ストレートアヘッドで遠慮のないジャズコンボと拮抗して舞い上がる奇跡のヴォーカリーズ。 20年代からエレピも流麗なモダン4ビートまで、メリハリばっちり幅広いスタイルを聴かせます。これぞ、てらいのない格好良さというもの! 女性シンガーにはのちに独立するカレン・ヤングの名も。演奏も自分たちでやってしまうのがかっこいいし、バンド感あるのです! 70年代以降に現れた幾多のスインガーズの中でもきっぷの良さとセンス最高峰!.
Art's Oregano.
Milestones.
Sancho Suite.ストレンジとか奇才(鬼才)のひとことでは片付けられない才能を持つミュージシャン。生まれながらにしてビートニクなセンスを持ったジャズ界の才人です。NYの街をテーマにオリジナルを書き下ろした本作は、ハードボイルドでソリッドなジャズ・サウンド、そして実際のNYの喧噪をコラージュ。かっこよすぎる低音のしゃべり!かっこよすぎるアイデア!.
My New York Sweet.
Hear De Boidees.
Watch Your Step, Please.ソウルフルなサックスで時代の変化と併走しながら、いいアルバムを作り続けた実力派。リーダーとしては3作目にあたる1枚です。同じく新世代にあたるデヴィッド・ニューマンとのサックス2本でリードを演奏。ずんずんと重たいリズムで、ハートに響くメロディを気持ちよく吹いています。.
Don’t Cry Baby.
Sherri.
The Peeper.このアルバムでの彼はジャズギタリストというより、アブストラクトでサイケデリックなロックモード(なにしろ1曲目から「Sex」連呼のぶっ飛びよう)。70年代初めのシュギー・オーティスみたいな壊れたギターサウンド、不器用だけど心を打つ歌声、さらに推進力抜群のグルーヴにしびれる1枚! 「No One Really Knows」のヴォーカルはとにかく泣けます。海外ではすっかり入手難に。.
Sex.
No One Really Knows.
Beautiful Woman.ジム・フローラのアートワーク! ネイティヴアメリカンへのまなざしをスイングジャズにした曲を集めた2枚組7インチです。このテーマでいちばん有名な曲は「Cherokee」ですかね。今となってはタブーにふれる表現もありますが、それもまたアメリカ音楽史の一側面なんですよね。.
Cherokee.
Seminole.
Iroquois.アメリカのセッションギタリストがコントラバスだけを相棒に取り組んだ静謐なギターアルバム。ジャズの常識にとらわれず、ビートルズもボサノヴァもフォーレやバッハ作のクラシックギター曲も、ふたりだけで真摯な音が紡がれます。ギターとベースのブリッジを、風景としての橋に見立てたアートワークも秀逸。オリジナルはドイツMPSでのリリースで、こちらはアメリカのマイナーレーベル盤です。.
Pavane.
Pensativa.
Elenor Rigby.ミュージシャン志望者がプロの演奏に合わせて練習するためのレコードで、必要なパートが欠けている=マイナスワンという仕立てです。おもにジャズ方面で、さまざまなジャンルや演奏形態にあわせてこのレーベルから何十種類も出ています。このアルバムはジャズシンガー志望の女性のための1枚。題材にも60年代後半の洒落っ気がある曲が選ばれてます。ギターでチャック・ウェイン参加。.
Out Of Nowhere.
Moon River.
Sunny.ベテランの領域に入ってもみずみずしいプレイとセンスを忘れないサックスマン。80年代の作品ですが、頑固なほど50〜60年代スタイルのストレートアヘッドなハードバップを貫いてます。ピアノのハル・ギャルパーの助演も際立ちますね、ジャケも色鮮やかで目を引きます。.
Star Eyes.
Summer Night.
Nica’s Dream.「Memphis Underground」直前のハービー・マン。ストリングスを交え、ポップかつリズミカルなジャズを披露しています。ルルの「To Sir With Love」のあしらいや、思い切ってカリプソにしたドノヴァン「There Is A Mountain」もお見事。素晴らしいのはプロデューサーも務めるトリー・ズィトーの提供した「Flight Of The Bluebird」! この飛翔感、さからえません!.
To Sir, With Love.
Flight Of The Bluebird.
There Is A Mountain.70年代に一大潮流となるECMジャズのサウンドを60年代に先取りしていたような静謐な傑作です。ゲイリー・マクファーランドが作曲とアレンジを行い、スティーヴ・キューンをピアノでメインにフィーチャリング。チェンバー的なストリングスを交えながら、美しいジャズ組曲を作り上げました。アートワークまで含めた美学をゲイリーは自身のSkyeレーベルに、スティーヴはECMでの諸作に引き継いでゆきます。.
One I Could Have Loved.
St. Tropez Shuffle.
Traffic Patterns.スタープレイヤーとして人気を獲得したラリー・カールトンを送り出し、新ギタリストにビリー・ロジャースを迎えてのアルバム。その分、バンド全体でファンクするアンサンブルが強まった印象もあります。この翌年に生まれる傑作「Street Life」の前哨戦ともいえるシティメロウ感もばっちり。.
