中国系アメリカ人コメディアンのエキゾ・ロックンロール! いまではこういうアプローチはタブーですが、当時はそこを笑い飛ばす闇雲なエネルギーが音楽シーンにあった、ともいえるでしょう。ある種の語り芸でもあるので、英語がわかるともっと楽しめます。.
Chinese Rock And Egg Roll.
Ting Me A Tong.50年代後半に数枚のシングルを残しただけのオブスキュアなロカビリアン。これが彼のラスト・シングルとのことです。バディ・ホリーやビッグ・ホッパーを世界が失ったこの年のムードを反映しているのかは不明ですが、この人、ダークなムードをはらんだ魅力がありますね。この手のシングルに良品以上で出会うのは稀です。.
So Young.
A Broken Heart.ボブ・ジャクソン、あるいはボビー・ジャックの名前でロカビリー時代にシングル盤のみをリリースした白人男性シンガー。これがサード・シングルにしてメジャー・レーベルのRCA Victorと契約しての初の全米配給盤にして彼の代表曲です。サーフ以前のビーチパーティー文化!.
Beach Party.
I’m Hangin’ Around.こりゃまた最高パワフルなR&Bシンガーですね! 無名ながら50年代末に残した3枚のシングルだけで存在感を残したジョニー・イーガー。パワフルな歌唱を支えるには、このビートのタイトな迫力が必要だったんでしょう! 両面ともに超強力ロックンロール・ドゥワップ!.
So Glad.
Stay By Me.フルート、テナーサックス奏者としてスタイリッシュな演奏に定評があったサム・モストの50年代10インチ。この時期の彼のカルテットでピアノを弾いているのはボブ・ドロウ。ここではそこにトランペットとトロンボーンも加えてカラフルなサウンドにしています。ドロウは「Scroobydoo」「Eullalila」といった言葉遊びみたいなタイトルのオリジナル曲も提供。作品に知的な遊び心を加えています。.
Scroobydoo.
A Cuss Called Coss.
There’ll Never Be Another You.オリジナルは1954年リリースの10インチで、彼女にとっては2作目にあたります。そしてその2年後、1956年に数曲を追加して新たに12インチ盤をリリース。その12インチ盤を60年代に彼女の写真に新装したリイシューがこちらになります。ジャケットの彼女も打って変わって、はつらつとした若さを表現するような表情。裏ジャケもとっても可愛い。美しさの際立つポピュラー・ヴォーカル作品で、20世紀半ばのアメリカにあった品の良さが集約されているように聞こえます。.
Have You Heard.
Purple Shades.
Your Cheatin’ Heart.タイ東北地方イサーン出身の大物プロデューサーにして、タイ・ポップスの変革者ドイ・インタノンの仕事集! アンカナーン・クンチャイ、ポー・チャラノートノーイら二人の国宝級モーラム名人の音源をはじめ、70〜80年代のタイ・ポップ群雄割拠時代にヒットさせたモーラム、ルクトゥン、タイファンクなどのレア・ナンバーを収録。彼が流行らせたモーラム型「ラン・ペーン」の第一作となる貴重な音源もあり、タイポップ史を紐解く教科書にもなる逸品!.
Sang Bangkok.
Kapo Lom.
Lam Phoien Rak Num Motorsai Tham Lon.アルゼンチン音楽ファンには説明不要のマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロが結成したバンド、クラン・カイマン。南米のワニの名をもじったこの怪しいバンド名<カイマン族>のデビュー・アルバムです。ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、トータス、トミー・ゲレロ、マーティン・デニー、密林バレアリック系、どれかのファンなら絶対的にスイセン! 幻想的かつメローでミニマルなエキゾ・トライバル・ミュージック。エム・レコードから世界発売。.
Caravana.
Apuna.
Venado tuerto.1980年代のオーストラリアに突如現れたクレイジー・ダブ・マシーン、シェリフ・リンド! あの傑作「Ten Dubs That Shook The World」の衝撃を受け継ぐ25年ぶりのニュー・アルバムです。ルーツ・レゲエから00年代のデジタル/ニュー・ウェイヴをつなぐダブ・リズム一本勝負。完全ダンスホール仕様ヘヴィーウェイト必殺スペシャル集!.
スティール・パン+ディスコ+ダブ! 1970年代末イギリスで結成されたアフリカン/カリビアン多国籍バンド、スティール・アン・スキンの音源をコンパイルし、2008年に世界初アーカイブとして発売したのが本CD。このCDのもうひとつの目玉は、グループの活動を追ったドキュメンタリー映画『スティールンスキン』(1979年、監督:スティーヴ・ショウ)で、そこには荒廃した70年代後半のイギリスの模様、なぜバンドを結成し活動するのか、という切実な事情が明かされる(爆撃を受けたようなリバプールの映像は必見!)。印刷物も修正・刷新した2021年新仕様です。.
ダコタ・ステイトンのデビュー・アルバム。当時25歳。ソウルフルさの中にキュートさがあって、艶のある声で若々しくスイングしてみせます。勢いにまかせて飛ばすのではなく、初々しく歩を進める感じがいいんですよね。「Broadway」なんかまさにそんな感じです。歌が彼女の中で大事にされてます。.
