映画「ビヨンド the シー」の中核を成していたエンターティナー時代後期の1枚。ブロードウェイミュージカルからの人気ナンバー集で、タイトにアレンジした「Mame」が、ここからヒットしています。A面が余裕でスインギー。「Don't Rain On My Parade」など、良いメロディ、良い歌、良いアレンジ!.
【曲目】It Might As Well Be Spring / Little Girl Blue / Spring Is Here / My Funny Valentine / By Myself / Spring Never Comes // Hello, Young Lovers / Let’s Fall In Love / I Hear Music / The Gypsy In My Soul / Let’s Face The Music And Dance / Temptation
元パレード。ソロ時代のジェリー・リオペルは、アーシーなスワンプ系SSWとして活動しますが、この70年リリースのファーストアルバムにはまだ青さや憂いが見え隠れしていています。冒頭を飾る「We Can Go Distance」での心の揺れ、「Darlin Daughter」での渋いグッドタイム感など、あらためて評価を願います。いい曲作って歌ってるのです。.
アメリカの女性ポップ・コーラスグループの最高峰のひとつに数えられる姉妹グループ。ラルフ・カーマイケル・アレンジのソフトロック風味で録音した本作は、中でも一番の人気です。「Girl Talk」「Bluesette」「Call Me」など選曲がバツグン。高速スイングの「I'm Old Fashioned」もラブリー。彼女たちの娘さんがフォー・キング・カズンスなんですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Girl Talk / The Shadow Of Your Smile / Goin’ Out Of My Head / Nature Boy / Call Me / I’m Old Fashioned // Bluesette / Sweet Georgia Brown / I Get The Blues When It Rains / Who Would Remember / Somewhere / Don’t Go To Strangers
“Un-original Cast(オリジナル出演者ではないです)“と銘打ってお送りするユーモラスでヒップなジャズ版「My Fair Lady」。ジャック・シェルドン、アイリーン・クラルをヴォーカリストに迎え、ジョニー・ウィリアムスが全体をアレンジ。インストながら「Get Me To The Church On Time」もクール! 物怖じしない洒落心が生んだ素敵なチャレンジです。.
ご存じビッグバンド・ジャズの重鎮。冒頭を飾るチック・コリア「La Fiesta」の超絶ファンキーヴァージョンでKO! 切れ味鋭い「Freedom Jazz Dance」ともども、強力さ際立つ一枚です。ぐいぐいとうごめくフェンダーベースのなまめかしさもすごい。大胆かつファンキーなアレンジはシカゴの切れ者リチャード・エヴァンス。.
トニー・マコウレイ作のノーザンソウル風ポップ「Baby Take Me In Your Arms」がヒットした、元ロッキン・ベリーズのヴォーカリストのソロアルバム。フリフリの衣装にちょっと引いちゃいますが、音楽の完成度は素晴らしい! 自己主張を下手にせず、アイドル的な態度でサウンドプロダクションに身を任せたことが、気持ちよい高揚感を生んでいます。弾き語りに近い「Shenandoah」にもぐっと来ます。.
UKのグレートなブルーアイドソウル・グループ! 瑞々しいオーシャン・グルーヴが超気持ちよいです。アルバムはなぜかこれ一枚きり。リズムがタイトに感じるのはUK産ゆえでしょう。曲のレベルも高くて、全曲メンバー3人のオリジナルというのもびっくり! 「Keep Reaching Out For Love」からの流れ、最高です。アリフ・マーディンのプロデュース。.
収録曲・データ
【曲目】Keep Reaching Out For Love / Strange Fascination / You And Me / So Much In Love Again / Run To The Night // Sweet Music / (You Know That) It's Alright / Ship On The Ocean / Night Train / Window Pane
クラリネット+ファンキー・ビート+コーラスの「I've Got You Under My Skin(あなたはしっかり私のもの)」キュートな「Call Me」ツイストな「My Blue Heaven」など、60年代の空気をいっぱい吸い込んだソフトロック×R&Bな感覚がグレイト! ニューオリンズのクラリネットおじさんの意表を突くヒップ盤なのです!.
収録曲・データ
【曲目】My Blue Heaven / Louie, Louie / Hanky Panky / Meditation / Strangers In The Night / The Old French Quarter // Mame / Yesterday / I've Got You Under My Skin / Call Me / Born Free / The More I See You
「Silk Degrees」以前のボズ・スキャッグスは素通りしてるという人、結構少なくないでしょう。シティスワンプともいうべき音楽性は今聴いても古くないのに。浮遊感あふれるメロウグルーヴ名曲「Here To Stay」をぜひ! 彼の70年代のアルバムの中ではこれがもっとも売れなかったとか……。もったいない。.
3曲を除いた、大半をチャーリー・カレロがプロデュースしたNY系女性SSWの素晴らしい作品。うるわしい美貌とつややかな色香がにじむ声を、きめ細やかでファンキーなアレンジが彩ります。しっとりとした曲でもぐいぐい引き込まれる魅力あり。ビートルズ「All You Need Is Love」は、なんと16ビートに! こんなに気持ちのいいダンスチューンになるなんて! ノーザンソウル風シャッフル「Stop」は、ローラ・ニーロのファンも好きになりそう。.
収録曲・データ
【曲目】Love Is / I'm Hypnotized / Do You Want To Be A Dreamer (Dream On) / Time Has A Way (And It's Getting Better) / All You Need Is Love // Just For Tonight / Stop (And Look Around) / Save Me ( I'm Falling In Love Again) / I'm Going To Make It Without You / As Long As There's Music
【曲目】Memories Of You / Manha De Carnaval / Here’s That Rainy Day / Yesterday / Spring Can Really Hang You Up The Most // The Shadow Of Your Smile / Michelle / My Favorite Things / Golden Earrings / On A Clear Day You Can See Forever / The Girl From Ipanema
【曲目】America / This Guy’s In Love With You / River Deep, Mountain High / Yellow Bird / Puppet On A String // Do You Know The Way To San Jose / Hey Jude / Mrs. Robinson / Watermelon Man / Sunshine Girl
ニューオリンズR&Bの黎明期にあたる1949年録音のプロフェッサー・ロングヘアから63年録音のプロフェッサー・ロングヘアまで。彼の地のR&Bの源泉にあるもっとも濃い要素を抽出してコンピレーションにまとめた最強編集盤第二弾。レーベルを超えた編集のみならず、重要人物をほぼ網羅。若きマック・レベナック(ドクター・ジョン)61年の「The Creek Don’t Rise」収録がうれしいです!.
コンテンポラリーゴスペルの名門ファミリーグループ。クインシー・ジョーンズのレーベルからリリースしていた時期は、ジーザス向けのメッセージを若干抑えて、より広い慈愛の精神として発信した良質モダンソウルになっています。アニタ・ベイカーをゲストに迎えた「Ain’t No Need To Worry」をはじめ、デジタルをとりいれながらもあくまで人間味が熱いです。.