1955年に若くして衝撃的な死を遂げたジェームス・ディーン。その死の2年後に制作されたドキュメンタリー映画のサウンドトラックです。この映画といえば、名匠ロバート・アルトマンの修行時代の監督作品。リース・スティーヴンスのスコアはストリングス主体の荘厳なものでありながら、そこに50年代モダンジャズの緊張感をすこし交えてヒップなものにしています。デヴィッド・ストーンマーチンのアートワークも魅力的すぎる!.
Prelude.
Hollywood.
Testing The Limits Of Life.厭世的なムードをぷんぷんさせているのに、アメリカで長く支持された詩人にして作曲家にしてヴォーカリスト。決して美声ではないのに、この声に魅入られたら忘れられなくなります。本作は彼の自作曲を集めたアルバム。ロマンチックなものから、軽いカントリータッチまでありますが、乾いた憂いが全体を支配して唯一無二のムードにしてしまいます。.
Times Gone By.
I've Been To Town.
Yes.ラウンジ・ピアノの第一人者アーヴィング・フィールズ。切れ味のいいパッセージをドラムスではなくボンゴでエスコート。A-3のタイトル「The Night They Invented Champagne」そのままに、シャンペンの泡みたいに弾ける気持ち良さがあるダンス・ミュージックです。シャンペンはフランス物ということで、フランスの名曲が多くセレクトされているのも一興!.
Under Paris Skies.
The Night They Invented Champagne.
C’est Si Bon.カート・ベッチャー&ブルース・ジョンストンのプロデュース(カートはエンジニアリングも手掛けています)。ジョージ・カヤナスの相棒であったフィル・ピケットがバンドを離れていた時期に制作されたアルバムということもあって、ふたりの才人の手引きは心強かったでしょう。オーヴァー・プロデュースにならず、セイラーらしさがちゃんとある一枚に。でもコーラス・アレンジやディスコ趣味にはカート・ベッチャーの気配が。USでの発売はありませんでした。.
Stay With Me Now.
Romance.
My Girl (She Knows What To Do).1955年に結成。ボンゾ・ドッグ・バンドの成り立ちにも影響を与えた”本気度100%”ゆえに行き過ぎた英国オールドタイム紳士楽団テンペランス・セヴンのファースト・アルバム。オリジナルの7人にサックス奏者をゲストでひとり迎えたので「+1」。クリス・バーバーでは物足りなかったやつらが過去に突っ走ったわけですから、これはパンクな精神のオールドタイムだったわけです。全曲インスト。しぶきがほとばしるような演奏が最高ですよ。.
Tiger Rag.
I’m Forever Blowing Bubbles.
Abie, Abie, My Boy.70年代香港の人気バンド、シンガーによる英米欧のヒット・カヴァー集。当時の香港はまだイギリスの統治下にあったので英語で歌うことは自然でした。“Vol.7”というタイトルが示すように、こうした企画が受け入れられていたことがわかります。しかし、このアルバムの選曲はいいですね。イングランド・ダン&ジョン・フォード・コリー、シルヴァー、ワイルド・チェリーを試聴に入れましたが、他のカヴァーも味わい深いものから最高のファンクまで満腹になれます! 両面たっぷり17曲。今後の香港ではこうした企画はもはや生まれないだろうというのが残念です。.
I’d Really Love To See You Tonight.
Wham Bam Shang-A-Lang.
Play That Funky Music.1940〜50年代に活躍したスイング/リズム&ブルース系のジャズマンたちをフランスに招き、その伝統芸とセンスの真髄を記録したレーベルがBlack&Blue。モノクロのポートレートを基調としたジャケットにも「この人たちを忘れちゃいけませんよ」というメッセージがこもっていたと思います。名トランペッター、ハリー・エディスンが当時を知る同僚たちとニースで繰り広げたセッションです。.
Just Friends.
Sunday.
Gimme Some.ヘフティのサウンドトラックでLP化されたものは実は数えるほど。そのうちの貴重な一枚で、日本未公開に終わったがゆえにあまり脚光を浴びていないのが本作。いかにもサントラらしい美しい旋律だけでなく、つねにヒップなユーモアがある。ヘフティのそんなポリシーがうかがえるトラックは「Blues For Hopper」に「Tonight's The Night」……。ありすぎて列挙できません。流石です。.
Blues For Hopper.
Tonight's The Night.
Open House.パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダー・アルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
Organology.
The House Of The Rising Sun.
What The World Needs Now.ものすごくモダンなクルーナー、ソニー・ニコラスが軽くスイングする「Keep Your Eyes On The Hands」「Pirnces Pupule」、スチールギターの響きがまるでジャズの様なフレーズに聞こえるエミリー・デ・ロス・サントスの「Red Opu」など、いい曲いっぱい。50年代後期のコンボスタイルによるジャジィなハワイアンを最も良く伝える内容です。このレーベルの音源は、どれもみな要注意です。.
Keep Your Eyes On The Hands.
Red Opu.
