西海岸のポピュラー音楽界で長くキャリアを積んだ歴戦のアレンジャー、ラルフ・カーマイケルは徐々にレリジャス・フィールドに活動の場を移します。若いコンポーザー、カート・カイザーとヤングコーラスをしたがえて制作した本作は、ミュージカル形式のクリスチャンソフトロック! リズム・セクションの超ファンキーな展開やめくるめくコーラスの鮮やかさにクラクラ!.
We’re On Our Way.
From Out Here.
Natural High.のちにグレン・キャンベルの専属アレンジャーとして大成するピアニストです。彼がA&Mに残していたスペーシーロック&オリエンタルエキゾのシングル! こんなのがまだまだあるからシングルの世界はやっぱり深いです。.
The Moon Racers.
Maid In Japan.ニノ・テンポ&エイプリル・スティーヴンスは、デュオとして60年代に気の利いたヒット曲を出し、それぞれソロとしても優れた足跡を残す才人姉弟。そのエイプリルがソロ名義でリリースしたシングル。と言っても、プロデュース&アレンジ(ジェフ・バリーとの共同)、そして作曲にもニノが関わっていて、事実上ニノ&エイプリルの70年代作品です。目を覚ましたらすぐに愛して、だなんて。いろっぽいなあ。.
Wake Up And Love Me.デイヴ・グルーシンのジャズピアニストとしてのデビュー作。ブロードウェイミュージカル「Subways Are For Sleeping」からのナンバーを、ヒップにスイングするピアノトリオで採り上げています。アドリブに対するセンスが非常に編曲的というか、リズムへの反応などに後の非凡なアレンジャーとしての萌芽を見ます。レアな1枚。.
Getting Married.
Who Knows What Might Have Been?.
When You Help A Friend Out.スウェーデンの女性シンガー、エヴァブリット・ストランドベルクと、ウェストコーストの名ベーシスト、レッド・ミッチェルのデュオアルバム。彼女のオリジナリティある歌(スウェーデン語)とレッドの本邦なベースプレイ(時に歌も)の融合が醸し出す自由な美しさ。本当に素晴らしいのです。こういうふうに音楽で国境を超えて語り合えたら、どんなにいいか。.
Ha snuva ar inte sa kul.
Bastisar.
I mandags var jag en katt.アトランタ産のソフィスティケイテッドファンクグループ。77年のデビュー盤はファンク名盤として80年代からレコード屋さんの常連アイテムですね。80年代に入っても持ち味はキープ。タイトル曲では夏の灼熱の暑さをミドルファンクで表現。女性シンガーをデュエットに迎えた「I Want You To Know」もいい曲!.
Summer Heat.
Sea Side Vibes.
I Want You To Know.ジャズシンガー、カーメン・マクレエのKappレコード所属時代(1959〜60年)に残した3枚のアルバム「When You’re Away」「Book Of Ballads」「Something To Swing About」からセレクトしたコンピレーションです。彼女の絶頂期でもあり、切れ味のいい歌がいくつも入ってます。入門用としても最適。.
I Only Have Eyes For You.
Falling In Love With Love.
Comes Love.これがデビュー作。オリジナルは70年にマイナーレーベルからのリリース。あらためての再リリース盤がこちら(ジャケや曲目などは同一です)。彼を有名にした「American Pie」を収録するのは次作とはいえ、スマッシュヒットとなった「Castle In The Air」やペリー・コモが素晴らしい歌唱によって採り上げた名曲中の名曲「And I Love You So」を収録した本作。彼のいつもの作品と同様に、暖かく穏やかな響きに満ちていて、忘れがたい余韻を残すアルバムです。.
And I Love You So.
Castles In The Air.
Three Flights Up.スウィートなコーラスでポップスファンを魅了した彼らのヒットシングルのひとつで、ソングライターとしてのジャッキー・デシャノン(当時19歳)の初期成功作(シャロン・シーリーとの共作)のひとつでもあります(最高30位)。両面ともにわるい彼氏にだまされちゃった女の子をなぐさめる曲なのでした。.
(He’s) The Great Imposter .
Poor Little Girl.「Mockingbid」(1964年)のヒット曲を持つイネス&チャーリー・フォックス。レーベルを移籍して発表したこのベスト盤では、ファンキーなセルフカヴァーを収録。時代が60年代後半になると、彼らの曲はがぜんノーザンソウル化。とっても好内容なんです!.
Mockin’ Bird.
I Ain’t Goin’ For That.
(1-2-3-4-5-6-7)Count The Days.ニノ・フェレールのバックバンドでオルガンを弾いていたり、ライブラリーの世界でも引く手あまただったフランス人才人ベルナール・エスタルディ。またの名を「バロン」と呼ばれた彼が1971年に発表した幻のソロアルバム。単に多才のひとことでは片付けられない、その後にやってくる音楽を予言していたかのようなトラックの数々に仰天してください。.
