美しい夕暮れどきを音で描いたようなA-1「It Must Be Love」にメロメロです。70年代を迎え、まろやかな感覚のシカゴ産ノーザンソウル(ギターはフィル・アップチャーチ?)とヴィブラフォンマスターの幸福な出会い。ミディアム・テンポで揺れ続ける琥珀色のグルーヴに酔っぱらってしまいそう。「Soulful Autumn」も今の気分。楽曲の大半を占めるユージン・レコードのペンも、彼の全盛期だけに冴え渡っています。.
1968年にポール・ウィンターが創設したユニット、ウィンター・コンソートは、ジャンルの枠を大きく越え、クラシックやワールドミュージックにも拡張した想像力あふれるプロジェクトでした。当時はイージーリスニング的に聴かれていたサウンドに秘められていた革新性をあらためて確認できるA&M時代のベスト盤。1曲目「A Big Hug」から発見の連続です。.
ベニー・ゴルソンのビッグバンドとの共演盤。ローランド・カークの60年代作品のなかでは、コンボ作品がどうしても人気なのですが、本作も素晴らしいですよ。ゴルソンのアレンジは理知と情熱を絶妙に使い分けていて聴き惚れますし、カークも複数サックスにこだわらず、メロディアスでエモーショナルなソロを随所で吹きます。「A Nightingale Sang In Berkeley Square」をカークのサックスで弾けるなんて!.
ブラジリアンフィーリングにあふれた高速フュージョンジャズや、ジャジィでファンキーなヴォーカルナンバーを身上とする女性グループ。パーカッシヴな演奏力はやはり圧倒的。ギル・スコット・ヘロン作のA-1「Willing」から一気に煽られます。続くタイトル曲のクールな4ビートも爽快! メロウなボッサチューン「Heaven Is In Your Mind」で感動的にフィナーレを迎えるライヴアルバム。.
収録曲・データ
【曲目】Willing / Call It Jazz / Show Me The Way / Step By Step / Wild Women Don't Get The Blues // Greeting Song / Loving Song / Golden River 〜 Golden Dream / Too Bad / Heaven Is In Your Mind
【曲目】Cherokee / Rising Sun / One O’Clock Jump / Amapola / Begin The Beguine / Sing, Sing, Sing // Moonlight Serenade / Flying Home / Last Night I Saw You / Marie / Take The A Train
Capitolと契約して間もない時期のシアリング・クインテットの演奏です。イギリスから渡米してきたシアリングが組んだクインテットにはトゥーツ・シールマンス、アルマンド・ペラーザ、ウィリー・ボボが在籍。透明感のあるクールジャズにエキゾチックなリズムの味付けを施していました。どの曲も独特の美しさで彩られていますが、中でもトゥーツがハーモニカをのびのびと披露する「The Man I Love」は出色。60年代半ばを迎え、時代にあった美女ジャケに差し替えられてのリリースです。.
収録曲・データ
【曲目】Aytumn In New York / Strange / Yesterdays / Out Of This World / Goodnight, My Love // Moonray / Cuban Fantasy / Midnight In The Air / The Man I Love
Verve MGM黒T字レーベル(1961年頃から使用されたデザイン、オリジナルリリースは1959年)。ジャケ上と下を透明テープで補修。A-1「Lullaby Of Broadway」〜A-3「You’ll Never Know」にかけて、浅いキズによるプチノイズ少々入ります(試聴サンプルは今回入荷の音源を使用しております)。他は概ね良好です。
全曲ガーシュインの名曲でジャズ。それだけなら決して珍しくはないですよね。しかし一曲目の「By Strauss」を聴けば、その変則的なアンサンブル、ユニークにアレンジされたビッグバンドに耳を奪われるはず。「Love Is Here To Stay」「Summertime」など有名曲もありますが、マイナーでストレンジな楽曲が多数登場。落とし穴でいっぱい!.
収録曲・データ
【曲目】By Strauss / My Man`s Gone Now / Mine / Love Is Here To Stay / Summertime // The Real American Folk Song (Is A Rag) / The Man I Love / Prelude #2 / How Long Has This Been Going On? / Theme From Concerto In F
Dotでの第二弾アルバムです。サックス、フルート、オーボエなど楽器を持ち替えながらジャズの可能性を追求していた若き日のポール・ホーン。室内楽的なアレンジからハードバップまで、一枚のアルバムの中で平気で異なる音楽の次元を闊歩する、まさにインテレクチュアル・ジャズ。B面に登場する「Moods For Horn」という組曲は圧巻のジャズ絵巻。.
