日本ではサザンロックの括りで紹介されることが多かった彼らですが、本質は南部産ブルーアイドソウル。もともとクラシックス・フォーでデニス・ヨストをバックアップするために集められたツアーバンドが母体でした。なのでその音楽性が継承されているのです。ある意味セルフカヴァーな「Spooky」も最高!.
Spooky.
While Time Is Left.
I Hate The Blues.山高帽のクラリネット紳士、アッカー・ビルクは、日本ではムード音楽の名手として知られていますが、初期の活動はニューオリンズ・ジャズ! イギリスで人気を誇ったクリス・バーバーに続く存在として頭角を表していったんですね。のちにはほとんど聴かれなくなるヴォーカル曲など、ごきげんなオールド・ジャズが楽しめます!.
C.R.E. March.
Carry Me Back.
Travelling Blues.粋を絵に描いたようなトランペッターと、確かな腕のトロンボーン奏者が手を組んで、快活快調にストレート・バップしたナイス・アルバム。ボブ・クランショウのウォーキングベースがかっこいい冒頭の「Haig And Haig」から、ジャズを聴く喜びにまみれられます。おっと、ゲイリー・マクファーランド作「Milo's Other Samba」もオツですね〜。「I Want A Little Girl」「My Gal」ではクラーク・テリーのブルージーな歌も。.
Haig And Haig.
Milo's Other Samba.
My Gal.1977年3月、ドイツのミュンヘンでのライブレコーディングです。当初はドイツを中心にヨーロッパでしか発売されず、数年待ってのUSリリースとなりました。なんとこの時点でもバンドはデイヴ・バーソロミューやリー・アレンなど長年の相棒が健在。演奏も最高にノリノリなのです。ファッツは49歳になったところでした。.
My Girl Josephine.
I’m Gonna Be A Wheel Someday.
Blueberry Hill.テキサスが生んだ最高にワイルドなロックンローラー、ロイ・ヘッド。リアルに手足のちぎれるようなツイストを踊ることで知られたモンスターです。地元テキサスのTNTレーベルに残したグレートなファースト・アルバム。「One More Time」などセカンド・アルバム「Treat Me Right」で再演される曲も含みますが、ここに収められた録音のRAWでWILDな質感は半世紀以上経ってもまったく古びません! しびれてください!.
Walking All Day.
Got My Mojo Working.
Live It Up.1970年年代半ば頃のフランス4大オーケストラと言えば、リズム強化に傾斜しシンセサイザーの使用を始めたモーリア、従来通りに飄々とした作風を示していたカラベリ、独自の道を極めつつ充実を迎えていたルフェーブルとそれぞれに歩むべき道筋がくっきりとするなか、プウルセルの作風はいかにも泰然としています。クラシックの素養がうまく活かされていると言うべきかも。おおらかな空気に満ちたADV44盤。二枚組のもう一枚は、過去作品からの選集の”おまけ”。というお買い得盤です。.
Sugar Baby Love.
She.
Le Premier Pas.50年代末から60年代初頭にかけてのフィラデルフィアのポップスやソウルのムードをダイレクトに伝えてくれるレーベル、Chancellor。ご当地のパーティーR&Bバンド3組の演奏を集めた踊れるオムニバスです。単独アルバムもあるジョージ・ヤングを筆頭にブロウ・サックスが印象的な曲がいっぱい。タイトルは当時のヒット映画「Walk On The Wild Side(荒野を歩け)」のもじりですね。爆音で是非!.
Flamingo.
Twistin’ Marie.
Fat Backs And Greens.ギリシャ出身で、知的な眼鏡フェイスと透明感あふれる歌声で世界に愛されたシンガーです(見開きジャケにはゴールドディスクに囲まれた自室での写真が)。各国語に堪能で、本作はフランス語圏向けのアルバム。穏やかな内容ですが、録音に臨む際の緊張感は相当に研ぎ澄まされていたのではないでしょうか。.
