デヴィッド・ラフィンやエディ・ケンドリックスよりも通算では同じくらいテンプテーションズを支えたリードシンガー、デニス・エドワーズの(二度目の)復帰作。完全にきらびやかな80sブラコン仕様で、往年のモータウンサウンドとはずいぶん違いますが、コーラスをちゃんと活かし、テンプス風味は残したアレンジになっています。デニスの歌声はやはり力強いです。「I Wonder Who She’s Seeing Now」で聴こえるハーモニカはスティーヴィー・ワンダー。.
I Wonder Who She’s Seeing Now.
Do You Wanna Go With Me.
Look What You Started.大ヒットアルバム「Private Eyes」から、タイトル曲、「I Can’t Go For That」の2曲連続ナンバーワンに続くサードシングル。甘酸っぱくきらめいた曲調と、やっぱり歌詞の言葉使いのユニークさが際立ちます。.
Did It In A Minute.
Head Above Water.ブラスをふんだんに使い、ビートも立ったVerve時代のジミー・スミス。Blue Note時代よりもさらにR&B的なセンスを前面に出してます。モッドなオルガンのお手本とはこの時代の彼のプレイのことを言うはず。パーティーロックンロール風に盛り上がる「Theme From Any Number Can Win」みたいなナンバーは、Blue Noteではやれなかったでしょうね。「The Cat」でポップシーンにもブレークする前夜。.
Theme From Any Number Can Win.
What’d I Say.
You Came A Long Way From St. Louis.デビューは1981年。自主レーベルからのリリースで、カリフォルニアのフォークシーンで淡々と活動を続けていた人です。これがセカンドで、こちらも同じ自分のレーベルから。4年が経過しても流行にいっさいまどわされない音楽性は変わらず。気の合う音楽仲間たちとグッドタイミーに自分の好きな歌を歌ってます。ちょっとジャズ&ジャイヴ味があるのもいいですね。.
Don’t Worry, Be Happy!.
My Moment Will Come.
Clyde Hayes.生前のラストアルバム「Look At The Fool」からのシングルカット。コーラスとハンドクラップがあるのでポップだという判断だったのでしょうね。彼のアルバムでもっともファンキーで、捨て鉢な人生のしめくくりとしてはあまりにかっこいい曲じゃないですか! レア!.
Wanda Lu.NYのSSWチーム、キャッシュマン&ウエスト主宰のレーベルLifesongはフォーキーなプリAOR名盤の多い知る人ぞ知る好レーベル。天然カーリーヘアに髭面。でも、その顔には子供みたいな大きな瞳が覗くディーン・フリードマンは、生粋のニューヨーカー臭がぷんぷん漂う最高のSSW。セカンド・アルバム「Well Well Said The Rocking Chair」をハイファイでは長年プッシュしていますが、このファーストも捨てがたい。ジャズ風味豊かな「Funny Papers」そしてエレピが切ない「Humor Me」でノックアウト。.
Funny Papers.
Humor Me.
Ariel.マイアミディスコの立役者ウェイン・ケーシーことK.C.率いるバンド。これがデビューアルバムです。全米の人気者というイメージですが、アメリカでの本格ブレイクは次作から。このファーストを先に認めて歓迎したのはイギリスでした。ここから「Queen Of Clubs」が全英7位のチャートヒット。K.C.の快進撃の礎となりました。.
Do It Good.
Sound Your Funky Horn.
Queen Of Clubs.実はこれが一番好きという人も多い74年のアルバム。アンディ・ニューマークやウィリー・ウィークスが演奏に参加したことで、ぐっとタイトなサウンドに。めちゃくちゃ洗練された都会的な演奏に、彼のいじけた声。その組み合わせのひりひりした感じがもっとも高い一枚。「Louisiana 1927」は、ファンに人気の高い名曲ですね。.
Louisiana 1927.
Mr. President.
Rednecks.ナッシュヴィルの名手たちが一同に介し、76年から2年越しで行ったリラクシンなセッションアルバム。バンマスは全曲に参加しているヴァッサー・クレメンツということになるでしょうね。ひけらかしているわけでもないのに、いやでもそのテクニックに酔わされる。さりげなくて楽しい1枚。「I Wonder Where Are You Tonight」では歌声も。ナイスジャケ!.
Roanoke.
I Wonder Where Are You Tonight.
Roly Poly.時流を見逃さない男ハービー・マンがディスコ路線にふりきったアルバムです。自身の十八番「Comin’ Home Baby」ミーターズ「Hey Pocky Away」やルー・リード「Walk On The Wild Side」などをディスコフュージョン化。女性コーラスを大々的にフィーチャーし、自身も歌います。これだけ堂々とナンパにやられたら気持ちいいものです。.
Comin’ Home Baby.
