オランダで録音されたという話題性だけでなく、リッキー・ファター、ブロンディ・チャップリンらを加え、ツアーに対応した演奏力とハーモニーを強化。内容も非常に落ち着いた雰囲気で深みのあるアルバムです。名曲「Sail On Sailor」は、そのくぐもったムードが今聴くとハマります。デニスの歌う「Only With You」も忘れがたいです。ボーナス7インチも付いてます。.
「Pet Sounds」前夜、Capitolからライブアルバムを要求されたブライアンが考え出した苦肉の策、それはレコーディングスタジオを開放し、家族や友人たちを招いてホームパーティー形式の“ライブ”を実況録音することでした。ビートルズ・ナンバーが3曲選ばれていたり、ブライアンの意識していた当時の状況が感じ取れる側面もあります。「Barbara Ann」がヒットしましたが、文句無くコーラスが美しいのは「There’s No Other (Like My Baby)」。.
ジョン・セバスチャンのアルバム未収録シングル(しかも超名曲!)「Give Us A Break」を収録した、W.B.グループのサンプラー2LP(1972年オリジナル・リリース)。このシリーズ中でも、もっともSSW〜グッドタイム色の濃いバーバンク・サウンドが味わえます。なにはともあれ「Give Us A Break」は手元に置いておきたいもの! トッド・ラングレン「Dust In The Wind」〜ビーチ・ボーイズ「Caroline, No」(ステレオミックス)という流れも、この72年という年だから実現したものですよ。詳細は「収録曲・データ」を参照して下さい。.
収録曲・データ
【曲目】 In The Morning ( Jennifer ) / Sunshine Lady ( Dion ) / Friendly Sounds ( Rod Mckuen ) / It’s A Lovely Day ( Jesse Colin Young ) / Second Cup Of Coffee ( Gordon Lightfoot ) / Hey Mister, That’s Me Upon The Jukebox ( James Taylor ) / Political Science ( Randy Newman ) // Ode To Big Blue ( Gordon Lightfoot ) / An Account Of Haley’s Comet ( John Stewart ) / Calico Silver White Me Down ( Kenny Rogers And The First Edition ) / Give Us A Break ( John Sebastian ) / World In Harmony (Fleetwood Mac ) // Love’s Been Good To Me ( Frank Sinatra ) / Paper Airplanes ( Seals & Crofts ) / Dust In The Wind ( Todd Rundgren ) / Caroline No ( The Beach Boys ) / I Need You ( America ) / It Will Come To You Again ( Mary Travers ) / Life’s A Gas ( T. Rex ) // Comin’ Back To You ( Alex Taylor ) / When I Get Home ( Pentangle ) / Side Road ( Peter Yarrow ) / The Family ( Tony Joe White ) / If You Never Say Goodbye ( Dionne Warwicke ) / Wedding Song ( Paul Stookey )
ブライアン・ウィルソンが一時的に復帰したアルバム「15 Big Ones」。半分はカヴァーのアルバムでしたが、その中でも際立っていたブライアンの自作曲をカップリングでシングルカットしたのがこちら。B面の「Had To Phone Ya」は、スプリングのダイアン・ローヴェルも作曲に参加。この曲、スプリングのヴァージョンも、とてもよいのです。70年代中期のビーチ・ボーイズのウォームな良さが出ています。.