Toi Qui T’en Vas.
L’Amour Est Pareil.
Hartino To Fengaraki.1908年生まれのレッド・ノーヴォは、この時点(1957年)ですでに50歳間近。ジャズの流行と発展を目撃してきた人物でありながら、モダンなセンスを失わず、気取りのない洒落たアルバムをまだまだリリースします。自身のヴィブラフォンをリードに、ドラムス、ベース、ギター、フルート(サックス、クラリネット、オーボエも兼務)というチェンバー的なアンサンブルでの作品。何故か6人目のメンバーとしてショーティ・ロジャースがクレジットされていますが、彼の役目はスーパーヴィジョン。つまり音楽面のプロデューサーですね。こういう表記も、こっそりかなり目新しいものだったと思います。.
First Things First.
Punkin’ Head.
Soft Wind.主題歌「The Best That I Know How」を作曲し、歌っているのはバリー・マン。もちろん作詞はシンシア・ワイル。ここにしか収録されていません。残りはELOの既発曲と、ジミー・ハスケルによるインスト曲という構成。日本でのタイトルは「メラニー・グリフィスのセクシー・ジョイライド」というものだったそうです。.
The Best That I Know How.
Telephone Line.
The Getaway.「Hukilau Hulas」のタイトルで1959年にリリースされた選集の続編。トラッドも視野に入れた幅広いレパートリーですが、全体に洗練度の高いハパハオレ的な風味のサウンドが並びました。これらのアーティストの単独アルバムのリリースは見当たらず、本作品のみに収録された音源です。なおこちらの2集の方がなぜかあまり見かけません。.
Maui girl.
Pupu O Nii Hau.
Keep Your Eyes On The Hands.フリー・デザインのデドリック兄弟姉妹を音楽の道に誘う大きな要因の一つが、おじであるラスティ・デドリックがニューヨークのジャズ・シーンで活動していたことでした。ラスティはスター・プレイヤーではありませんが、トランペッターとしてのみならず知的な構造を持つ楽曲の作曲/アレンジにも多才を発揮した人物。この71年のソロでもソーンヒル的なビッグバンド、女性シンガー起用曲、小気味好いコンボ、知的なボッサなど、才能の奥深さを慎ましく示しています。.
Discussion.
How About Me?.
Umbrella Man.TOTOの初代ヴォーカリスト、ボビー・キンボールと、元スリー・ドッグ・ナイトのジョー・シャーミー、フロイド・スニードを中心に結成されたハードポップ・バンド。TOTO周辺を熱心にフォローしてきた日本のAORフリークにはたまらない一枚です。ロックの熱さを取り込んだアレンジ。組み立てのしっかりとしたアンサンブル。ボビーのハイトーンの美しさは、ピカイチです。.
First Things First.
I Just Love The Feelin’.
Sunnyridge.10代でのデビュー以来、一貫してCCM界での高い人気を誇り続けている女性シンガー、リーバ・ランボー。“Lady”というのは彼女の愛称で、説明不要の存在ということでしょうね。これは彼女のライヴ・アルバム。のっけから「He Gave Me Music」のシャープな16ビートにノックアウトされてしまいます。ミディアム・アップの「Nothing Can Separate Me」も素晴らしい出来。キャロル・キング「You’ve Got A Friend」もゴスペルとしてとりあげています。ライヴならではの、ダイナミズムが味わえる1枚です。.
Nothing Can Separate Me.
He Gave Me Music.
You’ve Got A Friend.母親がエルヴィス「Heratbreak Hotel」の作者。自身もスリー・ドッグ・ナイトが当てた「Joy To The World」を書いたシンガー・ソングライター。このアルバムはそれ以前、若きフォークロック・マンとして活動していた彼が、偉大なジャズブルースシンガー、ベッシー・スミス(女性)の名曲を歌った豪放なアルバムです。ジャケはおどけてますが、内容は骨太。.
