ライの映画音楽キャリアでは初期の1枚。映画は、ジャック・ニコルソンが国境警備官を演じた社会派サスペンス。ライが長年抱えているテーマと響き合う内容でした。歌ものも含め、自身のソロ作の延長戦ともいえます。事実上のタイトル曲「Across The Borderline」はフレディ・フェンダーが歌ってます。ジョン・ハイアット、ブレンダ・パターソンらもシンガーとして参加。インスト「Rio Grande」ではライが日本で触れた喜納昌吉「すべての人の心に花を」のフレーズからの引用も垣間見えます。.
82年のイギリス青春映画サントラなのですが、舞台ははクリスマス。50〜70年代のラジオヒットをパブロックやネオスカ周辺や80sのアーティストがカヴァーするという趣向もナイス! モダン・ロマンス「Band Of Gold」や、バッド・マナーズ「Yakety Yak」、スティング「Tutti Frutti」(大穴!)、デイヴ・エドモンズ「Run Rudolph Run」など、おいしいおいしい選曲(詳しくは収録曲をクリック)ですが、一番最高なのはラストを締めるチャス&デイヴのはちゃめちゃロックンロール版「蛍の光」! サイコーです。.
収録曲・データ
【曲目】【Elvis Costello & The Attractions】Party Party / 【Dave Edmunds】Run Rudolph Run / 【 Pauline Black】No Woman, No Cry / 【 Bad Manners】Yakety Yak / 【 Sting】Tutti Frutti / 【 Bananarama】No Feelings / 【 Madness】Driving In My Car // 【Modern Romance】Band Of Gold / 【 Bad Manners】Elizabethan Reggae / 【Altered Images】Little Town Flirt /【Sting】Need Your Love So Bad / 【Midge Ure】The Man Who Sold The World / 【Chas And Dave】Auld Lang Syne
5年ぶりのセカンドではスティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツのプロデュース。メリハリの効いたエイティーズ・サウンドですが、アコースティック感覚も絶妙に活かします。「James Dean」や「The Motown Song」など若き日の憧れを描いたようなナンバーが多いのも本作の特徴。波間を漂うようなゆったりしたエンディング曲「Tar On The Roof」がこれまた格別です。.
もともとフランク・ザッパに見出されたアカペラ・ドゥーワップ・グループ。自分たちの声以外を楽器として使用しないスタイルをメジャーデビュー後も貫いて活動しました。本作は彼らにとって初のゴスペル・アルバム。ビル・ウィザース「Lean On Me」などポピュラーヒットも交えながら、ドゥーワップ的に楽しく、かつディープに祈りを捧げます。.
Blue Noteに数多くのアルバムを残すピアノトリオ、スリー・サウンズのリーダーでもあったピアニスト、ジーン・ハリスが50年代末に、グループ活動のかたわらで残した2枚目のリーダー・アルバム。アタックの強いピアノで、気持ちよく跳ねるピアノジャズをきかせてくれます。メンバーはベン・タッカー(b)、ケニー・ハリス(ds)。.
「Son Of Preacher Man」などの作曲者として知られるジョン・ハーレイ。ソングライターのイメージが強い人ですが、3枚あるソロ・アルバムは、どれもダン・ペンやマーク・ジェームスに通じる男らしさと美メロが濃厚な傑作です! ナッシュヴィル産のグレート・スワンプ・サウンドを、優しくコーティングしているプロダクションは初期ニルソンやジョン・ハートフォードのプロデュースでも知られるリック・ジャラード。.
Epicでのラストアルバム。あの「Come And Get Your Love」の次作なので、彼ら流のメロウファンキー感が引き継がれています。おすすめはB-2「Beautiful Illusion」! サビからの展開は「Come And Get Your Love」路線で、ぐぐっと気持ちもたかぶりますよ。ニュージーランドでヒットしたという「Suzi Girl」もいい。ジャケのせいで敬遠されがちですが、好内容です!.
オランダ・ジャズ界が生んだ歌姫リタ・ライスのロンドン録音盤。名アレンジャー、ピーター・ナイトが手掛けたストリングスとスインギーなリズム・セクションが彼女の魅力を自然と引き出します。バカラック・ナンバーも2曲含むなど、しとやかさの中にもスインギン・ロンドンの香りが漂っていて、聴き込むほどに引き込まれます。当初「Today」のタイトルで発売されましたが、オランダでは「Rita Reys In London」のタイトルでジャケットも変更してリイシューされます。今回入荷はそのリイシュー盤。.
ホント、素敵な声です。オフビートでクールでエキセントリックな彼女のスタイル。それがキュート。インテリジェントでおしゃま。タイトル曲から「I Feel Pretty」「Ridin' On The Moon」など彼女のオフビートな魅力を活かした選曲、ツボを押さえたコンボ〜ビッグバンドのアレンジ。何回でも聴けます。.
収録曲・データ
【曲目】In Love For The Very First Time / I Feel Pretty / Hooray For Love / At Long Last Love / The Most Beautiful Words / Ridin’ On The Moon // Let There Be Love / I Enjoy Being A Girl / Come By Sunday / The Late Late Show / I Only Have Eyes For You / Love
【曲目】Embraceable You / I used To be Colour Blind / Isn’t This A Lovely Day / But Not For Me / I’ll String Along With You / They Can’t Take That Away from Me // Night And Day / Did You Ever See A Dream Walking / They All Laughed / The Gold Digger’s Song (We’re In The Money) / A Fine Romance - Let’s Call The Whole Things Off - I’m Putting All My Eggs In One Basket
【曲目】Santo Domingo / The Long And Winding Road / Free To Carry On / A Song Of Joy / Where There’s A Heartache / (He’s Got The) Whole World In His Hands // The Drifter / The Sound Of Love / Autumn Afternoon / Come Saturday Morning / The Wonder Of You / Beyond The Valley Of The Dolls
トッド・ラングレンの2枚組ライヴ盤「Back To The Bars」発売にあたって制作されたプロモーション盤。A面にはアルバムから、ライヴのハイライトを(好選曲!)。注目はB面で、トッドと彼の親友であるパティ・スミス(!)による会話(パティがインタビュアーを務めるかたち)が片面全体にわたって収録されているのです!.
It Wouldn’t Have Made Any Difference.
I’m So Proud.
A Conversation With Todd Rundgren And Patti Smith.
かつての夫で、かけがえのない共作パートナーだったジェリー・ゴフィンと共作した数々の名曲を、新たなアレンジで採り上げたアルバム。一曲だけ書き下ろした新曲「Dancin' With Tears In My Eyes」が最高に素晴らしい! まさにゴフィン=キング流AORです。ようやく実現したシティのセルフカヴァー「Snow Queen」、そしてあの「Locomotion」など名曲キラ星のごとし。.
収録曲・データ
【曲目】Dancin’ With The Tears In My Eyes / Locomotion / One Fine Day / Hey Girl / Snow Queen // Chains / Oh No Not My Baby / Hi De Ho / Wasn’t Born To Follow / Goin’ Back