イギリス出身ながらLAでデビューしたAOR系SSW。実は彼のファースト「Do You Wanna Tonight」は実際に発売されたのかも疑わしいほど残存枚数が少ない幻のアルバム。このセカンドが、あらためてのお披露目作品でした。ハスキーな地声とファルセットも駆使するブルーアイドソウル感覚と、切れ味のいいサウンドが魅力です。プロデューサーにはフリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーの名前も。アレンジも日本人AORファン好み。.
Vanguardに妻ミミとのデュオでわずか二枚のアルバムを残しただけで夭折した天才リチャード・ファリーニャ。自身の小説の出版記念パーティの帰り道の交通事故によるものでした。代表曲「Pack Up Your Sorrow」をはじめ、60sフォークがいかに多くの明日を夢見る才能を引き込んでいた魅力的な潮流であったのか、その証拠のような逸品。古い民俗楽器ダルシマーの新たな可能性を引き出した作品でもあります。.
元ドン&ザ・グッドタイムス〜ポール・リヴィア&ザ・レイダースのギタリスト。70年代初めにCCMレーベルでシンガー・ソングライターとしてデビュー。こちらはキリスト教色は比較的薄く、シアトルの音楽仲間と制作したブリージーポップなアルバムです。「Switzerland In The Rain」や「Rainbow Dancer」のような神秘的でメロウなアコースティック名曲がよいですね。曲のレベルもとても高いです! とりわけB面の落ち着いた展開はじんと沁みます。.
リチャード・アルトマン監督の傑作「ナッシュヴィル」で助監督を務めたアラン・ルドルフが、LAを舞台に監督した音楽群像劇映画「Welcome To L.A.」。日本未公開な上にソフト化もされていない幻の作品ですが、これはキャスト的にも「ナッシュヴィル」のファンならどうしても見たい作品。サントラも「ナッシュビル」の作曲の中心だったリチャード・バスキンと、「I’m Easy」を自作してヒットさせたキース・キャラダインが担当した歌もの。都会人たちの陰影を描き出した名曲が多くて、あーこの映画見たい〜!.
もともとタップダンサーとしてサミー・デイヴィス・ジュニアに将来を嘱望されたほどの才能。しかし歌声の魅力と甘いルックスを買われてシンガーに。なるほど、だからリズム感も抜群なんですね。彼のチャートでの初期のヒットがこのアルバムのタイトル曲です。50年代から続く正統派ポピュラーと60年代の新しいポップスの要素が交錯しているスタイル。「The Shelter Of Your Arms」は擬似バカラック楽曲として秀逸。.
【曲目】Autumn Nocturne / Nola / Misty / Canadian Sunset / Autumn Leaves / Like Young // Sunrise Serenade / Honeysuckle Rose / Snowfall / Tonight We Love / Bewitched / One O’Clock Jump
【曲目】Here (In This Enchanted Place) / Blue Hawaii / Pohai Kealoha / I Want To Learn To Speal Hawaiian / I'll Weave A Lei Of Stars For You / Tiare O Tahiti // Hawaiian Paradise / Hilawe / Honolulu Eyes / There's No Place Like Hawaii / Paoakalani (The Queen's Song) / Farewell (For Just Awhile)
【曲目】Ain't That Love / The Best Is Yet To Come / I Believe In You / Embrasse Moi / See See Rider / Teach Me Tonight // When The Sun Comes Out / Tell All The World About You / I Don't Wanna Leave You Now / The Sweetest Sounds / I've Got The World On A String / Big Bad Bill (Is Sweet William Now)
【曲目】Didn't Have The Heart / One Night In The Heat / I Want To Be Known (For The Way I Love You) / Just Like You / And The Night Goes On Forever // It's Alright / Judging By The Light / You're So Heavy / Nobody's Fool / On The Boardwalk
スリー・ドッグ・ナイトのリードシンガーとして著名な人ですが、ヴァン・ダイク・パークスとは若い頃から大の親友。加入以前、1965〜66年のHBR〜MGMレーベルの7インチを中心としたソロ音源集。MGM時代の楽曲にはヴァン・ダイクがノンクレジットですが深くかかわっています。そのうちの一曲が、ハーパース・ビザールも演った名曲「Funny How Love Can Be」。このアヴァンギャルドなアレンジには時代を超えて仰天! バーバンクサウンドのファンはマストアイテム。.
ウディ・アレンが日本映画「国際秘密警察 火薬の樽」「国際秘密警察 鍵の鍵」をメチャクチャにリミックス、でたらめな吹き替えを付けてでっち上げたナンセンスコメディ。ただしその中でラヴィン・スプーンフルのワイルドな演奏シーン多数。確か、地下で日本人たちのドラマが進行していて、地上では彼らがライヴしているという設定だったはず。インスト中心ですが「You Are What You Eat」にも通じるハチャメチャなムードあり。.
ハーブ・フェイムとフランシーヌ・ピーチズの黒人男女デュオ。まず60年代にこのアルバムのタイトル曲「For Your Love」などをポップチャートでもヒットさせ、最初の成功を果たします。親しみやすくて屈託のないハッピー・ソウルがいっぱい! 70年代にディスコ・デュオでリバイバルしたときはピーチズは三代目のシンガーになっていました。.
【曲目】The Night They Invented Champagne / Gigi / Thank Heaven For Little Girls / Say A Prayer For Me Tonight / Waltz At Maxim’s // The Parisians / I Remember It Well / A Toujours / I’m Glad I’m Not Young Anymore / It’s A Bore
【曲目】Norwegian Wood (The Bird Has Flown) / 1-2-3 / Lightnin' Strikes / You've Got To Hide Your Love Away / Let's Hang On / Hang On Sloopy // Honolulu Lulu / Gonna Hustle You / Dead Man's Curve / Michelle / I Found A Girl / Everybody Loves A Clown
【曲目】Rocky Island / White Dove / Front Porch Backstep / Flying Saucers / Away Out On The Mountain / Foggy Foggy Dew / Easy Winner / Leavin' Home // The Auctioneer / Victim To The Tomb / Crazy Creek / Baby-O / Ain't Nobody Gonna Miss Me / Soldier's Joy / Oh Me, Oh My / Short Life Of Trouble【Banjo】Bob Siggins【Fiddle】Ethan Signer【Guitar】John Cooke【Mandolin】 Ethan Signer【Washtub Bass】Fritz Richmond【Mastered By】Rudy Van Gelder
【曲目】Come Up And See Me Anytime / Boiled Beef And Carrots / Time To Kill / Baby Doll / Holy Cow // Silver Dollar / Mailman Bring Me No More Blues / Barefoot Days / Jody And The Kid / Country Boy Picker