5年ぶりのセカンドではスティーリー・ダンでおなじみゲイリー・カッツのプロデュース。メリハリの効いたエイティーズ・サウンドですが、アコースティック感覚も絶妙に活かします。「James Dean」や「The Motown Song」など若き日の憧れを描いたようなナンバーが多いのも本作の特徴。波間を漂うようなゆったりしたエンディング曲「Tar On The Roof」がこれまた格別です。.
ミスティックなソフトロック・アルバム「The Soft Sound Of Carol Stromme」で一部に知られるガールシンガー。そのアルバムが唯一の音源と思っていたんですが、なんと未収録のシングルがありました! これが最高のソフトロックで仰天してしまいました! ディスコグラフィー上でもこのシングル、両面モノラル/ステレオのプロモ盤しか存在が確認されてないようです。.
コーク&ピート・エスコヴェードが率いたファンキー・ラテンロック・グループ、アズテカ。これがファーストです。ニール・ショーン(g)レニー・ホワイト(ds)トム・ハレル(tp)ら要注意な人脈も参加して、サニーで痛快なラテン・ロックを展開。サンタナ影響下にある暑いラテンチューンだけでなく、メロウソウルな「Love Not Then」も最高!.
シカゴの2枚組デビュー・アルバム。激動の時代に伝えたいメッセージをジャズ色の濃いブラスロックで力強く展開しています。のちのどのアルバムよりも硬派。「Does Anybody Know What The Time It Is」「Beginnings」「Questions 67 And 68」など重要曲を収録。とくに「Beginnings」は爽快なアコギのカッティングからスケール大きくグルーヴする人気曲。.
モートン・グールドと言えば、日本では「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして使用されていた「So In Love」が有名ですね。その彼が西部劇と開拓史時代にちなんだ名曲をオーケストラで演奏しているアルバムがあるというのも、なんだか縁めいたものを感じます(「So In Love」は入ってません)。ゆったりと盛り上がる「High Noon」に大きな青空を、「Home On The Range」や「Tennessee Waltz」におごそかに沈む夕日を感じます。.
収録曲・データ
【曲目】High Noon / On Top Of Old Smokey / Wagon Wheels / I’m An Old Cowhand // Riders In The Sky / Tennessee Waltz / Home On The Range / Buckaroo Blues / The Last Roundup
【曲目】Put Your Hand In The Hand / Kiss Her Once With Feeling / Me And My Shadow / In Our Time / Red Sky At Morning Falling Free // Dream Baby / Oh Woman, Oh Why? / Gray Eyes Make Me Blue / Bell Bottoms / Proud Mary / Living Easy
ハンク・スノウ50歳、チェット・アトキンス40歳、ナッシュヴィルのギター職人ふたりの、穏やかな共演盤です。ハンクはアコースティックで、チェットはエレクトリック。無骨でストレートなギターながら、50年代カントリーの味わいの満ちているハンクの演奏と、ジャズ風味を盛り込みながらカントリーのメロディをポピュラーギターへと流麗に昇華するチェット。その音楽に先輩ハンクが生きてきた時代と、後輩チェットが生きている時代が表れています。決して火花散るような内容ではなく、結局おれたちはこれが好きな人間さという、ほほえみを感じさせる音合わせ。アニタ・カーが「Indian Love Call」など6曲でバックのアレンジを担当しています。.
収録曲・データ
【曲目】Indian Love Call / I Can’t Stop Loving You / Beautiful Dreamer / Vaya Con Dios / Sonny Boy / The Convict And The Rose // Brahms’ Lullaby / My Isle Of Golden Dreams / Blue Tango / Unchained Melody / In An Old Dutch Garden / Dark Moon
フォー・フレッシュメンの歌う「This Could Be The Start Of Something」を聴きたいと思っていたら、このアルバムに収録されていました。1940〜60年代にわたり、数々のスイング・ビッグバンドが採り上げたレパートリーを自分たち流にアレンジしてお届けしますという好企画。スキャットのみで歌われる「Lullaby Of Birdland」いかしてます!.
