オハイオ州で活動したと思しきローカルSSW。生涯唯一の自主制作盤です。決してうまいとはいえないものの不器用出会いすべき人柄がしっかり伝わる歌声に、ジャジーなコード使いをまじえた曲作り。フルートやパーカッションも加えたシンプルなバンドサウンドには好感しかありません。プライベートプレスにしか存在しないやさしさを感じます。歌詞や裏ジャケから判断してクリスチャンフォークと思います。.
Shepherd Of The Highways.
Some Are Flying To America.
Learning Tree.ファーストアルバムのオリジナル。のちにAristaから別ジャケで再発されますが、このBell盤は、まったく売れなかったため意外と見つかりません。ランバート、ヘンドリックス&ロスを完璧に再現した「Cloudburst」ベット・ミドラーでも知られる「Friends」(マーク・クリングマンとバジー・リンハートの共作)をはじめ、もちろん内容も素晴らしい! プロデュースはバリー自身と彼を発掘したロン・ダンテ。A面冒頭には2歳のバリーとおじいちゃんによる微笑ましいやりとりも入ってます。.
Friends.
Cloudburst.
One Of These Days.スタープレイヤーとして人気を獲得したラリー・カールトンを送り出し、新ギタリストにビリー・ロジャースを迎えてのアルバム。その分、バンド全体でファンクするアンサンブルが強まった印象もあります。この翌年に生まれる傑作「Street Life」の前哨戦ともいえるシティメロウ感もばっちり。.
Fairy Tales.
Bayou Bottoms.
Comic Reign.ギターとベースを担当するゲイリー・ダルトンと、ドラムを担当するケント・デュパリによるLAの白黒混合デュオ。アルバムは数枚ありますが、ブルーアイドソウル感覚とAORグルーヴが合致した本作が一番人気です。AORが輝いていた時期ならではのパリッとしたサウンドと高揚感が自然に盛り込まれているように感じます。こみあげ系のグッドソングを作ることしか興味がないデュオって感じ。かつてサバービアにセレクトされ脚光を浴びた1枚。.
Caught In The Act.
Til The Day I Started Lovin' You.
There Is Love In Everybody.彼がこのアルバムの前年に発表した傑作「Other Worlds Other Sounds」は、バチェラー・パッド・ミュージックという概念を決定づけた1枚(そう呼ばれるようになったのは、ずっと後年ですが)とされています。その翌年発表の本作は、アルバムの知名度こそやや見劣りしますが、絶好調時のエスキヴェルの奇想を伝える充実作。おなじみ「ズーズー」コーラスも飛び出しますし、クラシックや東欧や地中海、アラビアに題材を採ったおなじみのメロディも鮮やかに自分の色に塗り替えるアレンジ力は、やはり驚嘆の領域!.
Andalusian Sky.
Parade Of The Wooden Soldiers.
Guadalajara.ルグランのヨーロッパ紀行シリーズ(パリ、ローマ)の一枚。クラシックからのナンバーが多いですが、編曲のユニークさはすでに顔をのぞかせています。なんといってもまばゆいマンドリンで奏でられる「The Cafe Mozart Waltz」が最高にキュート! ウィーンがテーマなので「第三の男」もやってます。.
The Cafe Mozart Waltz.
第三の男.
Vienna, City Of My Dream.LA産チカーノたちが繰り広げるたまらなくアーベインなメロウなファンキーサウンド。「Hidden Tears」や「This Day Is Our Day」とか、ナイトライフへと繰り出すにはこれぐらいシャキッとした切れ味がないとね。フィリーマナーだったソウル感覚がブラコン的なものへ移行してきました。.
Hidden Tears.
This Day Is Our Day.
High On The magic Of Your Love.彼らの代表作といえば、やはりこのアルバムと次作「H2O」になるでしょうね。タイトル曲、そしてヒップホップへの影響も大きい「I Can’t Go For That」の2大ヒットを収録。売れ線狙いのイージーさではなくしっかりエッジを攻めたサウンドが時代を超えて評価されています。.