Broadway.
The Late Late Show.
Give Me The Simple Life.少年のようで、哀しみをたたえた美しい声で人々を魅了する黒人ジャズ・シンガー。その波乱に満ちた人生は日本では近年よく知られるようになりましたが、欧米では以前から尊敬の対象でした。1960年にリリースされたアルバムのリイシュー盤。ストリングスなども入ったドラマチックな内容です。「Sometime I Feel Like A Motherless Child」が胸を強く打ちます。.
Sometimes I Feel Like A Motherless Child.
If I Ever Lost You.
I’m Afraid The Masquerade Is Over.やっぱり「Lover」ってイイ曲ですね! そんな名曲を冒頭に配したDecca時代(1953〜57年)にゴードン・ジェンキンスのアレンジで残した楽曲を60年代にリパッケージした編集盤。全速力でスピーディに打ちまくるパーカッションと鮮やかなアレンジが痛快です。さらにソングライターとしても才能豊かな彼女がソニー・バークと共作したエキゾテイストの「Sans Souci」に注目! レス・バクスターばりのオーケストラ・アレンジは、かなりストレンジ!.
Lover.
I’m Glad There Is You.
Sans Souci.EM + Soi48のタイ音楽シリーズにタイ音楽界の生ける伝説、スリン・パークシリの<仕事集>が登場。コクソン・ドッド、服部良一、フィル・スペクター、テオ・マセロetcとも比肩すべき音楽人であるスリンは「キング・オブ・インターナショナル・ソング」という異名を持っていますが、それは今回紹介するタイの国民的音楽ルークトゥンで彼がプロデュースした作品群から付けられたもの。ルークトゥンは歌う題材=歌詞が重要なジャンルで、それさえ担保されていれば音楽はぶっちゃけなんでも良し。要は面白けりゃいいのだ!というどん欲なまでの雑食性があり、その前衛で<攻めた>のがスリン・パークシリです。.
ドキドキする.
大麻竹.
田んぼ沿いのラム.俚謡山脈監修の民謡シリーズ第三弾、今度は群馬だ!異常なブースト低音と歪んだ木霊が渦を巻くヘヴィーウェイト盆踊り決定版「木崎音頭」を、現地保存会のオリジナル版と当世TRAP版の新旧ダブルでリリース。これで貴方の民謡観が覆る!? 木崎音頭保存会の協力の下、盆踊りの夜の喧騒を閉じ込めた昭和55年と56年の現地録音版をリマスターして収録。そこに新しい試みとしてクラーク内藤による新録の木崎音頭を併せて収録しています。伝統スクラップ&ビルド!.
木崎音頭(1980).
木崎音頭 =インスト=(1981).
木崎音頭(2018).今度は東京だ! 俚謡山脈監修の民謡シリーズ第四弾は芸能「おしゃらく」のレジェンド録音。明治生まれの芸達者・名人達による圧巻のパス・ザ・マイク民謡セッションまでも収録したCD2枚組全28曲。このイイ声、イイ唄の大洪水を浴びれば貴方は自然と言ってしまうだろう「ジジィババァの芸は最高だな!」。.
高砂(そうだい節).
白枡粉屋.
ねんねん子守.オーストラリアの詩人、ビート/アウトサイダー伝説、ピップ・プラウドのアンソロジー『ア・フレイング・プレイス』(2014年6月em recordsより発売!)よりの先行シングル・カット! かつて「地球の反対側のシド・バレット」とも云われた豪州の詩人/SSWの激レア曲カップリングです。アナログ盤7インチのみ! レッド・ヴィニール。.
アメリカのR&Bゴスペル名門グループ。アレサやメイヴィス・ステイプルズにも負けないくらいの迫力で歌う女性リードシンガーがめちゃくちゃかっこいいです。名前がわからないのが残念。B面ではリーダーのチャールズ・テイラーが歌っています。.
Break Bread.
Maybe My Last Time.オーストリア産キラーなビッグバンド・アルバム。採り上げている曲はビッグバンド・ジャズの定番ばかりなんですが、そのアレンジはツイスト、ボッサ、R&B風のエイトビートとアイデアも切れ味も豊か。ヨハネス・ファーリングはラウンジ・コーラスものの人気盤オルフ・ビッグバンドを率いたアレンジャー、バンドリーダーです。.
Sing, Sing, Sing.
Apple Honey.
Jumpin’ At The Woodside.プッチーニのオペラ「トスカ」をモニカ・ヴィッティ主演でミュージカル映画化した際のサウンドトラックです。音楽はアルマンド・トロヴァヨーリ。プッチーニのメロディを活かしつつ、自身のとろんとした甘さをアレンジで絶妙に織り込みます。ミュージカルという性質上、サントラにはモニカをはじめ出演者たちのセリフ(からの歌)もふんだんに収録。.
Introduzione.
Cavaradossi Dipinge.
