ネオアコの前哨戦みたいなタイトル曲「恋はリズムにのって (Take A Little Rhythm)」。これって今聴くと、ちょうどいい懐かしさですね。このとき彼は21才。収録曲は10代で書かれたもの。A-2「恋はリズムにのって」からA-5「African Queen」までの流れなんかホント素晴らしいですね。クリス・レインボウのファンにも聴いてほしいもの。ロンドンA&Mが見いだしたアーティストです。.
恋はリズムにのって.
Saturday Heart Breaker.
Live Every Minute.フュージョン界のスーパードラマー、ビリー・コブハム。78年の本作は、冒頭のメロウソウル「Bolinas」に完璧にやられます。シンガーとして起用されたカマールのしなやかにうねる歌声! 「Pocket Change」でのチャールズ・シングルトンの歌もいいですね。つまり半数くらいは歌物で、それが最高なんです。.
Bolinas.
Pocket Change.
Opelousas.今のリスナーにはケニー・ヴァンスが在籍したグループと説明したほうがわかりいいかもしれません。ニューヨークのオールディーズを60年代ポップスに橋渡しした重要な存在。初期のホワイト・ドゥーワップ的な魅力から、よりビート感、ソフトロック感を増したサウンドへと移行してきた名作です。メンバー自作のタイトル曲や「Over The Mountain」などソフトロックのファンにも聴いてほしい曲もいっぱい!.
Livin’ Above Your Head.
Over The Mountain.
The Sun Aint Gonna Shine Anymore.ソウルクイーンとしての地位を揺るぎないものにした時期のシングル。A面はアルバム「This Girl’s In Love With You」からのカットで、全米13位まで上昇。ボビー・ブランドの名唱で知られた曲でもあります。B面のメドレー曲はアルバム未収録!.
Share Your Love With Me.
Pledging My Love/The Clock.1964年の大ヒット「It’s In His Kiss (Shoop Shoop Song)」で知られる黒人ポップ/ソウル・ガール。本作は68年に発売されたVee Jay時代の編集盤(63〜66年のシングル曲集)とのことですが、ジェリー・バトラーとのデュエット曲も含んでいます。ノーザンポップな「Hands Off」思いがけずスインギーな「June Night」ナイスカヴァーな「Hound Dog」など好曲多数!.
Hands Off.
Hound Dog.
June Night.ジャンゴ・ラインハルト&ステファン・グラッペリによるマヌーシュ・ジャズの名演を詰め込んだイギリス編集盤。エリントンの「It Don’t Mean A Thing」や、ガーシュインの「I Got Rhythm」をコンピの目立つところに配置したジャズ・サイドに寄せた選曲になっています。イラストのジャケットも雰囲気ありますね。90年前に彼らがいた景色に思いを馳せながらお聴きください。.
I Got Rhythm.
Moonglow.
It Don’t Mean A Thing.“Luau”とはフラや音楽を楽しみながら食事をするハワイ式パーティーのこと。ハワイアン定番曲や「Beyond The Reef」「My Little Grass Shack 」などアメリカ生まれの著名曲を、バラエティ豊かなコンボ演奏と歌も交えて披露しています。ウクレレソロによる「Ebb Tide」が素晴らしい!.
Hukilau.
Beyond The Reef.
Ebb Tide.アメリカン冗談音楽の大家として全米のラジオで親しまれたドクター・ディメントが選曲した初のコンピレーション。ロバート・クラムの「Get A Load Of This」やホーリー・モーダル・ラウンダーズ「Boobs A Lot」ジム・クウェスキン・ジャグバンド「If You're A Viper」などを世界に知らしめた鋭い、鋭すぎる選曲なのです。.
Boobs A Lot.
If You're A Viper.
Get A Load Of This.それまで録音に使用していたスタジオを1979年にベルギーのブリュッセルからパリに変更するまで、カラベリは20年余にわたってブリュッセル録音を続けて来ました。59年にジーナ・ロロブリジータ出演の映画音楽を担当し、ブリュッセル録音によるサントラが大成功をしたことがきっかけでした。験を担ぐというか、律儀というか。ミュージシャンを熱く信頼するカラベリ、だからこそ彼らも付いて来るのだろうと、ムッシュと仕事を共にしたスタッフはコメントします。明るく楽天的なカラベリらしいサウンドが結実した作品。この時期に必ず収録している自作品、今回は「Sophie」です。.
Dancing Queen.
Maladie D’Amour.
Sophie.もともとはイラストのジャケで、54年発売の10インチ。その後、56年に数曲を足して12インチ化。さらに、その録音をステレオ・ミックスに加工しての初リリースが本作です。ジャケも同時代の彼女の美しい写真に変更されています。そういう意味でも人気盤ですね。あでやかなオーケストラ・アレンジで、背伸び気味に恋の歌を歌うムードがたまらないのです。.
In Love In Vain.
枯葉.
