アニタ・カーとの共同作業で世界的な大ヒットとなった「海」シリーズとリンクした67年のアルバム。コンセプトは、ヨーロッパの楽曲、もしくはヨーロッパ的旅情を持つオリジナル曲で固めるというものです。アニタ・カーが書いた「海」のテーマメロディを繰り返し用いながら「The Ever Constant Sea」や「海」からの朗読をセルフ・カヴァーしており、もう一つの「海」としても楽しめます。アレンジはアニタ・カー。とてもロマンチックな内容です。.
The Ever Constant Sea.
Like A Child.
Baby Be My Love.ともにタヒチの音楽家。A面にオーギー・ゴーピル&ヒズ・ロイヤル・タヒチアンズの演奏、B面にはそのオーギー・ゴーピルのバンドでパーカッションを担当することも多いサーストン・ヌードソンとの共演での音源を収録。タヒチもまた楽園と称される場所。ハワイアンと近似値の音楽が聞こえるA面。コーラスやジャズ味が醸し出すエキゾセンスにもご注目を。B面は打楽器が百花繚乱するダイナミックな世界です。.
O Tahiti.
My Miri.
Orare Orare.レノン・シスターズがアイビールックに身を包んでフォークギターを手に持って。彼女たちのキャリアでは異色の1枚です。シンギング・ナンの大ヒット「ドミニク」のカヴァーが表題曲です。「天使のハンマー」など当時親しまれたフォークソングだけでなく、「Banana Boat Song」などカリプソもフォークの範疇にしてるのがポイント。.
ドミニク.
The Banana Boat Song.
天使のハンマー.今なおスウェーデンの人気歌手として活躍するリル・リンドフォルシュ。60年代のアルバムにはガールポップ的な魅力もありますし、年齢を重ねてからも趣味よく同時代のポップセンスをとりいれています。スティーヴィー・ワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life」のスウェーデン語カヴァーも落ち着きがあっていいですね。大人の女性のたたずまいがある北欧シティポップ。.
Du Ar Det Varmaste Jag Har (You Are The Sunshine Of My Life).
Musik Ska Buggas Utav Gladje.
Vinden Drar.101ストリングスのエキゾチカ・アルバム。意外とありそうでないんです。ラテンのリズムやメロディを交えつつ、優雅な南洋感でおもてなし。「Samba For Sophia」はソフィア・ローレンに捧げた曲でしょうか。厚みのあるストリングスが宙を舞う感覚が素敵です。.
La Paloma.
Samba For Sophia.
Exotic Night.ハンガリー生まれのジャズ・ギタリストとして60年代にフランス録音のアルバムを二枚残しているこの人。実はもともとの手習いはヴァイオリンでした。Flying Dutchmanの傍系としてボブ・シールが立ち上げたレーベルで、NYの腕利きたちとモダンなバックで録音した本作は基本がエレクトリック・ヴァイオリン。でも機械的じゃない、なまめかしくて色っぽい音です。一曲ギター。タイトル曲「I Love You」の見事なボッサに時を忘れそう。.
I Love You.
二人でお茶を.
Donna Lee.4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.
Me And Mrs. Jones.
Summer Breeze.
Don’t Let Me Be Lonely Tonight.ローレンス・ウェルク楽団の第一ヴァイオリンとして長く活躍した人です。長年にわたってウェルクのテレビ・ショーに出演し、お茶の間向けに艶やかな音色を響かせました。こちらは彼がハワイをテーマにした名曲を取り上げたアルバム。チャールズ・バット・ダントによるアレンジも南洋的な雰囲気を汲み取っていて聴き心地満点。.
Blue Hawaii.
Beyond The Reef.
Sayonara.ジョージ・ハリソンが自らのレーベルDark Horseで送り出した男性デュオ。ジョージがプロデュースし、全面的にバックアップしているのでバックアップメンバーはやたら豪華ですが、内容はギャラガー&ライルなどが好きな人に最適の秋色サウンド。ポップさとスワンプ色の入り交じってほろ酔いです。.
Gravy Train.
China Light.
Elly-May.ミネアポリス産レリジャスフォーク・アルバム。作曲家のリチャード・S・ウィルソンのプロジェクトで、彼がさまざまなシンガーを起用し、ビル・バーバーのアレンジャーで自作曲を歌ってもらっています。ジャズ、ロック、カントリー、フォークロックを自らジャンルに掲げているように、楽曲にはほどよくバラエティが。歌詞はキリスト教に準じた敬虔な内容ですが、ブリージーな「Noah Knew」やシンセ使いが印象的な「Simon The Magician」など聴きどころ多数。.
