マイティ・スパロウと並ぶカリプソ・レジェンド。イギリスでも人気を誇っていたキチナーは名コンピ「London Is The Place For Me」でもよく選曲されてます。風刺の心は持ちつつ、ユーモラスなおもてなし精神も身上。彼のアルバムはいつどれを聴いても気持ちが楽しくなります。1971年制作の本作でも、はずむダンスビートと語り口、コーラスと、いい要素ばっかり揃ってます! 黒人たちの団結を訴える「Black Power」で最後はシメ!.
中世楽器のアンサンブルを大胆に導入したジャズロック版「Light My Fire」がすごいことになっていると、一部で評判になっていたアルバムです。バッハやドビュッシーなどのクラシック曲も、ボッサもバカラックも、“るつぼ”にぶちこむ強引な構成力には呆れもしますが、かっこよく決まるとただごとではありません。.
収録曲・データ
【曲目】Look Of Love / Siciliano (From Flute Sonata No. II) / Alone Together / Magnificat / Stolen Moments / Presto (From Flute Sonata No. I) // Paramahansa / Golliwogg's Cake Walk / The Gentle Rain / Concerto In D (2nd Movement) / Light My Fire
現在もキーボード奏者として裏方で活躍するUKのブルーアイドソウルSSW唯一のソロ。ここに収録されたドゥーワップライクなモダンポップの名曲にしてヒット曲「Eighteen With A Bullet(憧れのヒットチャート)」は、もともとコリン・ブランストーンが歌う予定だったとか。ファルセットを活かしたグッドタイムでメロウなナンバーの目白押し!.
収録曲・データ
【曲目】Eighteen With A Bullet / A Whole Pot Of Jelly (For A Little Slice Of Toast) / Hold Me Closer / Shadow Of A Doubt / Anytime // Please / Lovin' As You Wanna Be / Kangaroo Dip / Number One Priority / Shining Eyes
決して「PUNK」なレーベルではなかったA&Mに訪れた新たな潮流。その勢いを表現するために制作されたコンピレーションで、A面にポリスのライヴ・レコーディングを2曲(「Landlord」「Next To Yo」)を収録していることで80年代にはコレクターズ・アイテム化していました。いまではむしろこの毛沢東風の人物がエレキギターを弾いているジャケこそがセンセーショナルかも!.
ベン・E・キング meets ボブ・クリューと聞くと、ポップス的なものを想像しますが、なんとこれがファンク色濃い異色作。ドラムの音色が強烈に鋭すぎ。重たいミッドテンポ・ファンクの「She Lets Her Hair Down」からただならぬ雰囲気。ディランの「Tonight I'll Be Staying Here With You」のカヴァーのロックなかっこよさには、ただただ唖然です。.
Columbia Special Productsでの60年代後半のリイシュー(オリジナルリリースは1964年)。
ソフィア・ローレンのTVスペシャル・サントラ!
米ABC-TV制作のスペシャル番組のためにわざわざ作られたサウンドトラック盤。今ではよくある女優が観光地を巡るというもので、いわば「いい旅夢気分」。ですが、その女優がソフィア・ローレンで、音楽がジョン・バリーだとは、なんとゴーカな! 彼女が歌う「Secrets Of Rome」もしっとりキュートです。このリイシュー盤はオリジナル(1964年リリース)とはまったく違うジャケですが、ソフィアではない女性をあしらったアートワークがかわいいのです!.
【曲目】No More Blues / Bye Bye Country Boy / Rain Sometimes / The Lady's In Love With You / I Have A Feeling I've Been Here Before / I Won't Dance / The Hungry Years // The People That You Never Get To Love / The Call Of The City / Alone Too Long / Foodophobia / I've Grown Accustomed To His Face / The Feeling Of Jazz / I'm Pullin' Through
Dunhillでのヒット「恋のかけひき」で知られる彼らが放った、AORファンにも大人気の名作。スウィートでアダルト、そして絶妙なファンキーさを伴ったブルーアイドソウルにしびれてください。このプロダクションの完璧さは、さすがのプロ仕事。圧倒的な極メロウ16ビートもの「Winners And Losers」をぜひ! ノスタルジックなスイングナンバー「What Kind Of Love Is This」も最高!.
