【曲目】Overture / I Stand Alone / Camille / One / Coloured Rain / Soft Landing On The Moon // I Can Love A Woman / Blue Moon Of Kentucky / Toe Hold / Right Now For You / Hey, Western Union Man / Song And Dance, For The Unborn ..
70年代の仕事がクラブシーンでも熱い注目を浴びるヴェネズエラ出身のコンダクター/作曲家。活動歴は古く、サウンドのスタイルも多岐にわたりますが、こちらは米国ラテン界を意識したシャープなビッグバンドサウンド。曲によって男性ヴォーカル/コーラスが顔を出し、ムードを情緒的に盛り上げます。「Rock'n Mambo Cha-Roll」って、なんてかっこいいタイトル、すかっとする曲!.
収録曲・データ
【曲目】Toreador / Maquiavelo / Whatever Lola Wants / Con Aji Guaguao / Nuestra Cancion / Mango Mangue // Almendra / Domitila / Mi Baracutey / Rock’n Mambo Cha-Roll / Yo Te Quiero / La Matraca
1930年代からビング・クロスビーやベニー・グッドマンの裏方として活動する傍ら、独自の美意識に基づくシンプルかつストレンジな作品をポツリポツリと発表している才人ピアニスト。このAtlantic盤も強力です。カヴァーに交えた自作の放つ不思議な浮游感は未来的。自ら歌う多重録音コーラスの「Ridin’ Thru The Rye」にビックリ仰天。独創的なジャケットデザインははバート・ゴールドブラット。.
アメリカのクリスマスソングの定番「Chipmunk Song」やNRBQが歌詞を変えて「Things We Like To Do」のタイトルでカヴァーした「Chipmunk Fun」など、リッチなアレンジによる名曲が多いのもいいところ。リアルな造形のシマリス・ジャケだったオリジナルファーストから3年後、TVアニメ放映にあわせてすっかりかわいくなった新装デザインです。.
ニーナ・シモンが切り開いた黒人女性ジャズシンガーの新しい潮流にいることを感じさせる存在感。自らピアノを弾くところも共通しています。ステージを中心に生きてきた彼女にとって、これが初の全米リリース(厳密にはマイナーレーベルでデビュー作あり)。いきなりホーギー・カーマイケル「Hong Kong Blues」をソウルフルに歌って圧倒。スケールの大きな歌に引き込まれます。.
ロジャー・ニコルズが他人に提供した曲としては随一と名高い「Always You」を含む彼らの人気作。この曲のレベルがあまりに高すぎるので、90年代には彼らを“これ1曲”のグループと見なす辛い評価もありました。ブルーアイドソウル色も濃厚でとても興味深い内容。センスもいい! ロジャニコはもう一曲「To Put You With You」もあります。.
収録曲・データ
【曲目】Always You / Love Is Just A State Of Mind / New Games To Play / Walls / I've Got To Get You Off My Mind / To Put Up With You // Another Bad Morning / What Can You Do When You're Lonely / River Of No Regrets / Partners In Life / Out In The Cold Again
ナッシュヴィル・サウンドへの貢献を讃えるASCAP賞授賞式に出席するため、スイスから久しぶりに同地に帰郷する機会をとらまえ、盟友チェット・アトキンスのプロデュースで制作された作品です。「Love Won't Let Me Wait」をはじめ、「Love Will Keep Us Together」など柔らかいコーラスがじっくりと染み渡ります。50〜60年代中期のRCA期、60年代後半のワーナー〜ドット期、70年代前半のオランダ・フィリップス期を経て、落着きと自信を感じさせるサウンドが表現されます。彼女の歌うジャニス・イアン「17歳の頃」いいですね。.
収録曲・データ
【曲目】I'll Play For You / At Seventeen / Love Won't Let Me Wait / I'm Not Lisa / Before The Next Teardrop Falls // (Hey, Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song / Every Time You Touch Me (I Get High) / I Love / Love Will Keep Us Together / The Masterpiece / Your Love's Return (Song For Stephen Foster)【Producer】Chet Atkins【Arranger】【Conductor】Anita Kerr
サイモン&ガーファンクルで天使のような美しい声をになったアート。彼のソロアルバムでもいちばんAOR期ど真ん中にリリースされたアルバムです。「In A Little White (I’ll Be On My Way)」はまさにその筋の名曲。スカイライナーズ「Since I Don’t Have You」カヴァーも淡くてよいです。近年、じつは本国でもこれだけあまり見かけなくなっていて。しかもこれ、ジャケット写真が複数あるのですよね。.
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても「大人の音楽(AOR)」は成立するという好例。.
アーサー・ライマンの今聴くべきアルバムはこれかもしれません。安易な企画物と見間違えそうなアートワークや、選曲のポップさ=チープさという偏見が、この傑作を素通りさせていたんだと思います。A-1「The Windmills Of Your Mind」でのソリッドなリズムに驚くヒマもなく、続く「Talk To The Animals」「Mrs. Robinson」のかっこよさに常識をくつがえされます。ジャズアレンジの「With A Little Help From My Friends」にも口あんぐりです!.
収録曲・データ
【曲目】The Windmills Of Your Mind / Talk To The Animals / Mrs. Robinson / Love Is Blue / Those Were The Days / With A Little Help From My Friends // Camelot / Sunrise Sunset / The Look Of Love / Honey / The Sound Of Silence
ジャズでタップダンス! その大傑作アルバムです。ボビー・ジャスパー、ローランド・ハンナ、ポール・クイニシェットらヒップなジャズメンを迎えて行われた59/60年のセッション。砂の上でタップするウルトラC難易度の「The Sand」、楽器の介入を許さない「Concerto In Taps」なのに聴いて楽しい、まさに神業の領域の足技なのです!.
em records初期を代表するリリースのひとつ。60年代から70年代にかけてイギリスのハーモニーポップ/ライブラリーに欠かせない声の才人、バーバラ・ムーア。彼女のワークスを深掘りしたこだわりの2枚組です。当時、CD版も発売されましたが、なんとそちらとは内容がほとんどダブらないアナログのみの選曲でした。DISC-2のB面「The Music For “Urban Chaos” Film」は片面全部に及ぶ驚愕のプログレッシヴ・レアグルーヴ! 日本語解説付。.
【曲目】Groovin' High / One Mint Julep / He May Be your Man / I Gotta Right To Sing The Blues / Nobody's Perfect // In A Mellow Tone / Straight No Chaser / Mood Indigo / Melancholy Moon / Evenin'
やりたい放題やったナイスなグッドタイムロック・アルバム! 彼のファーストとセカンドはローリング・ストーンズのイメージとはまったく違うファンキーでハッピーなグッドタイム・ロック! NRBQのファンにもオススメといっていい名盤です。B-4「If You Wanna Be Happy」(ジミー・ソウル)や「A Quarter To Three」(ゲイリー・US・ボンズ)はDJにも人気のハッピー・ロック・ナンバー。.