1962年制作のアメリカ映画「荒野を歩け」サウンドトラック盤です。ルー・リードの曲がヒットするまで「Walk On The Wild Side」と言えばアメリカではこの映画のことでした。黒猫が悠然と闊歩するオープニングタイトルは、本当にもう最高。ジャズフィーリングを巧みに取り入れたスコアが最高にヒップ!.
言わずと知れたジョン・バリーがスコアを担当した最高にヒップなサントラ。高校時代の小西康陽さんが深く影響を受けた映画で、90年代に六本木でリバイバル上映もされました。監督はビートルズの「A Hard Day's Night」「Help」を手がけたリチャード・レスター。ヒロインのリタ・タッシンガムのチャーミングなルックスが時代を超えてましたね。.
スムースな中低音が気持ちよく響くロドニー。日頃のホテルショウのままをスタジオに持ち込んで行ったライヴとのことで、適度に自由なライヴ感覚とシュアーな演奏とが相まっています。同時代のヒット曲やハワイアンなどを身のこなしも軽くなめらかなボーカルで歌い上げちゃう。プロデュースはScoiety Of Sevenも手がけていたアーニー・フリーマン。かつては家族バンドでアコースティックなハワイアンを演奏していたロドニーがぐっと華やかなショウビズ音楽にシフトしての作品です。.
収録曲・データ
【曲目】If My Friends Could See Me Now 〜 One Life To Live / Just The Way You Are / Love Is In The Air / The Snows Of Mauna Kea / Last Dance // Hawaiian Medley ( Hula Eyes〜Wahine Ilikea〜Waika) / After The Lovin' / MacArthur Park
長いキャリアをジャズ・スタンダード歌手として過ごしてきた大ベテラン。低く深い声を活かして彼が正面から70年代ソウルに取組んだ意欲作です。両面アタマがギャンブル&ハフの作品というあたりにも気合いが現れています。最高なのはサニーなグルーヴで大いに盛り上がるタイトル曲「All My Life」。男の色気がぎゅっと濃縮されて伝わってきます。.
収録曲・データ
【曲目】I Wantcha Baby / All My Life / I Love Makin' Love To You / Baby I'm The One // When Love Is New / One Broken Heart / All I Need Is You Tonight / This Is What You Mean To Me
アルバムとしては通算4作目。まさにジャケット通りの飛びっぷり。快調にヒット街道を飛ばしていた絶頂期の一枚。「Tijuana Taxi」「Spanish Flea」「3rd Man Theme」と3曲のヒットが生まれました。2ビート気味にスキップする独特のティファナ・ブラス・サウンドも、ここに極まれりという感じ。パンチのあるモノラル・ミックス!.
【曲目】Diamonds & Rust / Fountain Of Sorrow / Never Dreamed You'd Leave In Summer / Children And All That Jazz / Simple Twist Of Fate / Blue Sky / Hello In There / Jesse / Winds Of The Old Days / Dida / I Dream Of Jeannie〜Danny Boy
ビロードのように柔らかい天賦の声。その宝石をジャック・ゴールドのプロデュース、ペリー・ボトキン・ジュニアのアレンジが包み込みます。「愛のプレリュード We’ve Only Just Begun」は誰がカヴァーしても良いものになりますが、このジョニー・マティス版はまさに屈指の美しさ! 一曲だけロバート・マージーがアレンジを担当した「I Was There」も珠玉の名曲。季節を彩り豊かに変える音楽の魔法あります。.
収録曲・データ
【曲目】(Where Do I Begin) Love Story / Rose Garden / Ten Times Forever More / It's Impossible / I Was There / What Are You Doing The Rest Of Your Life // We've Only Just Begun / Traces / For The Good Times / My Sweet Lord / Loss Of Love
日本公開時のタイトルは「幸せはパリで」。バカラックが書き下ろしたタイトル曲(本作での演奏はパーシー・フェイス)が素晴らしいのはもちろんのこと。Columbiaの名コーラスアレンジャー、ジャック・ゴールドが主導するコーラスが光るA面が素晴らしいですね。モンゴ・サンタマリア「La La La」も、すごくソフィスティケイトされてます。.
収録曲・データ
【曲目】The April Fools(Percy Faith, His Orchestra And Chorus) / Jack Lemmon, Peter Lawford & Catherine Deneuve The Party At Gunther's (Dialogue)/ Peter's Pad / Jack Lemmon & Sally Kellerman Telephone Call To The Wife At Home (Dialogue) / La La La (Mongo Santamaria) / Jack Lemmon, Peter Lawford & Catherine Deneuve More Party At Gunther's (Dialogue) / Jack Lemmon & Catherine Deneuve The Safari Club (Music & Dialogue) / Jack Lemmon & Catherine Deneuve Do You Dance (Dialogue) / Wake Up (The Chambers Brothers) // Sugar Kite (California) / Flame(Robert John) / Give Your Woman What She Wants (Taj Mahal) / I Remember The Rain / The April Fools / Minuet (Dialogue) / Reprise: The April Fools (Percy Faith, His Orchestra And Chorus)
1960年代前半に取り組んだ20世紀の名作曲家ソングブック・シリーズからセレクトしたコンピレーション。この年ブロードウェイで大当たりしたミュージカル「Thoroughly Modern Millie」が1920年代のティンパンアレー期をテーマにした作品だったので、その趣向に合わせた選曲とアートワークです。.
