【曲目】El Cid / Moon River / Theme From King Of Kings / Splendor In The Grass / Maria / It Might As Well Be Spring // Over And Over Again / Ben Hur (Love Theme) / Too Late Blues / I Enjoy Being A Girl / Theme From The Four Horsemen Of The Apocalypse / Theme From The Light In The Pizza
ナイーヴな70年代シティサウンドの代名詞のような人気盤「Prime Cuts」に続く本作も当然、その流れを継ぎ、胸を打つメロディとアレンジで彩られています。ユニット4+2の60sヒット「Conclete And Clay」のカヴァーで始まり、すべての曲がそれぞれ短編小説のような雰囲気。タイトル曲はクリス・レインボウのような奥行きのある名曲!.
収録曲・データ
【曲目】Concrete And Clay / Blue Street / The Uptown, Uptempo Woman / Highway Affair / Farewell Fairbanks // You / Let The Sailors Dance / Fresh Out A Love / Bring The Baby In With The Bacon / A Weekend In New England
スモーキーな歌声でイギリスで人気を誇った名花。ファンキーな展開に意表を突かれる「Day By Day」でオープニング。ジェームス・テイラー、デヴィッド・ゲイツなど、70年代のSSWたちの作品を多く採り上げています。選曲の土台はUK盤のアルバム「Feel The Warm」ですが、US発売はBuddah。ただしプロダクションクレジットはロッド・マキューンのStanyan。.
収録曲・データ
【曲目】Day By Day / Slow Motion / Stop And Smell The Roses / Rainy Day Man / Don’t Talk Now / Good, Bad And Beautiful // Make It With You / Can It Be True / Feel The Warm / Something’s Wrong / Traces / Both Sides Now
スカ〜カリプソ〜ロックステディの間をすいすいと泳ぎ抜けるフィクサーにしてサウンドメイカー、バイロン・リー60年代中期の一枚。BOACこと英国海外航空との提携レコードというだけでもヨダレが出ます。いい湯加減ときっちりリズムが共存。歌ものもいい! フォー・トップスのカヴァー「I Can't Help Myself」も最高!.
ソフィア・ローレンとグレゴリー・ペックが主演したサスペンス映画のサウンドトラック。「シャレード」に続いて監督のスタンリー・ドーネンと音楽のマンシーニがコンビを組みました。スリルとミステリーをアラビア模様を思わす音の連なりで表現したテーマ曲が白眉。ソフィアのために捧げられたような「Something For Sophia」がマンシーニらしいお洒落チューン。ジャジイでトリッキーで、とても印象的なナンバーです。.
【曲目】The Holdup / Someone Else's Blues / Danger Man / The Main Street Moan / Send Me To The 'Lectric Chair / Statesboro Blues / Church Bell Blues / Wallflower / Kansas City / The New Lee Highway Blues
アップデートなナンバーとスタンダーとを織り交ぜながら、晴れやかなポップス路線で作品を制作していたCapitol時代の一枚。スタンダードの間に挟まれたテクニカルなジャズポップ「It’s Time To Go」(最高!)など、知られざるアッパ−な作品に、食指が伸びます。バカラック風の「Never Less Than Yesterday」も聞き物。.
「恋はボサノヴァ」で知られる彼女。デビューはCoralですが、本格的にスターダムにのし上がるのはABC Paramountと契約してからのこと。これがその一枚目です。ドン・コスタのアレンジが、彼女の若々しい魅力を引き出します。曲中で思わず笑い声が漏れるB-1「Guess Who I Saw Today」なんか、かわいすぎて……もう参りました。このとき彼女は26歳。.
収録曲・データ
【曲目】 I’ll Take Romance / This Is No Laughing Matter / Fine And Dandy / Day By Day / The Gentleman Is A Dope / Too Close For Comfort // Guess Who I Saw Today / Be Careful, It’s My Heart / Saturday Night Is The Loneliest Night Of The Week / First Impression / How Long Has This Been Going On / Gypsy In My Soul
70年代の米NBC-TV人気番組「C.A.P.E.R.」の主役の4人(少年科学特捜隊?)が歌うティーンエイジ・ポップ。これが極上パワーポップでして、Pilot好きなんかにはたまりません。仕掛け人はかつてアーチーズを当てたドン・カーシュナー。ニール・セダカが提供した「Tit For Tat」甘酸っぱくて最高です。ビーチポップス、ソフトロック好きにもイケル!.
