プラスティック・ペニーは1960年代後半のイギリスで活動したフォークロック/ソフトロック・グループ。2枚アルバムを残し、こちらがファースト。第二期マンフレッド・マンや「Village Green」期のキンクスにも通じるフォーキーなサウンドと、重たくうねるサイケデリアが共存。その混ざり合いがイギリスっぽいです。アソシエイションやビートルズ、ディランをまっすぐにカヴァーする若さも好感。.
Everything I Am.
Strawberry Fields Forever.
Mrs. Grundy.70年代にはヴォードリス&カーンというデュオで活動していましたが、AOR全盛時にソロに転身。美青年ルックを活かして成功します。しかし、持ち前のメロウネスがいいんですよ。しかもこのアルバムはチャーリー・カレロのプロデュースで、ジェフ・ポーカロらTOTOのバックアッ プ。デヴィッド・ラスリーなどにも通じる好内容のブルーアイドソウルです!.
Heels Of Love.
When Two Divide.
Let Her Get Away.やりたい放題やったナイスなグッドタイムロック盤! 彼のファーストとセカンドはローリング・ストーンズのイメージとはまったく違うファンキーでハッピーなグッドタイム・ロック! NRBQのファンにもオススメといっていい名盤です。「If You Wanna Be Happy」(ジミー・ソウル)や「A Quarter To Three」(ゲイリー・US・ボンズ)はDJにも人気のハッピー・ロック・ナンバー。.
If You Wanna Be Happy.
A Quarter To Three.
Feet.60年代ガレージパンクのサウンドを70年代ロンドンパンクを通過した精神性で表現したバンドというべきでしょうね。プロデューサーがヴィック・メイルだし、その面でもドクター・フィールグッドの良い部分を継承したともいえるでしょう。これがファーストアルバム。1曲目がスタンデルズ「Dirty Water」のカヴァーというのも彼らの“Nuggets”な精神性!.
Dirty Water.
Love Got Me.
Mr. Unreliable.新世代のブルーグラスバンドとして近年、アメリカで注目度が再び上がっているセルダム・シーンの中心メンバー。彼のソロアルバムです。ドブロギターの魅力を芯から引き出す名手です。ジャケットでは膝に載せたドブロを弾いていますね。時折出てくる歌ものも魅力的!.
New Camptown Races.
8 More Miles To Louisville.
Bottom Dollar.スティーヴ・ミラー・バンドのハーモニカ奏者。バンドとはひと味違う都会的なフィーリングと小洒落たスイング感覚あふれるソロ作は長年ハイファイで人気です。トロピカルな雰囲気漂う「One Kiss To Goodbye」に惚れ惚れ。この感じ、アラン・トゥーサンの「Southern Nights」にも通じます。カリプソを消化した「Rosalie」もいい。ヴァン・ダイク・パークス「Yankee Leaper」にも通じる味ですよ。.
One Kiss To Goodbye.
Rosalie.
Ghetto Hotel.ボサノヴァ黎明期に、アントニオ・カルロス・ジョビンとルイス・ボンファが制作したサントラ。今聴くとまだサンバ色も濃いですが、コラージュ的に見え隠れするテーマ曲には、しっかりボサノヴァの精神が根付いています。アメリカではEpicで先にサントラが出ましたが、こちらはヨーロッパ盤を元にリイシューされた米Fontana盤。.
A2 Felicidade.
A6 Manha De Carnaval.
B4 Samba De Orfeu.もともとチック・コリアにフックアップされたジャズキーボード奏者。歌声のキュートさを活かして70年代後半は完全にブラックコンテンポラリーの世界へ移行しました。ダンスクラシック「Never Gonna Give You Up」で幕開けする本作も、彼女の絶好調ぶりがうかがえる快作!.
Never Gonna Give You Up.
Don’t Blame Me.
I Need Your Love.洗練された80’sジャズサウンドと共に快調に飛ばすスマートな混成コーラス4人組。同時期のマンハッタン・トランスファーの作品同様にAOR的快感がいっぱいです。スムースにグルーヴするサウンドと、ヴォーカリーズを交えたキュートなコーラスが掛け合わさるや、耳には快感がいっぱい。アルバム冒頭の「New York Afternoon」の爽快感! 80年代以降で成功したコーラスグループでも本作は頭ひとつ抜けた作品と思います。セカンド「American Eyes」が近年異常人気ですが、こちらもぜひ。.
New York Afternoon.
D.C. Farewell.
Joy!.のちにジャズ/フュージョン界で活躍するキーボード/スティールパン奏者アンディ・ナレルがまだ少年時代にリーダー(どうみても12、3歳!)として吹き込んだ、かわい〜いスティールバンド・アルバム。「Downtown」のカヴァーもいいし、大瀧詠一「恋はメレンゲ」の元メロディ「Compadre Pedro Juan」もいい。「Hold On To Your Man」はヤン富田さんネタでも知られるロード・キッチナーの十八番。.
恋のダウンタウン.
Hold On To Your Man.