Ana Pau.「若くて気分屋」という名前の男性デュオ。といっても彼らの本名なのですが。渋さの中に粋な感覚が垣間見える良質のブリティッシュ・スワンプです。ミック・ムーディはこの後、ヘビメタ路線のバンドで活躍するのですが、それをまったく予想もさせない人間味あふれるサウンドです。ロニー・レインのファンにも推薦。.
I’ll Be Back.
Someone Else’s Door.
Too Young To Feel This Way.1959年からヴェルサイユに所属、本格的にポップス・オーケストラ作品を発表し始めたカラベリ。通算5作目のアルバムです。後のCBS時代よりも全体の編成はやや小さめですが、ストリングスを中心とするアンサンブルを用いた清新で密度の濃い演奏は、格別の味わいです。60年代のイージーリスニングをお好みの方には、たまらない楽しみをもたらすサウンドでしょう。なお同時期に本アルバムから「Desafinado / A Malypense」をカットしたシングルがリリースされています。.
Cuando Calienta el Sol.
Les Comediens.
Les Beaux Jours.ミシェル・サルドゥに才能を見いだされマリー・ラフォレやダリダなどに楽曲提供ののち1965年にデビュー。サーカスが歌ってヒットした「ミスター・サマータイム」の作者というのが、かつての紹介方法でした。フリーソウル以降は、フリーソウル・クラシック「La Fete」の作者という紹介でしょうか。彼が残したパリ・オランピア劇場でのライヴの記録。本作はその記録から20曲を選曲したカナダ盤コンピレーション。高揚感と哀愁。彼の魅力が1枚に詰まってます。.
Attention Mesdames et Messieurs.
Chante... Comme Si Tu Devais Mourir.
La Fate.80年代イギリスが生んだヒップな貴公子、トット・テイラー。ネオアコと言い切るには構築的な音楽で、だけどマニアックというにはしゃれすぎていて。80年代のPARCO/WAVEカルチャーの文脈で日本に広く紹介された彼の音楽は今こうして聴いてみても日本人の耳に(当時も今も)ぴったりだなと感じます。1曲目「Australia」から一気に引き込まれますね! モダンなのにオールドなミュージカル映画風のテイストも味わい深いです。.
Australia.
I Was Frank.
The Ballad Of Jacky And Ivy.子供兄弟アイドル! 変声期を終えた彼らは正確には子供では無いかもしれないけれど、その歌声の瑞々しさは少年と子供の間にあります。スタッフはジャッキー・ミルズ、アーティー・バトラー、アル・キャップス。歌ってる曲はモータウン、バカラック、ロジャニコのカヴァー中心で、書き下ろしも甘酸っぱくてたまりませんです。お兄ちゃんはアンディ・ウィリアムスと同姓同名!.
Baby Love.
You're The Only Girl (I've Ever Cared About).
Satisfied.管楽器とパーカッションがメインになったマンシーニ・サウンド。「荒野の七人」「スパイ大作戦」など、ラテン以外の曲も、強引にラテンにしちゃう。マンボやマリアッチなどのリズムが飛び出しても、でも彼ならではの気品が横溢。とても楽しい気分!.
The Magnificent Seven.
Mission Impossible Theme.
The Good, The Bad And The Ugly.ドナルド・フェイゲンが著書「ヒップの極意」で巻頭の章を捧げたのが彼女たち。1930年代初頭、女性ジャズ・コーラスの歴史を切りひらいた三人姉妹。スインギーかつチャーミングに名曲を歌う彼女たちに誰もが夢中でした。モガ(モダンガール)の象徴とも言える彼女たちの颯爽としたハーモニーを全22曲(メドレー含め)収録。もっとも古い1925年録音の「I’m Gonna Cry (Cryin’ Blues)」でピアノを弾いているのは、長女マーサ!.
It’s The Girl.
That’s What I Like About You.
I’m Gonna Cry (Cryin’ Blues).アイアートの公私にわたるパートナーとして渡米し、70年代にソロアーティストとして大きく飛躍した彼女。ジャコ・パストリアス、ジェイ・グレイドン、デヴィッド・フォスターなどまさにクロスオーバーな才能が彼女の仕事に馳せ参じています。AOR、ブラジリアン・フュージョン、サンバがごちゃまぜになって疾走。グルーヴィーなスキャット・チューン「Overture」がかっこいい!.
Everyday, Everynight.
Samba Michel.
Overture.子役スターのデビューアルバム。レア盤サントラとして知られる「Pufnstuf」や「小さな恋のメロディ」にも出演しているあの子です。変声期直前の歌声にはパンチがあって、しっかりと表現力もあって。「Sugar And Spice」もかっこいい! 2曲のビートルズ・ナンバー「Maxwell's Silver Hammer」「When I'm Sixty Four」は子供ものファンにはキラー。悪ガキっぽいスモール・フェイセズのカヴァー「Lazy Sunday」もよろしく!.
Sugar And Spice.
Maxwell's Silver Hammer.