Private Eyes.
I Can’t Go For That.
Did It In A Minute.ブルー・スターズから独立したクリスチャンヌ・ルグラン、ウォード・スウィングルら6名の男女コーラス。神業かと思うほどテクニカルなのに、隣りに住むアベックを訪ねるほどに気さく。それがフランスらしいエスプリなんでしょう。フランス語のエロキューションと言葉を持たないスキャットが交錯する美しさ、モダンジャズとコーラスの楽しみを存分にどうぞ。ホレス・シルヴァー作の「Doodlin’」を除き、8曲中7曲がクインシー・ジョーンズの提供なのは、制作時に彼がエディ・バークレーのもとで音楽を学ぶために渡仏していたから。それもまた時代と偶然の描き出す奇跡です。.
French Rat Race.
Meet Benny Bailey.
Count ‘Em.オランダ出身のアコースティックギタリスト。4年ぶりのセカンドアルバムにしてラスト作。ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、クルト・ワイル、W.C.ハンディ、ジェームス・スコット、レノン&マッカートニー、そして自作曲を紡いでいきます。フランスの現代曲、ラグタイム、ビートルズ世代のロックが同居したセンスは幅広く、またギターにも勢いがあります。.
When I’m Sixty Four.
Alabama Song.
Golliwog’s Cakewalk.NYの名門ジャズクラブ、バードランドでのライヴを集めた貴重音源編集盤。ジャイヴファンからの信頼厚いイギリスのHepレーベルからのリリースです。録音時期は1951年。目玉は、かつての相方スラム・スチュワートのゲスト参加により実現した再結成時の最高のパフォーマンスを10分以上収録していること(「Flat Foot Floogie」から「Cement Mixer」まで)。音質は決してよくはありませんが、楽しさは文句なしに伝わってきます!.
Flat Foot Floogie, No. 1.
Sabroso.
Oh, Lady Be Good.1957年のニューポートジャズフェスからは、さまざまな顔合わせのライヴレコーディング盤が出ていますが、これはかなり珍しいほう。しかも、B面のドン・エリオットのセッションに若きビル・エヴァンスが参加! A面はエディ・コスタのピアノトリオにロルフ・キューン、ディック・ジョンソンが参加。B面はジャズアコーディオン第一人者マット・マシューズのカルテット演奏3曲、そして最後にドン・エリオットがカルテットで3曲。エヴァンスがピアノを弾きまくる「I Love You」は必聴でしょう!.
I Love You.
I Never Know.
I Remember April.記念すべきアルバム第2弾。1stが10inchでしたので、12インチとしては本作が最初です。EPが主流だった時代のこと、おそらく複数EPから音源を集成したものでしょう。1961年度のユーロビジョンコンテスト1位曲「ふたりは恋人 Nous Les Amoreux 」、同名映画主題歌「ペペ Pepe」など、親しみやすいメロディが並びます。管楽器のキラキラした響き、中域のふくらみを生かした弦のアンサンブル、どこかしら愛嬌を感じさせる味わいなど、すでにカラベリらしいサウンドの特性が表現されていると感じられます。.
Pepe.
Tombe de l'Eau.
Bye Bye Baby.「Oklahoma Toad」以来、数年ぶりにリリースされたセカンド・アルバム。30〜40年代のジャズジャイアンツに敬意を表するというコンセプトで、オールドタイミーな色のジャズコンボの演奏のうえに彼の歌が乗るという、考えただけでもよだれものの1枚です。B面はセンシティヴなピアノソロ。彼なりのラグタイム解釈が楽しめます。.
Old Man Harlem.
Dear Bix.
Lotus Blossom.50年代Capitolを代表する人気スター同士の組み合わせ。50年代のシングル曲を中心に8曲ずつをカップリング。片面ずつではなく、交互の収録というのが変わってますね。レス・ポール&メリー・フォード「Mister Sandman」小粋で最高ですね。ナット・キング・コール「Papa Loves Mambo」もうれしい!.
Mister Sandman.
Papa Loves Mambo.
