80年代ジャズヴォーカリーズの可能性を追求する実力派グループのセカンド。80年代中期の作品とはいえ、60年代や70年代のコーラスとサウンドを80'sの音色で活き活きと表現しています。ゴージャスな「Johnny One Note」のアレンジも斬新。「My Melancholy Baby」のような古いジャズソング(1912年!)も大胆に塗り替えてゆきます。軽快なサンバ「Jubilee」も素敵。.
Johnny One Note.
My Melancholy Baby.
Jubilee.Shelterレーベルでの傑作「In God We Trust」に人気の面でこそ劣りますが、内容は文句なし。サウンド面ではややザックリした感触が後退していますが、その分、曲の良さ、歌心が前面に出てきています。彼がすぐれたソングライターであることを実感できる印象は、本作でもまったく変わりなしです。.
She's A Friend Of Mine.
Look What The Years Have Done.
The Train Don’t Stop Here No More.50年代の女性コーラス・グループのなかでも親しみやすさで人気を誇った3人組。コーラス・アレンジに妙味を見せると言うよりも、母性というか、ほんのりとした暖かみのある世界を現出させた彼女たちです。ですが、シングル盤ではR&B/ロックンロールのスタイルをすんなり受容。ママさん気分の楽しさをキュートに感じる全16曲です。.
Seventeen.
Playmates.
Eddie My Love.痛快なロッキンナンバー「Guitar Boogie Shuffle」でおなじみのギターインストグループのレアアルバム。エコーの効いたギターが、ロックンロールビート上を縦横無尽に跳ね回ります。歌と手拍子入りの「Rollin' And Ronkin'」は、 タイトルだけでも合格なのに中身も最高! ストレンジなアレンジの「Taboo」も美味しすぎます。.
Guitar Boogie Shuffle.
Rollin' And Ronkin'.
Taboo.70年代のハービー・マンのなかでも屈指のメロウネスとレパートリーの良さで知られる1枚。なにしろ1曲目からスライの「Family Affair」ですからね。レゲエへの関心も寄せつつ、NY流のファンキーサウンドで暖色ムードを作り出しています。.
Family Affair.
Rainy Night In Georgia.
Do It Again.豊かな表現力でデビューした女性シンガー、キャシー・キーガン。このデビュー作はマイナーレーベルですが、ジョージ・シラヴォのおごそかなアレンジで上質に包まれながら、のびやかな歌声を披露してくれます。晴れた日の午後に窓を大きくあけて聴きたいです。そんな声。.
The Good Life.
Don’t Ever Change.
Looking For A Boy.アレックス、ジェームスを兄に、ケイトを妹に持つテイラー兄妹の愛すべき三男坊。ジェームスと似た性質ですが、人なつっこさ、若さなど、彼の方が聴き手にもっと手を差し伸べている印象です。甘えん坊っぽいというか。自分の居場所を大切にして生きていることが伝わる素敵なファーストアルバムです。.
Sit On Back.
Packet Of Good Times.
Carolina Day.テキサス出身のデルバート・マクリントンとグレン・クラークがLAで結成したデュオ。期待を裏切らないセカンド作です。スワンプサウンドで有名ですが、素朴なSSWのような雰囲気の曲もあってなかなか多岐に渡った音づくり。ざっくりと男臭く胸の内を語ります。前作に比べ少し洗練も。とはいえ大地に染み込むような大らかな音楽は不変。それが彼らの醍醐味です。.
Oh My.
Too Much.
Sidewalk Diploma.この翌年、Columbiaに移籍して生まれる起死回生の大ヒットが、あの「Best Of My Love」。彼女たちが長年所属したStaxでのラストアルバムである本作にも、じつはサニーでウォームなハーモニーの魅力はすでに花開いているのです。軽やかながらきちんとしたソウルの実力を感じさせる彼女たち。見過ごされがちな傑作です。.
Shouting Out Love.
I Really Miss You.
Innocent.テキサスのサンアントニオが産んだ大スターシンガー、サニー・オスナ。地元限定の大変な人気が、21世紀にチカーノ/ヴィンテージソウルの文脈で再発見され、いまやどのアルバムも高額です。このアルバムはラスヴェガスでのライブ! 大きすぎる歓声など「本当に?」と思う部分もありますが、英語詞、R&Bやバラード中心の選曲は最高!.
His Greatest Creation.
Sticks And Stones.
You Send Me.ハイファイで長年人気のエキセントリックな女性シンガー、タミー・グライムスです。まさにこのジャケみたいに彼女の歌声の行先は予想負荷。ときにアンニュイかつジャジーに、ときにミュージカル的ドラマチックに歌います。ダンサブルなら「Toot Toot Tootsie」、スインギー&ヒップなら「Java Jive」や「Just Squeeze Me」をどうぞ!.
Toot, Toot, Tootsie!.
Java Jive.
