ドアーズ「Touch Me」、トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ「Crimson and Clover」などなどロック世代向けの選曲をお届けするラウンジ好盤。アレンジを担当したダン・モアハウスはLAにあるクローヴァー・スタジオの専属だったそうで、それと掛け合わせたタイトルなのかも。タイトなリズム隊と、サックスや各種キーボード、ストリングスの絡みが醸し出すフラワー&ピースフルな空気! 好ジャケ!.
Touch Me.
Crimson and Clover.
I Heard It Through The Grapevine.スワンプ系ファンの間で人知れず語られてきた秀作。人気のわけはなんとなく素人くさいというか、いい感じにレイドバックした人柄に溢れた音楽のため。ドン・ニックス作「Rollin' in My Dreams」に始まり、彼の身の上話を聴いているような気がして、酒が進んでしまいます。.
Rollin’ In My Dreams.
I’m My Own Grandpaw.
I’ll Stand By You.2枚組ライヴアルバム「Alive」に先行して発売された片面12インチのプロモーション盤です。片面に3曲「What A Fool Believes」「Wait A Little While」「Angelique」を収録。アルバムとおなじテイクですが、モノクロのジャケットはかっこよく見えますね。AORファンには最初の2曲は最高の曲としておなじみ。.
What A Fool Believes.
Wait A Little While.
Angelique.ブルーアイドソウルというか、ブルーアイドジャズソウルというべきでしょうか。名匠トミー・リピューマにとって、デイヴ・メイソンのファーストと並んで重要なロック転換作。といっても、このアルバム、今聴くと本当にジャジーな薄暗さのなかでのロックとの相克が美学として表現されています。これが彼らのファーストアルバム。なんと渋いデビュー作でしょう!.
The City.
The Ghetto.
Love.早弾き&多重録音でおなじみラウンジギタリスト、ラテンに挑戦! 曲ごとに何本オーバーダブしたかが書いてあるのもすごいです。パーカッション以外はすべて自分でまかなうのはレス・ポール流の継承。この手のギタリストの必修科目「Brazil」や「The Breeze & I」でお手並み拝見とゆきましょう。.
Brazil .
そよ風と私.
Theme From Spellbound.キャロル・キングのバックバンドから発展したインスト・グループ。メンバーはご存じのように、クレイグ・ダーギー、ダニー・クーチ、リー・スクラー、ラス・カンケルら、70年代前半を忙しく過ごした西海岸のセッションメン。ロック感覚のフュージョン/シティポップ・インストとして、東海岸のスタッフを強く意識していました。これがセカンド。一曲目の「Smilin’ Ed」や「Bullet Train」のダウンテンポが今の気分です。.
Smilin' Ed.
Forward Motion.
Bullet Train.ブライアン・プールを前面に出したブリティッシュR&Bを展開していた時代(65年)のアルバムです。この後、ブライアンが脱退し、残されたメンバーがトレメローズとしてヒットを連発することになります。しかし、その前もガッツあふれるサウンドで最高ですよ。「I Want Candy」「You Can’t Sit Down」などカヴァーもいいし、プールのオリジナルにも「Love Me Baby」など捨てがたい曲あり。ちなみにこのアルバム、65年発売時は「Brian Poole Is Here」というタイトルでしたが、この67年発売盤では「The Tremeloes Are Here」に変更。それも時代の流れですね。.
I Want Candy.
Love Me Baby.
You Can’t Sit Down.ボブ・フローレンスがビッグバンド&ストリングス・アレンジした、かなりジャズモードのアルバムです。スイートなバラードやミッドテンポのスタンダードに良い味の出る彼女ですが、本作について言えば、アップテンポの「Ac-cent-tchu-ate The Positive」がかなりゴージャス。ワルツで華やかに盛り上がる「Hey Look Me Over」には、ホントに彼女が彩り豊かに飾られた感じがします。.
Ac-cent-tchu-ate The Positive.
