これがデビューアルバム! 渡欧して音楽活動をしてきたボズ・スキャッグスが、アメリカでのプロとしてのキャリアを歩み始めたアルバムでもあります。「Baby’s Calling Me Home」「Steppin’ Stone」2曲を書き、リードヴォーカルをとっています。前者にはベン・シドランも参加。ブルースをルーツに置きながらも同時代のビートルズにも目配せした頭脳的な音作りも並行したサウンドは、このデビュー作からすでに他の純ブルースロックとは一線を画してました。.
Children Of The Future.
Baby’s Callin’ Me Home.
Steppin’ Stone.アルバム「Heroes」のオープニングを飾った強力なロックナンバー! ロバート・フリップのギターの音色もこの曲の異色を後押しします。最高にかっこいいですが、アメリカではノーヒット。カップリングはアルバムB面からのアンビエントを収録というのもすごい。ドイツ盤ピクチャースリーヴでの入荷です。.
Beauty And The Beast.
Sense Of Doubt.B面をエリー・グリニッチがプロデュースしたサイケ風味のR&Bポップス・グループ。バブルガム+ブルーアイドソウルという感じのグループです。A面はソウルフルですが、アレンジやコード感がすごく変わってますね。B面はバロックなアレンジにエリー・グリニッチらしいポップ・センスを感じます。.
Make Us One.
Strength To Carry On.フリートウッド・マックのオリジナルメンバーにして、ピーター・グリーンの影に隠れてほとんど語られることがなかったセカンドギタリスト。そんな彼のファーストソロは、ロック史上に刻まれるべき歌声の驚異的なひ弱さ! 演奏はめちゃめちゃ達者なのに覇気がない、とてもナードなロックンロール。ある意味で、坂本慎太郎的な響き。これは今こそ評価されるべきでしょう。.
Linda.
The Shape I’m In.
Jenny Lee.針を落とした瞬間からファンクのリズムがあふれ出すコールド・ブラッドの74年盤。紅一点の女性シンガー、リディア・ペンスを前面に出し、スティーヴ・クロッパーのプロデュースでスタジオミュージシャンを大幅に導入。ある意味、バンドとしてのアイデンティティの危機なのですが、作品としては従来にない聴きやすさとメロウさ。フリーソウルの定番としてフロアで重宝されました。「Simple Love Life」「Come Back Into My Life Again」もいい曲!.
Simple Love Life.
I Only Wanted Someone To Hear.
Come Back Into My Life Again.イギリス・ニューカッスル出身のブリティッシュフォークロックバンド。メロディアスで神秘的な雰囲気をたたえた彼らの代表曲です。イギリスではたぶんサビは大合唱でしょうね。.
Lady Eleanor.
Down.元クリームのジャック・ブルース。その名前が重たくのしかかりそうなところを、ジャズ志向や幅広い音楽性で活動を広げた才人でした。本作はサードアルバム。クリス・スペディング、ジョン・マーシャルとのトリオで臨み、ギター、ドラム以外のパートは自身の多重録音。ハードでありながら知的。そして繊細な曲での表現の深さにうなります。ブリティッシュロックの”らしさ”を体現した1枚。.
Victoria.
Smiles And Grins.
Folk Song.デビュー作。ボブ・ディランとのレコーディングを体験した後のアル・クーパー在籍。イギリスで起きたブルースロックのブームへのアメリカからの返答といっていいでしょう。リードシンガーで、のちにアシッドなソロ作を出すトミー・フランダースの黒人音楽に自分を正面からぶつけていくかのようなヴォーカルも最高。バンドの若さが勢いよくほとばしっています。.
Goin’ Down Louisiana.
Violets Of Dawn.
Who Do You Love.ジェネラル・フーズ社が生産していたお菓子のキャラクターだったシュガー・ベアーズが歌を歌ったよ! お菓子のオマケにレコードが付いてくるよ! やったね! そんな企画から生まれた架空のバンド。しかし、それはマイク・セトル、キム・カーンズら、ファースト・エディションを脱退したメンバーが、ソングライターのベイカー・ナイトらと組んで音源を提供していた、いわばアーチーズみたいな集団だったんです。しかも彼らがクマちゃんに扮して歌うのは、胸キュンで甘酸っぱい最高にグッドタイミーなソフトロック! 本国では今もレア・アイテムとして珍重される愛すべき傑作!.
Happiness Train.
Feather Balloon.
It’s A Good Day.ドリーミーでジャジーで、少し憂いを帯びたLate60sな空気が作品全体を包み込む男女ソフトロックの傑作。トミー・オリヴァーの助力があったとは言え、ほぼ無名の新人であったケン・フィッシャー(彼こそボビー&アイの“I”)が披露したヴォーカル&ジャズコンボ風アレンジの素晴らしさには脱帽です! 人気曲「5:09」をはじめ、細かいところにもマジカルなアイデアがいっぱい。グルーヴィーな「Sweet Talkin' Guy」「Hurt So Bad」のカヴァーも素敵。.