You’ve Been A Good Ole Wagon.
Nobody Knows You When You’re Down & Out.
Blue Spirit Blues.ラテンタッチのリズムに軽くコーラスが入った「High On A Windy Hill」でのオープニングにちょっと驚きがありますね。流麗なパッセージで50年代から大きな人気を誇ったロジャー・ウィリアムスのポップ・アルバム。ラテンタッチの曲やおなじみのメロディを軽やかにとりあげています。アレンジはラルフ・カーマイケル。.
High On A Windy Hill.
The Girl From Ipanema.
Mister Lonely.シンガーとしてよりもアメリカではお茶の間を湧かせたコメディ女優として知られたシンガーです。しかし、ソロデビュー作となるこのライヴ・アルバムはとっても魅力的。ノーマン・パリス率いるピアノトリオをバックに、丁丁発止なパフォーマンス。おどけて歌っているようでちゃんとソウルフルでちゃんとうまいのです。小さなクラブであることを伝える観客の反応の生々しさも魅力。拍手!.
South Rampart Street Parade.
You Gotta See Your Mama.
Dixie Medley.当初は「Folknanny」というタイトルでリリースされたアルバムで、彼らのハーモニーを当時のモダン・フォーク風味で表現しようとしたアルバムでした。「Stay」が全米16位まで上昇するヒットとなったため、急遽アルバム・タイトルを差し替えての再リリース盤。こうしてあらためてきくと、彼らのフォーク・サウンド、なかなかサマになっているのです。.
Stay.
Goodnight My Love.
Connie-O.東ヨーロッパはブルガリアのジャズに焦点を当てたコンピレーション。まだ情報の少ない当時に宝石のようなレア・グルーヴを集めるのは至難の技。本作にも入手困難な秘宝が惜しげもなく収録。東欧でのブラジル音楽の流行から生まれたであろう Focus 65「Sombrero」Jazz Quartet「Samba」や、フュージョン・ファンク Simeon Shterev Quartet「Sunset-Sunrise」など、クラブ・ジャズの視点で幅広く選曲されています。「Sunrise Sunset」を逆にした曲名(本作のタイトルにもなっています)からしてクールです。.
Sombrero.
Hallelujah.
Sunset-Sunrise.「第三の男」の原作で知られる作家グレアム・グリーンが自ら脚色にも関わった人間ドラマ映画「危険な旅路」。ハイチを舞台に行われる軍事的な政争を題材にしているそうですが、サントラはびっくりするほどエキゾ的。カリブ海という土地柄も多少は反映しているのですが、とにかくローレンス・ローゼンタールのスコアが野心的でびっくりします!.
Main Title.
Port-Au-Prince.
I Am The Haitian Flag.ジョン・フランケンハイマー監督、ドナルド・トランボ脚本という硬派コンビによる映画「ホースメン」。アメリカ映画なのですが、舞台はアフガニスタン。部族に生きる青年が勇敢な闘士になるまでを描いたスケールの大きな作品のサントラを、フランスの名匠ジョルジュ・ドリリューが手掛けました。勇壮なトラックやエキゾチックな着想の狭間に垣間見える美しさがドリリューらしさ。.
Just As You Are, I Love You.
The Fair.
Road Of The Ancients.“ショーストッパー”とは、あまりにドラマチックな歌や演技なので舞台を中断して喝采を浴びるようなことができる人のこと。キャロル・バーネットはコメディ女優として知られていて歌手としては過小評価されていますが、じつはこんなに歌えるのよと示したアルバムです。もちろん生まれ持った豊かな表現力はのびのびと感じさせてくれてますよ。.
Johnny One Note.
Sweet Georgia Brown.
