【曲目】Gigi / Laura / Fascination / I’m A Dreamer, Aren’t We All? / Theme From The Best Years Of Our Lives / The Last Time I Saw Paris // Theme From Irma La Douce / We Kiss In A Shadow / It Might As Well Be Spring / Hi-Lili, Hi-Lo / The Second Time Around / Song From Two For The Seesaw
ニューオリンズ古典「マーザインロウ♪」(低い声の合いの手はベニー・スペルマン)で有名な人。これが10年ぶりのセカンドアルバム。同じくアラン・トゥーサン・プロデュースのリー・ドーシー「Yes We Can」に並ぶ70年代ニューオリンズファンク大傑作。なんですが、これ本当に見つからない! A-1「Here Come The Girl」から突っ走るA面の流れが最高! 特にA-2「Back Street Lover」は腰を直撃します!.
デビューは50年代。40年代のジャンプ&ジャイヴを50年代以降のリズム&ブルースに橋渡しした名グループ。Swingin’ Boppersに近い感じのユーモラスでエンタメ性が強いサウンドで人気を博しましたが、ソウルの歴史ではほとんど語られることがありません。これがおそらく彼らのラストアルバムで、ほぼ自主制作に近いリリースかと。「Games People Play」のカヴァーからかっこよくて最高。ファンクのエッセンスもたyんと取り入れてます。.
真面目なジャズマンに“洒落っ気”という言葉を与えてみたら…。ストレートアヘッドなトロンボーン奏者が、ソフトロック/モッドジャズ路線で残したカラフルな大傑作。マレーネ・ヴァープランクのスキャットが舞う「Pense A Moi」だけで永遠の価値あり! オシー・ジョンソンはケニー・ランキン作「In The Name Of Love」を歌います! かっこよくて捨て曲無し!.
収録曲・データ
【曲目】Feeling Good / The Seventh Son / How Insensitive / Pense A Moi / 008 / In The NameOf Love // G'Won Train / No Particular Place To Go / Agua De Beber / Incidental Blues / I'm All Smiles / Billy Boy
ジャッキー・ロマックスという名前をAppleレーベル絡みでしか知らない人は損をしてます。この極上シティポップ盤を聴かなくては! A-1「More (Livin' For Lovin')」の硬質なファンクビートとオーシャンメロウな空気の融合がたまりませんね。ハーヴィー・メイソン、ウィリアム・D・スミスなど要所要所に気になる名前を発見。彼が次のボズ・スキャッグスになった可能性もあったんですねえ。.
マイティ・スパロウと並ぶカリプソ・レジェンド。イギリスでも人気を誇っていたキチナーは名コンピ「London Is The Place For Me」でもよく選曲されてます。風刺の心は持ちつつ、ユーモラスなおもてなし精神も身上。彼のアルバムはいつどれを聴いても気持ちが楽しくなります。1971年制作の本作でも、はずむダンスビートと語り口、コーラスと、いい要素ばっかり揃ってます! 黒人たちの団結を訴える「Black Power」で最後はシメ!.
歌姫マリア・マルダーが、もっともシティサウンドに接近した1枚です。とにかくレオン・ラッセル作曲のA-1「Make Love To Music」が最高にブリージーメロウ! プロデューサーのクリストファー・ボンドはホール&オーツも手掛けていた人で、甘くなりすぎずに彼女の魅力を引き出してます。「真夜中のオアシス」が好きな人は、たぶんこのアルバムも好きですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Make Love To The Music / Say You Will / I'll Keep My Light In My Window / I Got A Man / Cajun Moon // I Can't Say No / Here Is Where Your Love Belongs / That's The Way Your Love Is / Joyful Noise / My Sisters And Brothers
「明日に向かって撃て」。B・J・トーマスが歌った「雨に濡れても」のアカデミー最優秀主題歌賞受賞とともに、関わった人々にさまざまな名誉をもたらした傑作サウンドトラック。それにしても、ここに「South American Getaway」みたいな大胆なスキャット曲を入れるセンス。こういう自由さこそバカラックの真骨頂だと思います。.
収録曲・データ
【曲目】The Sundance Kid / Raindrops Keep Fallin' On My Head (B.J. Thomas Vocal / Not Goin' Home Anymore / South American Getaway // Raindrops Keep Fallin' On My Head (Instrumental) / On A Bicycle Built For Joy (B.J. Thomas Vocal) / Come Touch The Sun / The Old Fun City (N.Y. Sequence) / Not Goin' Home Anymore Reprise
中世楽器のアンサンブルを大胆に導入したジャズロック版「Light My Fire」がすごいことになっていると、一部で評判になっていたアルバムです。バッハやドビュッシーなどのクラシック曲も、ボッサもバカラックも、“るつぼ”にぶちこむ強引な構成力には呆れもしますが、かっこよく決まるとただごとではありません。.
収録曲・データ
【曲目】Look Of Love / Siciliano (From Flute Sonata No. II) / Alone Together / Magnificat / Stolen Moments / Presto (From Flute Sonata No. I) // Paramahansa / Golliwogg's Cake Walk / The Gentle Rain / Concerto In D (2nd Movement) / Light My Fire
現在もキーボード奏者として裏方で活躍するUKのブルーアイドソウルSSW唯一のソロ。ここに収録されたドゥーワップライクなモダンポップの名曲にしてヒット曲「Eighteen With A Bullet(憧れのヒットチャート)」は、もともとコリン・ブランストーンが歌う予定だったとか。ファルセットを活かしたグッドタイムでメロウなナンバーの目白押し!.