「Escape」「Him」の大ヒットを経てAORアーティストの代表的存在となった彼が、その勢いのままリリースした1枚。もちろん丁寧に作り込まれた見事なシャープなAORサウンドが堪能できます。特に軽やかなウォーキン・リズムで「きみなんかいらない」と歌う切ないB-4「I Don’t Need You」は、まさに彼らしい作風です。.
収録曲・データ
【曲目】Adventure / The Mask / Blackjack / The O'Brien Girl / Crowd Pleaser // You'll Love Me Again / Cold / Morning Man / I Don't Need You / Special Thanks
元ハイローズのジーン・ピュアリングが結成したバカテク&キュートなコーラスグループ。アルバムはどれも素敵ですが、コール・ポーターやロジャース&ハートらのスタンダードナンバーを歌ったアルバム。実は意外とそこに焦点を絞った作品はなかったかも。16ビートにアレンジされた「Falling In Love With Love」に参りました! タイトル曲や「Mountain Greenary」などスピーディーなナンバーでも一糸乱れぬスキャット&ハーモニーを披露!.
収録曲・データ
【曲目】Easy To Love / Where Or When / Close Enough For Love / Mountain Greenery / Lullaby Of Birdland // Falling In Love With Love / Nina Never Knew / Bass-Ically Speaking / Willow Weep For Me
【曲目】Rio De Janeiro / Dream My Dream / It's A Sweet Love, A Day In The Life Of A Fool / Sweet Talk / Be Still // Summer Summer Wind,Say Goodbye / Oba-Oba / Dia Das Rosa / Empty Glass / The Face Of My Love
【曲目】The Duck / I Can’t Get Started / Hallelujah Time / The Black Opal / Satin Doll / Sidewinder // Jazz Hoot / Sumptuous / Watermelon Man / Boopsie / Greasy Sack Blues
W.B.グリーン・レーベル。レコードの取り口内側にテープ痕(小)あり。B-1「Sea Cow Boogie」の終わりからB-2「Fiddler A Dram」のイントロにかけて擦りキズによるノイズあり。他はM--ほどで良好です。
自由にスリリングに楽しげに。ひねくれ者たちの宴。
名作ライヴ「Ride The Wind」よりもさらにアコースティックかつ分裂気味。ティム・ハーディンの名曲「ミスティ・ローゼス」ではジェシ・コリン・ヤングの歌とバナナのエレピが絶妙にマッチ。フリーフォームなヘンテコ・インストやバナナのバンジョー演奏など、このあとに展開するRaccoonレーベルを予見させる、ひねくれ者たちの宴といった内容です。複数のライヴ収録音源からの選曲。だいたい「ロック・フェスティヴァル」というタイトルで、ジャケが岩(ロック)の集まり、ってひねくれすぎ!.
収録曲・データ
【曲目】It's A Lovely Day / Faster All The TIme / Prelude / On Beautiful Lake Spenard / Josiane // Sea Cow Boogie / Fiddler A Dram / Misty Roses / Interlude / Peepin' 'N' Hidin' (Baby, What You Want Me To Do) / Ice Bag【Recording】Recorded At: The Famly Dog on the Great Highway, San Francisco - Easter Sunday - March 29, 1970 / Provo Park, Berkeley - May 19, 1970 / University of Santa Clara - April 18, 1970 / Pacific High Recording - San Fancisco - July 21, 1970/ Barn - Marshall - April 16, 1970
カリフォルニアのジャズクラブ「Concerts By The Sea」でのライヴ。マイナーレーベルからの発売のため、あまり見かけないのも理由ですが、とにかく内容が素晴らしい。ヴィブラフォンをフィーチャリングしたカルテット演奏はグルーヴィーだし、スキャットは爆発してるし、ライヴ盤ならではのハツラツとしたムード。ベテランの域に達しているのに、とんでもなく若いセンス!.
ケニー・ランキンの名曲「Haven't We Met」のメル・トーメ・ヴァージョンを収録しているアルバムがこれ。もとから彼のために書かれたのではないか?と思われるほどの仕上がり。どこかで耳にしているメロディが、メルの声にかかると見事にヒップなジャズになる。そんな驚きに満ちた作品。ロバート・マージーのアレンジしたストリングスのきらびやかさよ! これはもうオトナのためのソフトロックでしょ!.
収録曲・データ
【曲目】I’ve Got You Under My Skin / That’s All / What Is There To Say? / Do I Love You Because / You’re Beautiful? / The Folks That Live On The Hill / Isn’t It A Pity // Ho-Ba-La-La / P.S. I Love You / The Nearness Of You / My Romance / The Second Time Around / Haven’t We Met