Fairy Tales.
Bayou Bottoms.
Comic Reign.NYの名門ジャズクラブ、バードランドでのライヴを集めた貴重音源編集盤。ジャイヴファンからの信頼厚いイギリスのHepレーベルからのリリースです。録音時期は1951年。目玉は、かつての相方スラム・スチュワートのゲスト参加により実現した再結成時の最高のパフォーマンスを10分以上収録していること(「Flat Foot Floogie」から「Cement Mixer」まで)。音質は決してよくはありませんが、楽しさは文句なしに伝わってきます!.
Flat Foot Floogie, No. 1.
Sabroso.
Oh, Lady Be Good.1957年のニューポートジャズフェスからは、さまざまな顔合わせのライヴレコーディング盤が出ていますが、これはかなり珍しいほう。しかも、B面のドン・エリオットのセッションに若きビル・エヴァンスが参加! A面はエディ・コスタのピアノトリオにロルフ・キューン、ディック・ジョンソンが参加。B面はジャズアコーディオン第一人者マット・マシューズのカルテット演奏3曲、そして最後にドン・エリオットがカルテットで3曲。エヴァンスがピアノを弾きまくる「I Love You」は必聴でしょう!.
I Love You.
I Never Know.
I Remember April.「Oklahoma Toad」以来、数年ぶりにリリースされたセカンド・アルバム。30〜40年代のジャズジャイアンツに敬意を表するというコンセプトで、オールドタイミーな色のジャズコンボの演奏のうえに彼の歌が乗るという、考えただけでもよだれものの1枚です。B面はセンシティヴなピアノソロ。彼なりのラグタイム解釈が楽しめます。.
Old Man Harlem.
Dear Bix.
Lotus Blossom.端正でメロディアスなタッチの名ピアニスト。実はこの名前はアメリカに移住後のもの。出身はイタリアのシチリア島で、ジャチント・フィーリャという本名があるのだそう。イタリアンジャズ的なメロディアスでヒップな感性を感じるのはその血筋のなせるわざでしょうか? テディ・コティック(b)ニック・スタビュラス(ds)のトリオで1956年に自作5曲、ジャズ名曲6曲を吹込んだアルバム。クールな緊張感と演奏の楽しさの両方が伝わってくる、けだし名盤。.
Godchild.
It’s All Right With Me.
The End Of Love Affair.折からのブームに乗って、キャノンボール・アダレイが若きセルジオ・メンデス率いるボサ・リオと制作したアルバム。カラフルで小気味よい演奏が魅力的。当時、ボッサで圧倒的な人気を博したスタン・ゲッツに比べてもアダレイのよくうたうサックスは引けを取っていません。オリジナルは1963年にRiversideからのリリース。セルメンのブレイクや、キアダレイが「Mercy, Mercy, Mercy」のヒットを飛ばしたことによるレーベル移行しての新装再発盤でした。.
Clouds.
Corcovado.
Groovy Samba.国も人種も違うジャズ・ヴァイオリニスト4人が勢揃い! ぎろっと黒いグルーヴをたたえた音色が大変魅力的なスタッフ・スミスをリーダーに、大御所ステファン・グラッペリ、デンマーク出身のスヴェンド・アスムッセン、当時20代半ばのジャン・リュック・ポンティという興味深い顔ぶれ。バックを担当するのはケニー・ドリュー、ニルス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンらのピアノトリオ。ヨーロッパでのライヴ・レコーディングで、メンバー同士のやりとりも生々しく感じ取れます。.
Summit Soul.
It Don’t Mean A Thing.
Pennies From Heaven.エスキヴェル楽団のスチールギター奏者として重用されたことが現代では有名ですが、1940年代には自身のバンドを率いてラジオなどで活躍したリーダーでもありました。キングシスターズのルイーズと結婚したことで、彼女たちもちょくちょく客演。もちろんギターも随所で弾いてます。良質な放送録音盤です。.
A Drowsy Old Riff.
Everything Happens To Me.
Hindustan.カジュアルでスタイリッシュなギターを50年代から弾き続けている名手。本作はハンク・ジョーンズをピアノに迎えてのシンプルなカルテット・アルバム。ボッサやビートルズを採り上げていても、あくまでジャズのスタンスを崩さずにいるところにこの人の美意識を見る気がします。慎ましやかでインティメイトな空気、乾いた質感も心地良くて。オリジナルの型抜き見開きジャケット。.
On A Clesr Day If You Can See Forever.
イパネマの娘.
My Favorite Things.ジャズギタリストとしては寡作な部類といっていいでしょうね。とはいえ50年代からスパンは広めながらも途切れることなくマイペースに発表し続けている職人気質を感じます。ジェイ・レオンハルト(b)ウォーレン・チアソン(vib)ロニー・ベッドフォード(ds)という布陣で1976年の暮れに吹き込んでいた作品をデヴィッド・ストーンマーチンのアートワークでリリース。さわやかな風を吹かせます。.