Compadre Pedro Juan.ソロとしても根強い人気を誇るデイヴ・ピーボディが在籍していたイギリスのオールドタイミー/ジャグバンド唯一のアルバムです。ドラムレスの巧みなアンサンブルにヴォーカル&ハーモニーで作り出す絶妙なグルーヴには本場アメリカのサウンドに慣れた耳でも舌を巻くはず。メンバーの友情も感じられる音作りなのに1枚で解散してしまったのが残念! 名門Village Thingからのリリース。.
What Makes My Baby Cry?.
West End Rag.
Coney Island Wahboard.ウィットに富んだポップスが好きな人を夢中にさせること間違いなし。NY産らしく、ひとくせもふたくせもあるシティポップの楽しみが詰まっています。抜群に渋いセカンド「On And Off Again」に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。.
I'm Waiting For A Wind.
Nightmare.
For Pete’s Sake (Julian Street).戦前からジャズ界を生き抜いてきたヴァイオリンのジョー・ヴェヌーティと、東海岸随一のスタイリスト、ズート・シムズの共演盤第一弾。まず、ジョーが老人であるということを一瞬で忘れさせる「I’ve Found A New Baby」の火の出るような演奏にノックアウト! 老いてからの方がむしろ若々しいというジャズ界の不思議な法則を目の当たりにしたような感じです。.
I’ve Found A New Baby.
C Jam Blues.
The Wild Cat.アメリカでは今も60年代最重要バンドのひとつに挙げられるラヴ。日本での知名度の低さは不当と思えます。生まれるのが早すぎた天才黒人ミュージシャン、アーサー・リーのカリスマと、ひそかに卓越したソングライターであったブライアン・マクリーン。この危ういバランスが醸し出すバンド・サウンドとオリジナリティ。1曲目のバカラック「My Little Red Book」の不穏さは永遠い不変!.
My Little Red Book.
My Flash On You.
Softly To Me.「ハーレム・ノクターン」でおなじみスモーキー・サックスも、日本で地獄巡りをしてみれば、硫黄臭漂う強烈なダーク・エキゾに! サム・テイラーの強烈な日本録音盤。あくまで日本サイドのリクエストに応じてのレコーディングなのでしょうが、本当に地獄の底から聞こえるような「五木の子守歌」をはじめ、「ハーレム・ノクターン」のもだえ苦しみ度もUP! エキゾの名を借りた暗黒ジャズかも。.
ハーレム・ノクターン.
五木の子守歌.
黒い傷あとのブルース.サンフランシスコの70年代流ストリングバンド。なんといってもバンジョー奏者が3人、そして黒人女性シンガーがいるのが異色(ある意味、現代的な実験性とも)。達者なアンサンブルでくりひろげる小粋なエンターティンメントが魅力的。レイジーな歌ものにアレンジされた「On A Slowboat To China」の味わいがまた格別。.
On A Slowboat To China.
Hey Good Lookin’.
Old Time Music.ノスタルジックな世界へ貴方をいざなう最高の一枚。お馴染みの「Diddy Wa Diddie」「Melancholy Baby」「Sheik Of Araby」等を快演します。今回もリズム隊は超ベテランのジャズマン、ミルト・ヒントン&ジョー・ジョーンズのほか、ドン・マクリーンもバンジョーで参加。アメリカ音楽の多様なエッセンスの抽出に一役買っています。まだセカンドなのに、すでに何十年もやってるような………。.
Diddy Wa Diddie.
My Melancholy Baby.
Sheik Of Araby.元ランチャーズ。70年代に渡米後はアメリカの音楽シーンで活動した才人、喜多嶋修の和フュージョン/AOR感覚を活かしたアルバムとしては81年の人気盤「Dragon King」より知られていないかもしれませんが本作も同レベル! なんとジョン・フェイヒイが創設したあのTakomaレーベルからのリリースです。琴や尺八を効果的に使い、和音階も絶妙に取り入れつつ、洋楽として聴ける完成度!.
Nothing But Love.
Face To Face.
Waterman Beetle.イイ感じのLAラティーノ系のAORバンド。元エル・チカーノのサラス兄弟によるグループなんですね。これがファースト。言ってみれば、キラキラしたラティーノディスコ。それもミラーボール&アダルト感が満載です。近年のリカーノソウル人気で彼らのアルバムも見直されていますよ。.
Memories.
Time To Dance.
Together.ハイファイでひそかにロングセラーを続けるファースト・アルバムから、なんと9年! その間にアナログEP、7インチのリリースをはさみつつ、軽やかにガールズ・ロック道を歩んできたAmerico。アナログ「Americo Graffiti」に続く「2」を冠した新作でもかっ飛ばしてます。オールディーズ風味も絶妙に料理した全12曲! LP版も入荷しました!.
彼は6年生.
ドーナッツ・ツイスト.
恋の赤ちゃん.邦題「女はドラマティック」。あのジョン・ヴァレンティのセカンドアルバム。ファースト「Anything You Want」が中古盤では長らく入手困難だった90年代には、まずみんなこれを先に入手していました。スティーヴィー・ワンダー・フリークならではの節回しとグルーヴが炸裂したタイトル曲は、やっぱり名曲!.
