アルバム・デビューは67年の強烈なライヴ盤「Live At The Pickwick」ですが、レコード・デビューはソング・ペドラーズ名義でシングルをリリースした64年までさかのぼります。その後、ペドラーズに改名し、Philipsに残した6枚のシングル(64〜67年)のAB面を集めたのが本作。シングルは基本的にすべてモノラルでのリリースだったため、ステレオ・ヴァージョンはこのオムニバスで初出。切れ味抜群のリアルなモッドR&B/ジャズ!.
【曲目】What Am I Doin' Hangin' Round / Hear That Whistle Blow / Broken Hearted People / Sittin' By The Side Of The Road / Yours For Life // People In Dallas Got Hair / Suitcase Life / Runaway Heart / Lovesick Blues / On A Honky Tonk Hardwood Floor
スウェーデンのミッチ・ライダーかエリック・バードンか!1962年にレコード・デビューして以来、エネルギッシュな歌唱を武器に、今日に至るまで活動を継続しているベテラン。男気ソウルを北欧の地で追求した愛すべき男、ジェリー・ウィリアムスの傑作アルバムです。シャーリー・エリスの「The Name Game」を男性シンガーがカヴァーしてるのは超めずらしいですし、オリジナルのグルーヴをさらにヒートアップされた最高アレンジ! ちょいと猫背気味にシャウトする彼のソウルにしびれてください! 名門Chessのインターナショナル部門からのリリースというのもレア!.
収録曲・データ
【曲目】Fa Fa Fa Fa / Come On Home / The Name Game / It Beats Me / Youve Got Your Troubles // Let's Spend The Night Together / He'll Have To Go / 1-2-3 / (I Feel Like I'm) On Top Of The World / Just A Lttle Bit Of You
アーリー・パワーポップとして語られることも少なくないバンドです。1970年代前半に2枚のアルバムを残して解散。こちらがセカンドになります。アルバム冒頭の「Smokin’ In The Mornin’」やパワーポップ的な「Tomorrow’s A New Day」を聴けば、彼らがマッチョなハードロックよりもスカッとした気分のロックを求めていたことがわかると思います。.
アレッシーの双子の兄弟が在籍していたグループのセカンドにしてラスト。なにしろ最高の70sポップ! アープ・シンセサイザーが颯爽とかけぬけるアコースティック青春ポップの傑作。「Blonde」のとろけるような甘さ、「Can't Live This Way」の疾走感、最高です。かつては”早すぎたネオアコ”と言っていましたが、さらに時代が一回りして、今はもっとしっくりします。最高!.
盲目のハンデを乗り越えて全米を熱狂させた若きホセ・フェリシアーノ。その名声を決定づけた大ヒット「Light My Fire」(ドアーズのカヴァー)を収録したアルバムで、最高全米2位。一年以上もチャートにとどまったメガヒット・アルバムとなりました。ヒスパニックとしての誇りを失わず、アメリカのヒット曲を独自の幽玄さとグルーヴで塗り替えてゆきます。「California Dreamin’」は「ワンス・アポン・アタイム・イン・ハリウッド」見た人には忘れられないはず。.
アヴェレージ・ホワイト・バンドやゴンザレスなどと並ぶブリティッシュ・ブルーアイドソウルの名グループのセカンドです。ただし、アメリカではこちらが先にリリースされました。ニール・ハバード、アラン・スペナー、メル・コリンズら、UK歴戦のセッションメンが組んだバンドですから、演奏力は最強。「Anytime」「Feeling This Way」ほか、しなやかなうねりの効いたファンキーでメロウな号泣ものの名曲が揃っています! 「I Can Understand It」も男泣きのファンキーソウル! 今さらながらの好盤。イケます。.