Hey Pocky Away.
Walk On The Wild Side.おれら愉快なノスタルジック狂。イギリスのグレイト・ダンスバンド。ノスタルジックアイテムの基本的、理想的名盤。ハード・ロック大全盛期の英国でこの音を残していたんですよ。こっちの方がはるかにロック精神を感じますね! あ、彼らのサウンド自体はロックじゃなくマジで素敵なオールドタイミーものなので、誤解しないでくださいませ。.
Paddin' Madelin' Home.
Love In Bloom.
Nagasaki.フェアポート・コンヴェンションのツアー・サポートを通して注目を集めたことから、メンバーの協力を得て制作されたデビュー作。アメリカ的なホーボーっぽい資質と、イギリス人としてのトラッドへの愛情が垣間見える名作。英国的な“くもり”のかかった端正なヴォーカルは、いつもはるかな景色を見せてくれるのです。.
Sometimes.
Scarlet And Grey.
Nursery Tale.大ベテランのジャズマン、ライオネル・ハンプトンがソウルジャズモードに対応すべく奮闘したのが、70年代前半のBrunswick時代。この時期はどのアルバムもかっこいいんですが、彼自身を含めヴォーカル・ナンバー中心の本作は、その存在感が際立っています。なんといっても彼自身が歌う「Light My Fire」の異色ファンキー・アレンジ! なかなか見かけない一枚です!.
Light My Fire.
Them Changes.
You Got A Friend.西海岸のポピュラー音楽界で長くキャリアを積んだ歴戦のアレンジャー、ラルフ・カーマイケルは徐々にレリジャス・フィールドに活動の場を移します。若いコンポーザー、カート・カイザーとヤングコーラスをしたがえて制作した本作は、ミュージカル形式のクリスチャンソフトロック! リズム・セクションの超ファンキーな展開やめくるめくコーラスの鮮やかさにクラクラ!.
We’re On Our Way.
From Out Here.
Natural High.のちにグレン・キャンベルの専属アレンジャーとして大成するピアニストです。彼がA&Mに残していたスペーシーロック&オリエンタルエキゾのシングル! こんなのがまだまだあるからシングルの世界はやっぱり深いです。.
The Moon Racers.
Maid In Japan.デイヴ・グルーシンのジャズピアニストとしてのデビュー作。ブロードウェイミュージカル「Subways Are For Sleeping」からのナンバーを、ヒップにスイングするピアノトリオで採り上げています。アドリブに対するセンスが非常に編曲的というか、リズムへの反応などに後の非凡なアレンジャーとしての萌芽を見ます。レアな1枚。.
Getting Married.
Who Knows What Might Have Been?.
When You Help A Friend Out.スウェーデンの女性シンガー、エヴァブリット・ストランドベルクと、ウェストコーストの名ベーシスト、レッド・ミッチェルのデュオアルバム。彼女のオリジナリティある歌(スウェーデン語)とレッドの本邦なベースプレイ(時に歌も)の融合が醸し出す自由な美しさ。本当に素晴らしいのです。こういうふうに音楽で国境を超えて語り合えたら、どんなにいいか。.
Ha snuva ar inte sa kul.
Bastisar.
I mandags var jag en katt.アトランタ産のソフィスティケイテッドファンクグループ。77年のデビュー盤はファンク名盤として80年代からレコード屋さんの常連アイテムですね。80年代に入っても持ち味はキープ。タイトル曲では夏の灼熱の暑さをミドルファンクで表現。女性シンガーをデュエットに迎えた「I Want You To Know」もいい曲!.
Summer Heat.
Sea Side Vibes.
I Want You To Know.ジャズシンガー、カーメン・マクレエのKappレコード所属時代(1959〜60年)に残した3枚のアルバム「When You’re Away」「Book Of Ballads」「Something To Swing About」からセレクトしたコンピレーションです。彼女の絶頂期でもあり、切れ味のいい歌がいくつも入ってます。入門用としても最適。.
I Only Have Eyes For You.
Falling In Love With Love.
Comes Love.これがデビュー作。オリジナルは70年にマイナーレーベルからのリリース。あらためての再リリース盤がこちら(ジャケや曲目などは同一です)。彼を有名にした「American Pie」を収録するのは次作とはいえ、スマッシュヒットとなった「Castle In The Air」やペリー・コモが素晴らしい歌唱によって採り上げた名曲中の名曲「And I Love You So」を収録した本作。彼のいつもの作品と同様に、暖かく穏やかな響きに満ちていて、忘れがたい余韻を残すアルバムです。.
And I Love You So.
Castles In The Air.