Noah Knew.
Jubal.
Simon The Magician.70年代後半以降、アメリカのレーベルとの契約が切れ、フランス、ドイツなどヨーロッパを拠点に細々とリリースを続けていたドノヴァン。このアルバムもレコーディングはウェストコーストですが、発売元はイギリス。アメリカでは翌年のリリースでした。ジェリー・ウェクスラーのプロデュース。ジェフ・ポーカロが一曲ドラムで参加するなどメンバーはとても豪華。「Sunshine Superman」などのセルフカヴァーも不思議なムード。.
I Love You Baby.
Local Boy Chops Wood.
Sunshine Superman.50年代に活躍したアルゼンチンとメキシコのピアニスト/ラテンジャズ・バンドのカップリング盤。音源は50年代のものでしょう。ジェリ・ガリアン面のすさまじいビートと鍵盤さばきよ! チューイ・レイズ面では女の子のキュートな声(ご本人?)入り「Jack Jack Jack」のヒップ&オシャレな感覚には悶絶! パリッとしたラテンビート/エキゾチカ感覚濃厚です。.
Jack Jack Jack.
Take Your Girlie To The Movie.
Jungle Rumba.もともとTVの人気ドラマだった「巨象マヤ」の映画版サントラ。いわゆる動物と少年の冒険活劇でも、もっともスケールの大きな作品ではないでしょうか(想像上の怪獣や怪物を除けば)。リズ・オルトラニのスコアはエキゾ感を前面に出さず、劇的で美しいもの。.
Main Theme From “Maya”.
The Pursuit.
Terry’s Jungle Experience.1938年〜45年に録音されたアンドリュース・シスターズの最高のスイングコーラス集。こういう編集盤は本国アメリカよりもイギリスのが曲数も多いし、どれも出来がいいのです。この盤も最高のジャケ写真使ってますし、代表曲と「おや?」と驚かせてくれるレア曲の混ぜ方がハイセンス。全16曲。.
The Jumpin’ Jive ( Jim, jam, Jump ).
The Coffee Song.
Straighten Up And Fly Right.ネルソン・アマラルは、1913年サンパウロに生まれ、ボサノヴァ以前にアメリカにわたって活動していたシンガーでバンドリーダー。1950年代半ばに彼がレコーディングしたブラジル名曲集です。シンプルな編成のラテンコンボをバックに心地よい歌声を聴かせてくれます。いろんなジャケットやタイトルで何度か再発された盤で、こちらはおそらく擬似ステレオ加工盤。.
Brazil.
Currupaco.
Ba Tu Ca Da.イギリス出身ながらLAでデビューしたAOR系SSW。実は彼のファースト「Do You Wanna Tonight」は実際に発売されたのかも疑わしいほど残存枚数が少ない幻のアルバム。このセカンドが、あらためてのお披露目作品でした。ハスキーな地声とファルセットも駆使するブルーアイドソウル感覚と、切れ味のいいサウンドが魅力です。プロデューサーにはフリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィーの名前も。アレンジも日本人AORファン好み。.
When Love Disappears.
Last Night.
One On One.80年代のワールド・ミュージック・ブームに先駆けて、南アフリカの黒人たちのサウンドを紹介したオムニバス盤。オリジナル盤がリリースされた79年は、まだ南アフリカ共和国はアパルトヘイト政策が強固に続いていたということも重要です。その圧政のもと、これほど力強く明るい音楽が生まれていたことを実感できます。ここからレディスミス・ブラック・マンバーゾやマホテラ・クイーンズなどスター的な存在も生まれました。今きくとまたあらたな発見のある音が多いです。.
Igula Lamasi.
Umthombowase Golgota.
U Mama Uyajabula.このアルバム、裏面も彼女のカラー写真を使った表ジャケ仕様(つまり両面ジャケ)になってます。この時代にしては相当に珍しいこと。で、本題ですが、ベニー・カーターによるゴージャスなアレンジに身を任せた余裕の内容。普通にアレンジするならボサノヴァになる「The Sweetest Sounds」を意外なアレンジでやっていたり、ジャジーなスイング感がかなり強いのも特色ですね。.
Ain't That Love.
Teach Me Tonight.
The Sweetest Sounds.大人のムードをコンテンポラリーなサウンドでしっかり押し出したスムースジャズ/メロウソウル作。60年代からジャンルにとらわれずに歌ってきた人ですから、無理して流行にあわせている印象は皆無。上質の80年代ソウルとしても満足していただけます。.
If You Only Knew.
Puttin’ My Trust.