収録曲・データ
【曲目】Chloe / A Parable / Blues For Tom / Romanze / Yesterdays // Moods For Horn ~ Effeeeervescence ~ Reminiscence ~ Exuberance ~ Ebullience / The Smith Family / Tellin’ The Truth
ジャズ/ソウル・シーンにあって優美かつ革新的なストリングス・アレンジを手掛けてきた黒人アレンジャー、ジョニー・ペイトを起用した意欲作。フィル・ウッズのなめらかでよく歌うサックスも快調ですが、とにかくペイトのアレンジがすさまじい! ヤング・ラスカルズの「How Can I Be Sure」で爆発をしてみせるストリングス、これはありえない! 綿密に計算されているはずなのに、どこまでもスリリング。.
ジョナ・ジョーンズといえば、“のんきで洒落たトランペット伯父さん”。本作はそんな彼のイメージを覆す異色のソウルジャズ・アルバム。冒頭の「California Soul」からソウルフルに飛ばします。スカイハイ・サウンドの先取りをしたような「Falling In Love For The First Time」にもビックリ。カヴァー曲にも、意表を突いたハイセンス、ファンクあり。おじさんってば、こんなにソウル・ジャズだったのね!.
収録曲・データ
【曲目】California Soul / Jonah's Ark / Falling In Love For The First Time / For Better Or Worse / Uptight (Everything's Alright) / Niagara Falls // You Keep Me Hangin' On / Is This The Kind Of Life You Lead / Fingertips Part / Why You Are / Our Day Will Come / Don't Mess With Bill
1903年生まれと言いますから、アール・ハインズは、黒人女性ヴォーカリストのマーヴァ・ジョシーを迎えた、このとき74歳。それにしてはヒップすぎやしませんか? オールドタイムジャズの香りで始まり、徐々にモダンなスタイルに移行。「Candy」と「There’ll Be Some Changes Made」。この2曲には完全にやられました。「Yellow Days」ではアール・ハインズ自身も愛すべき歌声を披露しています。.
収録曲・データ
【曲目】Jazz Is His Old Lady And My Old Man / Just Squeeze Me / Yellow Days / Deed I Do / There’ll Be Some Changes Made // Blue Skies / Hey Love / Make It Easy On Yourself / Feelings / Candy
天才子供ギタリスト、ブールー・フェレの全米デビューアルバム! 達者なギターは大人顔負け。あどけないスキャットは大人泣かせ。「Mack The Knife」「Night And Day」「Salt Peanuts」……。やんちゃな負けん気が、ジャズをみんなのものにします! バックを囲むフレンチジャズメンのほほえむ顔も目に浮かびますね。アラン・ゴラゲールによるディレクションもお見事。裏ジャケにはミシェル・ルグランからの賛辞も捧げられています。.
収録曲・データ
【曲目】Mack The Knife / Groovin’ High / Night And Day / Undecided / Blue ‘n Boogie / Salt peanuts // A Night In Tunisia / Bluesette / I’ll Never Smile Again / Ow / The Girl From Ipanema / Ascot
【曲目】Monday, Monday / Hurts So Bad / Winchester Cathedral / Alfie / Paperback Writer / Walk On By // Yesterday / Tangerine / You’ve Lost That Lovin’ Feeling / These Boots Ware Made For Walking / Love Is A Hurting Thing / Primrose Lane
ソバカスだらけの顔して演奏は達者。天才少年ピアニストのセカンドです。ドン・セベスキーら大人のアレンジャーと真っ向勝負したソフトロックジャズ! ビートルズで知ってるはずのイントロから一気に世界を変える「Martha My Dear」に轟沈! 「101」など、限りない才能を感じさせるオリジナルナンバーにも驚かされるばかりです……。のちには作曲やシンセの開発など裏方に回り、彼のリーダー作はすべて少年時代に残した3枚しかありません。.
収録曲・データ
【曲目】Lazy Day / Moonlight Sonata〜My Funny Valintine / In A Long White Room / The Look Of Love / I Will Come / Martha My Dear // This Time / 101 / Traces / Sonnymoon For Two / The Worst That Could Happen〜Paper Cup
【曲目】A Man And A Woman / Day Tripper / Come Back To Me / Little Boat / It’s Time That You Settled Down / A Good Thing ( Is Hard To Come By ) // 1-2-3 / Only Yesterday / Sunny / How Insensitive / Sidewinder