カナダ人バンドリーダー/アレンジャーのニール・ショーテム。世界的に知られた名前ではないですが、ネルソン・リドルやニール・ヘフティ的なセンスのナイス・ラウンジ・サウンドを聴かせてくれるかと思えば、細かくテンポや楽器構成が変化する面白さもあって変幻自在。裏ジャケを見ると生真面目そうなお顔なんですけどね。あの「Bonanza」もエキセントリックなアレンジ。ルグランの「Elle A, Elle N’ Pas」最高です。.
「シャル・ウィ・ダンス?」。ミュージカルの殿堂ブロードウェイ・ナンバーで踊れてしまう奇跡のナンバーがここに。60年代随一のヤング・ダンディが歌う、魅惑のフィンガー・スナッピン・ミュージック! 「Shall We Dance」なんかはまさにその典型! 空駆けるようなかっこよさです。B-4「A Lot Of Livin' To Do」もいいなぁ。.
63年リリースのセカンド・アルバム。スケールの大きな歌唱力で一気にスターダムに上り詰めていった時期の作品です。専属アレンジャーのピーター・マッツが提供した「Gottta Move」そして最高の60sスイング「Lover, Come Back To Me」などが、彼女ならではのバネの効いた表現力で収められています。.
【曲目】Headin’ Home / Harlem Nocturne / Durango / Night Train / Dansero / Yes, Oh Yes // Mood Indigo / Spanish Harlem / That Old Black Magic / Misirlou / El Bronx / Street Scene
【曲目】Love Me Tonight / Sweet Caroline / The Spinnig Wheel / Medley : Where Do I Go? 〜 Be In / Jean /Quentin’s Theme // Love Can Make You Happy / Good Morning Star Shine / Love Theme From Romeo And Juliet / My Cherie Amor / Yesterday, When I Was Young
フレディ&ザ・ドリーマーズ、生涯唯一の主演映画のサントラ。とにかく、一曲目の「What's Cooking」が最高にゴキゲンなグッドタイミー・ミュージカル・ナンバーです。B-1「Don’t Do That For Me」も甘酸っぱい疾走ビート・チューン。実はフレディたちのナンバーはこの2曲のみなんですが、他の曲も充実してます。先輩アイドル、ジョン・レイトンの歌うボ・ディドリー風「Say You Do」、キュートなグレジナ・フレイム穣の歌うガール・ポップ「Second Time Shy」も拾いモノ!.
Liberty版のティファナ・ブラスをねらって結成されたグループだと思うのですが、サウンドのワル度やダンス度はこちらの方が数段上。ファズギターとマリアッチなブラスがデュエットする「Pancho Hollywood」のラテン・ガレージぶりや「Stranger In The Night」「Quando, Quando, Quando」のビートの効いたアレンジにはみんなビックリ?.
収録曲・データ
【曲目】Wincheter Cathedral / Pancho Hollywood / You’re Nobody Till Somebody Loves You / La Macarena / Quando, Quando, Quando / Too Much Tequila // Flor Silvestre / Ay! Ay! Ay! / Volare / Raquel / Strangers In The Night / Love Walked In
元シャドウズの名ギタリスト、ハンク・マーヴィンが、ジョン・ファーラー、ブルース・ウェルチらとのSSW的な活動後、再びギタリストの本道に帰って制作した70年代型インスト・アルバム。ギターの音色を幾種類も使い分けながらのモダンな快演。軽いボッサ・ディスコにアレンジされたスティーヴィー・ワンダー「Bird Of Beauty」や「Ebb Tide」がメロウで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】New Earth / Bird Of Beauty / Have You Never Been Mellow / Thunder Thumbs And Lightnin Licks / St. Louis Blues // Flamingo / I’ve Got You Under My Skin / Silvery Rain / Syndicated / You Are Everything / Ebb Tide
【曲目】Royal Garden Blues / Bright Moments / Willie’s Tune / Good OL’Lady / Lil’Darlin / I’ll Die Happy // Love (Berkshire Blues) / Tell Me The Truth / The Swinging Groove Merchant (Groove Merchant) / Angel Eyes / In A (Harlem Airshaft)
83年の「Good Girl」が「サバービア2000」に取り上げられ、一躍、新しいリスナーからも注目を浴びた女性ジャズ・シンガー。実は彼女はチャーリー・パーカーの娘でフィル・ウッズの親戚! 本作でもマル・ウォルドロン(p)エド・シグペン(ds)アイズラ・エッキンジャー(b)を迎えて、クールな色気のある歌声を聞かせます。ジャズ・ボッサ「Singing Dancing (On My Way)」をぜひ!.
