古くはアネット、そしてあのブリトニー・スピアーズも在籍したというディズニーTVのミッキーマウス親衛隊(マウスケティアーズ)の76年キャストが歌う新型ディズニーソング集。時代を反映したソフィスティケイテッドなディスコ感、エレピ感、メロウなコード感がディズニーと合体。ちょっと驚きのチルドレン・ソウルが飛び出してビックリしっぱなしです! ダフト・パンクみたいな「It’s A Small World」のイントロ! ホント参っちゃいました。チルドレン・ソフトロック「Let’s Go Day」もかわいい!.
ブラジルのミナスを拠点に世界中に自身の音楽を発信し続けた才人。85年の本作はデジタル録音でゲイトリヴァーヴの効いたサウンドに対応しつつ、しっかりと時代にあわせて自分をアップデートしています。パット・メセニー、ヒューバート・ロウズが客演。とりわけメセニー参加の「Vidro e Corte」の透明度は格別。.
【曲目】Sing Out / Time’s A Gettin’ Hard / The Bells / All The While / In The Hills Of Shiloh / Hold The Fort // Bullgine / St. Clair’s Defeat / The Little House / Riu Chiu / Farewell / Jordan’s River
フィリーソウルの風雲児コンビ、ギャンブル&ハフに支える面々(ボビー・マーティン、トム・ベルら)がプロデュースしたというクレジット。かといってR&B色がすごく強いというわけではなく、むしろ美しいストリングスなどで最良にスウィートな効果をあげています。彼女の歌う「(They Long To Be) Close To You」味わいが深くて本当に絶品です。.
収録曲・データ
【曲目】Now I’m A Woman / Joe / (They Long To Be) Close To You / The Long And Winding Road / Bridge Over Troubled Water // Let’s Fall In Kove All Over / Lovely, Lovely / How Many Broken Wings / The Real Me / Make It With You
彼女のソウル路線での傑作! 高速ジャズボッサ「The Shadow Of Your Smile」ソウルフルな「You've Got Your Troubles」「Uptight」跳ねるリズムを隠し味にした「And I Love Him」などなど、とにかくアレンジと彼女の相性がばっちり。「Call Me」も最高ですし、どの曲を聴いても今のセンスで納得出来る、素敵な素敵なアルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】You’ve Got Your Troubles / And I Love Him / Uptight (Everything’s Alright) / Have A Heart / Before The Rain / The Shadow Of Your Smile // Call Me / Yesterday / Wasn’t It Wonderful / You’re Gonna Hear From Me / No One Else But You / Goin’ Out Of My Head
【曲目】The Very Thought Of You / But Beautiful / Impossible / I Wish I Knew / I Found A Million Dollar Baby / Magnificent Obsession / My Heart Tells Me // Paradise / This Is All I Ask / Cherie I Love You / Making Believe You’re Here / Cherchez La Femme / For All We Know / The More I See You
セカンドアルバム。リトル・フィートのポール・バレアが中心となって彼女をバックアップ。マイケル・マクドナルドとデュエットした「Let Me Go Love」がAORファンの琴線をくすぐりますね。奔放で快活なウェストコーストフィーリングを基調としながら、1979年という時代を反映したコンテンポラリーなムードもちゃんとあって。.
スティーヴ・ミラー・バンド在籍のハーモニカ奏者。バンドとはひと味違う都会的なフィーリングと小洒落たスイング感覚あふれるソロ作は長年ハイファイで人気のシンガーソングライター作品です。トロピカルな雰囲気漂う「One Kiss To Goodbye」に惚れ惚れ。この感じ、アラン・トゥーサンに通じます。トロピカルにカリプソを消化した「Rosalie」もいい。ヴァン・ダイク・パークス「Yankee Leaper」にも通じる味ですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Lovin' In The Valley Of The Moon / One Kiss To Say Goodbye / Ghetto Hotel / Nobody Wants Me / Puerto De Azul // Hangin' Tree / Another Day / Rosalie / The Jig Is Up / Eighteen Wheels / Sea Of Key
「Grooves In Orbit」以来6年ぶりとなるオリジナルスタジオ盤。ジョーイ・スパンピナートの泣ける名曲「If I Don't Have You」はこのアルバム収録。他にも人気曲「It's A Wild Weekend」「Little Floater」「The One And Only」「Boy’s Life」などを収めています。ビル・シュニーとアンディ・ペイリーのプロデュースによる、しゃきっとした80’s的音質が印象的。.
