豪華なメンバーが参加したイギリス録音。ちょっとひねくれたポップ感覚を漂わせつつ、彼のナイーヴさ、都会っ子的な部分がよく出たアルバムです。B-1「Crying In My Sleep」はナイーヴなシティポップ・バラードでとてもいいです。バックで聴こえるコーラスはジョニ・ミッチェルと、彼の実妹スーザン・ウェッブ。.
収録曲・データ
【曲目】Ocean In His Eyes / Feet In The Sunshine / Cloudman / Lady Fits Her Blue Jeans / Just This One Time // Crying In My Sleep / It's A Sin / Alyce Blue Gown / Land's End/Asleep On The Wind
美人シンガー、ジョニ・ジェイムス、ジャズりまくる! 彼女のもっともスインギーな一面が出た大傑作アルバム。ジャズコンボをバックに、ノリノリすぎなんじゃないの?と思うほどの抜群のヴォーカルを聴かせます。A-1「Deed I Do」からメドレーで進む「You Came A Long Way From St. Louis」や「September In The Rain」などかっこいい歌の連発! ジミー・ハスケルのアレンジも最高!.
収録曲・データ
【曲目】Deed I Do / You Came A Long Way From St. Louis / Fly Me To The Moon In Other Words / I Feel A Song Comin’ On / Lullaby Of Birdland / You Do // On The Sunny Side Of The Street / My Melancholy Baby / Basin Street Blues / I Got It Bad / By The Way / September In The Rain
オールディーズのアイドルのひとりと日本ではとらえられていますが、実は64年ですでにこの人は30歳。他のシンガーよりもひと回り上だったのです。そんな彼がビートルズ来襲に対抗すべく(?)、デヴィッド・ゲイツをプロデュースとアレンジに迎え、ビート感重視で制作した攻めの気分のカヴァー・アルバムです。大穴トラックは「Our Day Will Come」! ボ・ディドリー・ビートでこの曲をカヴァーしたのは、アメリカ広しと言えどもこの人くらいでしょう! かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Memphis / I Want To Hold Your Hand / Raindrops / The Loco - Motion / Kansas City / Hey Baby // Walk Right In / Sweet Little Sixteen / Mashed Potato Time / Searchin’ / Way Down Yonder In New Orleans / Our Day Will Come
【曲目】Fifty-Five / Good Days Are Rollin' In / Band Of Steel / For A While // Sweet Virginia / Yesterdays & Tomrrows / I’ll Be Lucky / Her Song / Ramblin’ Cocaine Blues
【曲目】Santa Lucia / I Have But One Heart / Non Dimenticar / Come Back To Sorrento / You’re Breaking My Heart / Anema E Core // O Sole Mio / Dicitencello Vuie / Chitarra Romana / Luna Rossa / Per Un Bacio D’amour / Arrivederci Roma
フォーク・シーンとの深い関わりから論じられることの多い彼女ですが、60年代のソロ作はどれもジャジーでブルージーなヴォーカル作品。本作はその中では、選曲やアレンジ面も含め、もっともポップ要素が強いといえるかもしれません。バカラックの「Any Day Now」で幕開けするというのはかっこいいです。フレッド・ニール「The Other Side Of This Life」「Just A Little Bit Of Rain」も採り上げています。4ビートでスイングする「Feeling Good」忘れずに!.
Blue Noteの大スターだった彼らが新天地を求めてLimelightへ。ビッグバンドを従えてのソウルジャズ・アルバムです。あくまで彼らの魅力は崩さず、パーティー向けの華やかなムードを作り出していますね。ラムゼイ・ルイス・トリオの成功への意識はあったのかもしれません。このレーベルならではのセンスのよい見開きデザインにもご注目を。.