5:09.
Sweet Talkin' Guy.
Hurt So Bad.アリゾナ・ローカル。ボブ・メイガンの歌声がジェシ・コリン・ヤングに似てるというのもあるんですが、ヤングブラッズやグレイトフル・デッドにも通じる雑多+グッドタイム+繊細さ。ヴァイオリンやシンセの音色がそこに入るのが新鮮。ヒッピームーヴメントから生まれた音楽をバンドサウンドで突き詰めたていて気持ちいいです。.
City Streets.
The Story (been-in-the-world-too-long blues).
Away Back Home.ビーチボーイズを支えた声の主役はオレだよ。ブライアン・ウィルソンの天才性を理解しなかった云々などと言われたこともありますが、逆に作詞家、ヴォーカリストとしての彼の存在が無かったら、アメリカンポップスとしてのビーチボーイズは無かったことも事実です。長いキャリアを経てのファースト・ソロ。タイトル曲や「One Good Reason」とか、実はすごく良い曲あるんですよ。B面ではロネッツなどのカヴァーも!.
Looking Back With Love.
One Good Reason.
Be My Baby.プラスティック・ペニーは1960年代後半のイギリスで活動したフォークロック/ソフトロック・グループ。2枚アルバムを残し、こちらがファースト。第二期マンフレッド・マンや「Village Green」期のキンクスにも通じるフォーキーなサウンドと、重たくうねるサイケデリアが共存。その混ざり合いがイギリスっぽいです。アソシエイションやビートルズ、ディランをまっすぐにカヴァーする若さも好感。.
Everything I Am.
Strawberry Fields Forever.
Mrs. Grundy.やりたい放題やったナイスなグッドタイムロック盤! 彼のファーストとセカンドはローリング・ストーンズのイメージとはまったく違うファンキーでハッピーなグッドタイム・ロック! NRBQのファンにもオススメといっていい名盤です。「If You Wanna Be Happy」(ジミー・ソウル)や「A Quarter To Three」(ゲイリー・US・ボンズ)はDJにも人気のハッピー・ロック・ナンバー。.
If You Wanna Be Happy.
A Quarter To Three.
Feet.60年代ガレージパンクのサウンドを70年代ロンドンパンクを通過した精神性で表現したバンドというべきでしょうね。プロデューサーがヴィック・メイルだし、その面でもドクター・フィールグッドの良い部分を継承したともいえるでしょう。これがファーストアルバム。1曲目がスタンデルズ「Dirty Water」のカヴァーというのも彼らの“Nuggets”な精神性!.
Dirty Water.
Love Got Me.
Mr. Unreliable.アメリカでは今も60年代最重要バンドのひとつに挙げられるラヴ。日本での知名度の低さは不当と思えます。生まれるのが早すぎた天才黒人ミュージシャン、アーサー・リーのカリスマと、ひそかに卓越したソングライターであったブライアン・マクリーン。この危ういバランスが醸し出すバンド・サウンドとオリジナリティ。1曲目のバカラック「My Little Red Book」の不穏さは永遠い不変!.
My Little Red Book.
My Flash On You.
Softly To Me.エヴァリー・ブラザースが一時的に分裂してSSW的な作風に向かった時期。フィル・エヴァリーのソロ作はハイファイでもひそかに売れ続けている人気なんですが、ドンのほうには今ひとつ脚光が当たり損ねている気がします。本作は3年ぶりにリリースされたセカンド・ソロ。スワンプ色の濃かったファーストもよいですが、こちらはそこにぐっと漂泊的な気分を加えたレイジーな魅力があります。自作「Evelyn Swing」よくて悶絶しました。.
Evelyn Swing.
Warmin’ Up The Band.
Helpless When You’re Gone.60年代にはロックンローラーとしてのヒット曲「Baby Sittin’ Boogie」があり、その後は作曲家.プロデューサーとしてキャリアを築いた才人。69年の本作がセカンドソロです。スワンプ、ソフトサイケ、チェンバーポップなど、やりたいことがごちゃ混ぜ。でも、メロディラインが素晴らしく、随所でぐっときます。アル・クーパーのアウトサイダー版? このザックリした知性を再評価お願いします。.
I Am The River.
Ocean Liner.
Children Are Crying Aloud.シカゴ・ループというグループは、ボブ・クリューのプロデュースでDynovoiceにシングルを残していますが、彼らとおなじグループみたいです。Dynovoice時代はアッパーなソフトロックコーラスでしたが、こちらはもっとガレージ風味。アレンジはジミー・ワイズナーが手掛けています。両面ともにキャッチーでかっこいい。パワーポップファンにもおすすめ。.
Saved.
