フィリーの重鎮として円熟の境地に差し掛かりかけた時期ですが、ここからもちゃんと全米4位のメジャー・ヒット「Used To Be My Girl」が生まれています。しっとりとした聴かせどころと、ディスコ対応もバッチリの現役生。70年代後半にも彼らの黄金時代があったこと覚えておいてほしいです。.
Use To Be My Girl.
This Time Baby.
Cry Together.1980年代を迎えて社会もフィリーソウルも新たな方向に向かうべき。そんな思いがタイトル曲には込められているように思います。フィリーソウルの屋台骨を支えてきた彼らとギャンブル&ハフによる、フィリーの伝統を踏まえつつ発信した新時代へのステートメント。.
To Prove I Love You.
You’re The Girl Of My Dreams (Sho Nuff Real).
The Year 2000.ヒップホップ・フリークには「Impeace The President」(ハニードリッパーズ名義)の生みの親としても知られるシンガー/ソングライター。リズムに興味を持っていた人らしく、このアルバムもあの「My Girl」やエルトン・ジョン「Your Song」などでレゲエ風のリズムをとりいれているのが大穴感。他の曲もハイ・サウンドにも通じる心地よさあります。.
My Girl.
Your Song.
Virgin Girl.Epicでの3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
Less Is More.
So Beautiful It Hurts.
Town Square & Old School.ランディ・ヴァン・ウォーマーと共作した「アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)」の絶品セルフカヴァーを収録したトニー・ウィルソンのセカンド。格別のメロウさと黒人らしいバネを兼ね備えたしなやかな名曲が揃っています。ベーシックの録音はマッスル・ショールズ、仕上げをNYのベアズヴィルスタジオで行っています。.
Give Your Lady What She Wants.
Just When I Needed You Most.
New Orleans Music.60年代のガールグループの中で、一番歌がうまかったのは? おそらくその筆頭に挙げられるグループが、エンジェルズだと思います。数々のバックコーラスで鍛えたハーモニー、そして匿名性に埋もれてしまわない個性もちゃんとあって。これは彼女たちがMercuryで大ヒットする以前にリリースしていたファーストアルバム。バックを担当しているのはハッチ・デイヴィ。スタンダードを交えた内容ながら、ガーリーなムードはすでに満点。.
And The Angels Sing.
Cry Baby Cry.
Till.美貌の女流ピアニスト、バーバラ・キャロル。ストリングスやブラスを交えつつ、スインギーで小粋なタッチの快演を聴かせるアルバムです。レパートリーの多くは親しみ深い名曲ですが、「Barbara’s Carol」なんてタイトルのオリジナルもあっておもしろいですね。柔軟なセンスの人だったのだと思います。.
Satin Doll.
For All We Know.
Love For Sale.AORという潮流を生み出した傑作「Silk Degrees」に続くアルバムです。目立ったシングルヒットが出ていないので前作の陰に隠れがちですが、内容のクオリティは引けをとりません。今回もTOTO組、レイ・パーカー・ジュニア、マイケル・オマーティアン、ジェイ・グレイドンらLA鉄壁の布陣!.
Hollywood.
Still Falling For You.
A Clue.アメリカでは一時ビートルズの対抗馬(ブリティッシュインヴェイジョン内で)と目されるほど快進撃を続けたDC5。イギリスでの公式ベストアルバム。70年当時の長髪で髭面の彼らをジャケットにして、60年代の歩みを集大成しました。「Red Balloon」などイギリスだけのヒット曲も収録していて新鮮です。.
Do You Love Me.
Red Balloon.
Everybody Knows.彼らの活動では中期にあたる名盤。ハープシコードを使ったレオン・ラッセルのワザ師ぶりが全開になった「My Heart's Symphony」からすでに名曲です。ソフトロック時代をにらみつつも、キャッチーで親しみやすい自分の持ち味を守っています。本作にはA-4「Tina」がミスプレスで入っていないものもあるらしいのですが、今回入荷盤はちゃんと収録。.
My Heart's Symphony.
Tina.
Where Will The Words Come From.もともとふたりのドイツ人ソングライターによる架空のディスコプロジェクトでしたが、アメリカでもヒットを連発。華やかなコーラス、シンプルなビート感、独特のおおらかさがディスコ隆盛の下地を作りました。ここから独立したペニー・マクリーンもディスコクイーンとして成功します。デビューヒット「Save Me」そして全米ナンバーワンに輝いた「Fly, Robin, Fly」収録のUSファースト・アルバムです。.
Fly, Robin, Fly.
Save Me.
