2世アイドル・ポップ・バンドの4枚目。これ以前のアルバムは、まだまだガキンチョ気分が抜けない感じでしたが、ここらあたりから急速に意識もサウンドもソフトロック化。アレンジはアル・キャップス、ビル・ジャスティス、ショーティ・ロジャースら大人の仕事ですが、明らかに彼らのナイーヴさが目覚めた印象!純正ソフトロック調のオープニング・ナンバー「I Hope She’s There Tonight」からもう一気に心奪われます! 「Turn Down Day」「Got Get Into My Life」「Sunny Afternoon」などカヴァーの選曲がニクイ。.
I Hope She’s There Tonight.
Turn Down Day.
Got To Get You Into My Life.デビューは1958年のサン・レコード。ロックンローラーになるにはちょっと遅咲きだった見た目オジサンな男性シンガーですが、エンタメ精神もちょい混ぜしながら活動。64年に全国ヒット「Haunted House」を放ちます。その曲やゴキゲンなロックンロールカヴァーを収録したファーストアルバム。名門Hiの初期リリースで、演奏はやっぱりとてもタイトでかっこいいです。.
Haunted House.
Teen-Age Letter.
Bony Maronie.長髪で頬のこけた男性が目をつむる瞑想的なモノクロ・ジャケット。リリース当初の70年代からこのジャケットに惹かれたファンは多かったものです。ピアノで弾き語るシンガー・ソングライター。ほんのりと暖かいバンドサウンドと、孤独で切ないメロディ。ときおり、それを彩る美しいストリングス。暖かみと冷たさが交わるこういう音は、人間にしか出せないものです。.
Jaynie.
Pink Limousine.
I Once Had A Dog.60年代に入ってもプラード楽団は絶好調。いわゆる定番的な演奏で喝采を受けていたステージとはまたひと味違い、レコードはどれも野心的です。時代に敏感な人ですから新しい仕掛けもあちこちに。エレキギターの音が新鮮な「Keep Dancing」とか、さすがです。コーラスもサーフも取り込んでますし、彼の弾くオルガンの音色も随所で楽しめますよ。.
Keep Dancing.
Surfside 6.
Fast Goodnight (Calypso).「オールディーズ・バット・グッディーズ」という言葉が叫ばれ始めた時代に、イギリスから登場したハンチング帽グループ。それがルーベッツ! 大ヒット曲「Sugar Baby Love」を含むアメリカでのデビュー盤。イギリスで発売されていたアルバムの2枚からの選曲で、セカンド・シングル・ヒットの「Tonight」、サード・シングルの「Juke Box Jive」も収録。全曲ナイスなキャンディ・ポップの嵐です。.
Sugar Baby Love.
Tonight.
Juke Box Jive.サンレモ音楽祭とは何の関係も無く、デトロイト交響楽団のストリングス・メンバーがモータウン傘下のGordyからリリースしたモッド感覚のインストアルバム。つまり、モータウン・サウンドのストリングスを担ったプレイヤーたちのアルバムです。「Downtown」や「Ol'man River」など、タイトで楽しいナンバーが続きます。音の粒立ちはまさにモータウンらしさです! 1968年にGordyから再発されますが、このRic-Tic盤がレアなオリジナル! モノラルの大迫力!.
Hungry Of Love.
Downtown.
I’m Satisfied.リチャード・ウェスのアレンジしたビッグバンドで快調にスイングするB面が圧巻。当時の彼女が白人ジャズシンガーとして絶頂期にあったことが、はっきりと感じ取れます。抜群のタイム感、フレージング、情感の込め方、そして最終的に余韻として残るクールさ。最高ですね。女性シンガーのアルバムとしては挑発的すぎるアートワークもすごい!.
Witchcraft .
I Hear The Music Now.
You Don’t Know What Love Is.プエルトリコからニューヨークに移住し、アメリカでデビューした兄弟グループ。デビュー当時から所属するニューヨーク・サルサ名門Cotiqueレーベルからリリースした本作は、活動10周年を自ら祝ったアルバム。ハーレムの熱気を浴びながらファミリーグループならではの結束力を強めていった彼らの音楽には、息がバッチリ合った見事さとおおらかな余裕の両方を感じますね! .
Quien Quiere.
Disco Bailable.
Para Mi Un Perdon.60年代後半、東洋的な神秘主義に魅了されていったマルチリード奏者ポール・ホーン。あのマハリシ・ヨギに師事し、カシミール地方のミュージシャンと制作した静かなる野心作です。もはやジャズ的な要素はほぼ皆無となり、ラーガ/エキゾ的な楽曲がひたすら続きますが、タブラのソロにフルートを加えた構成など、むしろいまの耳で聴くほうが発見があるかと思います。.
Arti.
Tabla Solo In Teental.
Raga Puira Dhanashri.コロラド州デンバーのBiscuit Cityからリリースされたシンガーの唯一作。次作を歌うのではなく、ピート・マッケイブやメアリー・フラワーらの作品などを採り上げていますが。マインドはSSW世代。アル・アンダーソン+ヴァン・モリスンみたいな声もいいですね。ローカル版ピーター・ゴールウェイのような「Papa Always Said」が、なにしろ絶品中の絶品なのです。.
