ジェシ・ウインチェスターが楽曲をとりあげたことで浮上したカントリーシーン出身のロックバンドですが、この5作目ではぐっとAORなムード。ルーツミュージックのよさを知り尽くした連中の洒落っ気、素敵です。ボニー・レイットやロン・ウッドもとりあげた名曲「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」のカヴァーもいいです。.
収録曲・データ
【曲目】Love And Happiness / Lipstick Traces (On A Cigarette) / Homestead In My Heart / Say You Lied / The Lonely One // Pretty Words / If You Gotta Make A Fool Of Somebody / Whispering In The Night / Rodrigo, Rita And Elaine
【曲目】Reach Out For Me / Alfie / Bond Street / Are You There (With Another Girl) / What The World Needs Now Is Love // The Look Of Love / A House Is Not A Home / I Say A Little Prayer / The Windows Of The World / Lisa / Message To Michael
ドアーズのジム・クルーガーとジョン・デンスモアが結成したグループのセカンドです。前作ではヴォーカルがジェス・ローデンでしたが、ここではマイケル・ストゥルと女性シンガー、アレックス・リッチマンに交代。前任のジェス・ローデンも最高でしたが、今度は艶も増した感じで、この交代は◎です。加えて「Livin' And Dyin'」のスウィートさにブルーアイドソウルファンは脱帽! 「Don't Wake Up」のブレイクビーツもかっこいい!.
ファーストはフェリックス・キャヴァリエのプロデュースで都会のスイング三人娘的な楽しさにあふれてました。このセカンドではプロデュースをチャーリー・カレロにバトンタッチ。カラッとしたレディースグッドタイムロックが気持ちいいですね。ギターとベースは彼女たち自身。Aラス「パサデナのおばあちゃん」からB-1「Dancing In The Street」への流れはお見事!.
モーグ時代のキーボードアルバムのなかでも、際立ってファンキーな作品のひとつがこれ。モーグのパルス音とファンクの刻みに共通点を見出したJBの「Give It Up Or Turn It Loose」には脱帽です。ブッカー・T&ザ・MG’s「Time Is Tight」は不思議に未来的。「Alfie」の美しさには、しばし時代も時間も忘れます。.
1971年発売のサードアルバム。「Sweet Baby James」「Mud Slide Slim」「One Man Dog」と続いたワーナー移籍後のアルバム三作によって事実上SSWブームは決定づけられました。「You’ve Got A Friend」という決定的な1曲。そして、ダニー・クーチマー、ラス・カンケル、リー・スクラー(セクションに発展する)による完璧なバックアップ。この優しい音色はやはりアナログが似合います。.
美貌とロマンチックな歌唱で知られる彼女にしては、わりとめずらしいオールドタイミーなサウンドがいっぱいのおきゃんな雰囲気全開のアルバム。デキシー調のアレンジで「Hello Dolly」や「Exactly Like You」「Put On A Happy Face」などを歌います。ちょっとクールなムードの歌い方と、陽気なサウンドが絶妙にマッチ。楽しい1枚です。.
収録曲・データ
【曲目】I’m Looking Over A Four Leaf Clover / April Showers / In The Middle Of An Island / Rock-A-Bye Your Baby With A Dixie Melody / Exactly Like You / Swanee // Hello, Dolly! / On The Boardwalk / Way Down In Yonder In New Orleans / Put On A Happy Face / On The Sunny Side Of The Street / Whispering
キングストン・トリオが採り上げた「Scotch And Soda」の作者のレコード…といった程度の知識でレコードを聴いてみたところが、あまりの素晴らしさに腰を抜かしました。小さなフォーククラブでのライヴ収録。ほとんどが本人のガットギター1本の弾き語り。時としてフォーキーなジャズ。時として笑いをもらたす歌詞。深い歌を描き出す様に思わずうならされます。なお、彼自身のMCを聞く限り、ラストネームの発音は“ライオン”でよいようです。.
タートルズからザッパのマザーズに加入。さらにT-Rex「Get It On」のバックコーラスでも名をあげた名コンビ。“フロ&エディ”と芸名を名乗るに至るきっかけとなった初のふたり名義のアルバムです。マザーズ時代を思わせるロックンロールから、グッドタイム調の曲、悶絶ソフトロックまでアメリカンロック満漢全席! 彼らの遍歴を知る人ほど楽しめる痛快アルバムです!.
作曲家ヘフティとしての個性を抑えて、バンドリーダーとしてリリースしたいわば初ソロ作。アメリカの伝承曲や戦前のポピュラーソングを管弦やストリングスとコーラスを交えてモダンに再構築しています。「Danny Boy」や「Comin' Through The Rye」など自分のルーツを抱きしめるかのような情感あふれる選曲に、思わず泣きそうになる場面も。音楽家としての洒落心はもちろん存分に。.
【曲目】I’ll Remember You / This Will Make You Laugh / Gee Baby, Ain’t I Good To You / Come In Out Of The Rain / Sweet Lorraine // Body And Soul / That’s All / It’s Only A Paper Moon / Afterglow / Old King Cole
いわゆる“宗教ソフトロック”に分類される作品の中でも人気なのが本作です。アッパーで爽快。めくるめく展開とソフトロック心全開のコーラス! 「Smiling At Rainstroms」「Bright New World」「The Flower Shoppe」など、サニーなムードが満点です。50年代から活躍する名アレンジャー、ラルフ・カーマイケルが組織し、メンバーは白人・東洋人・黒人の混合。フラワーかつヘアーな雰囲気に祈りが加わった傑作!.
収録曲・データ
【曲目】Our Front Porch / Smiling At Rainstorms / Bright New World / Trust Me Now / Reach Out To Jesus // Dressing Up Jesus / Memories / We're Not Going To Make It Together / The Flower Shoppe / I've Got Confidence
【曲目】Soul Coaxing (Ame Caline) / This Is My Song / Time Alone Will Tell (Non Pensare A Me) / Adios Mor / Dommage, Dommage / If I Were A Carpenter // Groovin' / Release Me / A Whiter Shade Of Pale / L'Important De La Rose / Quand On Revient / Puppet On A String
若き日にマイルス・デイヴィスに認められた女性ジャズシンガー/ピアニスト、シャーリー・ホーン。バスター・ウィリアムス(b)ビリー・ハート(ds)を従えてのレコーディング。ファンクなリズムがかっこいい「New York’s My Home」を聴いてください。彼女のクールさ、ミュージシャンとしてのセンスが静動の両面でとらえられた1枚です。近年価格上昇中。.
完全ひとり多重録音のA〜C面と、一流セッションメンを総動員して完璧なグルーヴを産みだしているD面。いきあたりばったりのようで緻密に計算された2LP。「I Saw The Light」「Hello It's Me」ほか名曲だらけです。早すぎた多重録音人力テクノ「Breathless」も収録。70年代宅録作品の頂点と言っていいでしょう。見開きジャケのピース写真最高!.
収録曲・データ
【曲目】I Saw The Light/ It Wouldn’t Have Made Any Difference / Wolfman Jack / Cold Morning Light / It Takes Two To Tango / Sweeter Memories // Intro / Breathless / The Night The Carousel Burned Down / Saving Grace / Marlene / Song Of The Viking / I Went To The Mirror // Black Maria / One More Day (No Word) / Couldn’t I Just Tell You / Torch Song / Little Red Lights // Overture My Roots / Dust In The Wind / Piaa Aaron / Hello, It’s Me / Some Folks Is Even Whiter Than Me / You left Me Sore / Slut