後年の編集盤であるには違わないのですが、レジェンダリーなファースト・アルバム(1959年)以降にリリースされた曲ばかりを収録していますし、コレクターズ・アイテムとしての価値は十分。軽やかでソウルフルなコーラスはまさにドゥーワップの至宝! 隠れクリスマス名曲「Hey Santa Clause」にもご注目を。.
【曲目】Igor Beaver / If You Could See Me Now / Yardbird Suite / Impressionism / Walking Shoes / Theme For Alto // Our Waltz / Spring Is Here / Polytonal Blues / Collaboration / Interlude【Alto Saxophone】Bud Shank【Tenor Saxophone】Dave Pell【Baritone Saxophone】Chuck Gentry【Guitar】Barney Kessel【Oboe】Bob Cooper【Piano】Andre Previn【Recording Supervisor】Pete Rugolo
ボブ・フローレンスがビッグバンド&ストリングス・アレンジした、かなりジャズモードのアルバムです。スイートなバラードやミッドテンポのスタンダードに良い味の出る彼女ですが、本作について言えば、アップテンポの「Ac-cent-tchu-ate The Positive」がかなりゴージャス。ワルツで華やかに盛り上がる「Hey Look Me Over」には、ホントに彼女が彩り豊かに飾られた感じがします。.
収録曲・データ
【曲目】Bye Bye Blackbird / May I Come In? / Quiet Night / I Wonder / I’ve Got Your Number / Ac-cent-tchu-ate The Positive // San Francisco / Moanin’ / Look Again / How Does The Wine Taste? / Somewhere In The Night / Hey, Look Me Over
【曲目】Rhythm Of The Rain / Medicine Man / Good Morning Starshine / Proud Mary / My Little Girl / Hayride // Sugar Coated Candy Love / Back Door Key / 3 Cheers / Orangutan / C. C. Rider / Nothing To Be Ashamed Of
「Latin Ala Lee」に続く、ペギー・リーのラテン・ポップ・アルバム! 前回はギタリスト、ジャック・マーシャルのアレンジでしたが、今回はバックを務めるのはピアニスト、ジョー・ハーネルのグループ。ブラスへのアプローチの違いも見えて面白いですね。リズムも強調されていてかっこいいです。前後をひっくり返したジャケにも拍手!!.
ソウルフルなタッチのピアノでストレートなモダンジャズからポップソウル路線の作風まで幅広く手掛けてきたレイ・ブライアントのソロピアノアルバム。力強い左手が誘うグルーヴ感が一曲目の自作曲「In Da Back Room」からほとばしってます。ルグラン「What Are You Doing The Rest Of Your Life」ではしっかりと歌心を。.
【曲目】If It Don't Snow / Coal House Woman / Cheap Talk And Lies / Ebony / Le Desole / Aweigh With Words // Rebound Lady / Room At The Top / Sandy / Another Broken Prophet (On The Road) / Campus Glam Opus / Evitez Paris
バリー・マクガイアが取り上げ全米1位を記録した「明日なき世界」の自演版や日本でヒットした「孤独の世界」など代表曲のほか、自身の名義でのファーストシングル「The Sins Of A Family」などを収録しています。ボブ・ディランに強く影響を受け、サーフロック作家から若くシリアスなフォークロックへ転身した時期の青い情熱がほとばしり出るよう。美しくせつないメロディが、胸の奥を締め付けます。Rhinoリマスターなので音もいいです。ジャケ写もいい!.
収録曲・データ
【曲目】This Precious Time / Eve Of Destruction / The Sins Of A Family / Here's Where You Belong / This Is What I Was Made Fore / What's Exactly The Matter With Me / I Get Out Of Breath // From A Distance / The Man Behind The Red Balloon / What Am I Doin' Here With You / Take Me For What I'm Worth / Lollipop Train (You Never Had It So Good) / When The Wind Changes / Halloween Mary
グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「夜汽車よジョージアへ」の作者。ポップ・カントリー的なイメージですが、ちゃんと聴き返すとビックリ。ニック・デカロがたいてい弦をアレンジしていますし、デヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、ラリー・カールトンらメンバーも最強。さらにA-1「Misty Mississippi Morning」みたいなセンシティヴで最高泣ける曲もいっぱい! 「Living With A Shadow」も素晴らしい。.
