1962年に「Twist Party Vol.2」のタイトルでリリースされたアルバムを、翌年に早くもリニューアル発売したのがこのレコードです。ツイストのブームが一段落したってことなんでしょうか。60年代はとにかく時代の流れが速かったってことの証拠だと思います。今となっては内容がよけりゃ関係ナシ! 「ベサメ・ムーチョ」を除いて、すべてメンバーのオリジナルというのもそそられます。ヴェンチャーズはオリジナル曲がいいからね! 妥協の無いシンプルなツイスト・ビートで今夜もレッツ・ゴー!.
【曲目】 Firecrackers / I Wonder, I Wonder / Peanut Vendor / Peg o’ My Heart / By The Beautiful Sea / Jealous // Dancing Guitars / Crackerjack / For Me And My Gal / Guitar Theme / They Can’t Take That Away From Me / April In Portugal
Deccaレーベルにあって独自の美学を追究する“Mood Jazz In Hi-Fi”シリーズの一枚。バレリーナと淡い水玉を組み合わせたアートワークにまず感服。イーストコーストきっての職人肌で、ギターを弾かさればおのずとクールなトーンがまろびでるサル・サルヴァドールがブラスセクションと融合。にぎやかにではなく、あくまでカラフルな色彩として。そのストイックなこだわりが演奏の喜びに結実しています。レアなステレオ!.
【曲目】I Feel Fine / Yesterday / If I Fell / Can’t Buy Me Love / I’ll Cry Instead / Things We Said Today // Hard Day’s Night / I’ll Follow The Sun / She’s A Woman / And I Love Her / Michelle / She Loves You
今のように楽譜やパソコンの音楽ソフトがまったく充実していないこの時代、ヴェンチャーズのサウンドをコピーしたい若者たちにとって、これは聖典! その第四弾となるこのLPはベース篇。ヴェンチャーズ・サウンドを支えるボトムを担うベースにフォーカスした一枚です。練習レパートリーにJB「Papa’s Got A Brand New Bag」などのソウル・ナンバーがセレクトされていることにも注目です!(ベース聴いてるだけではとても地味なんですが!).
【曲目】Here's That Rainy Day / Two Different Worlds / The Shadow Of Your Smile / Where Is Love / Ev'ry Time We Say Goodbye // I'm Always Chasing Rainbows /We'll Be Together Again / Joey, Joey, Joey / The Folks Who Live On The Hill / Speak Low
"ギターマン"と踊ろうよ! やんちゃな男女コーラスを従えて、当時人気のダンスリズムをトゥワンギー・ギターでツイスティンに料理した快作。ニューオリンズ風の前のめりなリズムが格好良い「Loco-Locomotion」、直後にハル・ブレインが強烈なロッキンガールポップ「Dance With The Surfin' Band」に改作したタイトル曲など、時代を画した男のTWANGサウンドにしびれます!.
50年代からウェストコースト・ジャズシーンの人気者だっただけでなく、数々のセッションワークでポップ界も支えたバーニー・ケッセル。スタンダードではなく彼の自作曲だけを集めて長年の友人たちと演奏した本作は、モダンで現代的なセンスが堪能できる隠れソウルジャズ盤です。ブラジリアン・フィーリングあふれる「Holiday In Rio」「Brazilian Beat」もナイス。.
【曲目】Memories Of You / Manha De Carnaval / Here’s That Rainy Day / Yesterday / Spring Can Really Hang You Up The Most // The Shadow Of Your Smile / Michelle / My Favorite Things / Golden Earrings / On A Clear Day You Can See Forever / The Girl From Ipanema
英国フォークの名門レーベル、Village ThingでナイーヴなSSWアルバムとしてデビュー。当時からギターの名手でした。本作は原盤は英Transatlanticで、イマジネイティヴなアコースティック・ギター・インスト集です。米盤はギター音楽を深く掘り下げたリリースで定評のあるKicking Muleからのリリースでした。 ジミージュフリーの名曲「The Train And The River」をギター一本で再現してるのがすごい! .
