デトロイト出身ならではのブルーアイド・ソウルシンガー。ファルセットが抜群。これだけ聴いたら白人とはとても思えません! NYで活動していた自身のバンド、ロージー(こちらも素晴らしい!)解散後、数多くのセッション・ヴォーカリストや曲提供の経験を経てやっとのソロです。ノーザンソウル・マナーを踏まえた極上のブルーアイドAOR。ローラ・ニーロあたりのファンの方にもオススメです。名盤の中の名盤ですね。CDはかつて日本のみ発売されましたが今は廃盤。.
On Third Street.
If I Had My Wish Tonight.
Got To Find Love.60年代にトム・ジョーンズと人気を二分し、甘いマスクとバラードの魅力で一世を風靡した男性ポップシンガーでした。「ラスト・ワルツ」と並ぶヒット曲「リリース・ミー」を含むデビュー作のUS盤。往年のファンにはタイトル曲がおすすめ。大発見は、クリス・モンテスに対抗したようなアレンジで、ポップにブラスが跳ねる「Quiet Nights」。とっても最高なのです。.
Quiet Nights.
リリース・ミー.
寂しき足音.冒頭を飾る「It Ain't Necessary So」がすごい。ルーファス・リードのよく歌うウッドベースとなまめかしく絡み合うヴォーカルにゾクゾクッ。ほとんどふたりのデュオと言ってもいいくらいのスリリングで静かなグルーヴ。アルバム全体を覆うクールな空気は、彼女のジャズシンガーとしての真価を物語っています。ピアノにディック・カッツ、ギターにジョー・ピューマ、バリトン・サックスにペッパー・アダムス、ドラマーにメル・ルイス。クールなメンバーです。.
It Ain't Necessary So.
I Got Rhythm.
Someone To Watch Over Me.ジャジーで“跳ね”の効いたサウンドにKOされてください。一曲目「Teach Me Tonight」! ロックビートと言ってもさしつかえないソリッドなグルーヴをいなせなムードと抜群の歌唱力で渡り歩く! そんな自由な色気にクラクラです。全部で3枚の傑作を残したCapitol時代を締めくくるかっこいい1枚。この後、彼女は渡英。イギリスでもしっかりとしたキャリアを築きます。.
Teach Me Tonight.
There! I've Said It Again.
Put Your Arms Around Me, Honey.UK出身の作曲家&シンガー。ちょっと聴くとぶっきらぼうで抑揚がないようですが、大人のメロディ、気持ちの伝わる歌声を聴かせます。プロデュースはナッシュビルで活躍していたノーバート・プットナム。録音はLA。彼とスコット・イングリッシュが共作し、バリー・マニロウが採り上げて大ヒットした「Mandy」を自身のヴォーカルで収録しています。派手さや洒落ている感じはありませんが、確かにこれは都会の音。じっと心に染み入るアルバムです。.
Mandy.
Somewhere In The Night.
Making The Best Of A Bad Situation.チップ・テイラーがプロデュースとアレンジを担当した東海岸シンガーソングライター。優しさを底にはらんだカントリーロック/スワンプを展開しています。詩的な情感をたたえたタイトル曲は、そのチップの作品。レナード・コーエン「Bird On A Wire」、ジェシ・ウィンチェスター「Yankee Lady」なども採り上げています。.
Blackbird.
Yankee Lady.
Bird On A Wire.東海岸ポップコーラスグループの雄、ヴォーグスのピッツバーグ時代のデビューアルバム。デビューヒット「You're The One」を筆頭に、「It's Not Unusual」「Lovers Concerto」など当時のポップヒットをカヴァーしたものが中心。ワーナー時代ほどの洗練性はなく、ローカルミュージシャンの演奏にもいなたさはありますが、熱気と若々しい空気は満ちあふれていますよ!.
よくあることさ.
You’re The One.