【曲目】Through A Long And Sleepless Night / This Is All I Ask / Lover / Fly Me To The Moon / Make Someone Happy / I'll Walk A Little Faster // Where Did 20 Go / My Mood Is You / Sittin' Alone And Counting My Tears / Moon River / I Believe In You
ライチャス・ブラザーズをいったん解消してから彼が制作したソロ・アルバムは、熱心なライチャス・ファンの方々にしかあまり聴かれていないというのが実情でしょう。しかし、ハーブ・アルパートのプロデュースで、パリとロスにてレコーディングされたこのA&M盤を聴いて、心から今そのことを後悔しています。彼が歌う「We’ve Only Just Begun」のあまりに奥の深い表現力、ピアノだけをバックに始まる「ふられた気持ち」のドラマチックさ……。これぞMORの極北の表現かもしれません。素晴らしい!.
収録曲・データ
【曲目】A Song For You / Hung On You / Somewhere / We’ve Only Just Begun // You’ve Lost That Lovin’ Feeling / The Long And Winding Road / So Much Love / Damn Good Friend
「Steve Allen Presents」とあります。この時期でアレンの推薦と言えば、マーティン・デニーのジャケを飾る美女として知られるサンディ・ワーナーの唯一のソロもそうでしたね。こちらのキャロル嬢は声にキュートな魅力があって歌がうまいうえにピアノも達者。バックのコンボもシンプルかつユニークなのはアレン仕込みでしょう。「Bell, Rock And Candle」のスピード感にゾクッ! これがセカンド。ミュージシャンとしてのセンスのよさを感じます。.
女性ヴォーカル人気盤「Lazy Afternoon」(1959年リリース)などで日本でも人気の高い彼女。年齢を重ね、みずみずしさを失わないまま落ち着いた表現にさらに磨きをかけていきました。本作はNYの名門Stashからのリリース。20世紀の大作曲家ジェローム・カーン楽曲集です。オールディーズ・ファンにはリンダ・スコットの歌唱でもおなじみ「I’ve Told Every Little Star」から始まります。.
60年代後半、ジュリー・ドリスコールとの共演などでUKジャズロックのシーンを鮮やかに切り開いた彼ら。これがラストアルバムで、ブライアン・オーガーはオブリヴィオン・エクスプレス結成へ向かいます。スライ&ザ・ファミリー・ストーン「I Wanna Take You Higher」でのオープニングに目覚めを感じます。ハービー・ハンコック「Maiden Voyage」の最高かっこいいカヴァーを収録。.
【曲目】Ke Kali Nei Au (Hawaiian Wedding Song) / Mapuana / Waipoi / Lei Aloha Le Makamae / Pua Mana / Akaka Falls // Makalapua / Beautiful Kahana / Kawohikukapulani / He Aloha No Honolulu / Pua Tuberose / My Sweet Sweet / Aloha Oe
16ビートで聴かせるAORグループの最高峰。日本ではジャケット違いで発売され、マニアの間では密かに名盤として語り継がれていました。ライトなブルーアイドソウル感覚、若さのあるヴォーカルとコーラス、キレのあるリズム、極上のメロディ…、欠点がありませんよ。中でも完璧なのはB-1「You Saw Me Coming」! 当時、日本では違うジャケで発売されましたが、これがオリジナルのアートワークです。.
収録曲・データ
【曲目】Bad Enough / Proud / Once In A Life / A Fine Line // You Saw Me Coming / Love Is A Crazy Feeling / Holy Thunder / One Needs Another / Never Gonna Let You Go
「チキチキバンバン」でおなじみウィリー・レスタム! Tシャツに半ズボンのスタイルで、バリトンサックスをぶりぶり吹きまくりながら、ルイ・プリマばりの歌声も聴かせてくれるかっこよさ! このGone盤が彼のファーストアルバムなんですね。ライヴ盤みたいなタイトルですがスタジオ盤。トレードマークの「Here We Go」のかけ声もすでに健在。「Mack The Knife」も「Quiet Village」(怪鳥音最高!)もなんでもこい! 湯加減極上のジャイヴ野郎なんです! レア!.