元シャドウズの名ギタリスト、ハンク・マーヴィンが、ジョン・ファーラー、ブルース・ウェルチらとのSSW的な活動後、再びギタリストの本道に帰って制作した70年代型インスト・アルバム。ギターの音色を幾種類も使い分けながらのモダンな快演。軽いボッサ・ディスコにアレンジされたスティーヴィー・ワンダー「Bird Of Beauty」や「Ebb Tide」がメロウで最高です。.
収録曲・データ
【曲目】New Earth / Bird Of Beauty / Have You Never Been Mellow / Thunder Thumbs And Lightnin Licks / St. Louis Blues // Flamingo / I’ve Got You Under My Skin / Silvery Rain / Syndicated / You Are Everything / Ebb Tide
【曲目】Pracin’ Filly / Sidewalks Of Nashville / Solo Soul / Summer Sunday / Around The World // Ain’t We Got Fun / Yours / Love Offering / George’s Theme / Lonesome Road
NYのブルーグラス界隈で名を馳せた名ギタリストが歌ってつま弾くリラクシン&洒落たアコースティック・スウィングアルバム。出自はブルーグラスでも、心のよりどころはジャズのすぐお隣なセンス。タイトル曲「Catfish For Supper」の歌声の酔いっぷりが、たまらんのですわ。アーチトップ・ギターにナマズというジャケも洒脱。歌声がジョン・サイモンを思わすのも日本人好みかも。.
こまっしゃくれ系天才子供ギタリスト、ブールー・フェレの全米デビュー・アルバム!達者なギターは大人顔負け。あどけないスキャットは大人泣かせ。「Mack The Knife」「Night And Day」「Salt Peanuts」……。やんちゃな負けん気が、ジャズをみんなのものにします! バックを囲むフレンチ・ジャズメンのほほえむ顔も、目に浮かびますね。アラン・ゴラゲールによるディレクションもお見事。裏ジャケにはミシェル・ルグランからの賛辞も捧げられています。.
収録曲・データ
【曲目】Mack The Knife / Groovin’ High / Night And Day / Undecided / Blue ‘n Boogie / Salt peanuts // A Night In Tunisia / Bluesette / I’ll Never Smile Again / Ow / The Girl From Ipanema / Ascot
どことなくラーガ的な響きもあるギターの鉄弦サウンドがガボール・ザボにも似た印象。しかし、あちらがクリード・テイラーなら、こちらの育ての親はロバート・マージー(アンディ・ウィリアムス、イーディー・ゴーメなどを手掛けた名プロデューサー)。「For Once In My Life」や「Watch What Happens」の解釈、グルーヴィーで最高だと思います。「Fly Me To The Moon」のザクザクした演奏もかっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】Fly Me To The Moon / When Sunny Gets Blue / They Can’t Take That Away From Me / Here’s That Rainy Day What Kind Of Fool Am I / The Shadow Of Your Smile // Stormy Glad Rag Doll / On The Street Where You Live / Watch What Happens / So Rare / For Once In My Life【Producer】Robert Mersey 【Arranger】Robert Mersey
芯の太いトゥワンギー・ギターが、ジャズ〜カントリーナンバーで楽しめる59年録音。女性コーラスも交えたカラフルな一枚です。「My Blue Heaven」「St. Louis Blues」「You Are My Sunshine」という堂々たる選曲! プロデュースはレスター・シル(のちにフィル・スペクターのパートナーになる人物)とリー・ヘイズルウッド。演奏もレッキングクルーと呼ばれることになる面々です。レアなステレオ盤!.
収録曲・データ
【曲目】My Blue Heaven / Tiger Love And Turnip Greens / The Last Minute Of Innocence / Route #1 / You Are My Sunshine / St. Louis Blues // Night Train To Memphis / The Battle / Trambone / Blueberry Hill / Rebel Walk / Easy