イギリスの誇るグレートなホット・ジャズ・リヴァイヴァル・バンド。75年にドイツのハンブルグで行ったライヴ・コンサートが79年に突如発売。彼らにとっては「On Tour」に続く2枚目のライヴ盤ですが、こちらの方が臨場感は上との声も。彼らのトレードマークである「Pasadena」のイントロで大きな歓声が起こるなど、ハンブルグでの人気の高さがわかります。日本でもお馴染みのナンバー「It Don’t Mean A Thing(スウィングしなけりゃ意味ないね)」かっこいいですね!.
【曲目】Have You Heard The Word / You Can't Be Livin' / Faith Walking People / I See The Light / The Great Flood // Open Up Your Heart / Power / Love Eyes / The Son Will Come Again
オールディーズのアイドルのひとりと日本ではとらえられていますが、実は64年ですでにこの人は30歳。他のシンガーよりもひと回り上だったのです。そんな彼がビートルズ来襲に対抗すべく(?)、デヴィッド・ゲイツをプロデュースとアレンジに迎え、ビート感重視で制作した攻めの気分のカヴァー・アルバムです。大穴トラックは「Our Day Will Come」! ボ・ディドリー・ビートでこの曲をカヴァーしたのは、アメリカ広しと言えどもこの人くらいでしょう! かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Memphis / I Want To Hold Your Hand / Raindrops / The Loco - Motion / Kansas City / Hey Baby // Walk Right In / Sweet Little Sixteen / Mashed Potato Time / Searchin’ / Way Down Yonder In New Orleans / Our Day Will Come
クリード・テイラーのプロデュースするサウンドには、いつもハッとさせられるところがあります。本作の主役はこの美女。「Why, Baby Why」「Out of This World」などで、軽快なスウィング感にスリリングな小技(ウッドベースの音やハイハットの使い方など)をしのびこませ、それにクールに応える彼女との相性が白眉! アレンジはボブ・“ケニヨン”・ホプキンス。見事!.
モダン・ゴスペルで鳴らした彼女たちの諸作中、リアル・ゴスペル的な歌詞からもっとも離れたソウル路線のアルバム。歌は抜群に上手いですから、とにかく感情がぐいぐいと高ぶります。アップテンポの「How Can You Say That Ain't Love」では、ほんと天国へ連れてゆかれそうです! 70年代に入って、ほぼモノラル・プレスがなくなった時代の貴重なプロモ用モノ盤!.
60年代から数々のセッションでバックシンガーを務めてきた彼女。デイヴ・グルーシンという最良のパートナーを得てCTIでデビューを果たしました。そのデビュー作「End Of A Rainbow」は名盤の誉れも高い傑作ですが、このセカンドも負けてはいません。一曲を除いた全曲を自作曲で固め、クオリティの高いフュージョンソウルを作り上げています。透明度の高いサウンドはCTIオリジナルのアナログ盤でこそ光ります。.
収録曲・データ
【曲目】That's Enough For Me / Little Baby / I Just Want To Know / Havana Candy // Golden Oldies / I Need Somebody / We're In Love / Lost In The Stars
【曲目】Love After Midnight / A Faded Summer Love / The Lamp Is Low / Stranger On The Shore / I Wonder, I Wonder, I Wonder / All The Way // I Adore You / Foolishly Yours / Born To Lose / Oh! What It Seemed To Be / September Song / The Sweetest Song
A-2「Georgia On My Mind」の序盤に小キズによるプチノイズ少々入ります。他はEX++ほどで概ね良好です。
美空ひばりのツイストものに通じる雰囲気。
「テネシーワルツ」のパティ・ペイジがロックンロールを歌う異色盤。「Twist」「Don't Be Cruel」「I'm Walkin'」など、R&RやR&Bを軽快に歌いまくります。美空ひばりのツイストものに通じる雰囲気。聞き分けない子も、彼女の包容力あるヴォーカルには聞き入ってしまうはず。大人のチャームを感じさせる「Mack The Knife」もいいですね。.
収録曲・データ
【曲目】The Twist / Georgia On My Mind / Put Your Head On My Shoulder / Don't Be Cruel (To A Heart That's True) / (You've Got) Personality / It's Just A Matter Of Time // I'm Walkin' / Don't Worry / Big Bad John / Poor Little Fool / I Almost Lost My Mind / Mack The Knife
1962年にRCA Victorに移籍するにあたって、ABCパラマウントで編集されたベスト・アルバム。移籍してしまう彼への当てつけなのか(?)自作曲は「Diana」と「Train Of Love」しか入ってませんが、冒頭とラストにインスト版の「Diana」を配し、アルバムとしての統一感を持たせています。カヴァー曲では、彼の若さとシンガーとしての実力を味わえます。カリプソな「Malodie D'amour」スイングなら「Sing, Sing, Sing」クリスマスソングも2曲あり。.
収録曲・データ
Theme : Diana / Train of Love / Melodie D’Amour / I’ve Heard That Song Before / Winter Wonderland / Diana / Swanee // C’est Si Bon / Jingle Bells / I Can’t Give You Anything But Love / Pigalle / Your Cheatin’ Heart / Sing, Sing, Sing / Theme : Diana
ポール・アンカの大ヒット曲「Diana」や「 You Are My Destiny」はオールディーズ・ファンなら耳タコなくらい聴いているでしょう。こちらは自身公認の全曲インスト・アルバム。バンド・サウンドのアレンジはプロデューサーのシド・フェラーなのかなと思いますが、全曲がアンカの作曲というのがやっぱりすごいですね。.