Little Girl Blue.ジャケットの迫力通り、マヘリア晩年の傑作! 彼女としてはかなりR&B寄りのバンドを従えてのレコーディングです。半数以上の曲では彼女自身がバンドをアレンジした作品でもあり、ゴスペル界の巨大なアイコンに安住するのではなく生涯を賭けて熱いメッセージを届けることに執心していたとわかります。.
I Want My Crown.
Thought You’re Reeling And Rocking.
Come On Up To Bright Glory.ヘンリー・カウをはじめ数々の音楽プロジェクトを遂行してきたティム・ホジキンソンと、水玉消防団やフランク・チキンズ等で活躍したカムラアツコによる驚くべき領域の開拓。『Haiku In The Wide World』は、カムラとホジキンソンが日本語と英語で吟じ詠う俳句を、ホジキンソンが作曲した音楽の枠に収め、多彩で変化に富んだ器楽音響集合体へと「拡張」を試みた作品です。.
マイルス・デイヴィスのグループを離れたトニー・ウィリアムスが結成した、おそらく史上初のジャズロックグループ。2枚組のデビュー作に続いてリリースされたセカンド。ジャック・ブルース、ジョン・マクラフリン、カリード・ヤシン(ラリー・ヤング)らと繰り広げる強烈なハードロックジャズとアンビエント的なトラックが交差。ソウルジャズに近づかない姿勢は潔いです。トニーの繊細な歌声が聴けるアルバムでもあります。.
To Whom It May Concern - Them.
This Night This Song.
A Famous Blues.70年代半ばの録音を契約の関係から勝手に発売されてしまった作品。物語仕立ての大作、変態室内楽、変拍子フュージョンといろいろありますが、裏声ロックンロールとも言うべき超絶ポップナンバー「Let Me Take You To The Beach」には誰もかなわない……。イラストはゲイリー・パンター。.
Let Me Take You To The Beach.
Revised Music For Guitar & Low Budget Orchestra.
Rdunzl.「Hawaiiannette」に続く各国モノ。彼女の4枚目ですね。おおらかでロッキン感覚と、イタリア系アメリカ人(イタロ)の家系に生まれた彼女にとってのルーツ感覚にあふれた陽気な傑作。旅情や異国情緒というより、かわいらしく弾けたセンスが魅力的! 「フニクリフニクラ」に英語詞を載せた「Dream Boy」が最高です。.
Dream Boy.
Gotta Lotta Love.
Please, Please, Signore.ウェストコースト・ジャズ界の多忙男バド・シャンクが、モダンフォークのレパートリーを自身のフルートとジョー・パスのギター&ブラジリアンなバックでスリリングにジャズ化した異色作。ディランの「Don't Think Twice」や「Blowin' In The Wind」、果ては「This Land Is Your Land」みたいなナンバーまで大胆に洒落させました。「Fleight Train」もスリリング! こういう実験的な試みがジャズ界で60年代に精力的に行われていたことって、今までほとんど紹介されていないですねえ。.
Quit Your Low Down Ways.
Don’t Think Twice.
Freight Train.プロデュース&全曲の作詞(作曲も2曲を除きゲンズブール)もちろんセルジュ・ゲンズブール。当時36歳で一児の母であった彼女ですが、ゲンズブールのほどこしたアダルト・ロリータ的な魔法はやはり強力なのです。ブラームスの楽曲をリアレンジしたタイトル曲「Baby Alone In Babylone」の崇高と退廃が入り交じった感覚、ゾクゾクしますね!.
Fuir Le Bonheur De Peur Qu’il Ne Se Sauve.
Pupture Au Miroir.
Baby Alone In Babylone.アッパーで力強いトランペット+ダンス心をわきまえたビッグバンドで、60年代ジャズ界を堂々と渡りきります。ジャケットからもわかるように、本作はメキシカン+ラテンな色合い。タイトル曲や「Straight Out」など強力ラテンジャズが最高です! タイトなアンサンブルでぐいぐい聞かせてくれる傑作!.
Almost Like Being In Love.
Straight Out.
Si! Si! M.F..ハワイで活躍するピアニスト。彼がハワイ経由のエイジアン・メロディを取り上げた1枚。チェレステみたいな可愛い音もときどきあって、とてもよいです。ハワイ曲のほか「浜辺の歌」「ここに幸あり」「アリラン」「真白き富士の嶺」などが収録されているのは、ハワイならではの人種の多様性の反映ですね。ちなみに「別れの磯千鳥」はハワイ生まれの日本語楽曲なんです。.
浜辺の歌.
真白き富士の嶺.
アリラン.時代のヒット曲を巧みに配しながら、ソフトで甘い世界を作り出すMr. フンパーディンク。ブレッド「Baby I'm A Want You」バッドフィンガー「Day After Day」カーペンターズの「遥かなる影」など、ソフトロック〜ロック寄りの作品をMOR寄りにして聞かせるヴォーカルと編曲の巧みさにも唸らされます。艶っぽさも歌を輝かせる調味料となっています。「Too Beautiful to Last」が全英14位にチャートイン。.