Answer Me, My Love.60年代のシカゴでトップを張ったわけではないけれど、忘れがたいノーザンソウルをシングル中心に残した2グループ。エスクワイアズもマーヴェロウズもシングル中心にまとめてもらえるのはありがたいです。前者は「Get On Up」、後者は「I Do」が代表曲! インプレッションズなどシカゴソウルの良い部分の影響を受け継いだ名曲多し!.
Get On Up.
I Do.
My Heart.ブルーアイド・ソウルの名バンドの3作目。アルバム全体を貫いている洒脱なグルーヴ感覚は、やはり白人黒人混合グループだった彼らならでは。黒人ヴォーカリスト、レスリー・スミスの歌声も伸びやかで最高です。爽快な「It Just Takes Awhile」をはじめ、彼らのメロウ&タイトなグルーヴは完璧! いつまでも色褪せません。.
It Just Takes A While.
The Force Is Watching You.
Don't You Wish You Could Be There.端正でメロディアスなタッチの名ピアニスト。実はこの名前はアメリカに移住後のもの。出身はイタリアのシチリア島で、ジャチント・フィーリャという本名があるのだそう。イタリアンジャズ的なメロディアスでヒップな感性を感じるのはその血筋のなせるわざでしょうか? テディ・コティック(b)ニック・スタビュラス(ds)のトリオで1956年に自作5曲、ジャズ名曲6曲を吹込んだアルバム。クールな緊張感と演奏の楽しさの両方が伝わってくる、けだし名盤。.
Godchild.
It’s All Right With Me.
The End Of Love Affair.ランディ・クロフォードのセルフカヴァー版「Street Life」(クルセイダーズで彼女が歌ったダンスクラシック!)が映画のオープニングでした。バート・レイノルズが自ら監督した刑事アクション映画「シャーキーズ・マシーン」のサントラ。サラ・ヴォーンが歌うテーマ曲もいいし、チェット・ベイカーやジュリー・ロンドンをサントラに紛れ込ませるセンスもいい。.
Street Life.
Love Theme From Sharky’s Machine.
My Funny Valentine.アメリカのローカルミュージシャンたちをサポートする地元ラジオ局やコミュニティを中心に起きた「ホームグロウン」シリーズ。サンディエゴ、アリゾナ、そしてハワイへと飛び火していった連帯。その運動の拠点となったサンディエゴの1976年版。楽曲のレベルが高くて舌を巻きます。ダイアナ・、オンゼジロ&サラ・エック「Leucadia」なんて、どうして彼女たちがデビューできなかったのか不思議なくらい。地元で歌い続けることの尊さもここにはあるような気がします。.
Singing My Way To San Diego.
Leucadia.
Never Walk Away.「Sexy Eyes」のディスコヒットによってその路線がひらけた彼ら。もともと持っていた憎めないキャラクターをメロウなセンスと合致させた名曲「Girls Can’t Get it」収録の1980年作。このジャケでハードな内容と勘違いされそうですが、泣けるメロウ連発。このアルバムがいちばんAOR、本当です。.
Girls Can’t Get it.
Body Talkin’.
That Didn’t Hurt Too Bad.国も人種も違うジャズ・ヴァイオリニスト4人が勢揃い! ぎろっと黒いグルーヴをたたえた音色が大変魅力的なスタッフ・スミスをリーダーに、大御所ステファン・グラッペリ、デンマーク出身のスヴェンド・アスムッセン、当時20代半ばのジャン・リュック・ポンティという興味深い顔ぶれ。バックを担当するのはケニー・ドリュー、ニルス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンらのピアノトリオ。ヨーロッパでのライヴ・レコーディングで、メンバー同士のやりとりも生々しく感じ取れます。.
Summit Soul.
It Don’t Mean A Thing.
Pennies From Heaven.CASIOトルコ温泉、neco眠る、EMERALD FOURなどで活動してきたおじまさいりのソロ作。まさかのem recordsからのデビューです。レーベルコメントより→おじまさいりのソロプロジェクト《くまちゃんシール》のアルバム完成。透き通ったヴォイスが浮遊してぐるぐる回る無重力サウンドワールド、その真の魅力は奥に宿る胆力の強さ。Le MakeupとTakaoの全面サポートのもと、代表作ができました!.