I Like It.これはハワイアンのなかでのウクレレの役割を伝えるアルバムとして最高の1枚。ロイ・スメックら先人を意識しつつ、60年代初頭にリード楽器としての可能性を革新的に広げたエディ・カマエ、そこに続いたオータ・サン。そのふたりに加えてジェシー・カリマ、エディ・ブッシュらの名演を収録。アクロバティックな演奏のみならず、細かいストラミングでゆったりした時間を作り出す手腕にも惚れ惚れします。おそらく60年代から70年代にかけての演奏を集めた盤です。.
Liliu E.
Akaka Falls.
Pua Maeole.60年代に「You We're On My Mind」の大ヒットを飛ばした彼らのラストアルバム。1977年のリリースだけにサウンドはアーシーになってはいますが、美しいコーラスに彩られたソフトロック調ナンバーをこの時代に丁寧に作っていることに、まずビックリ! 全体的にもポップス度の高い作品になっています。深いエコーがかけられ、どこか神聖な雰囲気もありますね。ハーパース・ビザールのラスト作にも通じる隠れた名作です。ぜひ!.
Take Each Day As It Comes.
Rejoice.
Does Anybody Love You.1972年にアメリカで編集発売されたアネットのベスト盤。ジャケットには大人になったアネットがティーンの頃の自分の写真と一緒に写っています。選曲は1960年代初めまでの屈託のないティーニー・ポップ中心。アメリカの子どもたちみんながアネットに恋した幸福な時代のドキュメンタリーみたいな全15曲。.
Pineapple Princess.
Tall Paul.
First Name Initial.アーシーなファンキージャズ時代からオルガン奏者として活躍するジャック・マクダフ。彼がJBやMG'sが切り開いた60年代のファンク的なリズムにも接近しはじめた時代を記録した傑作です。A-1「Snap Jack Snap」なんて、もうほとんどMG's。ギターは若きメルヴィン・スパークス。コードはホーンにまかせ、オルガンではシングルトーン中心のマクダフのプレイにも聴き惚れるばかり。.
Snap Back Jack.
Summer Samba.
Mush Melon.映画「サマー・オブ・ソウル」での素晴らしいゴスペル・アワーを体験して、あらためてゴスペルを聴きたくなった人におすすめしたい一枚です。キャラヴァンズはシカゴの女性ゴスペル・グループ名門(デビューは1958年)。この時期はソロでも有名になるシャーリー・シーザー在籍。あのロリータ・ホロウェイも在籍していた時期もあるんだそうです。.
Soul Salvation.
I Want To See Jesus.
Hold Your Peace.アル・ゴルゴーニ、トレイド・マーティン、チップ・テイラー。各自それなりにキャリアも深めていた東海岸ソングライター盟友3人組が残した落ち着いたSSWテイストの好盤。3人名義ではこれがファーストです。東海岸ポップ界隈きってのメロディメイカーだった彼ら自らの手によるドラマティックなナンバーを3人の暖かいハーモニーで。颯爽とした「Cisco」、泣ける「I Can't Do It For You」良曲多し。.
Cisco.
I Can't Do It For You.
Love Was Not A Word.スタジオ・セッションの世界で生きてきたリチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージの二人組。ジェイ・グレイドンのプロデュースによるサード・アルバムです。都会的なセンスを切れ味良いサウンドで表現した内容はこれぞAORと呼ぶにふさわしいもの。レアグルーヴとしても人気の高いファーストにも劣らない内容です。「Fearless」でのギターソロのすばらしさも含め。グレイドン・プロデュース作品の頂点と呼ぶ声も。ファーストの世界的高騰に伴って、こちらも値上がりしてます。.
You Need A Hero.
O.C.O.E..
Fearless.ディスコフュージョンにアレンジされた「Aquarius」カヴァーでびっくり! 時代の変化を見逃さない男ラムゼイ・ルイスの70年代ラスト・アルバムです。洗練されたディスコファンクを中心にしつつ、リリカルな美しさを持つメロウナンバーも効果的に配置。アース・ウィンド&ファイヤーの大成功に刺激されていたんでしょうね。.
Aquarius.
Dancin’.
I’ll Always Dream About You.アメリカでフィリーソウルをポップチャートにも多く届けたという意味では、スピナーズはとても重要なグループ。このアルバムからも「The Rubberband Man」が全米2位の大ヒットに。この時期のリードシンガー、フィリップ・ウィンの軽やかで、なおかつソウルフルなヴォーカルが受け入れられていたのも大きいんでしょうね。ポップ、ソウル、ディスコのバランス感覚も絶妙。.
The Rubberband Man.
Wake Up Susan.