Papa Always Said.
Ballad Of Roger Sparks.
The Singing Of A Song.1955年にハービー・ハーパー・クインテット名義でリリースされたウェストコーストジャズ逸品を、2年後の57年にレッド・ミッチェルらメンバーも同列で併記した新アートワークでリイシュー。それぞれのミュージシャンたちの演奏も随所でわかりやすくフィーチャリングされているし、アンサンブルも絶妙。これは「誰かのクインテット」ではなく「5人でひとつのグループ」と言いたくなったのわかる気がします!.
King Porter Stomp.
Don’t Buck It.
Juan Don.ジャマイカ出身のレゲエグループの多くはコーラスグループとしての活動ですが、自分たちで演奏も担うバンドとして成功したのがインナー・サークル。なかでも本作はイギリスで大ヒット。ディスコソウルへと接近した「Everything Is Great」など、自由にやりたいことを広げて結果を残していきました。.
Everything Is Great.
Stop Breaking My Heart.
Roots Rock Symphony.リンダ・ロンシュタットらへの楽曲提供で知られるカナダ出身の姉妹SSW。「Rolling Stone」誌上で当時絶賛されたこのアルバムがセカンドになります。プロデュースはファーストと同じくジョー・ボイド。芯の強さとほのかな洒落心が同居していて、聴く者を和ませます。さらりとフラン語の曲が入るのもいいですね。ケイトはルーファス・ウェインライトの母でもあります。.
Dancer With Bruised Knees.
Be My Baby.
Naufragee Du Tendre.ブルージーなフィーリングいっぱいに、キュートで情熱的なヴォーカルを聴かせる女性シンガー。RCAを経て再びキャピトルに戻ったのが1950年代後期。より円熟味を増した表現力でたおやかなヴォーカル作品を発表してゆきます。本作は恋の痛手や別れのつらさを歌った名曲集。彼女の歌声の芯にある強さが、悲しい気持ちに寄り添って支えてくれてるようでもあります。.
You Always Hurt The One You Love.
Please Don’t Talk Abut Me When I’m Gone.
A Faded Summer Love.レス・バクスターのお洒落路線での最高傑作。そして、良好な状態ではほとんど見かけなくなりました。超美麗な女性ジャケそのままに、ヨーロッパ感覚をコーラス、ストリングス、様々なパーカッションで表現しきっています。トイピアノと口笛をあしらったA-1「Ricordate Marcellino」から早くも絶品でして。50年代Capitol後期をしめくくるにふさわしい超美麗なポートレートジャケ! もはやファインアートの領域ですね。.
Ricordate Marcellino.
Mon Amour.
Dance From Bonjour Tristesse.どうやらドン・コスタの変名仕事と思われるオーケストラ作品です。マイナーレーベルからのリリースですが、編成はゴージャスですし、とてもしゃれてます。ニューヨークのカラフルな華やかさ、喧騒と叙情のコントラストを絶妙にサウンドスケープ化していて、実はこれは傑作と思います。コスタの書き下ろし曲もとてもいいです。.
Headin’ Home.
Durango.
Spanish Harlem.フライング・ブリトー・ブラザース出身で、良いソロを残しているのはグラム・パーソンズだけではないのです。本作はイーグルスのメンバーらのバックアップを受けてのファースト・ソロ。淡さをたたえた歌声は決して上手いものではないのですが、優しさや寂しさを抱えた彼の作風にとてもよく似合います。CDでは伝わりにくい温もりを求める方に。.
Deliver Me.
In A Dream.
Jenny’s Blues.アメリカの有名なタレント発掘ショウの司会者としてラジオ〜テレビデイズを生きたアーサー・ゴッドフリー。音楽に見識ありとは言え、プロではない彼をディック・ハイマンらが優しく囲んで作り上げた素敵な素敵な人柄ヴォーカルアルバム。そして主役のアーサー氏が爪弾くのは、彼の特異芸であるウクレレです! これがまた素敵! ヒップなインスト「Bum-Deedle-Um-Bo」に仰天!.
Bum-Deedle-Um-Bo.
'S Wonderful.
I’m Lookin’ For A Riff.ホワイト・ブルース界の重要人物3人による若き日のブルース・ジャム。1964年から66年にかけてのセッションで、Togetherレコードで初めて陽の目を見たレコーディングです。バリー・ゴールドバーグのオリジナル曲が3曲あるなど、すでに非凡な才能を発揮していたことが伺いしれます。きちんとレコーディングしていたら、きっと血湧き肉踊る内容になったであろうことを想像させるブルースロック黎明期の記録です。.
Big Boss Man.
I Love And Lost.