収録曲・データ
【曲目】Eighteen With A Bullet / A Whole Pot Of Jelly (For A Little Slice Of Toast) / Hold Me Closer / Shadow Of A Doubt / Anytime // Please / Lovin' As You Wanna Be / Kangaroo Dip / Number One Priority / Shining Eyes
16歳のころ、オーストラリアでクリス&ピーター・アレンを結成、20歳で香港公演に来たジュディ・ガーランドに才能を見いだされた彼。アメリカに渡り、ソングライターとして、そして自身もシンガーとしてキャリアを積みます。ほんのり甘くせつなくロンリーな曲を書く天才。NYの敏腕スタジオミュージシャンに囲まれて、街の暮らしを愛おしむような作品世界。一曲目の「Just A Gigolo」カヴァーから心温まる良作です。.
【曲目】Lovely Hula Hands / My Little Grass Shack In Kealakekua Hawaii / Paradise Moon / Bali Ha'I / Hawaiian War Chant / The Moon Of Manakoora / Alohe // The Hawaiian Wedding Song / Hello Aloha, How Are You ? / Pagan Love Song / Soft Blue Waters / Blue Hawaii / Tamoure / Sweet Leilani / Honolulu Eyes
【曲目】Forever / Faithful / Even If / I Find Your Love Again / Sure Thing // Shouting At The Walls / No Fear Of Flying / Heart's Desire / Edge Of Darkness / See The Light / Credits
【曲目】There Goes My Heart / Fly Me To The Moon / Unchained Melody / Love Is Like A Violin / Just Say I Love Her / Warm And Tender // Poor Butterfly / Portofino Amour / I’m Always Chasing Rainbows / C’est Si Bon / The Lamp Is Low / A Touch Of Tenderness
ペンシルヴェニア州ピッツバーグで活動する黒人SSW、ティム・スティーヴンス。地元を出ずに、自主レーベルでひっそりと作品を発表していたようですが、周囲の音楽仲間たちと作り上げたそのサウンドは、びっくり極上のAOR! 「You Are My Music」をぜひ聴いてください! 歌声がとてもスムース! ボズ・スキャッグスのカヴァー「Miss Sun」もかっこいい!.
決して「PUNK」なレーベルではなかったA&Mに訪れた新たな潮流。その勢いを表現するために制作されたコンピレーションで、A面にポリスのライヴ・レコーディングを2曲(「Landlord」「Next To Yo」)を収録していることで80年代にはコレクターズ・アイテム化していました。いまではむしろこの毛沢東風の人物がエレキギターを弾いているジャケこそがセンセーショナルかも!.
ベン・E・キング meets ボブ・クリューと聞くと、ポップス的なものを想像しますが、なんとこれがファンク色濃い異色作。ドラムの音色が強烈に鋭すぎ。重たいミッドテンポ・ファンクの「She Lets Her Hair Down」からただならぬ雰囲気。ディランの「Tonight I'll Be Staying Here With You」のカヴァーのロックなかっこよさには、ただただ唖然です。.
Columbia Special Productsでの60年代後半のリイシュー(オリジナルリリースは1964年)。
ソフィア・ローレンのTVスペシャル・サントラ!
米ABC-TV制作のスペシャル番組のためにわざわざ作られたサウンドトラック盤。今ではよくある女優が観光地を巡るというもので、いわば「いい旅夢気分」。ですが、その女優がソフィア・ローレンで、音楽がジョン・バリーだとは、なんとゴーカな! 彼女が歌う「Secrets Of Rome」もしっとりキュートです。このリイシュー盤はオリジナル(1964年リリース)とはまったく違うジャケですが、ソフィアではない女性をあしらったアートワークがかわいいのです!.
トニー・ハッチ&ジョニー・ハリスによる最高のアレンジが施されたA-1「Strangers In The Night」ですでに降参! 「Groovy Kind Of Love」「Rain」など同時代ポップのカヴァーも良いですが、スタンダードの「Come Rain Or Come Shine」のうるわしさにクラクラ。「Pet Sounds」と同じ年に制作されただなんて、やはりポップスは魔法ですね。.
収録曲・データ
【曲目】Strangers In The Night / A Groovy Kind Of Love / Rain / Wasn’t It You / There Goes My Love, There Goes My Life / Monday, Monday // Bang Bang / Homeward Bound / Two Rivers / Come Rain Or Come Shine / Elusive Butterfly / I Couldn’t Live Without Your Love【Producer】Tony Hatch 【Arranger】Tony Hatch, Johnny Harris 【Engineer】Ray Pickett 【Art Direction】Ed Thrasher
ただひとこと「The Beat」。ずばり、ひたすら踊るためのビートとサックスのブロウ! この音が50年代の黒人クラブで流れるさまを想像するだけでアドレナリンがどぼどぼと出てきます。妥協のないタフなR&Bジャズの連発。「Foot Stompin'」「2 Point 8」で身体が反応しないなんてありえません! 硬質なビートをはじき出すオリジナル盤!.
収録曲・データ
【曲目】Tea Bird / Purple Wail / He’s A Real Gone Guy / Moonday / Rooster Walk / Pog Wog // 2 Point 8 / Lawdy Miss Clawdy / Foot Stompin’ / Mashin’ Potatoes / Earth Rock / Lions Den