「Witchi Tai To」の素晴らしいカヴァー収録のVanguard Apostelic盤に続くセカンド・アルバムです。サイケデリック・エイジへのシンパシーがにじんでいた前作に対し、こちらはニューヨークのストリート・ソウル/ロック感が濃厚。現実社会の混沌をおそれることなく音に反映させたような雰囲気。アル・クーパーのファンにも聴いて欲しいです。.
【曲目】Raise A Ruckus Tonight / It Started With A Kiss / What Good Is A Gal? / All Grown Up / What Was Your Name In The States? // A Home In The Meadow / If I Can Love You In The Morning / The Mating Game / Oops! / A Lady Loves
UKブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴ・チューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.
映画音楽も数多く手がけるアレンジャー/コンダクターの激モッドなビッグバンド・アルバム。これほどダイナミックな「Yeh Yeh」のカヴァーは他には聴いたことはありません。スインギン・ロンドンへのアメリカからの回答、それがこのアルバムの核です。「It's Not Unusual」「Downtown」「Satisfaction」「Spanish Flea」など強力選曲。.
収録曲・データ
【曲目】King Of The Road / Hang On Sloopy / Yesterday / It’s Not Unusual / Ka Boom-Boom / Goin’ Out Of My Head // Downtown / Yeh, Yeh / Satisfaction / You’d Better Come Home / Cover Me / Spanish Flea
【曲目】Hey, Look Me Over / When I Fall In Love / Fast Freight / Groups Are Nothing New Medley : Charlie Brown, Mr. Blue, Michael The German Navy Song, The Lion Sleeps In Hollywood, America, This Land Of Alley Oop // West Side Story Medley : Jet Song, Maria, Officer Krupke, The Quintet / What Kind Of Fool Am I? / Folk Medley : Green Fields, Silver Threads And Golden Needles, If I Had A Hammer / You’ll Never Walk Alone
80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする彼女は、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。ヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。自主盤アルバムを彼女自身がリワークし、EM Records Editionとした新編集の『リズミック・ブルータリズム 第1集』。.
イギリス人アレンジャー・ジョニー・キーティングは、時代に目鼻の利く人です。躍動感あふれるバイオンというリズムでアレンジされた「ひき潮」は、まるで「It’s Not Unusual」みたいじゃないですか! 「Canadian Sunset」や「シャングリラ」あたりの解釈もお洒落でモダン。なおタイトルの「This Bird Has Flown」とは「ノルウェーの森」のこと。トニー・ハッチ好きは、この人のことも覚えておきましょう。.
収録曲・データ
【曲目】This Bird Has Flown / Moonlight Serenade / It was A Very Good Year / The Shadow Of Your Smile / Girl Talk / A Felicidad // Canadian Sunset / Ebb Tide / Who / Michelle / Imprevu / Shangri-La
バックにベルモンツを従えていない、ソロ・シンガー、ディオンとしてのファースト・アルバム。ティーニーポッパー的な曲中心のA面、大人のスタンダードを歌うB面という構成。どちらについても言えるのは、彼の歌声やフレージングを通せば、どれもディオンの曲になってしまうということです。このとき、まだ21歳ですか(ため息)。若くして完成しているディオン節に、完全に降参です。Ace再発盤は「Heaven Help Me」「The Kissin’ Game」の2曲を追加。.