Slow Down I’m Gonna Lose You.ジェントルなソフト・カントリー路線の名作「Gasoline」の流れを継ぐ、たおやかにレイドバックしたカントリーロック。東海岸きってのポップ・メイカーとして60年代を過ごした彼のセカンド・ソロです。「(The Likes Of) Louise」「It's Still The Same」とグッドタイミーなナンバーが並ぶB面では60年代NYの幻がほのかに見えます。.
(The Likes Of) Louise.
It's Still The Same.
(I Want) The Real Thing.アル・クーパー、ハーヴェイ・ブルックスらがNYの面々がバックを付け、トム・ウィルソンとアーサー・ゴールソンがプロデュースしたフォークロックの名盤です。フィル・オクスと学生時代の友人だったジム・グローヴァー(ライナーは、フィル)と美しき奥様ジーン とのデュオ。この当時のグリニッジ・ヴィレッジの先頭走者によるサウンド。ヒップです。.
Changes.
Flower Lady.
It’s Really Real.60年代から活動するポップソウル・デュオ(女性シンガーのピーチズは3代目)。70年代後半からディスコ路線に進みますが、いちばんの大ヒットはバラード「Reunited」でした。その勢いに乗っていた時代のアルバム。BPM早め&爽快なディスコがばっちり詰まってますし、メロウなミディアムもいいんです。そっち方面が好きな人は「Put It There」を!.
Put It There.
Howzabout Some Love.
Love Lift.元モーメンツのメンバーが、名前を変えて組んだ80s仕様のスウィートソウルグループ。前作に収録されていた「Special Lady」があまりにも有名ですが、このセカンドもスウィートソウルの醍醐味を存分に味わえる作品です。中でもストリングスがバックで「夏の日の恋」のメロディを奏でる「I’ll Remember You With Love」は、清涼感をたたえた美曲!.
I’ll Remember You With Love.
Each Time Is Like The First Time.
Shoestrings.ミネソタのフォークシーンが産んだ良心。彼が1980年にリリースしたファーストソロアルバムです。名作の誉れ高い「The Iowa Waltz」やコーヒーハウスでのライブ盤はこの後のレコーディングなんです。いきなりのタイトル曲から「44」と「66」という数字にまつわるストーリーテラーぶりを発揮。70年代から地元で歌い続けてきた彼の個性はすでに完成しています。.
44 And 66.
Don’t You Think Too Much.
Downtown.サントラ盤ということであまり話題になりませんが、みんな大好き人気盤「Music Fuh Ya」の流れを汲むカリビアンレイドバック・グルーヴが味わえるアルバムなのです。ロバート・グリニッチのスティールパンをフィーチャリングしたスローグルーヴ「Love Theme in the Key of D」からして最高。A面は歌もの、B面はインスト中心の構成。このB面もかなり曲者のメロウ感満点なんです。最近意外とレアです。.
Love Theme In The Key Of D.
Brother’s Doin’ Time.
The Funeral March.元モーメンツのメンバーが、名前を変えて組んだ80s仕様のスウィートソウル・グループ。これで4作目。時流を意識しつつも自分たちの持ち味である甘さは絶対にキープ。自ら作曲もプロデュースもできるチームだからこその統一感なのです。レベルの高い楽曲が続いて最高です。.
If We Open Up.
Love Minus One.
Gambled On Your Love.あのヴァシュティ・バニヤンやオリヴィア・ニュートン・ジョンが10代のガールシンガーだった時代の貴重なシングル音源を聴くことができるコンピレーション。いまと違ってこの当時はこういうオムニバスは本当に重宝しました。スモール・フェイセズ以前のスティーヴ・マリオットの歌声など、他にもレアトラック満載。全22曲収録です。.
Something.
Till You Say You’ll Be Mine.
Give Her My Records.シカゴソウルの大ベテラングループ、デルズ。彼らも80年代のデジタルサウンドとは無縁でいられないというわけで、このアルバムでは大胆に打ち込みを導入。しかし、長年熱いハーモニーを培ってきた彼らのソウルは、そのなかでも魅力の置き場所を見出します。名バラード「Hold On」からダンサー「Don’t Want Nobody」への展開にしびれました!.
Love On.
Holdin’ On.
Don’t Want Nobody.寂寥とナイーヴさと都市感覚、そしてメロウネスをあわせ持つシンガー・ソングライター。これが1983年にひっそりとミズーリ州のマイナーレーベルからリリースされていた作品だということに驚かされます。ロンリーでありながらシティサウンドとしても魅力的で、「Feels Like Me」などAORファンも魅了すると思います。数多くの楽器を自ら手がけています。2010年のリイシュー盤。.
Feels Like Me.
Inside.
No Need For The Ground.ウォーのハーモニカ奏者リー・オスカーのメロウフレイヴァー満点盤。B面で現れるヴォーカルナンバーが素晴らしく、「Sing Song」の心地よさはAORやハワイもののファンにもオススメしたいもの。ホルヘ・サンタナのパンティージャケ盤が好きな人にはおすすめ! 陽光を感じる多幸感あふれるハッピーファンク「Feelin Happy」でどうぞ踊ってください!.
Sing Song.
Feelin Happy.
Before The Rain.