アメリカのローカルミュージシャンたちをサポートする地元ラジオ局やコミュニティを中心に起きた「ホームグロウン」シリーズ。サンディエゴ、アリゾナ、そしてハワイへと飛び火していった連帯。その運動の拠点となったサンディエゴの1976年版。楽曲のレベルが高くて舌を巻きます。ダイアナ・、オンゼジロ&サラ・エック「Leucadia」なんて、どうして彼女たちがデビューできなかったのか不思議なくらい。地元で歌い続けることの尊さもここにはあるような気がします。.
ハイファイで「Home Grown」と言えば70年代後半のハワイアン・コンテンポラリー集というイメージですが、じつはこの地元音楽家支援の運動はアメリカ本土でも各地で行われています。こちらは77年サンディエゴ版。ハワイ風のシティポップからカントリーソングまで(電子音楽まで!)、さまざまなスタイルが同居しているのが土地の豊かさを感じさせますね。A-1のメイン・セイル「My Home In La Jolla」がもう絶品!.