イギリスの戦前音楽趣味趣味集団。活動歴は長く、知識とユーモアを兼ね備えた彼らの存在が、のちにボンゾ・ドッグ・ドゥーダー・バンドの登場にも影響を与えました(メンバーのブライアン・イネスは、ニール・イネスとは血縁無いそうです)。このアルバムは通算5作目。ナレーションを交えながら曲を次々に演奏してゆくスタイルです。楽しく20世紀の戦前を学武べる最良の音楽テキスト!.
China Boy.
Brown Eyes Why Are You Blue?.
Alexander’s Record Breaking Band.ソングライターとしてのデイヴ・フリッシュバーグの曲を初めて採り上げたのは彼女なんだそうです。曲は「Peel Me A Grape」。フレッド・カーリンのユニークなビッグバンドアレンジで歌っています。エコーやビブラートを抑えた歌い方が、そのカーリンやピアニストのジョー・サイがアレンジするサウンドと相まって、不思議な魅力となって残ります。.
Peel Me A Grape.
Would’Ja For A Big Red Apple.
Fools Rush In.バディ・コレットの軽やかなフルートをフィーチャーしたジャズボッサ盤。Crownは半ば廉価盤レーベルで、低予算でいい加減な作りのレコードも多いのですが、これはいい。音質面などもう少し恵まれていたらと残念に思う部分はありますが、演奏が生々しいです(ミュージシャンは不明)。ジャズとボサノヴァの融合をじかに味わえる好内容。.
The Girl From Ipanema.
Fly Me To The Moon.
Turtle Samba.アメリカのジャズ史の中で女性ミュージシャンが果たしてきた功績を、貴重な録音から検証するシリーズ。初期のStashレーベルはジャズやブルースの世界におけるマイノリティに着目したすぐれたリリースを行っています。本作は女性ピアニスト編。もっとも古い1924年のラヴィ・オースティンから1961年の秋吉敏子のエアチェック音源まで、全16曲。トラディショナル〜モダン・ジャズの変化の中での女性ピアニストたちを収録。”Women In Jazz”シリーズの2作目です。.
My Blue Heaven.
The Rocks.
Temps Fugit.ミシガン州出身の女性ジャズシンガー。その後も長くクラブで歌い続けたそうですが、スタジオレコーディングのアルバムはこれ1枚きり。低くハスキーな歌声には強さと色っぽさの両方があって、歌もすごくうまいんですけどね。ジャズヴォーカルものを売る術をおそらく持っていなかったポップスレーベルLaurieからのリリースというのも、うまくいかなかった原因かもしれません。だって歌も演奏もこんなにいいのに! とてもとても魅力的です。.
The Masquerade Is Over.
There Will Never Be Another You.
Deed I Do.ハモンドオルガンの女王エセル・スミスのラブリーなラウンジサウンドが楽しめるナイスアルバム。どれを切っても金太郎飴だろ?という偏見をパーカッシヴなラテンナンバーが、まずは見事に裏切ってみせます。白眉は両面ラスト。ドン・セベスキーがビッグバンドのアレンジで参加した「Ethel Meets The Count」と「Smithtown Special」!.
Ethel Meets The Count.
Smithtown Special.
The Gypsy In My Soul.フェンダーベースがぶいぶいと唸りまくり、エレピがメロウな浮遊感を与え、そこに百戦錬磨の名ドラマーが鋭く“刻み”を入れてゆくのです。ファンクジャズの時代とマッチしたテンション高めの傑作! オーシャンな雰囲気の16ビートが気持ち良い「The Hawk Talks」も最高です! 映画「セッション」で演奏された「Whiplash」に通じる痛快爽快感!.
Sunshine Swing.
The Hawk Talks.