Hey Look Me Over.
Bye Bye Blackbird.カスケーズの「悲しき雨音」のカヴァーを筆頭に置いた69年のアルバム。屈託のない60年代ポップスとしての雰囲気を残した作品としてはこれが最後ですね。ところでこのアルバム、プロデュースがスナッフ・ギャレットなので、アレンジはアル・キャップスと言いたいところですが、実は全曲のアレンジはラヴ・ジェネレーションのジョン・バーラー! なので、随所にソフトロック的な工夫が顔を出します。.
悲しき雨音.
Hayride.
Nothing To Be Ashamed Of.「Latin Ala Lee」に続く、ペギー・リーのラテン・ポップ・アルバム! 前回はギタリスト、ジャック・マーシャルのアレンジでしたが、今回はバックを務めるのはピアニスト、ジョー・ハーネルのグループ。ブラスへのアプローチの違いも見えて面白いですね。リズムも強調されていてかっこいいです。前後をひっくり返したジャケにも拍手!!.
Come Dance With Me.
You’re So Right For Me.
Fantastico.プロレスの必殺技アルゼンチンバックブリーカーの産みの親、そして、あの、アントニオ猪木の名前の由来ともなったイタロな名レスラーが指揮棒を! スポーツレコードと言うより、ストレンジ系ラウンジの世界では有名。彼のルーツであるイタリア旅情を誘うポップで上出来な音楽なんですがね。ビリー・ミューアのご指導のもとオシャレにやってます。マラゴン・シスターズが歌うキッチュなラテンポップ(2曲)にも注目。音楽も強いぞロッカ!.
Rocca Changa.
Esos No Son De Alli.
Rocca’s Theme.ソウルフルなタッチのピアノでストレートなモダンジャズからポップソウル路線の作風まで幅広く手掛けてきたレイ・ブライアントのソロピアノアルバム。力強い左手が誘うグルーヴ感が一曲目の自作曲「In Da Back Room」からほとばしってます。ルグラン「What Are You Doing The Rest Of Your Life」ではしっかりと歌心を。.
In De Back Room.
What Are you Doing The Rest Of Your Life.
Moanin’.バリー・マクガイアが取り上げ全米1位を記録した「明日なき世界」の自演版や日本でヒットした「孤独の世界」など代表曲のほか、自身の名義でのファーストシングル「The Sins Of A Family」などを収録しています。ボブ・ディランに強く影響を受け、サーフロック作家から若くシリアスなフォークロックへ転身した時期の青い情熱がほとばしり出るよう。美しくせつないメロディが、胸の奥を締め付けます。Rhinoリマスターなので音もいいです。ジャケ写もいい!.
From A Distance.
The Sins Of A Family.
Take Me For What I'm Worth.その昔も昔、大阪アメリカ村のディスコから火がついたAORクラシックの一枚。これが今聴くともっと良いんです。腰に来るビートの効いたAOR。16ビートを刻むクラヴィネットとハイハット、それにからむストリングス、泣けるメロディと三拍子そろったタイトル曲は、まるで歌謡曲。でもこれがいいんです。日本では売れた盤ですが実はUS盤は意外と見かけない、という背景はネッド・ドヒニー「Hard Candy」と似ています。.
Magic.
Can't Give Up.
Our Goodbye.リンダ・ロンシュタットらへの楽曲提供で知られるカナダ出身の姉妹SSW。「Rolling Stone」誌上で当時絶賛されたこのアルバムがセカンドになります。プロデュースはファーストと同じくジョー・ボイド。芯の強さとほのかな洒落心が同居していて、聴く者を和ませます。さらりとフラン語の曲が入るのもいいですね。ケイトはルーファス・ウェインライトの母でもあります。.
Dancer With Bruised Knees.
Be My Baby.
