オランダで80年代半ばに行われた戦前・戦後のトーチ・ソングを現代に甦らせる試み“Boulevard Of Broken Dreams”をきっかけに結成されたユニット。“File Under : Sad Songs”を標榜し、数ある戦前ティン・パン・アレイ〜50年代ポピュラー・ソングのなかでも、とにかく美しい、泣ける曲をだけを選りすぐったファーストに比べ、若干たのしげな曲も含み、妖しいキャバレー感覚も増大しました。Hannibalからアメリカでも流通したファーストとは違い、セカンド、サードは自国と一部ヨーロッパで流通したのみ。そしてこちらはオランダ国内のみで流通したと思しき別ジャケ盤! 耽美!.
収録曲・データ
【曲目】Street Of Dreams / Trav’lin’ All Alone / Walkin’ By The River / Who Walks In When I Walk Out? / Who Needs You? / Beguine Des Reves Brises // Voz De Cabo Verde / You Let Me Down / I’m Painting The Town Red / More Than You Know / Dark Side Of The Road / Lonely Avenue / Only The Lonely
【曲目】Stop The World, I've Lost My Yo-Yo / Flowers Of Peace / I Remember Well / The Last Thing On My Mind / Seven Lonely Hours / My Land Is A Good Land // The Times I've Had / When I Was Young / Georgie On The Freeway / I'm A Drifter / Red Wine And Roses / The Potter's Wheel
タイトル曲は1967年にビルボードのシングルチャートでも20位まで上昇。彼女たちは70年代の作品も知られていますが、成功のきっかけとなったのはこの曲でした。ポップス・ファンなら、ロイヤレッツ「Gonna Take A Miracle」との相似を思いつくでしょうが、メンバー構成はブレンダと男性コーラス3人なので、むしろルビー&ロマンティックスとの相似です。ビーチボーイズ「God Only Knows」のカヴァーも素晴らしい。とろけそうな珠玉のガーリー・ソウル。.
収録曲・データ
【曲目】Dry Your Eyes / Walk On By / God Only Knows / Who’s Lovin’ You / Summertime / Where Did Our Love Go // Just Once In A Lifetime / Forever / Stay Tohether Young Lovers / Hey Boy / Oh Lord What Are You Doing To Me / The Wash
この手のオールディーズ・コンピは……と思ったら大間違い。英Charlyレーベルの仕事ですので、内容充実です。1956年、11歳の彼女のデビュー曲「Jambalaya」、大ヒット曲「Dynamite」そして、デビュー10周年の「Coming On Storong」まで、ダイナマイト娘のいちばんいい曲、いちばんかっこいい曲を28曲集めました。150センチに満たない身長で全米を踊らせ続けた彼女に拍手!.
夜の街をドライヴする気分をこれほど流麗に描き出した曲はない!と断言出来るA-1「Let’s Just Live Together」をはじめ、LA産の全曲最上級のグレートAOR。ファンキーチューンが並んだA面は完璧。ジェフ・ポーカロ、ジェイ・グレイドンの演奏も素晴らしいし、なによりナイーヴなヴォーカルにも惹かれます。日本盤解説は小倉エージさん。.
「Strawberry Letter 23」という曲は、オリジナルのシュギー・オーティスではなく彼らのヴァージョンで長い間知られていました。クインシーの秘蔵っ子グループとして颯爽とデビューした彼ら。切れ味がいいのにメロウなサウンドで一世を風靡しました。「Strawberry Letter 23」もここに収録です。.
ティンパニーがドデーンと鳴る「Under Paris Skies」が最高にゴキゲン。ラテン・パーカッションのウィリー・ロドリゲスと、奇才パーカッショニスト、ジョー・ヴェヌートの起用が生んだ奇跡のグルーヴですね、これは。フランス名曲、あるいは、フランスをテーマにした書き下ろしを集めたアルバム。本物のフランス人はひとりもいないし(ギターでケニー・バレル参加)、フランス録音ですらないのに、パリの雑踏を歩く気分にさせてくれる一枚です。.