Rich Outing.アラン・アーキン主演の映画「Popi(ふたりの天使)」のサントラ。大の大人がふたりの子供と繰り広げるコメディタッチの映画だったようです。ヴォーカル入り主題歌は、子どもソフトロックの名品です! 「On To Miami」はタイトル通りのヴァカンスナンバーです。ラテンタッチの曲もどこかとぼけてておかしいんですよ。.
Popi.
On To Miami.
Two Boys On A Beach.マカロニウェスタンの大スターとなったクリント・イーストウッドのアメリカ凱旋作「奴らを高く吊るせ」。テーマメロディはブッカー・T&MG’sのカヴァーでもヒットしました。あと、ウーゴ・モンテネグロがカヴァーしたアルバムをよく見かけるのでそっちがサントラと勘違いしている人も少なくないかも。こちらが正調盤です。.
Hang ‘Em High.
Rachel.
I’ll Get ‘Em Myself.ジャズトロンボーンの名手でアイデアマン。トロンボーン4人のセクション+ピアノトリオ編成で臨んだ本作のテーマは、ジャズソングによるアメリカ州巡り。インディアナからオクラホマまで、曲名に州の名が読み込まれている曲でアルバムをつないでいきます。音楽による周遊は、ジャズの名産地をめぐる旅でもあるんだなと実感できます。.
Indiana.
Jersey Bounce.
Stars Fell On Alabama.今も続くコント+音楽のTV番組「サタデーナイト・ライヴ」。その最初の黄金時代を作った若きブルース・ブラザースにチェビー・チェイスらの活躍をパッケージしたアルバム。最高の70年代産ガールポップと断言できる「Chevy's Girls」聴いてください! コントから漂うやばい不良な雰囲気も一緒に!.
Gerald Ford.
Chevy's Girls.
Closing.Bearsvilleに2枚のアルバムを残す女性シンガー・ソングライター。ブルージーな持ち味があって、ボニー・レイットやロリー・ブロックの系譜ですね。全編でポール・バターフィールドが印象的なハーモニカで助演するなど、ガーリー・スワンプとして上質な内容。あと5年早くデビューしていたら、きっともっとその筋のファンに評価されていたはずです。プロデュースはジョン・サイモン。.
Believe It So.
Covered Up In Aces.
Sunset Harvest Moon.彼らの全作品中でも非常に完成度の高い1枚! 実質的なラストアルバムにあたります。 アメリカでは30年以上再放送され続けている「愉快なブレイディー一家」。チルドレンファンクとして名高い「Zuckerman's Famous Pig」や、シールズ&クロフツのカヴァー「Summer Breeze」カヴァーはここに収録。.
Zuckerman's Famous Pig.
Summer Breeze.
Colorado Snow.小編成のストリングスとチェットのアコースティックギター。「悲しき天使」「ルック・オブ・ラブ」「その男ゾルバ」「別れの時まで」など、ポピュラースタンダードから世界のメロディまで、曲によってガット弦とスチール弦のギターを使い分けつつ、さりげなくやさしくメロディを爪弾きます。寒い夜に寄り添ってくれる暖かい音色です。.
La Madrugada.
The Look Of Love.
The Odd Folks Of Okracoke.普通のドラマーと違い、でっかいフロアタムやティンパニを多用するロッキン&ジャイヴィンな男。ゴキゲンなダンシング・ビッグバンド・ジャズにサンディ・ネルソンの先駆けみたいなドラム組曲…、難しいことはしてません。とことん楽しい1枚です。歌入りの「Rock An' Roll King Cole」にはみんなKOされるはず。イエーイ。.
Rock An' Roll King Cole.
Rockin’ The Tymps.
Oranges And Lemons.60年代半ばのポップムードと洗練性に富んだ傑作。ボブ・ドロウ、トミー・ウォルフ、サイ・コールマンをはじめジャズ界の“わかってる”作家陣の書き下ろし新曲を用意。スー・レイニーのImperial三部作にも通じるポップ感覚が素晴らしいです。ラストナンバー「Hold Your Head High」はランディ・ニューマンとジャッキー・デシャノンの共作曲。夏の日差しにくらっとした瞬間を思わすソフトボッサ「There Is No Right Way」もまぶしくて。.