収録曲・データ
【曲目】It's A Wild Weekend / Little Floater / Fireworks / Boy's Life / If I Don't Have You / Boozoo, That's Who! // Poppin' Circumstance / The One And Only / Immortal For A While / Fraction Of Action / This Love Is TrueLike A Locamotive
バカラックとハル・デイヴィッドが本気で取組んだSFミュージカル大作。残念ながら映画は大コケ、バカラック&デヴィッドのコンビ解消にまで事態は及んでしまいました。しかし音楽作品としては、プログレッシヴな作風が極まった独自の魅力を持つ渾身の傑作です。「Living Together, Growing Together」「Reflections」をはじめ気品に満ちたバカラック節が満載。メランコリックなタイトル曲や、子供コーラスを交えた晴れやかな「The Word Is A Circle」「Question Me An Answer」など、どれも名曲です。.
ウッディ・アレンが脚本を担当し、彼が映画界に転出するきっかけとなった作品です。映画はドタバタなコメディですが、このサントラはバカラックの映画音楽家としてのキャリアを前に推し進める役割を果たしました。スコアも素敵ですが、歌ものが充実。トム・ジョーンズが豪快に歌うタイトル曲、ディオンヌ・ワーウィックの名唱「Here I Am」。そして、マンフレッド・マンの「My Little Red Book」!.
香港を舞台にした1960年のアメリカ映画。そして、そのサントラは独創性の高いエキゾチカジャズの大傑作です。ドラマチックで美しいテーマ曲や「Hong Kong Disaster」には凡百の亜流エキゾが平伏。「Suzie Wong Mambo」はただただかっこいい! オーケストラのアレンジはレグ・オーウェンが担当。道理でいいはずです。クレイジーケンバンド好きの皆様には「スージー・ウォンの世界」と言えばピンとくるでしょう。.
Columbia Special Productsでの60年代後半のリイシュー(オリジナルリリースは1964年)。
ソフィア・ローレンのTVスペシャル・サントラ!
米ABC-TV制作のスペシャル番組のためにわざわざ作られたサウンドトラック盤。今ではよくある女優が観光地を巡るというもので、いわば「いい旅夢気分」。ですが、その女優がソフィア・ローレンで、音楽がジョン・バリーだとは、なんとゴーカな! 彼女が歌う「Secrets Of Rome」もしっとりキュートです。このリイシュー盤はオリジナル(1964年リリース)とはまったく違うジャケですが、ソフィアではない女性をあしらったアートワークがかわいいのです!.
Appleからのリリースでこのタイトルと聞くとビートルズを連想せずにはいられませんが、映画もサントラもぜんぜん関係ないという珍品。映画はヨーロッパに渡ったアメリカ人俳優のロードムーヴィー。スコアはイタリアのシネマ・ラウンジ作曲家ステルヴィオ・チプリアーニが担当(ロマンチックでよいです)。なぜかジョー・サウスの大ヒット「Games People Play」と、アンドレ・ポップの「Love Is Blue」がインストやデルズのカヴァーで随所にフィーチャリングされています。.
PANAMに依頼されて制作した、事実上、同社のテーマソングでもあるグルーヴィージャズ「Goin' Great」収録。ヒップなピアニストと、ソウルフルなアレンジャーが手を組んだソフトロックジャズ。Late60sのヒット曲のカヴァーもアリですが、オリジナルがいい。「Go Fly A Kite」の切ないジャズワルツのビートとかね。これが好評でシリーズは3作続きます。.
収録曲・データ
【曲目】Torino / Sound Machine / Goin’ Out Of My Head 〜 Can’t Take My Eyes Off You / Spooky / 123th Street 7th Avenue / Green Tambourine // Sittin’ On The Dock Of The Bay / Goin’ Great / Things I Should Have Said / Go Fly A Kite / Mellisa / Last Night
アラン・ローバーがアレンジ&プロデュースを手掛けた東海岸ソフトロック・グループ。これがサードアルバムです。女性コーラスを交え華やかな「By The Size Of My Shoes」をはじめ、ナイーヴなヴォーカルの味わいが素晴らしい「Me About You」や「May I Look At You」など、シンプルなサウンドと彼らのコーラスのみで構成する曲にたまらない魅力を感じます。時代の変化を反映して、ダルでアーシーな雰囲気をまとっていて、サンシャインポップとは簡単に言い切れない陰影があるのです。.
収録曲・データ
【曲目】By The Size Of My Shoes / Me About You / May I Look At You / To Touch Our Love Again / Lovin' You // Brown Arms In Houston / As They All Fall / I Can Make The Sun Rise / Joyful / Of Enlightenment
【曲目】Shades / Li’l Darlin / Laia Ladaia / King Porter Stomp / Cinnamon And Clove // The Look Of Love / Eleanor Rigby / (Can’t Live In) A World Without Love / For Me! / Bubbles Was A Cheerleader