I Won't Change.
Stephanie.
That’s The Way Love Goes.美しい声のCCM系女性SSWの淡くフォーキーな逸品。おそらくこれがファーストでしょうか。ごくさりげなくジャズ系のコードを織り込む作風、アコースティックベースの深い音色に支えられたアンサンブル、ときおりブラスやストリングスを得て大きく世界を広げるアレンジなど、知的な音楽世界を作り出しています。淡さの中に不意に情熱が顔を覗かせるのも良いところですね。裏ジャケを見るとショートヘアの眼鏡美女です。.
Garden.
Sweet Summer Rain.
Grandina Stout.バカラックとハル・デイヴィッドが本気で取組んだSFミュージカル大作。残念ながら映画は大コケして、バカラック&デヴィッドのコンビ解消にまで事態は及んでしまいました。しかし音楽作品としてはプログレッシヴな作風が極まった独自の魅力を持つ渾身の傑作です。「Living Together, Growing Together」「Reflections」をはじめ気品に満ちたバカラック節が満載。メランコリックなタイトル曲や、子供コーラスを交えた晴れやかな「The Word Is A Circle」「Question Me An Answer」など、どれも名曲です。珍しいUK盤。.
Question Me An Answer.
Reflections.
The Word Is A Circle.センチメンタルなファーストが人気のSSW。このセカンドでは前作と比べてサウンドがよりAOR寄りのサウンドになり、ダイナミックで爽快になリました。デヴィッド・ポメランツのポップさや、デイヴ・ルイスの70年代後期のソロが好きな人には悶絶必至の内容です。ジェフ・ポーカロ、エド・グリーンらAORファンの気を惹くメンツも参加した隠れた名盤なのです。ああ、夏メロウの「Lady I Love」を試聴に足しておきます。.
We Can Make It.
Fingertip Away.
Lady I Love.タカオが長い月日をかけた待望のニューアルバムを携えて帰ってきた。『The End of the Brim』は、普遍的な聴きやすさを理想に掲げ、前作『Stealth』の抽象的エレメントから一転、具象的強度をもった曲、しなやかなリズム、メロディーの展開、洗練されたハーモニーに焦点を合わせている。タカオの未来を見据えたビジョンは、本作を他に類を見ないタイムレスな作品へと昇華させ、ポップミュージックの可能世界を示す。この不思議な「非絶対音楽」的アルバムを解読した柴崎祐二の解説も必読!.
60年代にBack Beat、 Duke、Peacock、Sure-Shotといった武骨なR&Bレーベルに残されたかっこいいソウルシンガーたちのシングル曲を集めたコンピレーション。イギリス編集なのでノーザンソウル的に解釈できる曲も多いですね。でも基本にあるのは酒場のジュークジョイントが似合いそうなムード。もう一杯ショットをおかわりしたくなるソウルです。.
If I Ever Needed Love.
Teacher Of Love.
Gimme Back (My Love).スタジオ<ICECREAM MUSIC>を稼働、世界が待っているバンド、ゴート(goat)や「GEIST(ガイスト)」「Virginal Variations」といったプロジェクトを抱え、このところ本当に多忙な音楽作家、日野浩志郎のソロ・プロジェクト。emでの第二弾リリースが本作『Be A Little More Selfish』です。ヨーロッパのDJに歓迎されそうなYPYらしいハードな曲、新境地アフロでアンビエントなパーカッシブ・チューン、ホームリスニングBGMっぽい曲からイマイチよく分からん曲まで諸テイストが混在するが、YPY最大の魅力である地下ライブ感はそのまま!.
まばゆい光があふれるメロウグルーヴ「I Got A Song」「Love On The Run」が最高。女性シンガーソングライターがシティソウル化した名曲ですね。晴れやかで伸びのある歌声がしなやかで、心をつかまれます。H・B・バーナムやアル・キャップスがアレンジを手がけたハリウッド録音。彼女の声質を活かしたファンキースワンプ路線の曲もよいですよ。.
I Got A Song.
Love On The Run.
Woman Of The World.ミスター・トゥワンギー・ギター! 通称「一億ドルの男」! 代表曲「Rebel Rouser」をはじめ、彼の名演をまとめたベストアルバムです。プレイのかっこよさもさることながら、さまざまなサウンドを用意した才人リー・ヘイズルウッドの功績も大きいのだとわかります。そして、このJamie盤、ギターの音がめちゃめちゃ深いんです!.
Rebel Rouser.
Cannonball.
Moovin’ ‘N Groovin’.オリヴァー・ネルソンのアレンジによるビッグバンドをバックにブルージーなR&Bオルガンを弾きまくった快作! あの「The Cat」の前年リリースでもあり、来るべきブレイクに向けてムードをあっためていたような印象。ボサノヴァ・アレンジの「Blueberry Hill」や「I Can’t Stop Loving You」が新鮮!.
Hobo Flats.
Blueberry Hill.
I Can’t Stop Loving You.