スイング時代からジャズをよく知るヴィブラフォン奏者。「And His Orchestra」とクレジットされている本作は、彼が率いるビッグバンド・アルバムです。女性シンガー、ヘレン・ヒュームズを従えての古き良きスタイル。自身のソロプレイよりも、懐かしいにぎわいを作り出す手腕を本作では発揮しています。.
Say My Heart.
You Leave Me Breathless.
Why Do I Love You.1908年生まれのレッド・ノーヴォは、この時点(1957年)ですでに50歳間近。ジャズの流行と発展を目撃してきた人物でありながら、モダンなセンスを失わず、気取りのない洒落たアルバムをまだまだリリースします。自身のヴィブラフォンをリードに、ドラムス、ベース、ギター、フルート(サックス、クラリネット、オーボエも兼務)というチェンバー的なアンサンブルでの作品。何故か6人目のメンバーとしてショーティ・ロジャースがクレジットされていますが、彼の役目はスーパーヴィジョン。つまり音楽面のプロデューサーですね。こういう表記も、こっそりかなり目新しいものだったと思います。.
First Things First.
Punkin’ Head.
Soft Wind.