Naufragee Du Tendre.詩人、作曲家、シンガーであり、アメリカのビートニク・シーンのもっともポップなアイコンのひとりでもあり。彼が朗読する自作詩をジャジーで静謐なアレンジでバックアップしたアルバムです。のちにアニタ・カーとのコラボでこの路線で大成功をおさめますが、ここでの彼はより若く孤独でインモラルな空気をまとっています。B面には「Tokyo」というエキゾチックなピースもあり。しんとした夜にどうぞ。.
Desire.
The Young.
Tokyo.どちらかといえばハツラツとした歌声に人気がある人ですが、本作は恋のつらさやせつなさを歌い込んだトーチソング集。歌のうまい人なので当然ながら表現力は抜群。しとやかな恋心をディック・ジェイコブスのオーケストラがしっとりとサポートします。.
When Your Lover Has Gone.
A Faded Summer Love.
More Than You Know.トッド・ラングレンの1978年時点でのキャリアを集大成した2枚組ライヴ。6人編成と4人編成のユートピア、それぞれのライヴを収録しています。選曲も文句なし。天才的なポップ・クリエイターであると同時にライヴが大好きなパフォーマーであることがよくわかります。.
Love Of The Common Man.
Sometimes I Don’t Know What To Feel.
Hello It’s Me.メロウでファンキーなサウンド。胸を締め付けるヴォーカル。ジェイ・グレイドンらが参加した79年盤「Joy Ride」が有名ですが、それ以前もメロウで泣かされるブルーアイドソウル的AOR盤連発なのです。ボビー・ウーマックがマッスル・ショールズでレコーディングした際にコーラスで参加したことから結成。NY出身ですがLA録音。これがファーストです。アメリカのレコード屋では白人であるにも関わらず【SOUL】コーナーに置かれていることが多いです。.
Music, Harmony And Rhythm.
Street Dance.
Sad Eyes.グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「夜汽車よジョージアへ」の作者。ポップ・カントリー的なイメージですが、ちゃんと聴き返すとビックリ。ニック・デカロがたいてい弦をアレンジしていますし、デヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、ラリー・カールトンらメンバーも最強。さらにA-1「Misty Mississippi Morning」みたいなセンシティヴで最高泣ける曲もいっぱい! 「Living With A Shadow」も素晴らしい。.
Misty Mississippi Morning.
Living With A Shadow.
Being Alone.「Steve Allen Presents」とあります。この時期でアレンの推薦と言えば、マーティン・デニーのジャケを飾る美女として知られるサンディ・ワーナーの唯一のソロもそうでしたね。こちらのキャロル嬢は声にキュートな魅力があって歌がうまいうえにピアノも達者。バックのコンボもシンプルかつユニークなのはアレン仕込みでしょう。「Bell, Rock And Candle」のスピード感にゾクッ! これがセカンド。ミュージシャンとしてのセンスのよさを感じます。.
Bell, Rock And Candle.
When You Get To Frisco.
Fools, What Kind Of Fool.女性ヴォーカル人気盤「Lazy Afternoon」(1959年リリース)などで日本でも人気の高い彼女。年齢を重ね、みずみずしさを失わないまま落ち着いた表現にさらに磨きをかけていきました。本作はNYの名門Stashからのリリース。20世紀の大作曲家ジェローム・カーン楽曲集です。オールディーズ・ファンにはリンダ・スコットの歌唱でもおなじみ「I’ve Told Every Little Star」から始まります。.
I’ve Told Every Little Star.
The Land Where The Good Songs Go.
You Couldn’t Be Cuter.コメディを盛り込んだステージでハワイでも本土アメリカでも人気を博し、その後におみやげショップを展開し、大成功を収めたシンガー。しかし実力はお墨付き。ジャズナンバーからハワイアンのトラッド、日本民謡まで縦横無尽に採り上げちゃうライブ・アルバム。バックはハワイアン・ヴィレッジ・セレネーダーズです。カリプソ調の「Television」もご機嫌で◎!.
Any Time; Pololo.