元ブリンズレー・シュウォーツとしてはニック・ロウに続いてのソロ・デビュー。アルバム「Summer Holiday」のプロモーション用に制作されたラジオ向けインタビュー・レコード。質問(こっちの声は未収録)の答えを肉声で収録し、アルバムからの曲を6曲流すという構成です。訛りも愛おしい感じですし、人柄がにじみでています。もちろん貴重なものです。ブリンズレー時代の再演「Hooked On Love」そして「That's The Way I Rock'n'roll」! やっぱり名曲なのです。.
【曲目】Don't Take Your Love Away / I Don't Know How To Love Him / Touch Me / Just Say Goodbye / I Love Your Kind Of Loving / The Long And Winding Road // You've Got A Friend / West Side Apartment / Marie De Vere / How Can I Be Sure (Of You) / Call Me
68年のマーヴィン・ゲイはタミー・テレルとのデュエットで大ヒットを連発しつつも、ソロでは従来型のモータウン・ソウルとはまた違ったニュアンスを身につけつつあった時期でした。曲調はそれ風でも、より自身の苦悩や意志が感じられるようになってきています。この年の最後に放ったヒットが「I Heard It Through The Grapevine」。こちらはさしずめその前奏曲でしょうか。全米チャートでは最高32位。モノラルミックス。.
ヴェンチャーズの手にかかると、カントリーがこんなにロックな音楽になります。そもそもロカビリーの要素の一つとも成っていたカントリーなのだから当然なのかもしれませんが、それにしてもスゴイ。キャリア初期の快進撃を伝える熱気をはらんだサウンド、そして黄金のメンバーによるエレキ・インストのクラッシック。のちに「I Walk The Line」のタイトルでジャケも新装してリイシューされますが、こちらがオリジナル盤です。.
収録曲・データ
【曲目】Panhandle Rag / Wabash Cannonball / San Antonio Rose / I Walk The Line / Wildwood Flower / I Can't Stop Loving You // Lovesick Blues / Steel Guitar Rag / You Are My Sunshine / Oh, Lonesome Me / Sugarfoot Rag / Born To Lose
タイトル曲は彼女の名唱で知られていますね。バラードだと思っていたのですが、意外やゆっくりとシャッフルするワルツでした。異色なのは太いベースと太鼓とフィンガースナッピンだけをバックに歌う「Came On-a My House」で、スカスカの空間を彼女の色気だけで埋めてゆきます。色っぽいのですが、決して気品は崩さない。それが彼女の魅力なのですね。.
収録曲・データ
【曲目】Love Letters / The Second Time Around / I Love You Porgy / What A Difference A Day Made / Never On Sunday / I Miss You So // All The Way / Come On-a My House / Hey There / And That Reminds Me / Fascination / Broken-Hearted Melody
ウィリー・ネルソンのレアな初期シングル! テキサスに拠点を置いていた当時28歳のネルソンがナッシュヴィルに移住した時期のシングルです。Libertyからシングルを数枚リリースしながらも、まったくヒットに恵まれていなかった時期で、「Mr. Record Man」というタイトルにも成功への願いが表れているように感じます。今となっては貴重なシングル!.
両面ボブ・クリュー&ボブ・ゴーディオ・コンビ(アレンジはチャーリー・カレロ)。60年代末を迎え、よりアダルトなリスナーへのアピールを志向していた時期のシングルです。A面はオーケストラルでドラマチックなバラード(全米29位のヒット)。B面は「I Make A Fool Of Myself」の続篇的な曲調で、隠れ名曲の感あり。70年代に一度セルフ・リメイクもしてますね。.
「Whenever Teenager Cries」で颯爽とデビューしたニューヨークのガールグループ。セカンド・シングルとなったこの曲はチップ・テイラーが作曲に関わり、ビルボードでも92位まで上昇したそうです。なんとなくデキシー・カップス「Chapel Of Love」にも似たセンチメンタルな名曲。B面は一転してニューオリンズR&Bテイストを前面に出したリズム・ナンバー。両面ともにアルバム未収録です。.