1970年のヒット曲「One Toke Over The Line」で知られる二人組。このアルバムはヒット後に制作された4作目。自分たちが受け入れられたことに自信は感じているのでしょうが、広大な風景が見えてくるようなゆったりとしたサウンドやハーモニーには変わりなし。目立ったヒットは出ていませんが、風を感じる気持ちのいい曲多いです。.
グループ名はコワモテな感じですが、ジャケはかわいい女の子ふたり。内容はそのどちらとも関係があまりない、ドイツ人トランペッターふたりによるラウンジインスト(ティファナブラス風)なのです。いろんな要素がジャケットにありすぎて中身が読めなすぎ! でも楽しい演奏で心もはずみますから音楽に罪はないのです。ラストはギターがやけにかっこいい「Rock Around The Clock」!.
ジャッキー・パリスとの気絶しそうなほどかっこいいデュエット・アルバム(1974年)で、その存在を知っていた美女ヴォーカリスト。81年リリースのソロ・アルバムです。NYのクラブなどで歌い続けていたのでしょうね。少し低い声ですが、自由にスイングするフレージングが魅力的。ジャズAOR的なタイトル曲や「Corner Of The Sky」が耳を惹きますが、バラードにも静かな色気あり。.
ケニー・ローゼンバーグこと、のちのケニー・ヴァンスが在籍。ホワイト・ドゥワップからスタートし、後期には甘さを湛えたポップス・グループへと成長。ロネッツ「Do I Love You」「Walking In The Rain」の素晴らしいカヴァーをはじめ、60年代のポップスをモダンなアレンジで再生させようという“Oldies But Goodies”な試みの一枚。ポップス・ファンにはたまらない名解釈連発です。.
1964年の大ヒット「It’s In His Kiss (Shoop Shoop Song)」で知られる黒人ポップ/ソウル・ガール。本作は68年に発売されたVee Jay時代の編集盤(63〜66年のシングル曲集)とのことですが、ジェリー・バトラーとのデュエット曲も含んでいます。ノーザンポップな「Hands Off」思いがけずスインギーな「June Night」ナイスカヴァーな「Hound Dog」など好曲多数!.
【曲目】 I Left My Heart In San Francisco / Just Goofin’ / Yours Is My Heart Alone / Barandanga / Quiet Nights / Mambo Serenade // With Feeling / I Wished On The Moon / Tie Me Donkey / All Through The Night / Mambo At The Blackhawk / More
オズモンド・ブラザースのヤングなコーラスも最高なスパイラル・ステアケース「More Today Than Yesterday」のカヴァーを収録した傑作。A面を「Ballads」サイド、B面を「Not So Ballads」サイドに分けて、69年当時のヒット曲を気持ちよく歌っています。アル・キャップスの思いきりのいいアレンジが全体にハツラツとして瑞々しいフィーリングを与えています。最高!.
収録曲・データ
【曲目】My Cherie Amour / You Are / Yesterday I Was Young / Love Theme From Romeo And Juliet / Quentin’s Theme // Good Morning Starshine / Sweet Caroline / Get Together / More Today Than Yesterday / Put A Little Love In Your Heart / Aquaris〜Let The Sunshine In
それまでイギリスでのヒットはあったものの本国アメリカで成功できていなかった彼ら。このアルバムでアメリカでも(日本でもCMで)ブレイクしました。バブリーな香りもあるゴージャス・ポップの連発ですが、サヴァンナ・バンドの中核だった実兄ストーニー・ブラウダー・ジュニアが曲作りに参加。すごくいい曲を提供してます。コリー・デイ、ダリル・ホールも顔だしてます。ジミー・ソウル「If You Wanna Be Happy」カヴァーも最高!.
収録曲・データ
【曲目】The Lifeboat Party / Underachiever / If You Wanna Be Happy / Distractions / Survivors / Call Me The Entertainer // There's Something Wrong In Paradise / It's A Wonderful Life / Bongo Eddie's Lament / Broadway Rhythm / Back In The Field Again / The Seven Year Itch
オクラホマ出身の兄弟デュオが残した唯一のアルバム。リトル・フィート「Easy To Slip」をアコースティックで晴れやかにカヴァーしていることで熱心なSSWファンには知られているかも。彼らのバックグラウンドには敬虔かカトリック信仰があったようで、レリジャス的な歌詞やムードも感じ取れます。それがこのサウンドやハーモニーの透明感にもつながってるんでしょうね。.
1977年にイギリスで発売されたフィレスのベスト盤「Echoes Of The 60s」の80年代リイシュー。スペクターのトレードマークであったサングラスをキャッチーなデザインとして使用しました。全20曲で60年代の黄金時代をまんべんなく味わえます。70年代UKで採用されたモノラルミックスはくっきり傾向ですし気持ちいいですよ。.
ドイツの男女混声コーラス・チームですが、60年代末になると英米でのリリースは英語です。本作はソフトロック風味満点のイギリス録音。制作はシャドウズやクリフ・リチャードを手がけた英国のノリー・パラマーということで、なるほどの仕上がり。「Where The Playground Susie」「Feelin' Groovy」(最高!)など、同時代のポップスを清涼感たっぷりに取り上げています!.
収録曲・データ
【曲目】Good Morning Starshine / Galveston / Happy Heart / Once In Each Life / Windmills Of Your Mind / Love Theme From Romeo And Juliet // Where’s The Playground Susie / Aquarius / Just A Dream / Feelin’ Groovy / By The Time I Get To Phoenix / Goodbye
シスコのユニークなレーベル、Beserkleyのアーティストによるオールディーズ・カヴァー・アルバム。何を隠そう、このアルバムこそジョナサン・リッチマンが歌う「Chapel Of Love」(ディキシー・カップスのあの曲!)が聴ける、というものなのです。わなわなと歌う一度聴いたら忘れられないカヴァーになってます。.
収録曲・データ
【曲目】I Can Only Give You Everything / Gino Is A Coward / Over And Over / Bad Moon Rising / Life’s Too Short / Let her Dance / I Want Her So Bad / Telstar // Way Over There / Chapel Of Love / Knock On Wood / Just Like Me / Boris The Spider / Batman
【曲目】Sing / Lucky Star / We’ll Get By / There Used To Be A Ballpark / You Will Be My Music / Picking Up After / Sesame Street Theme / Bein’ Green / ABC-DEF-GHI / Somebody Come And Pray / Winners