Tosca A Casa.「Light Wave」に続くエムのJ-Indie popは、時代の空気と関係のないHYPEなポップスを追求する5人組、バンクのNEWアルバム。正に「渋谷系」の当事者、ブリッジ、ラブ・タンバリンズ、アーチという伝説的バンドを経たミュージシャン等によって2006年に結成。奇妙に心地よい都市的グルーヴ感も魅力です。6曲入りミニアルバム。.
True Tempo.
7 Days.
Step.クラブでもノイズでも隔てなく活動してしまう希有なデュオ、Rie LambdollとMAYUKoの電子音楽ユニット、シンセ・シスターズ待望の新作。自由度の高い電子音素描集といえる前作『Aube』(2014)から一転、この『Euphoria』は、特定のイメージ(Euphoria)を主題にシンセとヴォイスのみで造り出されたトータル・アルバム。と言っても、アンビエントでも癒しのニューエイジ音楽でもメディテーション音楽でもない。プログレでもなければヴェイパーウェイヴでもテクノでもない。これは2020年代を目前にした今、アンダーグラウンド発の、ニッポン・シンセミュージックの深化を証明し、未来を切り開く音!.
w/o/n/d/e/r/f/u/l.
Euphoria.
I Am Here.イギリスのミドルエセックスで結成されたネオロカビリー・バンド。結成は1971年といいますから結構古い! 筋金入りなのです。本来のバンド名は“Matchbox”なのですが、オーストラリアでは先にこの名前でデビューしたバンドがいたということで“有名なほうのマッチボックス”を名乗ってるのがおかしいですね。全英4位の大ヒットになった「When You Ask About Love」はオールディーズ・ファンにもキュンとくる名曲!.
Midnite Dynamos.
C’Mon Let’s Go.
When You Ask About Love.NYホワイト・ドゥーワップ・グループの4作目! ディオン&ザ・ベルモンツきりひらいた道に続いた彼らの晴れ晴れとした代表作です。ヒットシングル「Cara, Mia」収録。甘酸っぱいワクワクが詰まったサウンドは、ダイナミックでとても素晴らしい。ケニー・ローゼンバーグこと、のちのケニー・ヴァンス在籍。日本盤ライナー付。.
Cara, Mia.
When It’s All Over.
Think Of The Good Times.カリプソ王マイティ・スパロウ。時代の変化に対応し、ソカの波も乗りこなします。80年代末のこの盤でもある意味テクノ的な境地まで純化した反復ビートに、伝統的なホーンセクションやギターカッティングを融合。ユーモアと風刺たっぷりに歌うスパロウ節はもはやポンチャックか河内音頭のようでもあります。.
Doctor Bird.
Rocking Soca.
Shake For Carnival.あっはっはと笑ってるジャケット、最高ですね。50年代のアメリカ人コメディアンのしゃべり芸を収録したレコードなので英語がわからないと厳しいですが、きついユーモアは伝わってきます。1曲、フィル・フォスターとコーラスが歌う「Let’s Keep The Dodgers In Brooklyn」(LA移転反対をからかった歌)が入ってます。.
Let’s Keep The Dodgers In Brooklyn.
The Old Philosopher.
Pennsylvania 6-5000.「エリザベス一世と二世」というヒット曲を持つスカンジナビアン・フォーク・デュオ。日本では“フォーク”というより、オールディーズやポップスのファンになじみが深い存在かもしれませんね。ヨーロッパ全域で人気があった彼らのロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ盤です(1966年4月23日)。リラックスした雰囲気のなかでも彼らの息の合った芸達者ぶりと音楽素養の広さがわかります。「ノルウェーの森」はイギリスのお客さんへのサービスですかね。「みんなのうた」でおなじみ「バケツの穴」も!.
Norwegian Wood.
Hole In The Bucket.
Baby It’s Cold Outside.リリース30周年記念エディション。ダン自身による秀逸な解説を日本語訳で掲載し、オカルトと混沌が渦をまくこの傑作をアーカイブ。ポスト・ケージ世代のアメリカの作曲家/サウンドアーティストのデヴィッド・ダンは、音響生態学・生物音響学の第一人者で、ICCでの展覧会「サイレント・ダイアローグ」(2007)でもレクチャーを行ったその筋の最先端。デビュー作『天使と昆虫』(1992)は、超自然的な天界の天使の名前と、自然界の水中に棲む昆虫という、二つの極端な世界とのコミュニケーションに焦点を当てた驚くべき包括的なアルバムである。.
MGMでのラスト・アルバム。彼のような立場のアイドルシンガーにとっては新作を発表しにくい時代(ロックの台頭)にあって、フォークロック /ソフトロック的なセンスを採り入れた意欲作でした。P・F・スローンが提供した「Cling To Me」やアーティ・シュロック作の「Make This Train」あたりは、埋もれさせておくには惜しい凛とした魅力があります。.
Make This Train.
Cling To Me.
Round In Circles.ビッグバンド時代に若さと才能で頭角を現し、1950年代に到来したLPレコード時代にジャズスターとなったジョージー・オールド。時代の変化を味方にするタイミングをとらえていた人とも言えますね。これが彼が自身のリーダー名義でリリースした初のアルバム。旧来のスイングから抜け出そうとする瞬間もあちこちにあります。.
They Don’t Believe Me.
Vox Bop.
Settin’ The Place.