らしたジェシ・コリン・ヤング。そのことを何となく連想させるオーシャン系AORの名曲「Slow And Easy」収録のアルバムです。続く「Maui Sunrise」もしっとりとした潮風を頬に受けるようなソフト・ブリージーなナンバー。B面の組曲的な展開も◎。ハワイへの憧憬あふれるオーシャン系名盤です。.
Slow And Easy.
Maui Sunrise.
American Dream Suite.101ストリングスのエキゾチカ・アルバム。意外とありそうでないんです。ラテンのリズムやメロディを交えつつ、優雅な南洋感でおもてなし。「Samba For Sophia」はソフィア・ローレンに捧げた曲でしょうか。厚みのあるストリングスが宙を舞う感覚が素敵です。.
La Paloma.
Samba For Sophia.
Exotic Night.1966年にはムッシュは4枚のアルバムを制作。62〜65年までの3年間は年2作品でした。ここへ来て俄然ホットになってきたことがわかります。かくして充実期へと歩みを始めたカラベリ。世界進出が視野に入って来たのか、フランスのみならず英米のヒット曲でレパートリーを構成。コーラスの女性達も歌詞を歌わず、オブリガートのメロディ歌唱に終始しています。ミュゼットを交えるB1のシャンソン的な編曲には、独自の美意識が冴えます。手応え充分の内容です。.
Love Me, Please Love Me.
Un Homme Et Une Femme.
Paris En Colere.ハンガリー生まれのジャズ・ギタリストとして60年代にフランス録音のアルバムを二枚残しているこの人。実はもともとの手習いはヴァイオリンでした。Flying Dutchmanの傍系としてボブ・シールが立ち上げたレーベルで、NYの腕利きたちとモダンなバックで録音した本作は基本がエレクトリック・ヴァイオリン。でも機械的じゃない、なまめかしくて色っぽい音です。一曲ギター。タイトル曲「I Love You」の見事なボッサに時を忘れそう。.
I Love You.
二人でお茶を.
Donna Lee.もともとはフォークロック仕立ての中近東出身夫婦デュオ。エスター・オファリムの神秘的な美貌と美声で、ヨーロッパを中心に大変な人気を誇りました。「Te Ador」は、ブラシが刻むボサノバに中東的な哀愁メロディがギターカッティングと共に立ち現れるというもの。クラブDJにも大いに注目された時期がありました。.
Te Ador.
True Love Can Never Die.
Hora.ひそやかで凛としていて。【Acid Folk】というジャンル分けも野暮に思えるほどの美しい佇まいを持つ男性デュオ唯一のアルバムです。むしろこれはモダンフォーク以前のトラディショナルなフォークに通じる道なのかも。古くは初期のビーチボーイズ、この時代ならフレッド・ニールのCapitol盤を手がけたニック・ヴェネットのプロデュース。フレッド・ニールやディノ・ヴァレンテに通じる、儚げで彼方を感じさせる味わいが見え隠れするのは、彼の手腕でしょうか。.
Kingswood Manor.
Just Like A Woman.
Tom Thumb’s Blues.4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.
Me And Mrs. Jones.
Summer Breeze.
Don’t Let Me Be Lonely Tonight.父デヴィッド・セヴィルの亡き跡を継いだのが実子ロス・バグダサリアン・ジュニア。彼が若いセンスで現代(1982年)のヒット曲をチョイスして、新生チップマンクスにカヴァーさせたアルバムです。レーベルのRCAに気を使ってか、同社のヒット曲が多いですが…。リック・スプリングフィールド「Jessie’s Girl」はやっぱり盛り上がりますね。.
Jessie's Girl.
Losing You (I Really Wanna Lose You).
Bette Davis Eyes.1945年のミュージカル映画「錨を上げて」ではジーン・ケリー、フランク・シナトラとも共演した歌える美人女優、キャスリン・グレイソン。ヴィブラートのきいたソプラノ・ヴォイスが印象的で、20世紀前半から半ばにかけてのアメリカの古き良き歌の雰囲気を濃厚にまとっています。彼女の1940年代後半の歌唱をまとめたLPです。.
Always.
Will You Remember?.
Smoke Gets In Your Eyes.ローレンス・ウェルク楽団の第一ヴァイオリンとして長く活躍した人です。長年にわたってウェルクのテレビ・ショーに出演し、お茶の間向けに艶やかな音色を響かせました。こちらは彼がハワイをテーマにした名曲を取り上げたアルバム。チャールズ・バット・ダントによるアレンジも南洋的な雰囲気を汲み取っていて聴き心地満点。.
Blue Hawaii.
Beyond The Reef.
Sayonara.ジョージ・ハリソンが自らのレーベルDark Horseで送り出した男性デュオ。ジョージがプロデュースし、全面的にバックアップしているのでバックアップメンバーはやたら豪華ですが、内容はギャラガー&ライルなどが好きな人に最適の秋色サウンド。ポップさとスワンプ色の入り交じってほろ酔いです。.
Gravy Train.
China Light.
Elly-May.デトロイトのR&B怪人アンドレ・ウィリアムスに見いだされたシカゴの高校生グループ。コーラスよりもダンスが得意だったと言われていますから、アーチー・ベル&ザ・ドレルズの先駆けみたいな感じですかね。全米ポップチャートでも上昇した「Twine Time」のヒットの勢いに乗じてのアルバム・リリース。小気味のいいダンス・ナンバーが揃っています。モコモコな音質なんですが、シーン全体の若さ、いなせなかっこよさはビンビンに伝わってきます!.
Twine Time.
Barracuda.
Do It One More Time.アメリカを代表するおしどり夫婦。アルバムが多すぎるのでどれから買うか? 60年代ビッグバンド風なら、「The Honeymoon Is Over」はどうですか? ジャッキー・パリス&アン・マリー・モスのキラーなヴァージョンもおなじみ「I Believe In You」や、「Come Back To Me」など、ビッグバンドの醍醐味を活かしたきらびやかなナンバーが多いのでオススメです。.
The Honeymoon Is Over.
Come Back To Me.
I Believe In You.ミネアポリス産レリジャスフォーク・アルバム。作曲家のリチャード・S・ウィルソンのプロジェクトで、彼がさまざまなシンガーを起用し、ビル・バーバーのアレンジャーで自作曲を歌ってもらっています。ジャズ、ロック、カントリー、フォークロックを自らジャンルに掲げているように、楽曲にはほどよくバラエティが。歌詞はキリスト教に準じた敬虔な内容ですが、ブリージーな「Noah Knew」やシンセ使いが印象的な「Simon The Magician」など聴きどころ多数。.
Noah Knew.
Jubal.
Simon The Magician.アイオワで結成され、サイケデリック文化華やかな時代のサンフランシスコに進出してレコードデビューをつかんだバンドです。これがファースト。オルガンとギターを軸としたファンキーでストレートなロック。B面には14分の曲もあるなど、音響効果に加えてジャム的な展開でサイケデリアを追求していくスタイルだったんでしょうね。A-1「Think」はジェームス・ブラウンのカヴァー!.
Think.
Cave Song.
Fast Days.