Close To You.
Baby I'm A Want You.
Too Beautiful To Last.オランダを代表するジャズピアニスト、ピム・ヤコブスのレコーディングキャリアを、コラボレーション曲をピックアップして編集したアルバムです。オランダのトラディショナルグループ、Flairckを迎えた「Oost-West Express」などワールドミュージックそのものでびっくりされるかと思います。トゥーツ・シールマンスのハーモニカや、シンガーを迎えた曲での歌伴のうまさなど、外側から彼の総合音楽家としての魅力を眺めたような好企画。.
Oost-West Express.
I Do It For Your Love.
A Satisfied Mind.アメリカにおけるライブラリー音源配給会社的な役割を担っていたSesacレーベルの定番シリーズ。それが1分間の短いオリジナル曲だけをひたすら作らせた「Just A Minute!」です。本作もストリングスオーケストラによるヴァラエティ豊かなショート曲を多数収録。1950年代の映画のオープニング曲が次々と続いていくような印象! 豊かな短さです!.
Sophisticated Tap dance.
Kiss ‘N’ Miss.
The Carman’s Whistle.ジェフ・ベック・グループが参加したファンキーなタイトル曲にはゾクゾク! 「Sunshine Superman」など大ヒットを連発していた時期でもあり、このアルバムでもドノヴァンは、ドリーミーな吟遊詩人ではなくフォーキーでサイケデリックなロックミュージシャンです。グッドタイミーな佳曲「I Love My Shirt」もお忘れなく! ドノヴァンはイギリス人ですが、この時期はUS Epic盤がオリジナルです。.
Barabajagal.
I Love My Shirt.
Superlungs My Supergirl.1920年代の女性ジャズシンガーとしては異例な低い声(当時は甲高い声が主流)。マイクを使うレコーディングが可能になって以降に発揮された素質だったのでしょうね。ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、エディ・ラングらが彼女をバックアップ。1954年に亡くなった彼女の音源がアルバムにまとめられたのは、これが初めてでした。.
I Must Have That Man.
Little White Lies.
Mood Indigo.80年代後半に「ブルガリアン・ヴォイス」として日本でも大ブームとなった東欧ブルガリアの民俗声楽や器楽音楽を、現地に出向いて最良の音質でレコーディングした先駆的作品です。女性のハーモニーを中心とした神秘的で奥行きの深い世界。CD時代の音質よりもずっと生々しく感じます。.
Togunal mi Yane Sandansski.
Tasar Murat Mara dumache.
Dali tsuni ochi nemam.オハイオ州で活動したと思しきローカルSSW。生涯唯一の自主制作盤です。決してうまいとはいえないものの不器用出会いすべき人柄がしっかり伝わる歌声に、ジャジーなコード使いをまじえた曲作り。フルートやパーカッションも加えたシンプルなバンドサウンドには好感しかありません。プライベートプレスにしか存在しないやさしさを感じます。歌詞や裏ジャケから判断してクリスチャンフォークと思います。.
Shepherd Of The Highways.
Some Are Flying To America.
Learning Tree.50年代からグリージーなR&Bオルガンを貫いてきたジミー・マクグリフ。ギタリスト2人を加えたコンボでリリースした本作は、あえて70年代的なジャズファンクにはあまり走らず、本来の持ち味であるブルージーなサウンドを披露した1枚。タイトルは「イカしてるやつ」という意味のスラングで、「イケオジ」くらいのニュアンスでしょうか。.
Everybody I Have The Blues.
Yardbird Suite.
Butterfly.なんとこのかわいらしい女の子がドン・コスタの娘さん! 現在も才気あふれる活動を続けるニッカ・コスタ、12歳のセカンドアルバムです。アメリカではリリースされず、ヨーロッパ、ブラジルなどでのリリース。少女らしいあどけなさからちょっとずつ成長。「He’s My Clown」は泣けて踊れてしまいますしね。ドン・コスタにとっては本作のプロデュースがほぼ遺作のはず。.
Candy Man.
My Boyfriend’s Back.
He’s My Clown.Polydor時代のフィードラーとボストン・ポップスの、同時代ポップスへの接近ぶりは面白いと思っていましたが、これほどとは! フィードラーの頭から星が飛び出すジャケも大胆なら、「Mah-Na Mah-Na」を採り上げてしまうセンスもスゴイ。「Proud Mary」「Gentle On My Mind」などこの大オーケストラでの演奏に興奮しきりです。.
Mah-Na Mah-Na.
Proud Mary.
Gentle On My Mind.60年代の末からと活動歴は長く、70年代にはラザルスというトリオの一員でした(Bearsvilleに2枚アルバムあり)。繊細で美しいメロディを書き、誠実な歌声で表現。ジェイ・グレイドンらが参加していることからAOR名盤とされていますし、シンガー・ソングライターのファンにもぜひ聴いてほしい質の高いブリージーさです。.
Dreams Come True.
Only Love.
Only Your Heart Can Say.