Cha Tatch Ka.
Monsieur Dutour.
La Gigouille.80年代Capitolに4枚のアルバムを残したオブライアン。作詞作曲プロデュース、そしてマルチなインストゥルメンタリスト。プリンスのフォロワーというか、もしもプリンスがいなければもっと語り継がれている才能でしょう。マーヴィン・ゲイ「Sexual Healing」以降のフィーリングを持つ「I’m In Love Again」などメロウ方面がとてもよいです。.
I’m In Love Again.
You And I.
Soft Touch.「Over The Rainbow」や「Old Devil Moon」などスタンダードソングの多くを作詞したエドガー・イップ・ハーバーグ。作曲家たちに比べてあまり語り継がれることのない彼の功績に敬意を評したソングブックアルバム。スザンナ・マッコールの歌はここでも素晴らしく、シンプルなピアノトリオでの理想的なジャズスイングを教えてくれます。.
Old Devil Moon.
Ding Dong, The Witch Is Dead.
Thrill Me.この存在感。あのスターク・リアリティに近い! メロウなヴィブラフォンやエレピの淡さ重視で、何よりもリーダーのドン・マッキャスリンの提供する珠玉のジャズSSWチューンに卒倒するしかないのです。カリフォルニア州サンタクルースで、地元ミュージシャンが出入りしながら活動するジャズコレクティブ。そこにこんな天才ソングライターがいたばっかりに……。ぐっと沈み込むようなメロウな叙情。アルバムはどれも素晴らしいですが、本作は歌物が際立ってます。何度聴いても捕まえきれません。激レア!.
A Song The Children Dance To.
When I Believe My Own Friend.
On The Green Dolphin Street.Capitol時代のシナトラでは、ハイファイではこれが間違いなく一番の人気盤! 世界周遊をテーマに、颯爽と歌で駆け抜けます。タイトル曲「Come Fly With Me」や「Let's Get Away From It All」での独特の飛翔感は、やはりシナトラならではのものなんですよね。とくにCapitol時代のフレージングやタイム感は絶妙です。おなじみ「Brazil」でもひと味違う!.
Come Fly With Me.
Around The World.
Brazil.トーチソング(ラヴバラード)シンガーとしてのイメージの強かった彼女に、胸がすっとするほど気持ち良くゴスペルソングを歌わせたアルバム。彼女の中に敬虔な宗教心があってこその企画とは思いますが、そのコンセプト、いかにもLibertyらしいと思います。ビリー・メイのゴージャスなアレンジで歌う選曲は、レリジャスソングというよりは、フォスター歌曲なども含め、アメリカ人の心のふるさとにあるような歌の数々という解釈の方が近いかと。シルヴァーブルーに輝く美しいジャケ。.
All God’s Children Got Shoes.
Goin’ Home.
If You Want To Get To Heaven... Shout!.1985年という時代の流行とは完全にかけ離れた場所で、自分たちの信じるサウンドを突き詰めていた2人。基本はインスト。少しだけ歌。バンジョー、ギター、フィドル、ダルシマー、ジョーズハープなど楽器を持ち替えながら、ごくごくシンプルながら豊かな世界を作り出していきます。ジョン・フェイヒイのアレンジでとりあげた「In Christ There Is No East or West」必聴。今この手の近年物のマウンテンミュージック/ブルーグラスはアメリカで値上がりしています。.
In Christ There Is No East or West.
Little Sadie.
Forked Deer.ウェス・モンゴメリーの兄弟バディ(ヴィブラフォン)とモンク(ベース)を中心に結成されたジャズユニット。コンパクトで凛々しい美的センスに彩られた高品質のラウンジジャズを50年代から60年代にかけてリリースしました。ミュージカル「王様と私」の楽曲を扱った本作でも、名曲をコロコロかわゆくリアレンジ。ある意味これはエキゾジャズ。.
Dance Of Siamese Children.
Getting To Know You.
Shall We Dance.ジャン・ジャック・ペリーとガーション・キングスレー。ふたりの現代音楽家に与えられたモーグシンセ。その可能性を信じ、学術的音楽的な研究を進め、なおかつ、音色のカラフルさに魅せられた者だからこそ出来た音の万華鏡。のちにディズニーに着目され、「エレクトリカルパレード」のテーマ曲として大ブレイクした「Baroque Hoedown」を含むセカンド・アルバムです。.
Baroque Hoedown.
The Savers.
