全米で25位まで上昇したスマッシュヒット「Steal The Night」は当時の日本でのAORクラシックのひとつ。エアプレイのコンビがコリー・ウェルズのために書き下ろしたバラード「Throw A Little Bit Of Love My Way」など、上質なAORがこれでもかと並んでます。きらめく夜景にぴったりのセクシーなシルキーヴォイスでした。.
サンフランシスコ・ローカルでレコーディングされたマイナー&プライベートAORの大傑作! 「Just A Matter Of Time」が嫌いなAORファンはいないでしょう! ライトメロウなディスコタッチだけでなく、ジャズっぽい珠玉のミディアムも最高。ジャケの彼はひょうきんに見えるけど音楽は本気でかっこいい。ハワイアンコンテンポラリーにも通じるいなたさとブリージーさの共存に完全に降参です!.
【曲目】Money Money Money / Every Picture Tells A Story / I’d Really Love To See You Tonight / Street Singing / Wham Bam Shang-A-Lang / Paloma Blanca / I Can’t Live A Dream / Like A sad Song / You’ll Never Find Another Love Like Mine // Play That Funky Music / If You Leave Me Now / Nadia’s Theme / Muskrat Love / Dancing Queen / Magic Man / I Only Want To Be With You / You Should Be Dancing
ウィットに富んだポップスが好きな人を、夢中にさせること間違いなし。ニューヨーク・メイドらしく、ひとくせもふたくせもあるアーバン・ポップの楽しみが詰まっています。2作目「On And Off Again」の渋〜い味に人気が集中していますが、このファーストの知的かつノスタルジックなシティポップも最高なのですよ。ストリングス・アレンジはチャーリー・カレロ。久しぶりの入荷です。.
【曲目】Stop Look Around / Moonbeams / Belle Of The Ball / Everybody Knows My Name / Streets Of Love // Spark Of Me / My Old Radio / Precious Love / I Don't Like It / I Had A Dream / Here I Go Again
50年代からポップ〜MORの秀作を残し続けるジャック・ジョーンズのAOR路線最高傑作! ジーン・ペイジのアレンジによる極上16ビートに優れたバラードなど全曲最高の出来です。「This Is It」「Here To Love You」のタイトな切れ味、ラヴァーズ名曲「Deja Vu」では大人の色気でさらにメロウに。ノーチェックで通り過ぎるのはあまりに損!.
クライヴ・デイヴィスがAristaの社長に就任した際、前身のBellから継続して契約したのはメリサ・マンチェスターとバリー・マニロウだけだったとのこと。その強い信頼に応えたバリーの最大のヒット作。なんといってもディスコサンバの名曲「Copacabana」収録なんですが、じつはこの曲は全米チャートでは8位が最高。全米ナンバーワンにはなってないのですね(アルバムから最大のヒットは「Can’t Smile Without You」で3位)。.
AOR/ブルーアイドソウルに欠かせないバックシンガーであったデヴィッド・ラスリーのセカンド。いまとなっては第プロデューサーとなったドン・ウォズの初期プロデュース作です。80s仕立てのドゥーワップ「Next Time」が最高! ティモシー・シュミットの「So Much In Love」と続けて聴きたいです。デジタルメロウな「Saved By Love」など、良い曲多し!.
収録曲・データ
【曲目】It's A Cryin' Shame (Sha La La La La) / Afterglow / Oh / Where Does That Boy Hang Out / Euripides Meets The Shangri-Las // Next Time / Saved By Love / Johnny Where Did Your Girlfriend Go / Don't Smile At Me ... I Already Know / Raindance
冒頭からたまりません、微妙に横揺れするこのメロウな16ビート「You're Good For Me」。南部のカントリー系白人音楽感覚を洗練すると、実はAORへと繋がってくる(たとえばロブ・ガルブレイスなど)ことを、証明する作品でもあります。かつて金澤寿和さん執筆「AORライト&メロウ」に掲載されて話題となった作品。改めて聴くと確かに良いです。.
