シティボーイ気分の4ビートでSSWを気取ったオーストラリア産の大傑作。ハスキーでやんちゃさが垣間見えるヴォーカルと胸キュンのメロディがたまりません。タイトル曲の頭10秒でキマリ! 80年代初めにウイスキーのCMに日本で使われ、ささやかにヒットした名バラード「You'll Call It Love」も収録。このジャケットがオーストラリアオリジナルです。.
不倫ソング「Me And Mrs. Jones」の特大ヒットがよくもわるくもこの人のイメージを決定してしまったところがありますが、実際はジャズからファンクまで幅広く対応できるセンスを持った才人シンガーなのです。こちらはギャンブル&ハフのプロデュースで、社会的なメッセージとラブソングの両面性を表現したアルバムです。マクファーデン&ホワイトヘッドが提供した「People Power」かっこいいです。.
60年代に「Mashed Potato Time」で一世を風靡した、あのディー・ディー・シャープです。流れるようなグルーヴが気持ちよい「Touch My Love」や、10ccの大名曲を歌った「I'm Not In Love」など、フィリーソウルの本場に移籍し、スムースなソウルヴォーカルを聴かせます。このアルバムが縁でケニー・ギャンブルと結婚することになるんですよね。.
収録曲・データ
【曲目】Love Buddies / Touch My Life / Ooh Child / Real Hard Day / Make It Till Tomorrow // Happy 'Bout The Whole Thing / I'm Not In Love / Share My Love / Best Thing You Did For Me
【曲目】Love-Wise / For Heaven’s Sake / Nocturne / Young And Foolish / Nina Never Knew / Kinda Cute // I’m Old Fashioned / I Love You / Welcome To My Dreams / My One And Only Love / I’m Gonna Laugh You Right Out Of My Life
【曲目】The Shadow Of Your Smile / Little White Lies / Memories Of You / Moonglow / Little Girl Blue / All The Way // When I Fall In Love / Pick Yourself Up / Bewitched / Early Autumn / Deep Purple【Arranger】【Conductor】 Lex Jasper
メンバーの急死による活動停止から数年。75年リリースの再結成盤です。60年代のマジカルなポップ感覚からはまたすこし変わって、心地よいアーシーさにくるまれたグッドタイムポップ・アルバムです。スパンキーの低めの歌声にも母性にも似たおおらかさが備わって、本作の魅力となっています。トム・ウェイツ「San Diego Serenade」カヴァーがしみます。ジェリー・イエスター、タワー・オブ・パワーも参加。.
A-2「When You Were Here」に目立つサーフェスノイズが2回入ります。他は概ね良好。
フレンチ美女の歌うアメリカン・ソングス。
エキセントリックな感じもするキュートな顔立ち。フレンチ美女スザンヌ・ベルナールの歌うアメリカン・ソングス(フランス語)。いかにも50年代のABC-Paramountらしいヒップなエスプリの効いた企画ですね。「Que Sera Sera」がホントはアメリカの曲で、フランス語ヴァージョンが珍しいだなんて、実は結構気が付かなかったことです。.
幼少時代からR&Bシンガーとして活躍した彼女。クリード・テイラーの寵愛を受け、70年代はフュージョン系ミュージシャンと都会的なソウル/ジャズヴォーカル作品をKuduで発表していきました。このアルバムはディスコ感覚も前面に。なにしろ歌がうまい人ですから対応力も完璧。レゲエ・ファンクな「Higher And Higher」、スタンダードをディスコ化した「Dream」など、実に痛快です。.
世界中の音楽を軽いラテン・センスで自分に取り込むラウンジ・ピアニスト、アーヴィング。このアルバムはイタリア関連の名曲集。まろやかなタッチの指さばきが情緒豊かなメロディを紡ぎ、ラテン・リズムと相まってオツな味を醸し出します。「Isle of Capri」なんか、結構ダンサブルにアレンジされてますよ。ジャケット、ナイス!.
流石と言わざるを得ない彼らの極上ハーモニーと5本のトランペットの共演盤。スウィンギーな「Give Me A Simple Life」、身体全体をもみほぐされるような「There Will Never Be Another You(あなた無しでは)」の洒脱さときたら、ホント溜息が出そう。 とても愛おしく思えるアルバムです。幾何学的なジャケ・デザインも素敵。.