Lazy Sunday.ジャズ評論家レナード・フェザーの娘さん。若くて力強いジャズヴォーカルです。レパートリーにはヴァン・モリソン「Moondance」があり、さらにデイヴ・フリッシュバーグ「I Don't Believe You」ボブ・ドロウ「I've Got Just About Everything」マイルス・デイヴィス「Four」まで。やってくれますね! 清々しく、そしてヒップ。さすがジャズ心を受け継いでいますね。なお、彼女は佐藤博「Awakening」の英語詞を作詞した人でもあります。.
I've Got Just About Everything.
Moondance.
Four.ルイジアナの地元クラブでは毎晩のようにこんな演奏が繰り広げられていたし、今もそうなんでしょうね。地元の人気者ネイサンの演奏と全国区のブーズーを片面ずつカップリングしたナイスアルバムです。R&B的な粘り気も味な前者と、勢いがすばらしい後者。もしその場に居合わせたら躍り狂っているでしょう!.
Everybody Calls Me Crazy.
Dog Hill.
Stomp Down Zydeco.ジャンゴ・ラインハルトの歩みを年代順に追うシリーズ。第14集は、第二次世界大戦の戦中から戦後に向かう録音がメインです。自身の楽団、終戦直後に結成したジャンゴ&ヒズ・アメリカン・スイングバンド、そして再編成ホット・クラブ・オブ・フランスなどを収録。戦火のなかでも多人数でレコーディングしていて、音楽の火を絶やさなかったことがわかります。.
Oubli.
I Can’t Give You Anything But Love.
Swingtime In Springtime.ドクター・ジョンやジェシ・エド・デイヴィスはともかく、デヴィッド・フォスターやジェイ・グレイドンといったLAのセッションミュージシャンを導入した都会派サウンド。アメリカ音楽史を俯瞰する彼の音楽作りにハリウッド的な要素が入ることは、決して無意味なアプローチではなかったと思います。ラストナンバーの「Hooray For Hollywood」はジェフ&マリア時代の「Brazil」から決してブレてません。タイトル曲や「What Do You Want The Girl To Do」はアラン・トゥーサンのカヴァー!.
Motion.
What Do You Want The Girl To Do.
Hooray For Hollywood.ジョニー・ガルニエリとバーニー・レイトン。スタイリッシュでアイデア豊かな(しかし本流ではない)ジャズピアニスト2人のスプリット7インチ。ガルニエリはジェントルな演奏を、レイトンはスイングジャズのフォーマットに則った軽快な演奏を2曲ずつ収録。さらにバート・ゴールドブラットのアートワークも魅力を放ってます。.
Things Are Looking Up.
Have You Met Miss Jones.
Rose Room.当時としては珍しいショートヘアの女性シンガー。ニルソン「Without Her」を「Without You」と歌詞を変えて歌っています(ややこしい)。他にもサム&デイヴ「Hold On I’m Comin’」の意外性あふれるカヴァーなど。歌声はスケールが大きなミュージカルスタイルですが、細やかな感情表現も豊かです。.
Without You.
A Dream Is A Wish Your Heart Makes.
Hold On I’m Comin’.1970年にスワンプ色豊かなSSWアルバムでデビュー。その後も作曲家として活動しつつシングルをぽつぽつとリリース。ようやくのソロセカンドである本作は、グレートなブルーアイド16ビート連発のAOR傑作に! ナッシュヴィルのボズ・スキャッグスを目指したグレイトなサウンド作りはもちろん、もともとソングライター出身なだけに駄曲無し! 本国アメリカでもヌメロからの編集盤リリースなどで評価が高くなり、かなり入手が難しくなりました。.
Just Be You.
I Majored In Jive.
Damn It All.FolkwaysのEthnicシリーズと並ぶ、世界の民俗音楽レコーディングの最重要カタログ。1968年ペルー、アンデスの高地に暮らす部族たちの音楽をデヴィッド・ルイストンが収録しました。フォルクローレ的な弦楽器と笛のアンサンブル、不意に入ってくる歌もののブリティッシュトラッドのような素朴で心に訴える感覚など発見あり。.
Lamento andino : Yaravi.
Carnival ayacuchano.
Paucartambo : Contradanza, Fiesta al Virgen del Carmen.名作「His Band And Street Choir」からのシングルカット。全米23位まで上昇しました。しかし、このシングルのキモはむしろB面。あの「Astral Weeks」のアルバム一曲目を飾った「Sweet Thing」をモノラル・ミックスできくことができます! UK盤はB面が違う曲でリリースされていますので、このカップリングはUSのみ!.
Blue Money.
Sweet Thing.兄妹による鮮烈なフォークデュオ。スタンダードとフォークブルースをレパートリーにしています。硬派な雰囲気がするのは、シカゴ出身だからかも。ジュディはフォークだけにとどまらない活動を望んでいたと英文ライナーにあり、実際この翌年、ソフトロックグループのシカゴ・ループに参加します。印象的なドブロで客演しているのはドゥエイン・ストーリー。ジャケット写真がすごくクール!.
Babe, I’m Going To Leave You.
Lover’s Bittersweet.
In My Time Of Dying.聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
Country Road.
Silent Spring.
Carry On.