Wonderful Life.
Hold Your Head High.
There Is No Right Way.デューク・エリントンがNY五番街の長老派教会で行ったセイクレッド・ミュージックのコンサート。その模様を収録したライヴ盤です。リード・シンガーにブロック・ピータース、クワイアも迎えての演奏ですが、さすが生涯作曲を続けたエリントンだけあって、演奏されるのはこの日のためのオリジナル曲。壮大にして敬虔な曲想にぐいぐい引き込まれます。.
In The Beginning God.
Come Sunday.
New World A-Coming.プエルトリコ生まれの盲目のシンガー。渡米したのち、彗星の如く現れて大きな成功をつかんだ彼の3作目。ここではジャズ寄りのスタンダードを中心に採り上げます。彼のキャリアにおいては代表作とは言い難いのでしょうが、よく伸びる歌声を活かしたヴォーカル・アルバムとして素晴らしい仕上がり。アレンジはチャーリー・カレロ。ウッドベースの音色が印象的な「Goody Goody」「Bye Bye Blackbird」が白眉です。.
Goody Goody.
Bye Bye Blackbird.
(I Love You) For Sentimental Reasons.ハワイ音楽の名門のひとつファーデン・ファミリーの出身。マウイ島のシェラトンホテルでの伝統的なハワイ音楽の楽しみに溢れているショウの模様を収録したアルバムです。ポピュラーなエンターテイメントを供するホテルのショーとは一線を画すもの。ジャケットのパフを叩く姿からもわかるように、伝統に真っ直ぐ。感動的です。.
Kilakila Haleakala.
Laupahoehoe.
Bamboo Organ.J's・ウィズ・ジェイミーがレーベルを移籍して改名、ジェイミー&J・シルヴィア・シンガーズとしてのセカンド。「It's Not Unusual」収録のファーストにまったく引けを取らない素晴らしい内容です。とりあえず、ハイ・スピードな展開にエレキまで飛び出す「Hold On Tight」でノックアウト! 「Who Am I」や「You’ve Got Your Troubles」の飛翔感も最高! 「What The World Needs Now」もスウィートで素敵なワルツに。アレンジはドン・コスタです。.
Hold On Tight.
Who Am I.
What The World Needs Now.手足のちぎれるようなツイストを踊ることで知られたグレート・テキサン・ロッカー! 70年代はスワンプ〜カントリー的なサウンドですが、60年代の彼は正真正銘のロックンロール! 腰も抜けるほどの強烈なグルーヴと不良なロッキン感覚が完璧に同居したA-1「Just A Little Bit」を聴いたら砕け散るしかない…。「Night Train」でのJBファンクの消化力! 人間の限界を超えた彼の関節のやわらかさはYoutubeでも確認出来ますよ。.
Just A Little Bit.
Night Train.
Treat Me Right.現在はカントリー系のソングライターとして知られるフレッド・ノブロック。70年代をレッツ・イートというバンドで過ごした彼がソロ・キャリアに転じた時代がAOR的には円熟の年だったということが、この充実した傑作を生み出すマジックとなりました。男臭くて泣けるブルーアイドソウル名曲連発。日本でも当時アルバムが出ていましたが、あらためて聴き直すと再評価に値する音です、これは。.
Why Not Me.
A Bigger Fool.
It’s Over.おれら、愉快なシュヴァリエ・ブラザーズ登場! 80'sUKジャイヴシーンの雄、シュヴァリエ・ブラザースのファーストアルバム。スモールクラブで録音されたワイルドでヒップで踊りまくれる大傑作! グループ名の由来でもあるギタリスト、モーリス・シュヴァリエはこれ1枚で脱退してしまうんですけど、彼らはその後もこの名前でゴキゲンに活動を続けます。さー、朝まで踊ろ! UKオリジナルです。.