Make It Easy On Yourself.アリゾナ・ローカル。ボブ・メイガンの歌声がジェシ・コリン・ヤングに似てるというのもあるんですが、ヤングブラッズやグレイトフル・デッドにも通じる雑多+グッドタイム+繊細さ。ヴァイオリンやシンセの音色がそこに入るのが新鮮。ヒッピームーヴメントから生まれた音楽をバンドサウンドで突き詰めたていて気持ちいいです。.
City Streets.
The Story (been-in-the-world-too-long blues).
Away Back Home.完璧なまでのAORサウンド。男らしくてせつない歌声。ダイナミックな力量も素晴らしい。美メロがツボに入りっぱなし。胸が熱くなります。実はこの人、フランク・ザッパのバンドにも在籍したサックスマン。これがシンガーとしての唯一のアルバムで、マイケル・ロイドと本人の共同プロデュースです。マイケル・センベロ、スティーヴ・キプナー、バズ・フェイトンらが参加。83年制作ながら人間味のあるサウンドです。レア盤として本国でも価格上昇中!.
Bringing Out The Man In Me.
No Strings Attached.
Never Should Have Let You Go.Skyeレーベルでのガボール・ザボとの共演盤を経て、さらにコンテンポラリーなサウンドに挑んだアルバム。リチャード・ティー、チャック・レイニー、エリック・ゲイルなどNY組に加え、ピアノでダニー・ハサウェイも参加。レオン・ラッセル、ポール・マッカートニー(「Maybe I’m Amazed」!)、ニルソンなどの曲を採り上げています。ファンキーなナンバーにもびっくり。ひときわ目を惹くのは「More Today Than Yesterday」!.
More Today Than Yesterday.
I Wouldn't Have You Any Other Way.
Maybe I’m Amazed.ナット・キング・コールの愛娘がソウル/ディスコクイーンとしてデビューしたというニュースは音楽界をにぎわせました。快調なキャリアを歩みだした彼女のサードアルバム。彼女の魅力が明るく解き放たれています。「I’ve Got Love On My Mind」が全米5位の大ヒット。アルバムも最高8位まで上昇し、ソウル期の彼女の最大の成功作となりました。.
I’ve Got Love On My Mind.
Party Lights.
I Can’t Breakaway.ヘンリー・マンシーニの音楽家としての出世作となったTVシリーズ「Peter Gunn」の楽曲を、ウェストコーストのドラマー、シェリー・マンがリアレンジした傑作。ビッグバンド的なイメージの強いオリジナルスコアを解体し、セクステット編成にリアレンジ。ヴィクター・フェルドマンのヴァイブ&マリンバがいちいち効いてます! ちなみにシェリー・マンは生涯で3回「Peter Gunn」題材のアルバムをリリースしていますが、これが最初です。.
Peter Gunn.
Sorta Blue.
A Profound Gass.「天使のハンマー」の大ヒットで一躍ポップスターになったトリニ・ロペス。自身のルーツでもありラテンポップ路線での2作目です。ハンドクラップも快調な「Tengo Nada」が最高! クリス・モンテスと続けて聴いてくださいね。「Watch What Happens」のスペイン語ヴァージョンもゆったりゴージャス! アレンジはドン・コスタ。.
Tengo Nada.
Watch What Happens.
Spanish Harlem.ドン・ニックス(白人SSW)ジェニー・グリーン(女性スワンプシンガー)ファリー・ルイス(黒人の老ブルースマン)という興味深いメンバーのライヴ音源。南部の音楽をイキイキと繰り広げます。ブルース〜ゴスペル〜スワンプのゴッタ煮。プロデューサーでもあるドン・ニックスによるライ・クーダー的な実験精神の発露とも言えます。体の奥の奥から熱くなります。2LP。.
Asphalt Outlaw Herd.
A Chicken Ain't Nothing But A Bird.