One Note Samba.フィリー・ソウルの人気娘たち。日本語で歌った「にがい涙」などのイメージが強いかもしれませんが、その後も彼女たちは自分たちのスタイルでいいアルバムを出し続けています。フィリー歌謡的なイメージからいったん離れて彼女たちの歌を聴いてみてください。ボズ・スキャッグス「We’re All Alone」のカヴァーもあり!.
People With Feeling.
We’re All Alone.
Just Leave Me Alone.当時気鋭のジャズピアニスト4人(ハンプトン・ホーズ、ハービー・ニコルズ、ポール・スミス、ジョン・メーガン)それぞれのレコーディングを3曲ずつ収めたコンピレーション。若き才能をプレゼンするショーケース盤といったほうがいいでしょうね。知名度的には一番劣るジョン・メーガンのプレイも速いパッセージで魅力的です。.
Jumpin’ Jacques.
Swonderful.
Cherokee.ピーター・ムーンと共に組んでいたバンド、サンディ・マノアから派生した兄弟ユニット。今やハワイでは押しも押されぬ大御所のふたりですね。トラディショナルサウンドに片足を置きながら、リズムやアンサンブルにも気軽にアクセスしやすい要素を散りばめます。英語詞の曲もあります。ジェントルでおおらかな空気感がすばらしいです。.
Kapilimehana.
Hawaiian Spirits Live Again.
Mahina Hoku.極上のディスコファンクとセクシージャケットで70年代に大ヒット作を連発した彼ら。本作にもR&Bチャート1位の「Who’s She Coo」を収録。ノーティで下世話、でも随所に洗練されたリフやキャッチーなメロディがあって彼らをポップフィールドにもアピールしていましたし、トリッキーな構成や深いファンクセンスではマニアもうならせました。メロウナンバーもスウィートでうまいのです。.
Who’d She Coo?.
My Life.
Far East Mississippi.1972年、ドイツのケルン録音。ロルフ・キューン(クラリネット)とヨアヒム・キューン(ピアノ)兄弟を中心としたグループに、アメリカからフィル・ウッズが招かれてのセッションですが、ナナ・ヴァスコンセロスがパーカッション、ビリンバウの参加でも注目です(しかも非ブラジル的な文脈で)。構築性と即興性、その両方に満ちた傑作!.
Ca. 1-9-5-2.
Turning Put.
Everything In The Garden.ロイヤレッツといえばテディ・ランダッツォの秘蔵っ子グループのはず。しかし、このシングルはライチャス・ブラザーズのビル・メドレーが楽曲提供&プロデュースしたというレアな取り合わせ。彼女たちの世界観は保たれているのが不思議なくらいですが、メドレーもマインドはソウルミュージックですもんね。もちろんシングルオンリーです。.
Take My Love.
(He Is) My Man.アルバム「Soul Sesame Street」が大人気のファンクグループ。アルバムの前年にリリースしたデビューシングルです。キッズグループでは?という印象もありますが、実際はNYの若者たちのファンクバンド。小レーベルだったので荒削りな音作りも含めて、いたいけな魅力が宿るスローファンクです。.
The Cat Walk.
The Country Walk.サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても「大人の音楽(AOR)」は成立するという好例。.
A Heart In New York.
Scissors Cut.
Can’t Turn My Heart Away.ポール・マッカートニー直系のポップ・センスと、ジョン・レノン的な繊細さを兼ね備えた才人。70年代後半に大ブレイクしますが、ハンブルバムズとスティーラーズ・ホイールの間に発表されたファースト・ソロは、まさに珠玉という言葉がふさわしいSSWアルバムです。パワーポップとパブロックの隙間に咲いたこの花、けれん味もなく、素敵です。.
Mr. Universe .
Make You, Break You.
New Street Blues.ベートーヴェンの「第九」にひっかけた通算9作目。乗りにに乗っていた時期だということに加え、66年あたりから強まってきた洗練のソフトロック/ボッサ・テイストも充実。ロジャー・ニコルズの「Love So Fine」(おそらくこれが初演)が人気なのはもちろんのこと。「My Heart Belongs To Daddy」も光ってます。ラストは”ティファナ・ブラス・メドレー”の趣。.
My Heart Belongs To Daddy.
Love So Fine.
A Banda.「雨に微笑みを」などのヒットの勢いのまま、76年に制作された充実の1枚。レッキングクルーやナイジェル・オルセンらを従え、70年代ポップのお手本のような好ナンバーを次々に披露。メタ・ルースのカヴァーでレアグルーヴDJには知られる情熱のダンスナンバー「Here We Are Falling In Love Again」収録。ラテンポップ「Summer Nights」もゆったり踊れて最高です。.
Here We Are Falling In Love Again.
Summer Nights.
Good Times, Good Music, Good Friends.