収録曲・データ
【曲目】 You're Good For Me / Nobody's Hero / Don't Leave Me This Way / Take Me Down / Smooth Sailin' (Rock In The Road) // Jailbait / There's A Love / The Closer You Get / It Takes Love To Make Love / Let's Do It All Over Again
伝説のグループ、マジシャンズを結成してデビュー。60年代後半からは名ソングライターチーム、ゴードン&ボナーとして活動。本作はセカンドソロで、ジャック・ニッチェのプロデュース。甘くて切ないブルーアイドソウルアルバム。オリジナルはアラン・ゴードン名義で78年リリースですが、架空のソウルグループとして売ろうと判断されたのか、名義もジャケも曲も一部変更され再発されたのがこちらです。最高な70年代ソフトロック「How Can You Leave Her」収録はこちら。.
ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
必殺の頭脳派メロディメイカー。卓越した音楽ドラマ作りの技にさらに磨きがかかってきたアルバム。くぐもったグルーヴがグッとくる「Deco Lady」や「Brass Knuckles」が今の気分でしょうか。やや地味な評価を受けがちな作品だですが、歌詞も含めての彼の凝りようはハンパじゃないです。ビートルズ「抱きしめたい」へのアンサーソング「I Don’t Want To Hold Your Hand」も注目。.
収録曲・データ
【曲目】Too Scared To Sing / Brass Knuckles / You Burned Yourself Out / Deco Lady / I Don't Want To Hold Your Hand // Rifles And Rum / Studio Musician / Everything Gets Better When You're Drunk / The Man Behind The Woman / The Place Where Failure Goes
16歳のころ、オーストラリアでクリス&ピーター・アレンを結成、20歳で香港公演に来たジュディ・ガーランドに才能を見いだされた彼。アメリカに渡り、ソングライターとして、そして自身もシンガーとしてキャリアを積みます。ほんのり甘くせつなくロンリーな曲を書く天才。NYの敏腕スタジオミュージシャンに囲まれて、街の暮らしを愛おしむような作品世界。一曲目の「Just A Gigolo」カヴァーから心温まる良作です。.
UK出身ながら世界的な成功を手にしたブルーアイドソウル・バンドのAtlantic最終作。当時最先鋭の音作りを行なっていたバハマのコンパスポイントスタジオでのレコーディングで、歯切れのいい洗練されたサウンドを作り出しています。レゲエ風味アレンジの「Walk On By」や「When You’ll Be Mine」はアメリカよりもむしろイギリスでダンスヒットしました。もともと彼らの本国はイギリスなので凱旋的!.
AORの範疇に入る時代ですが、アコースティックなテイストの良さも失われていなくて。ギャラガー&ライルのヴァージョンも最高なA-1「I Wanna Stay With You」が最高です。ほのかに漂う良質なシティポップ感覚がとても魅力的。自前のバンド編成での録音ですが、アイアートやジャコ・パストリアスが要所で起用され、アクセントになっています。.
デビュー作にして大傑作「Records Are Like Life」(1971年)など、知的で凝ったプロダクションで知られる個性派SSW。このアルバムはアリフ・マーディンのプロデュース。その成果は「I Wanna See You Dance」のようにソウルフルなディスコナンバーに表れます。一筋縄ではいかないポップ感覚ですが、メロディに対する美意識が高く、引き込まれます。.
デビュー作と同様にプロデュースは元クラッキンのバネッタ&チューダコフのコンビ。ロビー本人に加え、プロデューサー陣が作品作りに参加したシティソウルな曲と、ビル・ラバウンティが参加したメロウなバラードとが、お互いを高め合うかのようにして配置されています。そしてタイトル通り、アカペラドゥーワップ「All Night Long」も収録。デジタル風味を増したサウンドもいまならOKかと。.