オルガンモッドR&B定番! NRBQファンにとっては必殺のビリー・スチュワート・カヴァー「Sitting In The Park」収録! スピナーズのカヴァー「Sweet Thing」も素敵。もち、モッドに踊れるナンバー多数収録! 「Music Talk」のブレイクは重たくてしびれるし、「It's Got The Whole World Shakin'」もオススメ。USでのセカンド・アルバム。.
サバービア傑作として評価の高い「And The Feelings Good」の前年にリリースされた充実の作品。アラン・トゥーサンがリー・ドーシーに書いた「Yes We Can Can」の力強いカヴァーや、メロウなフォーキー・チューン「Hey Look At The Sun」などメロウなフォーキー・チューンいい曲を揃えています。プロデュースはスティーヴ・クロッパーです。型抜きで窓から見える絵が変わる特殊ジャケット。.
1965年に「You’ve Got Your Trouble」(クック&グリーナウェイ作)のヒットで英米にその名を知られた彼ら。ブリティッシュビートの香りを保ちながら、ポップス/ブルーアイドソウルとしてちょっと年上世代にも親しまれる個性も伸ばしていきました。いわばシーンの橋渡し的存在。70年代に「雨のフィーリング」などのヒットで再ブレイクしますが、このオランダ盤ベストは初期Decca時代の音源集。.
ホワイト・ドゥーワップからスタートして、60年代末に見事にソフトコーラス・グループへと成長。ジョニ・ミッチェルの「Both Side Now」など、同時代の名曲を爽やかなソフトロック感覚のハーモニーで表現します。自身のスタイルに十分に引き寄せているだけに気安くカバーという言葉を使いにくいですね。白眉はトーケンズ版「Don't Worry Baby」!.
今の時代から見ると異色のコンビ。いや、渋い組み合わせ? 当時はスーパースター同士の夢の組み合わせでした。お互いのソロ作よりも、よりアーシーな方へ歩み寄った内容はSSWファンも納得の出来。A-1「Walk To The Point」の穏やかなグルーヴも、現代的な気分。続く「On And On」はソロ・デビュー前のネッド・ドヒニー作で、のちにデビュー作でセルフカヴァーしていますね。他にも良い曲多し!.
アラバマ出身のスワンプ/サザンロック・バンド。彼らの代表曲「Keep On Smilin’」が出た翌年のアルバムです。初期のルーズでのびのびとしたR&Bは、女性シンガー2人をサウンドの核に寄せたかなりソウルフルなファンクへ。南部由来のグルーヴも気持ちよいですし、あらためて再発見されてほしいバンドです。.
【曲目】Let It Bring You Along / Garden Party / So Long Mama / I Wanna Be With You / Are You Really Real? // I'm Talking About You / Nighttime Lady / A Flower Opens Gently By / Don't Let Your Good Bye Stand / Palace Guard
一発屋なヒット・シングル「Judy In Disguise」の、わりとひよわな感じがイメージとしてついているのかもしれませんが、彼らの他のアルバムはかなり自由な志向。ヒットしていないこともあり、結構レアなのです。「Outta My Head」は彼らの曲とは思えないほどワイルド! 現代から評価されにくいバンドですが、ぜひトライしてみてください。.
イケイケのR&Bアイドル! DC5の後期のアルバム。ここでもやはりヤンチャでエッジの効いたR&Bナンバーを聴かせてくれますが、自分たちでSSW的な素晴らしい曲が書けるという側面を持っていることも、アルバムの成熟度をより高くしています。とにかくモッドに踊りたい人にはベースがベッコベコにうねる「It’ll Only Hurt For A Little While」を大スイセン! 音の粒立ちもたまりませんぜ! 疑似ステレオ加工盤です。.
元ランナウェイズ、という肩書きもいらなくなるほどの大ブレイクを果たした傑作。全米ナンバーワンとなり、80年代ガールズ・ロックの金字塔ともいえるタイトル曲は、アラン・メリルのアロウズがオリジナル。よくぞこの曲をピックアップしたと思います。トミー・ジェイムス&ションデルズ「Crimson And Clover」も最高のセンス!.