I Concentrate On You.
Traveling.
Have You Met Miss Jones.ヨーロッパではMPSと契約してリリースを重ねる一方で、アメリカでは自主レーベルShebaからマイペースに作品を発表していた時期の作品。その分、商業性にとらわれず自由に演奏を記録していて、このレーベルからのアルバムにはひそかな人気があります。ここではオルガンを加えたカルテット編成。ドラムスがハーヴィー・メイソンということで、リズム面もすごくソウルフル。ビートルズ「Yesterday」のファンキーなアレンジでびっくりしてもらえるはず。ブロッサム・ディアリーの佳曲「Sweet Georgie Fame」も素敵すぎます。.
Sweet Georgie Fame.
Yesterday.
Message.ルイ・プリマのバックバンドを率い、プリマ亡き後は師匠直伝のいぶし銀&ヒップな喉でホテルを股にかけたジャイヴエンターティナー。80年代初めにリリースした最高にグルーヴィーなスタジオ盤です。なんたって「More Today Than Yesterday」! さらに仰天ジョージ・ベンソンのカヴァー「Turn Your Love Around」! それにしても格好良すぎ!.
More Today Than Yesterday.
Turn Your Love Around.
Love is in the Air.1940〜50年代に活躍したスイング/リズム&ブルース系のジャズマンたちをフランスに招き、その伝統芸とセンスの真髄を記録したレーベルがBlack&Blue。モノクロのポートレートを基調としたジャケットにも「この人たちを忘れちゃいけませんよ」というメッセージがこもっていたと思います。名トランペッター、ハリー・エディスンが当時を知る同僚たちとニースで繰り広げたセッションです。.
Just Friends.
Sunday.
Gimme Some.職人気質のジャズギタリスト、ハーブ・エリス。Epicレーベルに移籍しての第一弾です。セプテット(7人で3管)編成で気取りのないジャズを聴かせてくれる一枚。レイ・ブライアントのピアノとロイ・エルドリッジのトランペットが好フォロー。真夜中のパンって、いいイメージですね。音で隙間を埋め尽くすことなく、夜の時間にゆったりと忍び込む洒落たコンボジャズです。.
It Don't Mean A Thing.
Symphony.
Broadway.ジャズ・ヴィブラフォンの表現できる世界を革新的に変えたプレイヤーのひとり。彼がAtlantic所属期(1969〜 72年)に残したレコーディングからのセレクト。その直後のECM期とは違う印象で、ソウルジャズ/ジャズロック的なテイストの強い曲だけでなく、ヴィブラフォンソロによるジョビンの曲があったり、静と動のコントラストも鮮烈。まさに「時代の変わり目」を記録した2枚組コンピレーションです。.
Vibrafinger.
Grow Your Own.
Chega De Saudade.豊かな肺活量を物語る狂おしいほどのロングトーン。ジョン・クレマーの持ち味を、ブラジリアンテイストと絶妙に噛み合わせた「Paradise」「Arabesque」。冒頭のこの2曲だけでも最高なんですが、その後もメロウな演奏が続々。エイブラハム・ラボリエル&レニー・ホワイトのリズムセクションが硬軟織り交ぜてすばらしいです(アルバム全曲同じセクションなのも勝因)。.
Paradise.
Arabesque.
Mardi Gras.スタイリッシュな白人ピアニストが、ウェストコーストジャズ界きっての才人でありスタープレイヤーだったジェリー・マリガンの作曲した楽曲を取り上げた1枚。ハワード・ロバーツ(g)レッド・ミッチェル(b)スタン・レヴィ(ds)と演奏した曲に加え、自身のピアノをオーヴァーダブした楽曲を収録。インテリジェンスにあふれた構成ながらジャズとしての楽しみを持つ豊かな音楽です。.
Walkin’ Shoes.
Utter Chaos.
Simbah.チャイライツの名曲「Stoned Out Of My Mind」を、そのままズバリ、カラオケとして使用し、スーパーメロウなヴィブラフォンをたなびかせてしまってます! こんな夢みたいなヴァージョンがあるのですねえ。これもユージン・レコードが制作に協力したから出来たこと。全編メロウファンク〜ソウルジャズ路線。70年代の彼からは目も耳も離せません。.
Stoned Out Of My Mind.
Pretty Little Angel Eye.
Beautiful Day.聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
Country Road.
Silent Spring.
Carry On.50年代ウェストコーストジャズ界の大スターでありながら麻薬で完全に身を持ち崩してしまうチェット・ベイカー。彼にとっては完全に不遇時代のティファナ・ブラス人気便乗企画とされる作品ですが、それでもリードを取るときの音色には独特の色気がありますね。いくつかこの名義でのアルバムはありますが、本作はスタンダードのカヴァー中心。チェットが参加した「In The Mood」を聴けるなんてね。.
In The Mood.
Chattanooga Choo Choo.
Moonlight Serenade.