Just Squeeze Me.50年代のハワイコールズ出演時の音源をまとめたアルバムはこれが初めてだと、ジャケットに記されています。アパカは50年代後半はDecca専属だったので、Capitolでリリースされていたハワイコールズ関連のアルバムに音源を収録することが難しかったのでしょう。ステージでの全盛期のアパカの美声を聞くことが出来ます。バックはアル・ケアロハ・ペリーのコンボです。60年に亡くなったアパカ。その音源がこうして時を超えて聴き継がれていったのが素晴らしいです。.
I Want To Learn To Speak Hawaiian.
There’s No Place Like Hawaii.
Blue Hawaii.ノルウェー出身の少女シンガー。デビューは8歳。ノルウェーだけでなく北欧全体でも人気者になりました。彼女のノルウェーでのデビューアルバムをスウェーデンで配給したのがこちら。あどけないのにしっかりした歌唱力でびっくり! 子供はマーチなどいさましいビートは得意なものだけど、4ビートのスイングも歌いこなせちゃうんだから!.
Det Ar Mammas Dag I Dag.
En Liten Mexikanska.
En San Dag.マーティン・デニー・グループを脱退したアーサー・ライマンの神秘的ハワイ美&ジャングル的な野蛮美を追求した名作。彼がプレイヤーとしてアイデアを投入していなかったら、マーティン・デニーもあれほどの神秘世界は作れなかったはず。パーカッション乱打の高速ナンバー「Cumana」のかっこよさ! 「夜来香」も演奏されていて充実した内容。脳髄貫く音の良さも特筆!.
夜来香.
Cumana.
Cubana Chant.作曲家/プロデューサー、フクゾノヤスヒコのソロプロジェクト、aus(アウス)のニューアルバム『Eau(オー)』。思慮深く展開する繊細な技巧、展覧会や実験映画のための魅力的なサウンドデザインで、国内外から篤い支持を受けるアウス。奥野楽(おくの・えでん)の演奏する箏を全面的にフィーチャーし、創作した美しい作品。箏の繊細な減衰と韻律の柔軟性は、持続的なシンセサイザーの音色と対位法的に構築されたピアノの旋律に包まれ、引き込まれるような底流と、物憂げで流動的な質感を伴う流れるようなアンビエンスを生み出しています。.
ニューヨークのアッパーイースト・サイドにあるチカーノたちの居住区“スパニッシュ・ハーレム”に咲く一輪の薔薇。リーバー&ストーラーが作り出した豊かなイメージをこの人の声が世界的な名曲にしました(全米10位)。名曲名演。B面も歌の上手さが「ラスト・ワルツは私に」風の名曲!.
Spanish Harlem.
First Taste Of Love.ビリー・フォードとリリー・ブライアントの黒人男女デュオ。ミッキー&シルヴィアやシャーリー&リーのフォロワーといった感じのおきゃんでかわいいR&B。作曲には若きボブ・クリューが関わっています。その縁なのか、のちに「Lucky Ladybug」フォー・シーズンズもカヴァーしてますね。.
Lucky Ladybug.
I Promise You.ハイファイのデータベースに残る過去のコメントを見ていたら、彼らをイギリスのジョー・ママにたとえた文章がありました。それは言い得て妙。多忙な作曲家、セッションシンガーとして引く手あまただった黒人シンガーとスタジオミュージシャンたちの顔ぶれは、UKポップシーンの裏方オールスターズという趣もあります。ヒット曲のない本作は比較的地味な印象ですが、相変わらずのグッドフォーキーポップ。そしてジャケ通りの秋冬向け。.
Count Me In.
Sunday.
John Brown’s Down.セカンドアルバム「My Prescription」収録曲ですが、シングルできくと音から伝わる集中力がやっぱりすごいなと感じます。ウーマックのシャウトの鋭さ、ベースラインのぐいぐいくる動き、音像がモノラルでごちゃっとなってるのが、逆にかっこいいのです!.
It’s Gonna Rain.
Thank You.イーストLAエリアのチカーノコミュニティから登場したバンド、ザ・ブリュー唯一のアルバムです! ジー・ミッドナイターズのR&Bテイストや歌心を受け継ぎつつ、69年という時代にあわせてロックにヴァージョンアップしたようなスタイル。ファズギターにファルフィサオルガンとサイケ/ガレージ基本アイテム搭載。不良っぽいのに歌心あふれたものになってしまうのがLA流!.
If I Were Someone.
Yesterday’s Coming.
If You Want Me.ロバート・ナイトの「Everlasting Love」をはじめ、60年代からソングライターとしてのキャリアを誇るナッシュヴィルの重鎮。もともとシンガー志向であったという彼が、ようやく漕ぎ着けたファーストソロです。地元ミュージシャンの中にはランディ・グッドラム、ロブ・ガルブレイス、バーゲン・ホワイト、スプーナー・オールダムらの名前も。歯切れのいいサウンドにナイーヴなメロディ。ポップスとAORの狭間にある、ある意味、理想的なサウンドです。.