Television.
China Nights.60年代後半、ジュリー・ドリスコールとの共演などでUKジャズロックのシーンを鮮やかに切り開いた彼ら。これがラストアルバムで、ブライアン・オーガーはオブリヴィオン・エクスプレス結成へ向かいます。スライ&ザ・ファミリー・ストーン「I Wanna Take You Higher」でのオープニングに目覚めを感じます。ハービー・ハンコック「Maiden Voyage」の最高かっこいいカヴァーを収録。.
Maiden Voyage.
I Wanna Take You Higher.
Listen Here.ベルギー出身のアコースティックスイング・カルテット。これが4枚目のようです。ジャンゴ・ラインハルトの流儀でばっちりキメてくれてるんですが、ヴァイオリンの代わりにクラリネット/サックスがアクセントになっているのがポイント。インスト主体ですが歌も味があってよいですよ。.
Undecided.
I Surrender Dear.
Fleur De Lavende.アメリカのローカルミュージシャンたちをサポートする地元ラジオ局やコミュニティを中心に起きた「ホームグロウン」シリーズ。サンディエゴ、アリゾナ、そしてハワイへと飛び火していった連帯。その運動の拠点となったサンディエゴの1976年版。楽曲のレベルが高くて舌を巻きます。ダイアナ・、オンゼジロ&サラ・エック「Leucadia」なんて、どうして彼女たちがデビューできなかったのか不思議なくらい。地元で歌い続けることの尊さもここにはあるような気がします。.
Singing My Way To San Diego.
Leucadia.
Never Walk Away.「チキチキバンバン」でおなじみウィリー・レスタム! Tシャツに半ズボンのスタイルで、バリトンサックスをぶりぶり吹きまくりながら、ルイ・プリマばりの歌声も聴かせてくれるかっこよさ! このGone盤が彼のファーストアルバムなんですね。ライヴ盤みたいなタイトルですがスタジオ盤。トレードマークの「Here We Go」のかけ声もすでに健在。「Mack The Knife」も「Quiet Village」(怪鳥音最高!)もなんでもこい! 湯加減極上のジャイヴ野郎なんです! レア!.
Mack The Knife.
Quiet Village.
Almost Like Being In Love.デビュー時の扱いはガレージロック。そこから抜けだし、博学のオールドタイム・マスターとしての本性を現した記念碑的セカンド。モッドな精神で20世紀初頭ミュージックホールの音楽を解釈した傑作。「Under The Ragtime Moon」に先駆けること6年前でした。若き博士風ながら、悪ガキっぽさも垣間見えたり。ジャケも含め、愛すべき一枚です。.
Poor Little Bird.
Got A Date With An Angel.
Where Did Robinson Crusoe Go With Friday On Saturday Night?.ハワイのショウビズ界の大物、ドン・ホーと師弟関係にあった男性シンガーです。片言日本語系の名曲として有名な「チョットマッテクダサイ」も収録です。ラウンジ・ヴォーカル・ポップとしての完成度はかなり高いですよ。クイ・リーにも通じる穏やかなスイング感が心地良い「Maunalani Hale」ノーザンソウル的な「Only The Strong, Only The Brave」(バカラック・カヴァー)もオススメ!.
チョットマッテクダサイ.
Maunalani Hale.
Only The Strong, Only The Brave.自然回帰のトレンドとカントリー・ロックとが出会い、新しいタイプのフォーキーが誕生した70年代初頭に浮上してきたSSWです。ざらっとした歌声に秘められたビターなロンリネスと、たゆたうような広がりのサウンドとが気持ちを和ませます。これがデビュー作。後年のさわやかな空気感のアルバムに比べ、埃っぽくて荒削り。その若さがいいのです。タイトル曲(全米40位のヒット!)のような、ざらついたロマンチシズムにときどきとても触れたくなるのです。.
Geronimo's Cadillac.
Rainbow Man.
Natchez Trace.