収録曲・データ
【曲目】Easy Street / Ev'ry Time We Say Goodbye / Laughing on the Outside / After You've Gone / Goodbye / There Will Never Be Another You // Got A Date With an Angel / Something in the Wind / Someone Like You / The Night We Called it A Day / Give Me The Simple Life / Good Night Sweetheart
冒頭「From This Moment On」から腰を直撃のビッグバンド・ラテンです。ヴェテラン女性ヴォーカリスト、レナ・ホーン。スケールの大きな歌が得意な彼女に、ずばりハマった最高のラテン・アルバム。ストレートなラテン・ジャズからボサノヴァまで、一気に駆け抜ける痛快な一枚。カリブ風の味付けの効いた「Island In The West Indies」が、隠れた粋トラックだと思います。シャープなアレンジはショーティ・ロジャース。.
収録曲・データ
【曲目】From This Moment On / Take Me / Night And Day / Old Devil Moon / More / My Blue Heaven // Cuckoo In The Clock / Meditation / By Myself / Island In The West Indies / Ours / Falling In Love With Love
ミシェル・ルグランが代表曲を70年代のモードでリアレンジした作品を揃えた人気盤。オーケストラや自身のピアノを上品に配したロマンチックなナンバーが中心ですが、息をのむようなお洒落なファンキー・チューン「The Deep Blue C」「Picasso Summer」も収録しています。モダンと気品が同居した人気アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】Brian’s Song / Theme From “The Go-Between” / The Deep Blue C / What Are You Doing The Rest Of Your Life / Picasso Summer / Dis-Moi // Summer Of ‘42 / Wuthering Height / Pieces Of Dreams / The Windmills Of Your Mind / I Will Say Goodbye
楽しき哉、スイング! 1932年から45年までトミー・ドーシーが率いたスモール・コンボ、クランベイク・セブンの楽しい録音を一枚にまとめて、美麗なジャケで発売したアルバムです。若きフランク・シナトラの初々しい歌唱も「Head on My Pillow」で聴けます。専属の女性シンガーだったイーディス・ライト嬢の歌声も勝ち気な感じで大変魅力的。バディ・リッチ、ジョー・ブシュキン、バド・フリーマンらの演奏も弾けてます!.
【曲目】Swing Low, Sweet Chariot / Life Is Just A Bowl Of Cherries / Deep Purple / My Sugar Is So Refined / Brahms’ Lullaby / The Desert Song // Stormy Weather / I Married An Angel / Tenderly / The Old Ox Road / Love Walked In / Basin Street Blues
カルロス・サンタナの弟がマロの後に残したトロピカルAORアルバムの傑作! 人気曲「Sandy」が最高なのはもちろんのこと、全編きらびやかなオーシャングルーヴが詰まった一枚です。遊び疲れたときのBGMにはスウィートな「Love The Way」がオススメ! 泣けて踊れちゃうトロピカル・ポップ「We Are There」も人気ですね。ヴォーカルはマロのメンバーだったリチャード・ビーン。夕暮れ、火照った身体にビール、そしてこの1枚。.
収録曲・データ
【曲目】Sandy / Tonight You're Mine / Darling I Love You / We Were There // Love You, Love You / Love The Way / Seychells / Nobody's Perfect
RCAオレンジ・レーベル(ミゾあり)。A-3「Waiting To Be」中盤に小傷によるプチノイズが少し。他はEX++〜M--ほどで良好です。
あの「98.6」のキースです。
ソフトロック・アーティスト、「98.6」の本名ジェームズ・バリー・キーファーこと、あのキースです。RCAに移籍してリリースされた彼のサードにしてラスト・アルバム。ソフトロックのニュアンスを残しつつも、ビートルズの影響を感じさせるアシッドな浮遊感の「Waiting To Be」や、ファンキーな「The Problem」など新生面も加味しています。.
収録曲・データ
【曲目】Alone On The Shore / Trixon’s Election / Waiting To Be / Melody / The Problem // Marstrand / Mr. Hide / China Clipper / Elea - Elea / Charley Cinders