Can’t Find The Words.イギリスを代表する渋味集団マクギネス・フリントがディランをカヴァーするという目的で、別名義で発表した作品集。プロデュースはマンフレッド・マン。のちにボブ・ディラン&ザ・バンドの「Basement Tapes」として発売(76年)になる作品が含まれていることが話題でした。ほのかに漂うイギリス風味やパブロックっぽさがまた良し。.
Open The Door Homer.
Don't You Tell Henry.
Eternal Circle.ビートルズのライバルとしてアメリカに上陸し、ヒット曲を連発していた時代のUS盤サード。青春の甘酸っぱさを集約した傑作「Because」で幕開けし、ソングライターとしてのデイヴ・クラークの実力をいきなり披露。実はそれ以外にビッグヒットを収録していないのですが、「Whenever You're Around」をはじめ、泣ける隠れ名曲多数! もちろんいかしたモッドナンバーも収録してます!.
Because.
Whenever You're Around.
Come On Over.ザ・ハードは若きピーター・フランプトンが在籍していたバンド。ピーターがハンブル・パイ結成のために脱退し、残ったメンバーが続けた活動のなかでリリースされたシングルオンリー。これがエモーショナルなブルーアイドソウル風味で、すごくいい曲! B面はカントリーロック風で、この時期のイギリス人たちが憧れたアメリカの写し絵のよう。.
You’ve Got Me Hanging From Your Lovin’ Tree.
Don’t Wanna Go To Sleep Again.ある意味これはナッシュヴィル産バーバンクサウンド! トム・ノースコットやジョン・ハートフォードを彷彿とさせるソフトロック+ルーツのミクスチャー。その実体はプロデューサー、ドン・ギャントとジャズピアニスト、タッパー・ソーシーによる架空プロジェクト。これがファーストアルバムです。すでに音楽界でキャリアを積んでいた彼らが、これほどみずみずしいソフトロックサウンドを生み出したことに驚きます!.
Brilliant Colors.
Morning Girl.
Little Sparrow.1971年の全米4位の大ヒット「Don't Pull You Love Out(恋のかけひき)」で知られるトリオ。ソングライター・コンビのランバート&ポッターが目指した70年代型Dunhillサウンドの理想はおそらく彼らにあったと思います。目立つヒット曲がないためスルーされがちなセカンド・アルバムですが、タイトル曲をはじめ男のせつなさをグッドメロディに落とし込んだ最高のブルーアイドソウル・ナンバー多数です。「明日に架ける橋」と「君の友だち」のミックスカヴァーもいい!.
Hallway Symphony.
On The Other Hand.
明日に架ける橋.かつてはヤングアイドル。60年代後半からぐっとスワンプ〜グッドタイミーなサウンドに接近。自作曲を積極的に盛り込み、レベルの高い名作を残しています。同時代の流行に敏感だったのでしょう。本作も基本はスワンプですが、彼なりにイギリスのグラムロックの影響を取り込んだ作品ともいえます。ジャケでのギターの持ち方がモロソレです。その感覚で聴くと発見多し。「Nighttime Lady」のような自作の名曲も。.
Nighttime Lady.
Are You Really Real?.
Garden Party.レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
Look The Other Way.
It’s Sunday.
We Can Make It.60年代のテキサスから突然現れた、狂気の星くずカウボーイ。絶叫+無軌道で爆裂するドラム、弾けてないかき鳴らしギター、さらにビューグル(小型トランペット)まで爆発! プロデュース(爆裂ドラムも)は、なんと当時20歳のT-ボーン・バーネット。爆音でどうぞ!.
Paralyzed.
Who's Knocking At My Door.カセネッツ=カッツが仕掛けたバブルガムプロダクションの中では珍しく実体があったようにも思えるグループ。出身はニューヨークで、Buddah入社前にもアルバムがあります。全米4位の大ヒット「Yummy Yummy Yummy」はバブルガムの代表格のように思われがちですが、実はパワーポップの源流。ロックマインド感じる良い曲多いんです。「Winter Skies」とか「She’s Not Coming Home」とかチェックしてほしいです。.
Yummy Yummy Yummy.
Winter Skies.
She’s Not Coming Home.65年の全米デビューシングル。オレゴン州ポートランドのローカルガレージバンドだった彼ら。のちにソフトロック化しますが、最初はパワフルでヒップなR&Bインストでのデビューでした! かっこいい!.
Turn On .
Make It.うわ! すごい顔! これぞテキサスのグレートR&Rグループ、ブラスターズのメジャー・デビュー盤です。デイヴとフィルのアルヴィン兄弟による80'sR&Bルネッサンス。A-1「Marie Marie」は多くのバンドにカヴァーされました。ニューオリンズ風味の曲「Hollywood Bed」もヤクザでめちゃくちゃかっこよすぎ!.
Marie Marie.
Hollywood Bed.
So Long Baby Goodbye.