Three Flights Up.「Mockingbid」(1964年)のヒット曲を持つイネス&チャーリー・フォックス。レーベルを移籍して発表したこのベスト盤では、ファンキーなセルフカヴァーを収録。時代が60年代後半になると、彼らの曲はがぜんノーザンソウル化。とっても好内容なんです!.
Mockin’ Bird.
I Ain’t Goin’ For That.
(1-2-3-4-5-6-7)Count The Days.ニノ・フェレールのバックバンドでオルガンを弾いていたり、ライブラリーの世界でも引く手あまただったフランス人才人ベルナール・エスタルディ。またの名を「バロン」と呼ばれた彼が1971年に発表した幻のソロアルバム。単に多才のひとことでは片付けられない、その後にやってくる音楽を予言していたかのようなトラックの数々に仰天してください。.
Cha Tatch Ka.
Monsieur Dutour.
La Gigouille.「Over The Rainbow」や「Old Devil Moon」などスタンダードソングの多くを作詞したエドガー・イップ・ハーバーグ。作曲家たちに比べてあまり語り継がれることのない彼の功績に敬意を評したソングブックアルバム。スザンナ・マッコールの歌はここでも素晴らしく、シンプルなピアノトリオでの理想的なジャズスイングを教えてくれます。.
Old Devil Moon.
Ding Dong, The Witch Is Dead.
Thrill Me.トーチソング(ラヴバラード)シンガーとしてのイメージの強かった彼女に、胸がすっとするほど気持ち良くゴスペルソングを歌わせたアルバム。彼女の中に敬虔な宗教心があってこその企画とは思いますが、そのコンセプト、いかにもLibertyらしいと思います。ビリー・メイのゴージャスなアレンジで歌う選曲は、レリジャスソングというよりは、フォスター歌曲なども含め、アメリカ人の心のふるさとにあるような歌の数々という解釈の方が近いかと。シルヴァーブルーに輝く美しいジャケ。.
All God’s Children Got Shoes.
Goin’ Home.
If You Want To Get To Heaven... Shout!.ウェス・モンゴメリーの兄弟バディ(ヴィブラフォン)とモンク(ベース)を中心に結成されたジャズユニット。コンパクトで凛々しい美的センスに彩られた高品質のラウンジジャズを50年代から60年代にかけてリリースしました。ミュージカル「王様と私」の楽曲を扱った本作でも、名曲をコロコロかわゆくリアレンジ。ある意味これはエキゾジャズ。.
Dance Of Siamese Children.
Getting To Know You.
Shall We Dance.ジャン・ジャック・ペリーとガーション・キングスレー。ふたりの現代音楽家に与えられたモーグシンセ。その可能性を信じ、学術的音楽的な研究を進め、なおかつ、音色のカラフルさに魅せられた者だからこそ出来た音の万華鏡。のちにディズニーに着目され、「エレクトリカルパレード」のテーマ曲として大ブレイクした「Baroque Hoedown」を含むセカンド・アルバムです。.
Baroque Hoedown.
The Savers.
One Note Samba.当時気鋭のジャズピアニスト4人(ハンプトン・ホーズ、ハービー・ニコルズ、ポール・スミス、ジョン・メーガン)それぞれのレコーディングを3曲ずつ収めたコンピレーション。若き才能をプレゼンするショーケース盤といったほうがいいでしょうね。知名度的には一番劣るジョン・メーガンのプレイも速いパッセージで魅力的です。.
Jumpin’ Jacques.
Swonderful.
Cherokee.極上のディスコファンクとセクシージャケットで70年代に大ヒット作を連発した彼ら。本作にもR&Bチャート1位の「Who’s She Coo」を収録。ノーティで下世話、でも随所に洗練されたリフやキャッチーなメロディがあって彼らをポップフィールドにもアピールしていましたし、トリッキーな構成や深いファンクセンスではマニアもうならせました。メロウナンバーもスウィートでうまいのです。.
Who’d She Coo?.
My Life.
Far East Mississippi.1972年、ドイツのケルン録音。ロルフ・キューン(クラリネット)とヨアヒム・キューン(ピアノ)兄弟を中心としたグループに、アメリカからフィル・ウッズが招かれてのセッションですが、ナナ・ヴァスコンセロスがパーカッション、ビリンバウの参加でも注目です(しかも非ブラジル的な文脈で)。構築性と即興性、その両方に満ちた傑作!.
Ca. 1-9-5-2.
Turning Put.
Everything In The Garden.ロイヤレッツといえばテディ・ランダッツォの秘蔵っ子グループのはず。しかし、このシングルはライチャス・ブラザーズのビル・メドレーが楽曲提供&プロデュースしたというレアな取り合わせ。彼女たちの世界観は保たれているのが不思議なくらいですが、メドレーもマインドはソウルミュージックですもんね。もちろんシングルオンリーです。.
Take My Love.
(He Is) My Man.