ブラジリアン・フィーリングにあふれた高速フュージョン・ジャズや、ジャジィでファンキーなヴォーカル・ナンバーを身上とする女性グループ。パーカッシヴな演奏力はやはり圧倒的。ギル・スコット・ヘロン作のA-1「Willing」から一気に煽られます。続くタイトル曲のクールな4ビートも爽快! メロウなボッサ・チューン「Heaven Is In Your Mind」で感動的にフィナーレを迎えるライヴ・アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Willing / Call It Jazz / Show Me The Way / Step By Step / Wild Women Don't Get The Blues // Greeting Song / Loving Song / Golden River 〜 Golden Dream / Too Bad / Heaven Is In Your Mind
【曲目】Long Ago (And Far Away) / Sure Thing / A Fine Romance / They Didn't Believe Me / All The Things You Are // Whip-Poor-Will / Ol' Man River / Why Do I Love You? / Go Little Boat / Put Me To The Test
60年代の新感覚派ヴィブラフォン・プレイヤー。弱冠19歳でデビューし、斬新な感覚でアルバムを発表し続けた60年代の締めくくりの一枚。盟友と言ってもいいベーシスト、スティーヴ・スワロウとのコンビが軸で、ギターにジェリー・ハーン、ドラムにロイ・ヘインズというカルテット編成。ジャズ・ファンク的な「Gone, But Forgotton」をはじめ、ジャズの領域を抜け出ようとしていた彼の試みをじっくり味わってください。.
収録曲・データ
【曲目】Country Roads / The Green Mountains / True Or False / Gone, But Forgotten / Ravel Prelude - Le Tombeau De Couperin: Prelude // And On The Third Day / A Singing Song / Wichita Breakdown / My Foolish Heart / A Family Joy
オーストラリア出身のシティボーイ系シンガー。本作は米国での2作目。ビージーズ「Fanny」や、バリー・マニロウ「涙色の微笑(Can’t Smile Without You)」など他人のカヴァーと自作曲が半々づつのレパートリー構成。いい曲があれば偏見なくとりあげます。ちょっと甘酸っぱいメロディを歌わせると、微妙な切なさを巧く表現してくれてるのです。70年代のニール・セダカやフィル・コディあたりが好きな方にはたまらないはず。.
プウルセルの作品は仏国内盤と海外盤の内容に違いがある例が多いのです。違いを生んでいるのは選曲です。米国ではロッキンなリズムを盛り込んだ「オンリー・ユー」のヒットを放っている一方で、フランスではこれほどに香り高いシャンソン・タッチのアルバムを作っていました。ピアフのナンバー「Non, je ne Regrette Rien (水に流して)」と「Mon Dieu! (私の神様)」は、こちらが初回録音ヴァージョン。また「Saint-Emilion」はプウルセルとルフェーブルによる共作。ロックンロールなリズムが光る「Ca Tourne Rond 」が異色で魅力的です。.
収録曲・データ
【曲目】La Terre / Nous, les Amoureux / Nuits d'Espagne / Ton Adieu / La Semaine / Non, je ne Regrette Rien // Ca Tourne Rond / Mon Dieu! / Pizzicati-Pizzicato /Toi que j'inventais / Saint-Emilion / Tous les Mots d'amour
ボンゾ・ドッグ・バンドやタイニー・ティムの諸作に近い、茶目っ気たっぷりの愛すべきヒップな作品です。通算4作目。イギリスからシアトルに移住して、いかれたガレージポップ「You Turn Me On」で颯爽とデビュー。その後、大好きなラグタイム研究に打ち込んで音楽性もそちらに傾斜してゆきます。本作はその中間といったところ。ここから72年の傑作「Under The Ragtime Moon」まで彼は長い沈黙(自作の音楽書の執筆など)に入ります。.
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.