まろやかな歌声と隠し持ったジャズフィーリングで1960年前後に人気を博した男性シンガー。このアルバムではビロードのような歌声の魅力を存分に味あわせてくれるミドルテンポ〜バラード集。「There’s A Small Hotel」あたりでのひそやかなスイング感、やっぱり素敵ですね。そして「Blue Velvet」。引き込まれます。.
HIP HOPのグローバルとは?ローカルとは?ハイプまみれの<馬鹿世界>を塗り替えるタイの異能ラッパー、JUU4Eの新作は21世紀の汎アジア・ミュージック希望の灯であり、世界に向けて放たれた黒船だ。いや、白昼堂々出現したのが黒船ならば、本作は夜を縫って海を渡り<新しいヤバいもの>を運んでくる密貿易の小型船だ。マレーシア音楽の影響を受けたタイ南部の舞踊芸能ロン・ゲン、日本民謡、テレサ・テンの曲の引用など、レペゼン・アジア! 自分のローカルを力強く表明した相も変わらずフレッシュでドープな大傑作!.
【曲目】Change Your Mind / Are You With Me / Love All Your Blues Away / Stop Me From Starting This Feeling / Learn To Love Again // Willow Weep For Me / We'll Be Together Again / The Way You Look Tonight / It Never Entered My Mind
ブラス+60sグルーヴィーなリズム隊+キュートなパヤパヤコーラスによるモダーンなことこの上ない世界を繰り広げるブラス・インパクト・シリーズ第3弾。テーマは世界一周なのでエキゾ+ラウンジグルーヴな感じで全曲最高ですが、あえて言えば「Song Of India」「The Japanese Sandman」「Cielito Lindo」…、えーい、全曲まとめてかけちゃえ可能!!.
収録曲・データ
【曲目】Song Of India / The Japanese Sandman / Bei Mir Bist Du Schon / Volare / Goin’ Someplace // It’s A Big Wide Wonderful World / Istanbul / On My Mind / Tequila / Let’s Get Away From It All / Cielito Lindo
エリア・コード615が母体となったナッシュヴィルの凄腕グループ。70年代型のカントリーロックを追求したサウンドは、ルーツ志向の流れとはまた違ったモダンなグルーヴを紡ぎだしています。中でもスティール奏者ラス・ヒックスの書くオリジナルが◎。洒脱た「Keep On Funkin'」メロウなアコースティックチューン「Diana」が大穴です。.
【曲目】L'oiseau Et L'enfant / Je Vais A Rio / Don't Cry For Me Argentina / Et L'amour S'en Va / L'arche De Noe / Un Amour D'ete // Sunny / Si Tu Etais / Big Bisou / Evergreen / Don't Leave Me This Way / Jet Stream
切れ味の鋭いトーンで若手トランペッターとして頭角を表し、この時代には人気プレイヤーとなっていたメイナード・ファーガソン。ビッグバンドを従えての本作では、ダイナミックなスイングからリリカルな響きのバラードまで自在な対応力を見せてくれます。春の訪れに「It Might As Well Be Spring」はいかがでしょう。.
【曲目】 Firecrackers / I Wonder, I Wonder / Peanut Vendor / Peg o’ My Heart / By The Beautiful Sea / Jealous // Dancing Guitars / Crackerjack / For Me And My Gal / Guitar Theme / They Can’t Take That Away From Me / April In Portugal
【曲目】Love Story / Pour Une Poignee de Dollars / La Chanson de Lara / Midnight Cowboy / The Ballad of Bonnie and Clyde / Jeux Interdits ( Marry Me, Marry Me from 'Mazel Tov') / To Sir with Love / Un Homme et Une Femme / Raindrops Keep Fallin' on My head / Le Troisieme Homme (The harry Lime Theme) / Carnet de Bal
ニューオーリンズの地元で活動したピアニスト。ローカルな活動がメインなのですが、思い切りの良いタッチで、思わぬ傑作を生み出すので要注意。本作ではシカゴ屈指のアレンジャー、リチャード・エヴァンスがプロデュースし、ストリングスやコーラスで素晴らしい効果を与えています。彼の書き下ろした「Leija」は、マンシーニの映画音楽のよう。コーラスをまぶした「Ode To Billie Joe」も◎。.
テキサスのローカル/マイナー・レーベルに残された知られざるシンガーたちの曲や人気シンガーの思いがけない曲をマニアックな視点でコンパイルした1枚。ニューオリンズR&Bでおなじみアーニー・K・ドゥのテキサス録音曲(「The Boomerang」)や日本で人気の高いO・V・ライトのレア曲「To You I Shall Cling」などを収録。こうしたコンピ物はイギリスの十八番でしたが、アメリカでもこんな気骨のある編集盤があるんですね。.
密かに注目のCapitolのDimension In Jazzシリーズ。60年代前半にリリースされたこのシリーズ。ヒップなジャズの楽しみを教えてくれます。ベテラン黒人トランペッターを迎えた本作も、タイトでシンプルなコンボジャズ。冗長さも無くボッサなど新しい時代にも目を配った、テンポのいいゴキゲンな演奏の連続です。「School Days」では渋い喉も披露。ハードバップや新主流派とはまた違った方法で、ジャズ本来の楽しさを追求していたこういうレコード。今とても気になる存在です。.
アメリカのどこかのホテルのラウンジや夜な夜なハコバンがショーをしているクラブに、こういうバンドはいっぱいいたのでしょう。おれたち今はこんなだけど絶対のしあがるぞ的な夢もありつつ……。その夢がある限り、こういう自主制作盤は作られるのです。「Put Your Hand In The Hand」や「Proud Mary」のファンキーグルーヴは一聴の価値あり! 4人だけで演奏するのは至難だったはずの「Classical Gas」もがんばってます!.
【曲目】Introduction: 2001 / Everybody Loves My Baby / I Get The Sweetest Feeling / Lucretia McEvil / Forever And Ever / Rock Medley: Baby I Don't Care, Johnny B. Good, That'll Be The Day, Long Tall Sally, Little Darlin' // Medley: I Can't Give You Anything But My Love, Star On A T.V. Show, Sing Baby Sing / Ory's Creole Trombone / Who Loves You / Flamin' Mamie / You Make Me Feel Brand New
ジャマイカのLPみたいなジャケですが、ポーランド盤! イギリス・レコーディング盤「The Moment Of Truth」の珍しいジャケ違い盤です。彼女のLPが当時こんなかたちで東欧でリリースされていたこと自体驚きですね。バックのアレンジはキース・マンスフィールド。イギリス特有のクールさを帯びたジェントルかつヒップなストリングスやジャズ・コンボが彼女の歌声を引き立てます。ビートナンバー「Right Now」で始まるB面の流れにはゾクゾクします!.
【曲目】Here's To You / Symphonie No.40 / She's A Lady / Les Majorettes De / Broadway / Un Banc, Un Arbre, Une Rue / Oh! Ma Jolie Sarah // Les Rois Mages / Le Messager / Non, Je N'ai Rien Oublie / Jesus Christ Super Star / Non, Non Rien N'a Change / Oui Tant Mieux