狼の庭 (O kami no niwa).
CHINA珊都異知(Chaina-sandoicchi).
ラドナミン (Radonamin).エスキヴェル楽団のスチールギター奏者として重用されたことが現代では有名ですが、1940年代には自身のバンドを率いてラジオなどで活躍したリーダーでもありました。キングシスターズのルイーズと結婚したことで、彼女たちもちょくちょく客演。もちろんギターも随所で弾いてます。良質な放送録音盤です。.
A Drowsy Old Riff.
Everything Happens To Me.
Hindustan.トミー・ドーシーやネルソン・リドルのもとでギターを弾き、初期Capitolにカタログを残す職人ギタリストの異色のロック盤! 来たるべきニューリズムのロックンロールとストロールを盛り込んで、若い世代にも売り込もうという企画です。耳馴染みのあるメロディに男性コーラスがスキャットやリズム名を織り込んでいくというユニークなアレンジ。2拍4拍強めのアレンジで統一していて、聴き心地も踊り心地もよいです! かっこいいジャケの人気もあってレア!.
The Rock N’ Roll March.
Raunchy.
Strollin’ Home.熱く疾走するダイナマイト級ブラジリアングルーヴ「Jack Miraculous」を聴いて、足腰&胸が躍らない人はいないでしょう! カナダ出身の孤高のマルチプレイヤーのセカンド。熱気と清涼感が絶妙にクロスした初期の作品は格別。この浮遊感とファルセットボイスが最高! 厳しく突き詰められたサウンドには孤独が映ります。.
Jack Miraculous.
Felicia.
People Gotta Move.カジュアルでスタイリッシュなギターを50年代から弾き続けている名手。本作はハンク・ジョーンズをピアノに迎えてのシンプルなカルテット・アルバム。ボッサやビートルズを採り上げていても、あくまでジャズのスタンスを崩さずにいるところにこの人の美意識を見る気がします。慎ましやかでインティメイトな空気、乾いた質感も心地良くて。オリジナルの型抜き見開きジャケット。.
On A Clesr Day If You Can See Forever.
イパネマの娘.
My Favorite Things.「西暦2525年」の大ヒットを持つフォークロックデュオの未来派宣言アルバム。当時際先鋭のモーグシンセが乱れ飛ぶプログレッシヴフォークロックです! リック・エヴァンスが書くドリーミーなアシッドテイストの曲がどれも最高にすばらしい出来です。16ビートの「In My House」、夢見がちな「She Never Sleeps Beside Me」など、目から鱗が落ちまくり!.
During REM.
She Never Sleeps Beside Me.
The Candy Machine.ラウンジ・ギター/マンドリン奏者として名前を聞くディック・ディア。その人がこんなに洒落たポップ・アルバムを出していたとは。60年代アメリカの人気TVドラマのテーマ曲ばかりを集めて演奏した快調盤。「ナポレオン・ソロ」「ペリー・メイスン」「アダムス・ファミリー」…。アル・カイオラ、ディック・ハイマンら才人職人たちがサポート。ジャジーなアレンジが最高!.
The Man From Uncle.
Peyton Place.
The Addams Family.CCM界を代表する男性コーラスグループ。長い歴史を持つ彼らですが、本作で加入したラス・タフによってAOR的なサウンド作りとヴォーカルワークが可能となりました。クリス・クリスチャンのプロデュースもとても冴えています。A-3「Gotta Watch, Gotta Play」からA-5「There Will Never Be Any Peace」のメロウな展開には思わずうならされますよ。特にファルセット使いの後者はスウィートソウル風の趣も。このあとに続く作品のクオリティも高いのであまり語られない作品ですが、本作だってすごくハイレベル。.
There Will Never Be Any Peace.
More Each Day.
Gotta Watch, Gotta Pray.