【曲目】Indian Killed A Woodcock・Sugarfoot Rag / Medley : Wabash Cannonball〜Boquuet Of Roses〜That's The Hawaiian In Me〜Steel Guitar Rag〜Remington Ride〜Bud's Bounce / Wild Mountain Thyme / Orange Blossom Special // Nothing Was Delivered / Rose In Spanish Harlem / Top Heavy / Cannon In D Major
どことなくラーガ的な響きもあるギターの鉄弦サウンドがガボール・ザボにも似た印象。しかし、あちらがクリード・テイラーなら、こちらの育ての親はロバート・マージー(アンディ・ウィリアムス、イーディー・ゴーメなど)。そのせいか、かなりポップなアプローチになっています。それが軽く見られた時代もあったのでしょうが、今ならむしろOK! 「For Once In My Life」や「Watch What Happens」の解釈、最高だと思います。ポップスファンのツボを心得た選曲もたまりませんね!.
収録曲・データ
【曲目】Fly Me To The Moon / When Sunny Gets Blue / They Can’t Take That Away From Me / Here’s That Rainy Day What Kind Of Fool Am I / The Shadow Of Your Smile // Stormy Glad Rag Doll / On The Street Where You Live / Watch What Happens / So Rare / For Once In My Life【Producer】Robert Mersey 【Arranger】Robert Mersey
Columbia Special Products規格のリイシュー(オリジナル・リリースはEpicで1964年)。
エンターティナーとしての本物の実力!
大らかなスウィング感で聴衆を虜にするバディ・グレコ。大いに弾けた64年のライヴ盤。ピアノインストによる「Get Me to the Church on Time」のアッパーなグルーヴはどうですか! ロッキンでノリノリの「Zip-A-Dee-Doo-Dah」も最高! 歌にも演奏にも若いエネルギーが濃厚で、エンターティナーとしての本物の実力を思い知らされました! .
ビッグバンド・ジャズを生き抜いてきた二大人気ドラマーの共演盤。ダブルドラム、それもステレオ効果で左右に分かれての共演ですから火花が散らないわけがない! 「Jumpin' At The Woodside」から「It Don't Mean A Thing」へと続く冒頭から妥協無し! お互いのライバル心が燃え上がります。そのものズバリ、ふたりのドラム合戦の「Duet」も凄い! スカ・ビートの「Perdido」はビッグバンド志望者はお手本にしましょう! 目が点、耳が点!.
【曲目】Mockin' Bird Hill / The Long Black Veil / Delia / Forty Hour Week / I Walk The Line / Royal Telephone // Shanghied / Lenora, Let Your Hair Hang Down / A Little Bitty Tear / Oh, My Side / Mama Don't Want No Peas An' Rice An' Cocoanut Oil / The Almighty Dollar Bill【Orchestra】Orchestra Directed By Owen Bradley【Vocals】The Anita Kerr Singers
映画「Wset Side Story」からのナンバーをストイックにラテンジャズ化。オーケストラと言ってもやかましい感じではなく、彼のヴィブラフォンにシンプルに色合いを加えたり、スリリングな効果を演出する役目。アレンジはクレア・フィッシャーで、ストリングスもふんだんに加えた構成。もともとがよく知られた名曲ばかりなんですが、絶妙に解体してくれています。62年発売のオリジナル・ジャケット。.
収録曲・データ
【曲目】Prologue / Something’s Coming / Maria Interlude / Maria / Tonight // America / Cool / One Hand, One Heart / I Feel Pretty - Somewhere
映画「Wset Side Story」からのナンバーをストイックにラテンジャズ化。オーケストラと言ってもやかましい感じではなく、彼のヴィブラフォンにシンプルに色合いを加えたり、スリリングな効果を演出する役目。アレンジはクレア・フィッシャーで、ストリングスもふんだんに加えた構成。もともとがよく知られた名曲ばかりなんですが、絶妙に解体してくれています。62年発売のオリジナル・ジャケット。.
収録曲・データ
【曲目】Prologue / Something’s Coming / Maria Interlude / Maria / Tonight // America / Cool / One Hand, One Heart / I Feel Pretty - Somewhere
スペインのポップ・シンガー、カミロ・セストが全曲英語でLAレコーディングに臨んだAOR傑作にして、未だCD化されないレア盤! マイク・ベアード、リー・リトナー、ビル・ウォルファーらが全面的に参加。ソフトで甘い彼のヴォーカルの魅力を活かしたミディアム・メロウやバラードが多数収録されています。「Too Deep In Love」「Next Best Thing To Love」あたりに完全にやられました。エリック・カルメン「雄々しき翼(Boats Against The Current)」、そしてビートルズ「Here, There And Everywhere」のカヴァーも素晴らしいです。自国スペイン盤。.