Five Guys Named Moe.
Fat Sam From Birmingham.
The Join Is Jumping.1930年生まれの女優兼シンガー。甘やかなアルトヴォイスで、四季折々をしっとり歌った愛の歌のアルバムです。また、このアルバムの成功の一因はフランク・デヴォルの壮麗なオーケストレーション。音で景色を描き出し、歌う彼女をそれぞれの主人公にしてくれます。「It Might As Well Be Spring(春の如く)」など、季節を歌いこんだ曲って本当に良いものが多いですね。.
It Might As Well Be Spring.
The Things We Did Last Summer.
Autumn In New York.40年代後半、もっともプログレッシヴなビッグバンドラテンを開拓した人でした。4ビートラテンの傑作「Mexican Jumping Bean」で幕開けする本作は、60年代を迎えて新たな精神で挑んだ傑作ラテンアルバム。ジャズ精神に則ったグルーヴ感と、彼らしい複雑さを備えたアレンジが合致して組んずほぐれつ状態です! コーラスも飛び出すチャチャなど、メリハリ&遊び心あふれた傑作。.
Mexican Jumping Bean.
Cha Cha Cha Boom.
Artistry In Rhythm.冒頭にアメリカの国民歌(国家ではありません)を3曲。続いて南米やハワイ、ヨーロッパの風土で愛されているメロディやムードなどをモチーフとした曲が並ぶ、世界を音楽でつなぐライブラリー作品。こうしたテーマ性はわりと珍しいかも。そしてジョン・カカヴァスがアレンジしたアメリカ曲が繊細でソフトなアレンジで驚きます。今こういうのはあっていい!.
Battle Hymn Of The Republic.
Habanera.
Hawaiian Song.指揮/アレンジは旦那様のロイ・バッドというイギリス・レコーディング盤です。冒頭のファンキー「True Love」でビックリ! さすが6ヶ国語をあやつる才女。70年代でもチャレンジ精神は健在です。4ビートからシティポップへと変化し、「雨に唄えば」も織り込む「Laughter In The Rain」はロイ・バッドのアレンジともども最高! そして猛烈なスピードで駆け抜けるビッグバンド版「Feelin' Groovy」へ! 才人による手抜きの無い音作りと天才的な歌が一致した傑作です!.
True Love.
Laughter In The Rain.
Feelin' Groovy.長いキャリアの黒人シンガー。プロデュース&エンジニアがジェイ・グレイドンで、ありとあらゆるLAのミュージシャンが集合した希有な作品。デヴィッド・フォスターも参加しています。グレイドンはいいギターソロも弾いてます。80s的なデジタルサウンドですが、ちゃんと歌心があって素晴らしいです。.
Are You With Me.
Stop Me From Stairng This Feeling.
Change Your Mind.1910・フルーツガム・カンパニーのベスト盤と思わせておいて、じつは60年代後半から70年代初頭のバブルガムポップ文化を俯瞰したコンピレーション。カセネッツ=カッツ・プロダクションにまじって、シャドウズ・オブ・ナイト、アーチーズ、さらにイギリスのスウィートまで入れてしまう編集は強引ですが、レーベルを超えた選曲はRhinoならでは!.
Simon Says.
Funny Funny.
Sugar Sugar.Elektra移籍盤。「Escape」「Him」の大ヒットを受けての移籍でしたので大きな期待を受けていたはずですが、結果的にこのアルバムのセールスはふるわず。ヒットシングルも生まれませんでした。しかし、デビュー作「Widescreen」以降追究してきた彼の物語作家的な感性は頂点に達したとも言えますし、当時の日本のAORファン好みのサウンドやメロディの洪水。このとき彼はまだ34歳。レコーディングアーティストとしてのキャリアはここでいったん13年の休暇に入ります。.
Full Circle.
One Born Every Minute.
Loved By The One You Love.