初期のアコースティックな音作りから徐々にAOR的な音作りに移行していた時期のアルバムです。ジャケはいかにもフォーキーなんですけど、中身は聴いてびっくりという好例。AORファンにバッチリの16ビートの「All I Need」、クリスタルなメロウ感あふれる「Love You So」など、どの曲も高水準の内容。この人らしい内省的な味わいも加味され、深い聴後感にひたれます。「The Man That I Love」では、あのケリー・ウィラードがゲスト・ヴォーカルとして参加。US盤とはまったく違うジャケットです。 .
収録曲・データ
【曲目】Hand To The Plow / Help Me To See / All I Need / Shipwreck // Love You So / Spring Of Life / Woman 〜 The Man That I Love / Now And Forevermore / One Final Word【Acoustic Guitar】【Classical Guitar【】【Lead Vocals】【Backing Vocals】【Piano】【Drums】【Synthesizer】Paul Clark【Bass Guitar】【 Lead Guitar】Hadley Hockensmith【Drums】 Lanny Hansen【Electric Guitar】 【Rhythm Guitar】Curt Bartlett【Lead Vocals】Kelly Willard (B3)
アコースティックな音作りから、徐々に奥行きのあるバンド・サウンド/AOR的な音作りに移行していた時期のアルバムです。AORファンには、バッチリの16ビートの「All I Need」、クリスタルなメロウ感あふれる「Love You So」などいかがですか?どの曲も高水準の内容で、内省的な味わいが加味されていて、深い聴後感にひたれます。B3「The Man That I Love」では、あのケリー・ウィラードがゲスト・ヴォーカルとして参加。 .
収録曲・データ
【曲目】Hand To The Plow / Help Me To See / All I Need / Shipwreck // Love You So / Spring Of Life / Woman 〜 The Man That I Love / Now And Forevermore / One Final Word【Acoustic Guitar】【Classical Guitar【】【Lead Vocals】【Backing Vocals】【Piano】【Drums】【Synthesizer】Paul Clark【Bass Guitar】【 Lead Guitar】Hadley Hockensmith【Drums】 Lanny Hansen【Electric Guitar】 【Rhythm Guitar】Curt Bartlett【Lead Vocals】Kelly Willard (B3)
のちに「I Go Crazy」「Cool Night」でAORファンを魅了するポール・デイヴィスの、これがファースト。ジェフ・バリー&チップス・モーマンプロデュースで、ソフトロックやグッドタイム・ポップスの匂いの残る好盤に仕上がっています。甘酸っぱい彼の声を活かしたブルーアイドソウル風の楽曲に、すごく惹かれました。自作曲のレベルも高いです。.
マイルス・デイヴィスいわく「彼はホーンを鳴るべき音でプレイする」とジャケにあります。そして、このクインテットは鬼才エミール・リチャーズをヴァイブとピアノに迎えたアンサンブル。一曲目の「Benny's Blues」の疾走感にぶるっ! エミール作のラテンジャズ大傑作曲「Yazz Per Favore」も収録。マイルスに捧げた大作「Mirage Of Miles」も必聴。クールな熱気と妖気が漂います。.
【曲目】Clarinet Polka / The Breeze And I / Buzzards Bacchanale / Dream Of Love / Jockey On A Carousel / When Yuba Plays The Rumba On The Tuba // Tumblin' Tumbleweeds / Sophisticated Sophomore / Where Or When / It Ain't Necessarily So / The Whistler And His Dog
アメリカPhilips配給では、これが最後の一枚。ポップヒットのオーケストラルなカヴァーと、大胆なアレンジによる意欲的なナンバーが同居し、音楽家ポール・モーリアの才能を大きく誇示しています。アルデマロ・ロメロ作の「Tonta Gafa Y Boba」や、続く「Black Harlem」(ポール・レカ作)、そしてアクション・ムーヴィーのテーマ曲みたいな「Etude En The Form Of Rhythm & Blues」を聴いて、モーリアだと気付く人はそう多くないはず。どうぞ、衝撃を受けてください!.
収録曲・データ
【曲目】Love Story / El Condor Pasa / To Be The One You Love / Melancoly Man / Tonta Gafa Y Boba / Black Harlem // My Sweet Load / Gentle On My Mind / Burning Bridges / Lonely Days / Etude En The Form Of Rhythm & Blues
【曲目】You Can’t Sit Down / Money (That’s What I Want) / Louie, Louie / Do You Love Me / Big Boy Pete / Oo Poo Pah Doo // Sometimes / Gone / These Are Bad Times (For Me And My Baby) / Fever / Time Is On My Side / A Kiss To Remember You By
アフリカ音楽への興味を追求した結果、南アフリカの黒人ミュージシャンたちと共演を果たして生まれた傑作。発売から30年を超えましたが、もしかしたら発表当時よりも今のほうが音楽的にはストレートに理解される時代になったのだと思います。「You Can Call Me Al」のイントロ聴いて、なにか思い出す人もいるでしょう。.
収録曲・データ
【曲目】The Boy In The Bubble / Graceland / I Know What I Know / Gumboots / Diamonds On The Soles Of Her Shoes // You Can Call Me Al / Under African Skies / Homeless / Crazy Love, Vol. II / That Was Your Mother / All Around The World Or The Myth Of Fingerprints