Now That We’re Together.「Silk Degrees」「Down Two Then Left」からこのアルバムまでが彼のAOR三部作。アートワークまで含めて、AORとは何なのかを象徴しています。TOTOの面々、レイ・パーカー・ジュニアらが参加。「Jojo」収録です。メロウさだけでなく、ライブを意識したバンドサウンドのかっこよさもあり。全米8位。.
Jojo.
Simone.
Isn’t It Time.デトロイトで60年代に結成され、シングルを中心にリリースしてきたソウルグループ。これがセカンドアルバムです。タイトル曲から、活きのいいディスコブギーがメドレー的に流れるA面が最高に真夜中のパーティー気分ですね。息の長い活動をしている彼らだけにミディアムやバラードも抜群の表現力。.
Night People.
Hideaway.
They Took The Snow On The Road.RCAはニューヨーク産とナッシュヴィル産で個性がわかれますが、彼女はニューヨーク産のシンガー・ソングライター。チャーリー・カレロやアル・ゴルゴーニのアレンジを得て、どこか不思議な世界を展開しています。マジカルなソフトロック・ナンバーの「Where’d You Go Last Tuesday?」やシティポップ感覚のバラード「Old Memories」を聴いてみてください。冬に聴きたい雪景色ジャケです。.
Where’d You Go Last Tuesday?.
Old Memories.
Not Comin Home.ステッペンウルフのリード・シンガー。バンド解散後にリリースしたソロ・アルバムです。生粋のアメリカン・ロックの担い手のように思われてますが、実は彼はドイツ生まれのカナダ育ち。憧れと野心がステッペンウルフのサウンドをドライブさせていたんですね。このアルバムでは自作曲以外にパトリック・スカイの曲をとりあげるなど、フォーキーなスワンプ・サウンドを表現しています。.
Many A Mile.
Walk Beside Me.
Two Of A Kind.ポール・スミスのクインテットをバックにスイングしたジャズ路線での一枚。ヴィブラフォンも加えたアレンジはジョージ・シアリング風。選曲はすべてリチャード・ロジャースの作品で、コロコロとかわいいバックの演奏に似合う爽やかで切れ味のいいヴォーカルが楽しめます。彼女のアルバムの中では、もっともポップでジャズ的なスイング感が強い部類ではないでしょうか。クリスマス・ソングとしても重宝される「My Favorite Things」からスタート。.
My Favorite Things.
It Might As Well Be Spring.
Falling In Love With Love.ヤング・アイドル、デヴィッド・キャシディを送り出し、当時全米で大人気のファミリー・シットコム「パートリッジ・ファミリー」企画のアルバム第三弾。「Girl, You Make My Day」や「Last Night」「There’ll Come A Time」などをはじめ、屈託のないヤング・ポップスがいっぱいです! .
Girl, You Make My Day.
Last Night.
There’ll Come A Time.「Pillow Talk」の大ヒットから4年後。次は“私の上に”ですか。甘茶ソウルの女伝導師にして、数々のレーベルを興した実業家(そのひとつがヒップホップの源流Sugar Hill)。もっとさかのぼればかしまし男女R&Bデュオのミッキー&シルヴィア。その時代の出世作「Love Is Strange」の70年代ヴァージョンも、ここでかましています。もこもこした音質が逆に愛おしさを誘う女帝盤。.
Lay It On Me.
The Lollipop Man.
Love Is Strange.1967年に行われたStax/Voltオールスターズによるヨーロッパ・ツアーから、ロンドン公演の模様を収めたライヴ盤。好評を収めたロンドン公演に続くパリ公演をパッケージしたライヴ盤です。ホンモノのソウルでパリッ子たちを熱狂させた、ウソ偽りのない実況録音。バックはもちろんブッカー・T&MG’sとホーンセクションのマーキーズ!.
I Got My Mojo Working.
Soothe Me.
Try A Little Tenderness.ハワイ音楽の重要な側面。それはクリスチャン信仰とハワイアン音楽の融合です。透明で豊かな響きを持つハワイのレリジャス・クワイアによるハワイ語のクリスチャンミュージックです。アメリカ本土のゴスペルとも違うハワイアンミュージックとしての定着を果たしたこの音楽を良質な録音で記録した名門Waikikiからの1枚です。.
Pule A Ka Haku.
E Kuu Lei Lehua.
Hawaii No E Ka Oi.ジョン・デヴィッド・サウザーことJ・D・サウザーのセカンドソロ。ピーター・アッシャーのプロデュースで、ウェストコーストのツワモノたちが参加。AOR前夜を感じさせるからっと抜けのよいサウンドに混じって、ふと顔を出すジャジーでナイーヴなナンバー「Silver Blue」がたまらないです。.
Banging My Head Against The Moon.
Silver Blue.
If You Have Crying Eyes.