Blue Noteのソウルジャズ期/70年代LA時代を代表するトランペッター、ドナルド・バードが見出したフュージョンソウルグループ。ハービー・ハンコックとヘッドハンターズのような関係ですが、こちらはバードの庇護のもと、自由な作品作りを進めました。本作はセカンドアルバム。歌モノに良さがあり「Walking In Rhyhtm」はのちにレアグルーヴクラシックに。メロウな「April Showers」も絶品。.
知的なジャズコンポーザー、ラルフ・バーンズがストリングス&パーカッションと大いに遊んだ一枚。ランバート、ヘンドリックス&ロスが採り上げた「Bijou」は彼のオリジナル。もちろん、ここでもナイスなアレンジで演奏しています。一気に華やかにしてくれる「Strike Up The Band」も素敵ですよ。コミカルとゴージャスが交錯したビッグバンドエキゾ。.
裏ジャケに薄く茶シミ。少々チリノイズある盤です(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。ジャケ裏の曲目ではA-5「East Side Drive」とありますが、盤の曲目は「Sweet Juke」を収録。
「Georgia On My Mind」で泣きそうに。
歌心のあるトランペット。スタジオミュージシャンとしての確かな技術もありながら、人間味で心をつかむ人です。このアルバムでもいきなり「Georgia On My Mind」で泣きそうになってしまいました。セルダン・パウエル、デイヴ・ベイリーらメンバーも実力派揃い。奇才ケニヨン・ホプキンスが楽曲提供した「Sweet Juke」なんてストレンジな曲や、ハーモニカをフィーチャリングしたR&Bタッチの「Lilies Of The Field (Amen)」もあり、ふところの広さに感服します。.
収録曲・データ
【曲目】Georgia On My Mind / Free And Oozy / Misty / Sapphire Blue / Sweet Juke // Lillies Of The Field (Amen) / Tread Ye Lightly / Freedom Blues
不覚でした。このアルバム、こんなにかっこよかったんですね。ジョン&ヨーコともわたりあった名司会者デヴィッド・フロストのTVショーのテーマ「It's The David Frost Theme」でノックアウト! シャープでファンクなビッグバンド「O.K. Billy」に続くセンシティヴなピアノトリオチューン「Somewhere Soon」でまたまた悶絶。さらにエッジの効いたリズムの「Tell Me Why」でまた撃沈! A面だけでも最高なのに、B面も怒濤!.
収録曲・データ
【曲目】By George - It’s The david Frost Theme / O.K. Billy / Somewhere Soon / Tell Me Why // Dirty Ole Man / If You Really Are Concerned Then Show It / Break - A - Way / After Love, Emptiness
【曲目】Theme: Way With The Stars / Aquarius / Pisces / Aries / Taurus / Gemini / Cancer // Leo / Virgo / Libra / Scorpio / Sagitarius / Capricorn And Coda【Featuring Guests】Bob Brookmeyer, Chuck Israel, Clark Terry, Danny Moss, David Snell, Lucky Thomson, Osie Johnson, Phil Woods, Ronnie Ross, Ronnie Scott, Zoot Sims
1980年のリイシュー(オリジナルは1963年で「Sunday Afternoon With Babs Gonzales At Small’s Paradise」というタイトル)。ジャケット上を透明テープで補修。モノラル音源をステレオ・カッティング盤に収録したレコードです(ステレオ針での再生をお勧めします)。
【曲目】Introduction - Satin Doll / Oop-Pop-A-Da / Le Moody mood Pour Amour / Integration / Be-Bop Santa // Dem Jive New York People / ‘Round About Midnight / Keep An Ugly Woman / St. Louis Blues
ヤング・ホルト・トリオからヤング・ホルト・アンリミテッドに改名して最初の作品で、通算ではライヴも含め3枚目。ラウンジーなファンキーさにあふれた一枚。「Dig Her Walk」「Yon Gimme Thum」などの男気溢れるかっこよさがたまりません! モッド! 「Ain’t No Mountain High Enough」はかっこいい! ソニー&シェールのヒット曲を黒々としたジャズファンクに塗り替えたタイトル曲もヨロシク!.
ブロンクス生まれの黒人ジャズシンガー。「Milestones」の高速ヴォーカル・ヴァージョンで聴く者の度肝を軽く抜いてみせます。バックはビッグバンドですが、演奏はとてもシャープ。数オクターブを行き来する彼女の躍動する歌声をダイナミックに支えます。トリッキーな展開の「It's A Most Unusual Day」も最高。レア!.
映画「勝手にしやがれ」の音楽などを手がけたフランスのジャズ・ピアニスト。本作はColumbiaレーベルから1962年にリリースされたライヴ・レコーディング作「Jazz A Gaveau」を、ジャケとタイトルを差し替えてMusic For Pleasureレーベルからリリースした60年代後半プレスのリイシュー盤です。ギュイ・ペデルセン(ベース)とダニエル・ユメール(ドラムス)とのトリオは、ここでも圧倒的な疾走感! 冒頭の「Jordu」から才気煥発! 最後まで痺れっぱなしです。.
パット・マルティーノやローランド・カークとの共演で知られる女流オルガン奏者。マニアックな存在だった彼女が、いつの間にかソウルジャズ・クイーンのひとりになっているんだから時代って不思議です。本作が2作目のリーダー・アルバム。パット・マルティーノ(g)ビル・カーニー(ds)とのトリオ編成であることが信じられないほど濃密! 「What The World Needs Now」のかっこよさ! 歌もディープ! オルガンを弾くゴッドねえちゃん!.
タイトル通り、ソフトロックの時代に敏感に対応した「変化」を見せたふたり。瑞々しいソフトポップスを本作でも披露してくれています。ジャズ的な深みを加えたジョン・セバスチャン「Didn't Want To Have To Do It」やスキャットで押し通すビートルズ「Norwegian Wood」のカヴァーが素晴らしい。知る人ぞ知るラニー・シンクレアのカヴァーも素敵です。ちなみに、ジャケ裏にある推薦文はロジャニコのアルバムと同じ人(ジョニー・マグナス)です。.
収録曲・データ
【曲目】Dedicated To Love / Yesterday / Didn’t Want To Have To Do It / In My Life / Bye Bye / Counting // Changes / And I Love Her / The Word / Norwegian Wood / Can’t Buy My Love
聞き慣れない名前のミュージシャンと思いきや、ジャズアレンジャー、パット・ウィリアムスのことです。70年代を迎え、新しい時代のジャズを探し求める過程で産み落とされたジャズ/ロック融合盤。ジェームス・テイラー「Country Road」ポール・マッカートニー「Junk」ザ・バンド「Long Black Veil」などなどの選曲! タイトル曲はCS&Nでお馴染みのあの曲を大胆にジャズファンク化。.
Blue Noteホワイト&ブルー・レーベル(United Artists表記。1975年のリイシューです。オリジナルリリースは1955年)。モノラル音源をステレオ・カッティング盤に収録したレコードです(ステレオ針での再生をお勧めします)。
Blue Noteから見たウェストコースト。
ニューヨークのレーベルだったBlue Noteにとっても、1950年代にウェストコーストで起きていたジャズの新しいサウンドは見逃せないものでした。そこで西海岸の若い名手たちを招集し、10インチ2枚分のセッションを行いました。こちらはそのVol.2。「The Blindfold Test No.3」は文字通り参加メンバーを伏せての収録です。検索する手をちょっと止めて誰か当ててみてくださいね。.