Blow Gabriel Blow.LA産のマイナーSSW。ときにファンキーな風味もあって、白いカーティスと呼ばれたホルヘ・カルデロンの「City Music」あたりに通じる味わいも。彼が信仰するオリエンタルな宗教の影響でしょうか。ラーガでミスティックな雰囲気も曲によっては表れていて、彼の音楽的な個性を重層的かつ現代的に見せてくれます。.
Come Along.
Oh Throughtful Men.
Golden Avatar.ジャズクラブで働きながら歌っていたところを見染められてレコードデビューが決まったんだそうです。ジャケットでたばこを持ったその姿、まさに彼女のナイトクラブでの立ち振る舞いを想像させますよね。酔客を相手に巧みに感情を操るヴォーカルの確かさをこのアルバムでも存分に感じます。ちょっとハイトーンな声に包まれてみてください。.
Just A-Sittin’ And Rockin’.
Undecided.
Do You Know What It Means To Miss New Orleans.映画女優としても活躍した美女シンガー、ダイアン・キャロル。彼女が22歳でリリースしたデビュー作です。名作曲家ハロルド・アーレンの楽曲を、ラルフ・バーンズや若きクインシー・ジョーンズのしっとりとしたアレンジで歌った好盤。彼女のアルバムのなかでも、なかなかUS盤では見つからない1枚です。日本語解説は青木啓さん。.
It’s Only A Paper Moon.
My Shining Hour.
Hit The Road To Dreamland.デューク・ロビラードらとともにア・ルームフル・オブ・ブルースを60年代に結成。長いキャリアを築いた彼ですが、80年代にはアメリカを離れ、スイスで新たなキャリアを築きます。これがソロ・セカンド(スイスでは「Oooh Wow!! (Rock'N-Blues)」のタイトルでリリース)。ようやく故国アメリカでリリースが実現したアルバムでもありました。ニューオリンズ・マナーの粋なR&B連発!.
Ooh Wow!.
I Didn’t Want To Do It.
Friday Night Strut.イギリスのエンターティナー系男性シンガー。おなじPyeレコードという関係なのか、それとも彼自身のキャラクターなのか、キンクスの「Dandy」をカヴァー。この曲ってもともとダンディな紳士をおちょくってるんですけどね。そこも含めて英国流ユーモアとして成立しているのかも。いろいろやってて楽しいです。プロデュースはジョン・シュローダー。アラン・テューもアレンジで参加しています。.
Dandy.
Somewhere My Love.
Old Bazaar In Cairo.フランスのレーベルBlack & Blueに吹き込んだクインテット・セッション盤のUSリリースです。録音場所はニース。メンバーはハリー・エディスン、メジャー・ホリー、ジェラルド・ウィギンス、オシー・ジョンソンと旧友たちばかり。そりゃ気心が知れた演奏になるはずです。ベテランたちの若々しいスイングをどうぞ。.
Jim Dawg.
Meditation.
Light And Lovely.フォークからフォークロックへと転じる中後期のキングストン・トリオに、作品提供やサウンド面で多大な貢献をした才人。その彼がトリオ解散後、女性シンガー、バフィ・フォードとのデュオ・アルバムを経て、最初に発表したソロ名義アルバムです。よく知られる「Omaha Rainbow」や「Never Goin' Back」のほか、親しみやすいSSWマナーの楽曲が並ぶ魅力的な仕上がり。こののち彼はモンキーズに「デイ・ドリーム・ビリーヴァー」を提供します。.
Omaha Rainbow.
California Bloodlines.
She Believes In Me.「Soulful Strut」の続編みたいな、素晴らしいシャッフル・ピアノ・インストになった「Let’s Get It On」だけでもう最高。ピアノ二台を使った連弾をアレンジしながら息の長い活動を続けたデュオの74年リリース作品。当時のヒット曲を安易にカヴァーしたというような内容ではありません。リリカルさも、オーケストラの壮大さもきちんと知り尽くした意匠の秀作です。.
Let’s Get It On.
Touch Me In The Morning.
Tie A Yellow Ribbon Round The Old Oak Tree.