収録曲・データ
【曲目】Lulu’s Back In Town / Li’L Darlin’ / Let’s Take A Walk Around The Block / Dynaflow / Do Nothin’ Till You Hear From Me / Spring Isn’t Spring Without You // Taps Miller When My Sugar Walks Down The Street / Satin Doll / This Could Be The Start Of Something / Lullaby Of Birdland / I’m Gonna Go Fishin’
プウルセルの一連の作品のなかでもかなり未来派に振り切ったジャケット! 美女ジャケとしても魅力的なのですが、きちんと同時代のヒットにも対応した選曲もよいですね。古くからのファンが望むレパートリーも揃えつつ、エレピやリズム面などでの新しさもほどよく取り入れています。ラストに配された美しい「Girl Of Skade」は自作曲です。.
収録曲・データ
【曲目】 Star Wars / How Deep Is Your Love / Dans les Yeux d'Emilie / Amor Amor /Take a Chance on Me / My Way // Mull of Kintyre / Tarentelle / Ti Amo / Rencontres du Troisieme Type (Close Encounters of the Third Kind) / Easy Come, Easy Go / Girl of Skade
めちゃくちゃ威勢のいいスティールドラム。とにかく歌モノがイイ! 若くてハツラツ、ブラウンアイド・ソウルっぽい分厚いコーラスも最高です! 「Behold」や「Underneath The Mango Tree」で聴けるハーモニーは、キャッチーな60'sポップスのように都会的でもあるのです。.
収録曲・データ
【曲目】 Limbo Rock / In The Land Of The Sea And Sun / Brazil / Times A Gettin’ Hard / Behold / Maryanne // Anna / Underneath The Mango Tree / What A Difference A Day Made / Yellow Bird / Amor / Matilda
【曲目】All God’s Children Got Shoes / Goin’ Home / I’m Coming To Live The Life / Can’t No Garve Hold My Body Down / If You Want To Get To Heaven... Shout! / Deep River // Keep Your Hand On The Plow / Swing Low Sweet Chariot / When The Saints Go Marchin’ In / Ninty-Nine And A Half / Get In Tune With The Lord / Wayfaring Stranger
人気キッズ・ソウル「One Bad Apple」収録! 白人版ジャクソン・ファイヴといった感じのファンキーでダンサブルでバブルガムなポップ。オズモンド・ブラザーズ名義から、シェイプアップしての再デビュー作です(日本盤レーベルや帯ではまだ“ブラザーズ”表記)。制作はリック・ホールでマッスルショールズ録音。なるほど、ビートが立ってるわけです(A-4「Lonesome They Call Me, Lonesome I Am」のイントロは、もろブレイクビーツ)。.
もともとフランク・ザッパに見出されたアカペラ・ドゥーワップ・グループ。自分たちの声以外を楽器として使用しないスタイルをメジャーデビュー後も貫いて活動しました。本作は彼らにとって初のゴスペル・アルバム。ビル・ウィザース「Lean On Me」などポピュラーヒットも交えながら、ドゥーワップ的に楽しく、かつディープに祈りを捧げます。.
世界の音楽を紹介する「Adventure In Sound」シリーズの一枚。本作はタイトル通りジャマイカのドラム(正確にはトリニダード・トバゴが発祥)としてスティールパンに焦点をあてた作品。白羽の矢が立ったのは、洗練されたサウンドで地元でも有名なロイヤル・スティール・バンド。小編成且つコロムビア社による良質な録音で、エキゾティックな風味がより際立っています。ジャンプ・アップなカリプソも小粋! .
収録曲・データ
【曲目】Mambo Mento / Habanera / The Breeze And I / Toselli's Serenade / Montego Jump-Up / Jamaica Jump-Up // Marche Militaire / Schubert's Serenade / Soja Man / The Peanut Vendor / Minuet In G / Mango Walk
タイトル曲のイントロ、90年代にはよく聴きました。サバービア周辺でロックが紹介され始めた頃に採り上げられた一枚です。めぐりめぐって今聴くと、また新鮮な気がしません? カナダはトロント出身のファンキーなブラスロック・バンド。A-1「Love Of A Woman」のイントロもかっこいいです。時代をひとまわりしてもういっぺんトライしてみましょう。.