Wild Wind.
It’s Me That You’re Leaving.
Street Talk.60年代にはロックンローラーとしてのヒット曲「Baby Sittin’ Boogie」があり、その後は作曲家.プロデューサーとしてキャリアを築いた才人。69年の本作がセカンドソロです。スワンプ、ソフトサイケ、チェンバーポップなど、やりたいことがごちゃ混ぜ。でも、メロディラインが素晴らしく、随所でぐっときます。アル・クーパーのアウトサイダー版? このザックリした知性を再評価お願いします。.
I Am The River.
Ocean Liner.
Children Are Crying Aloud.彼女のような存在をソングライター・シンガーと言ってもいいでしょう。すでにこの時点で作詞家として成功したキャリアを持ち、後にバカラックの奥さんとなる彼女の素晴らしいファースト。ピーター・アレン、ベット・ミドラー、ブルース・ロバーツ、メリサ・マンチェスターら良き共作陣を得た美しいメロディと、シンプルながら上品なサウンド。16ビートで決めた「Don't Wish Too Hard」は、実に開放的なポップグルーヴ! NYポップの粋が結集されたような珠玉のフィメールAORです。.
Don't Wish Too Hard.
Until The Next Time.
Home To Myself.ずっと在籍したOdeレーベルを離れ、Capitolに移籍した第一弾。彼女のあらたなパートナーとしてバンド、ナヴァロが全面的に演奏をバックアップ。かつてセクションとの演奏で得られたのとはまたひと味違う親密感あり。歌詞を自身で多く書いていることもあり、自分らしさにもう一度立ち戻ろうという彼女の心情がうかがえます。どことなくオーガニックな雰囲気も漂う1枚です。.
Simple Things.
Hard Rock Cafe.
Time Alone.彼らをAOR的に見ていたファンは70年代当時は存在しなかったかも。しかし、ブルーアイドソウル+スワンプを洗練させた作風にしてゆくとこんなに気持ちよくなるという見本みたいな曲が入ってます。よりAORファンに親しめるサウンドになっていくのは次作以降ですが、変化の兆し見せるホワイトソウルなサウンドがじつはツボにはまるんです。.
Out On A Limb.
Rendezvous.
I Can’t Give Up.歴戦のピアノブルースマン、チャンピオン・ジャック・デュプリーのイギリス録音盤。60年代からアレクシス・コーナーらと交流を持つなど足固めをしていたとはいえ、このBlue Horizon盤でのロックな振り切りは最高にかっこいいです。ジャケットではひょうきんな道化師ぶりですが、アルバム全体を通じた若々しさと風格の混ざり合いに、ひたすらのけぞってしまいます。.
I Want To Be Happy.
Grandma (You’re a bit too slow).
Puff Puff.シカゴ・ループというグループは、ボブ・クリューのプロデュースでDynovoiceにシングルを残していますが、彼らとおなじグループみたいです。Dynovoice時代はアッパーなソフトロックコーラスでしたが、こちらはもっとガレージ風味。アレンジはジミー・ワイズナーが手掛けています。両面ともにキャッチーでかっこいい。パワーポップファンにもおすすめ。.
Saved.
Can’t Find The Words.60年代ドイツで活動した若き6人組の、ドイツDeccaよりリリースされた代表作のUS盤。グリニッチヴィレッジのフォークの影響を強く受けたヒップで不良なサウンドに、どこかヨーロッパ的なクールさ、ニヒルさが漂います。女性ヴォーカリスト、インガ・ランプは、後年プログレのシーンでカルト的存在になるので、その筋でこのアルバムが高額評価された時期もありました。.
Jesus Met The Woman.
Erev Shel Shoshanim.
I’m On My Way.イギリスを代表する渋味集団マクギネス・フリントがディランをカヴァーするという目的で、別名義で発表した作品集。プロデュースはマンフレッド・マン。のちにボブ・ディラン&ザ・バンドの「Basement Tapes」として発売(76年)になる作品が含まれていることが話題でした。ほのかに漂うイギリス風味やパブロックっぽさがまた良し。.
Open The Door Homer.
Don't You Tell Henry.
Eternal Circle.ウェストコーストジャズの実力派で、ソウルジャズ傑作「Mustang」でもおなじみ。彼がディズニー関連のオーケストレーションで知られるアレンジャー、カマラータのプロデュースでレコーディングしたミュージカル(ブロードウェイ)と映画(ハリウッド)の名曲集。企画要素が強い内容ですが、アレンジがとってもいい! サックスもメロディアスで、A-1「Goldfinger」から聴き惚れてしまいました。.
Goldfinger.
Get Me To The Church On Time.
Of Human Bondage.