Will The Circle Be Unbroken.Arista移籍第二弾。ダン・ハートマンのプロデュースです。すでに完成していた彼らのサウンドを80年代テイストにいかに溶け込ませるかが命題だったのでしょう。当時大成功していたホール&オーツあたりを意識したからっとしたリズムを強調しつつファンク感は失わず。ヒットシングルが出ていないので注目されにくいですが、ぜひ今こそ聴いてみてほしいです。なお、US盤はUK盤とはまったく違うジャケです。.
You’re My Number One.
I Believe.
Isn’t It Strange.ファースト・アルバム「Love Will Keep Us Together」のスペイン語盤! 全曲スペイン語です。ダリル・ドラゴンとトニー・テニール夫妻。二人はビーチ・ボーイズのツアーに参加後にグループを結成、発表した自主制作盤が話題を呼んでA&Mと契約。表題曲「愛ある限り」がヒットして一躍スターダムに。これがファーストです。しかし、言葉が違うと、響き方もなんか違って聴こえますね。.
愛ある限り.
Lo Sabe Dios.
Como Yo Quiero.卓越したテクニックと豊かなフィーリングを持ちながらも裏方としての活動が多く、フロントマンとして陽の当たる機会の少なかった職人ギタリストふたり。ふたりだけの親密な時間を与えて、存分にギターで反応しあってもらったアルバムです。メロディを弾いてもよし、バッキングに回ってもよし。途切れることのないジャズ時間に酔いしれます。.
My Favorite Things.
Fly Me To The Moon.
Lester Leaps In.マンハッタン・トランスファーの女性シンガー、ジャニス・シーゲルのファーストソロ。ポップなA面、ジャズなB面に分かれていますが、そのB面がすごい! 怒濤のジャイヴ&スイング、そしてヴォーカリーズ! 完璧なリメイクを狙った「How High The Moon」にはレス・ポール(彼がメリー・フォード以外の女性と録音したケースは稀)、「Don’t Get Started」と「Jackie」にはジョン・ヘンドリックスが参加。彼女にとっては夢の共演が続きます!.
How High The Moon.
Don’t Get Scared.
Jackie.スティーヴィー・ワンダーのバックから独立し、一躍スターとなったデニース・ウィリアムスと、ポップヴォーカルの超大物ジョニー・マティスのデュエット盤。マーヴィン&ダイアナのような効果を狙った作風で、マティスにとってもモダンなソウルマーケットにアピールする効果がありました。いい曲ばっかり歌ってます。「Just The Way You Are」にはスティーヴィーがハーモニカで参加。.
You’re All I Need To Get By.
Ready Or Not.
Just The Way You Are.1970年6月21日、NY近郊での交通事故で危うく命を落としかけたカリプソニアン、ロード・ネルソン。2年間のブランクを経た彼が制作した陽気な復活作。マイティ・スパロウ直径のシャープさとタフネス、やわらかさを兼ね備えた歌心。なにより全曲が彼のオリジナルという作曲能力にも見るべきものがあります! 気持ちいいNY産カリプソ!.
Vero.
My Son.
Mrs. Big Stuff.ヴォーカルの女性キット・ヘインと、キーボードのジュリアン・マーシャルによるユニット。頭脳的で複雑系のポップス。作品はすべて二人によって書かれていて、だからユニット名がこうなります。フュージョンぽいサウンドからメロウでスウィートな作品まで、よく錬られたサウンドですね。イギリス産AORらしい、エッジの効いたタイトなサウンドが魅力的です。英盤アルバムタイトルは、「Free Ride」。.
Take My Number.
Different Point.
Free Ride.ビーチボーイズを支えた声の主役はオレだよ。ブライアン・ウィルソンの天才性を理解しなかった云々などと言われたこともありますが、逆に作詞家、ヴォーカリストとしての彼の存在が無かったら、アメリカンポップスとしてのビーチボーイズは無かったことも事実です。長いキャリアを経てのファースト・ソロ。タイトル曲や「One Good Reason」とか、実はすごく良い曲あるんですよ。B面ではロネッツなどのカヴァーも!.
