いかにもBellレーベルらしい佳作。ダン・ペン、マーク・ジェイムス、ジョン・ハーレイらを筆頭にして、Bellには職業作家たちの武骨で人間臭いソロアルバムが残されています。この人は作曲家としては日本ではあまり馴染みがありませんが、なかなかの実力派。ブルックス・アーサーの洗練されたプロダクションと拮抗する粘っこい歌声が印象的。「A Million People」ではチルドレンコーラスとデュエット。.
【曲目】I'm All Smiles / One Morning In May/ If I Ruled The World / Telephone Song / Some Time Ago // Same Ol' Huckleberry Finn // Do I Hear A Waltz? / I'm Getting Sentimental Over You / Favela / On A Wonderful Day Like Today
後にグレン・メデイロスが大ヒットさせた傑作バラード「Nothing's Gonna Change My Love For You」のオリジナルを収録した80'sAOR路線の名作。メロウな「I Just Wanna Hang Around You」やジャズアレンの「Beyond The Sea」など、良質のヴォーカルアルバムとしても再評価したい1枚です。プロデュースはラス・タイトルマン。.
60年代の気分をいっぱい吸い込んだ最高のジャズヴォーカル/ソフトロック! アルト・サックスとオーボエのケン・ジェンセンと、小さな体で気取りなくクールに歌い、スキャットする女性シンガー、ビヴァリー・ライマンのおしどりデュオ。グルーヴィー・ボッサ「The Face I Love」やソウルジャズ・アレンジの「Eleanor Rigby」が白眉。軽妙なカッティングのギターはジョー・パス。「Captain Jack」もかっこいい! .
収録曲・データ
【曲目】The Face I Love / Theme From Harper / Who’s Afraid? / Scheherazade / A Man And A Woman / Captain Jack // Eleanor Rigby / Watch What Happens / You’ve Got Your Troubles / Nothing Left To Do But Follow You / You’re Gonna Hear From Me / Holly Golightly【Producer】Richard Bock 【Art Direction】Woody Woodward
70年代、キャリアハイを迎えていた彼らの大ヒット・アルバムです。ニューソウル的なテーマを引き受け、フィリーソウルの表現の幅を広げた一枚。まさにすべてのソウル・ファン、音楽ファンに届くフレーズを掲げたシングル「I Love Music」は全米5位(R&Bチャートでは1位)を記録。アルバムも最高7位を記録しました。.
A&Mでのラストアルバムです。柔らかくさわやかなグルーヴと70年代頭のヒット曲が優しく融合した傑作。さわやかにアレンジされた「Never Can Say Goodbye」のカヴァーもいいし、「Chotto Matte Kudasai」はホント、和めます。ボーンズ・ハウとボブ・アルシヴァーのプロデュース。.
収録曲・データ
【曲目】A Gift Of Song / It’s Too Late / Never My Love / Leland Loftis / I Think It’s Going To Rain Today / Never Can Say Goodbye / How Can You Mend A Broken Heart / An Old Fashioned Love Song / Chotto Matte Kudasai / If / A Gift Of Song (Reprise)
全米のトップスターとなったボビー・ダーリンのベストアルバム。このアルバムがちょっと変わってるのは、ボビー自身の曲解説の語りがところどころに入ること(「Mack The Knife」は僕の人生を変えたんだ」とか)。彼の親しみやすい人柄が自然と伝わります。そしてあらためてポップスもロックンロールもジャズもうまいなあ!.
この時代のワイキキのホテルショーの典型的な楽しさをパッケージしたライブ盤。米本土の観光客と会話をかわしながら、巧みにショーを進めるダニー・カレイキニ。しかし、本土でおなじみのハワイアンよりも、オーセンティックなレパートリーに着目。タヒチの音楽を盛り込んだり、「I Am Hawaii」でソリッドなファンクビートが入ってきたり、実は意欲的なステージ構成でもあります。なお、本作にはウクレレを持つダニーと、レイをしているダニーの二種類のジャケがあります。こちらは前者。.
収録曲・データ
【曲目】Introducing Danny Kaleikini / I Am Hawaii〜Hawaiian Holiday / Malihini Mele / Beautiful Kahana(Danny & Penny Silva) / E Naughty Naughty Mai Nei / Pa'Au'Au Waltz(Penny Silva) / Tahitian Medley : Aparima: Wahine Anamite〜 Tongata Huruhuru(Ielu Sala)〜Otea: Mo'Orea, Utere Utere(Kahala Men) // The Good Life In Hawaii / Ke Kali Nei Au(Danny & Penny Silva) / Mangos ('Bout Love)(Penny Silva) / Waipi'o(Danny & Kahala Men) / Mahalo My Darling(Danny & Penny Silva) / A Hui Hou / Aloha Medley : I Wish〜They Didn't Mean Goodbye(Danny Kaleikini & Company)
AORファンはご注目! あのグーギー&トム・コッポラが全面参加したハービー・マンによるトロピカルディスコ/ソウルアルバムです。タイトな演奏で、良質ディスコに仕上げているのは流石。アーノルド・マッカラーが歌う絶品トロピカルグルーヴ「Once I Had A Love」や、グーギー・コッポラの極上メロウヴォイスが聴けるバラード「You Are The Song」も良いですねぇ。.
タイトルの意味は、クラシックの大家(masters)によって作曲された旋律を拝借した20世紀の名曲を演奏するというもの。ブラジリアンガットギターの名手のとろけるタッチが堪能できるのはもちろん、素晴らしいのはこのアイデアに呼応したアレンジ。「The Breeze And I」の後半のメロウに盛り上がる展開など思わずハッとします。実は結構レア!.
ブルース〜ジャンプ〜ヴギウギ〜ジャズっぽくスリリングな白人音楽。ボブ・ウィルスよりもカントリー臭が少なくて。なんとなくダン・ヒックスのルーツがうかがえますね。本作品は、80年代に入っててから編まれたコンピ。この頃からウエスタン・スイングなど、カントリー周辺音楽のブラック&ホワイトなサウンドの再評価が始まりました。名盤とされる「Country And Western Dance-O-Rama」とはかぶりがありません。.
あの名作「Batteaux」でおなじみ、ロビン・バトゥー在籍のグループのセカンド。さわやかなウエストコーストサウンドを聴かせてくれます。エレピ入りのスローバラード「Julie Anne (Magnolia Wind)」が染みますねえ…。ロビンと兄弟のデヴィッド・バトゥー「Happy In Hollywood」がお好きな方はは是非!.
【曲目】Overture / I Stand Alone / Camille / One / Coloured Rain / Soft Landing On The Moon // I Can Love A Woman / Blue Moon Of Kentucky / Toe Hold / Right Now For You / Hey, Western Union Man / Song And Dance, For The Unborn ..