What Will It Take This Time.1934年以降ハワイに移住し、ロイヤル・ハワイアン・ホテルでレギュラーのショウを企画構成し出演、「スイート・レイラニ」(本盤に収録)など数多くのハワイアン・メロディを作曲したネブラスカ生まれの作曲家/バンドリーダーです。本作は、自作曲の集成。耳馴染みのある曲が並びました。.
Sweet Leilani.
Hawaiian Hospitality.
To You Sweetheart, Aloha.ニューヨークの高級ホテル、ウォルドーフ=アストリアのボールルームで行われた彼女のショーのライブレコーディング盤。レナはちょうど40歳を迎えた年で、歌唱力もまさに成熟の域。軽やかなリズムナンバーでも、しっとりと聴かせるバラードでも、オーディエンスの目と耳を離さない魅力がたっぷり。.
Today I Love Everybody.
How You Say It.
Honeysuckle Rose.ハワイのカントリーミュージック(パニオロ)を代表するシンガー、メルヴィーン。彼女は敬虔なクリスチャンでもあり、こちらは神に捧げる曲をレコーディングしたアルバム。チャールズ・バット・ダントのアレンジは彼女の持ち味を消さないよい仕事。「My Sweet Lord」や、カントリー風味の「Nobody Knows But Jesus」など、とてもよいです。.
My Sweet Lord.
Nobody Knows But Jesus.
Amazing Grace.オーシャンリゾート系フュージョンの第一人者といえば、ダン・シーゲル。80年代にあまりにBGM的に濫用されたため音楽そのものを軽く見られがちですが、丁寧に計算されたメロウネスは今再評価されてよいと思いますよ。「Class Reunion」「City Lights」「Joy Ride」など曲名もいちいち気になる!.
Class Reunion.
City Lights.
Joy Ride.Atlanticから再デビュー後の2作目(通算では3作目)。同時代のシンガーズ・アンリミテッドあたりと比べると、人間味があるというか、洒落た中にも愛嬌あり。今あらためて、この時代の彼らは良いですね。「Poinciana」はずばりサバンナ・バンドのファン向け! 「The Speak Up Mambo」はえせラテンでグー。大穴曲はジャジィな「Scotch And Soda」ですね。トッド・ラングレンの「It Wouldn't Have Any Difference」のカヴァーやってたってご存じ?.
Poinciana.
Scotch And Soda.
It Wouldn't Have Any Difference.ブルース・スプリングスティーンのバックバンド(E・ストリート・バンド)でキーボードを長年務めていたデヴィッド・サンシャスの初リーダー作。ビリー・コブハムのプロデュースによるインスト作品で、これはもうフュージョンというよりプログレの領域かも。トリオによる演奏は終始テクニカルでエネルギー充満です。.
East India.
Crystal Image.
One Time.1950年代の後半、ワイキキのヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジで絶大な人気を誇ったエンターテイナー。彼の音楽には、ハワイの伝統音楽に則したものと、本土志向のものとありますが、これはふたつの要素を混ぜつつ後者寄りの雰囲気。制作は大編曲家、ドン・コスタ。本土進出の意図があっての起用だったのでしょう。美しいストリングスをしたがえて、なめらかな声が響きます。1960年に40歳の若さで亡くなってしまうアパカ。本当に天からの授かり物の歌声でした。.
Blue Hawaii.
Moonlight And Shadows.
Song Of Old Hawaii.ルイジアナのローカルレーベル、Goldbandのカタログからロカビリー/ロックンロールをピックアップしたオムニバス。なんといっても、カントリー界の女王ドリー・パートン13歳のデビューシングル「Puppy Love」収録がポイント! 他もノリがとにかくいいロデオみたいなロックンロール満載です!.
Puppy Love.
Honey Baby Oh!.
Twitterpated.82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
Samba de Coracao.
Song Of Changes.
Butterfly Waltz.ビッグバンドジャズの可能性を革新し続けたドン・エリス。同名タイトルでエドガー・ウィンター・グループにも人気アルバムがありますが、こちらのほうが先。荒ぶるソウルジャズ「A New Kind Of Country」はかっこいいし、ギル・エヴァンス的なクールさもあり。正直、評価が低いのが納得できませんね。.
A New Kind Of Country.
Mercy Maybe Mercy.
Zim.ロックンロールの持つグルーヴには、ジャズ経由のものとカントリー経由のものがあり、その後者の核にロカビリーの源流としてのヒルビリーがありました。1950年代に残されたヒルビリーの名演名曲16曲をコンパイル。今、アメリカでは現代的な解釈のヒルビリーが流行していますし、この機会にぜひコアに触れてみてください。.
Lie Detector.
Crawdad Song.
8 More Miles To Louisville.