収録曲・データ
【曲目】Winners And Losers / Everyday Without You / Only Love (Will Break Your Heart) / What Kind Of Love Is This / Fallin' In Love // Badman / Who Do You Love / Barroom Blues / So Good At Lovin' You / Love Is
アメリカの50〜60年代を代表する美女シンガー。容姿端麗なだけでなく歌声のキュートさ、スイング感も素晴らしいのです。本作はジミー・ハスケルのアレンジで、ジャズソングを気持ち良く歌った爽快盤。すかっとしたビッグバンド・サウンドで歌う「This Could Be The Start Of Something」が伝える気分、まさにそれは新しい季節です!.
収録曲・データ
【曲目】This Could Be The Start Of Something / Ain’t Misbehavin’ / A Lot Of Livin’ To Do / Just In Time / The Lady Is A Tramp / I Get A Kick Out Of You // It’s All Right With Me / When My Sugar Walks Down The Street / Something’s Gotta Give / Day In - Day Out / Cheek To Cheek / I’m Shooting High
1930年代のイギリスで活躍した歌って踊れてトランペットを吹くお嬢ちゃん! それがヴァレイダちゃん。“女サッチモ”の異名を取った彼女こと、日本ではごくわずかな愛好家の間でしか知られていませんが、本国イギリスでは分厚い小説も出版されるほどの存在です。「I Wish I Were Twins」はジャネット・クラインも歌ってましたね。「Singin' In The Rain」など全17曲。.
【曲目】Walk Don’t Run / Old Folk / Days Of Wine And Roses / The Girl With The Flaxen Hair / My Foolish Heart // By Myself / I’m Old Fashioned / Sweet Lorraine / Choro Da Saudade / Dreamsville
【曲目】What's New / I've Got A Crush On You / Guess I'll Hang My Tears Out To Dry / Crazy He Calls Me / Someone To Watch Over Me / I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You / What'll I Do / Lover Man (Oh Where Can You Be) / Goodbye
イタリアから登場した俊英ピアニストと、アメリカからやってきた職人肌のピアニスト。1979年12月1日にボローニャでレコーディングしたデュオアルバムです。ふたりのピアノ以外の楽器は存在しないのに、とっても豊かで広がりのある世界観。リズム楽器がいないのに心が踊る「Bossa with Regards」収録!.
父のルーファス・トーマスも大人気だったソウル娘。このタイトルは、この前作がオーティス・レディングとのデュエットアルバム「King & Queen」だったから。まさかこの年の暮れにオーティスが亡くなってしまうことは予見していないと思います。ソロとしては3枚目。歌の上手さを活かしたソウルフルなバラードが並んでいますが、かっこいい「I Take It To My Baby」は人気曲。アルバムの幕開けこそバカラック「Any Day Now」に譲りましたが、ソングライターとしてのヘイズ&ポーターの実力が発揮された名曲多し。.
一世一代のメロウディスコ「Sexy Eyes」を収録。いろんなタイプの音楽に手を出しているせいか、シリアスな音楽ファンからはあまり評価の高くない彼ですが、この時期は男泣きのメロウグルーヴ連発で素晴らしいのです。A-1「Better Love Next Time」から、まるでハイサウンドかと思うほどの良さ。実はマッスルショールズ録音というのもポイント。.
収録曲・データ
【曲目】Better Love Next Time / In Over My Head / Sexy Eyes / Oh! Jesse / Years From Now // I Don't Feel Much Like Smilin' / When You're In Love With A Beautiful Woman / What Do You Want? / Love Monster / Mountain Mary / Help Me Mama