Looking Back With Love.
One Good Reason.
Be My Baby.ヘンリー・カウをはじめ数々の音楽プロジェクトを遂行してきたティム・ホジキンソンと、水玉消防団やフランク・チキンズ等で活躍したカムラアツコによる驚くべき領域の開拓。『Haiku In The Wide World』は、カムラとホジキンソンが日本語と英語で吟じ詠う俳句を、ホジキンソンが作曲した音楽の枠に収め、多彩で変化に富んだ器楽音響集合体へと「拡張」を試みた作品です。.
マーヴィン・ゲイの「What's Going On」に触発された名曲「Brother, Brother」(さらにアイズレー・ブラザースがこの曲をカヴァー)を始め、ジャズ色、ソウル色がほんのり漂うサードアルバム。自分の裡で鳴る音楽に捧げたタイトル曲は本当に素晴らしいです。「つづれおり」よりも今の時代には好まれているかもしれません。.
Music.
Brother, Brother.
Carry Your Load.ラニ&ザ・ヒルトン・フラ・メイズを前座に、コメディを盛り込んだステージでハワイでも本土でも人気を博し、その後におみやげショップを展開し、大成功を収めた実力派ミュージシャンで実業家のおばちゃま、ヒロ・ハッティのステージを収めたライヴ。ベン・カラマを中心とするバックの面々の歌唱パートもあります。通好みの選曲に、充実の演奏。.
The Beauty Hula.
Kalumaula.
Palolo.本作とシングル1枚のみを残したフォーキー。寂寥的な導入曲「Prelude To A Woman」に始まり、人なつっこく切ないメロディ、時にズシンと重たくナイーヴなサウンドの独壇場にグイッと引き込まれます。男泣きしちゃいたくなる、とってもピュアな音楽なのです。ナッシュヴィルのジャック・クレメント・スタジオで制作されたスワンプ味たっぷりの逸品。.
Prelude To A Woman.
When She Goes.
No Reunion.プラスティック・ペニーは1960年代後半のイギリスで活動したフォークロック/ソフトロック・グループ。2枚アルバムを残し、こちらがファースト。第二期マンフレッド・マンや「Village Green」期のキンクスにも通じるフォーキーなサウンドと、重たくうねるサイケデリアが共存。その混ざり合いがイギリスっぽいです。アソシエイションやビートルズ、ディランをまっすぐにカヴァーする若さも好感。.
Everything I Am.
Strawberry Fields Forever.
Mrs. Grundy.70年代にはヴォードリス&カーンというデュオで活動していましたが、AOR全盛時にソロに転身。美青年ルックを活かして成功します。しかし、持ち前のメロウネスがいいんですよ。しかもこのアルバムはチャーリー・カレロのプロデュースで、ジェフ・ポーカロらTOTOのバックアッ プ。デヴィッド・ラスリーなどにも通じる好内容のブルーアイドソウルです!.
Heels Of Love.
When Two Divide.
Let Her Get Away.やりたい放題やったナイスなグッドタイムロック盤! 彼のファーストとセカンドはローリング・ストーンズのイメージとはまったく違うファンキーでハッピーなグッドタイム・ロック! NRBQのファンにもオススメといっていい名盤です。「If You Wanna Be Happy」(ジミー・ソウル)や「A Quarter To Three」(ゲイリー・US・ボンズ)はDJにも人気のハッピー・ロック・ナンバー。.
If You Wanna Be Happy.
A Quarter To Three.
Feet.60年代ガレージパンクのサウンドを70年代ロンドンパンクを通過した精神性で表現したバンドというべきでしょうね。プロデューサーがヴィック・メイルだし、その面でもドクター・フィールグッドの良い部分を継承したともいえるでしょう。これがファーストアルバム。1曲目がスタンデルズ「Dirty Water」のカヴァーというのも彼らの“Nuggets”な精神性!.
Dirty Water.
Love Got Me.
Mr. Unreliable.