ダンスクラシックの大定番A-1「Do You Love What You Feel」収録のヒットアルバム。クインシー・ジョーンズのプロデュース&ロッド・テンパートン(ヒートウェイヴ)のソングライティング参加(「彼が提供した「Live In Me」は、まさにその路線!)は、マイケル・ジャクソン「Off The Wall」に連なるライン。ですので当然、内容は抜群です。.
10代後半、まだあどけない顔立ちで、この歌の上手さ。確かにこれはほおってはおけません。初期型ディスコの軽快なダンスビートと、豊かなメロディライン、そして、こみあげるエモーション、人間的なダンスビートが相まった名盤だと思います。「Shame」がスマッシュヒット! メロウな「I Don't Know If It's Right」にも惹かれます。インスタント・ファンクのメンバーがバックアップ。アートワークを変更しての再リリース盤。.
収録曲・データ
【曲目】Smooth Talk / I Don't Know If It's Right / Til I Come Off The Road / Dancin', Dancin', Dancin' // Shame / Nobody Knows / We're Going To A Party / The Show Is Over
1968年リリースの傑作「Back On Top」のリイシューです。ジョージ・カーのプロデュース、リチャード・ティーのアレンジ。歌良し、曲良し、グルーヴ良し。60年代ノーザンソウルの魅力を集約したような一枚です。何故か擬似ライヴ形式になっており、曲の合間に歓声が入りますが、そのウソっぽさも含めて多幸感があります。最高の「I'm So Glad I Found You」の前には、どんな気持ちも晴れますよ!.
A-1「When Love Goes Wrong」のような思い切りのいいソウル・ナンバーを聴くと、この人がのちにフィリーソウルで成功することが予感できますし、この曲を含めかっこいいR&Bアレンジはプロデューサーがデヴィッド・アクセルロッドであることの賜物と実感します。ジャズとソウル、ブルース、ポピュラーの中間を進むスタイルが持ち味ですが、このアルバムはソウル耳でどうぞ!.
ダンスクラシックとして名高い「Don't Leave Me This Way」収録。その曲を提供したギャンブル&ハフのコンビに加え、マイケル・ラブスミス、スティーヴィー・ワンダーら充実した作曲陣による、メロウなディスコサウンドの見本のような一枚。かつて、このアルバムをAORファンにも"イケル一枚"と発見したのはGreat3の片寄明人氏でした。.
Mercuryに移籍。チャールズ・ステップニーとのコンビで伝統的なソウルと斬新なサウンドを融合させてきた彼らが、この移籍を契機にプロデューサー変更による新体制を進みます。むしろストレートなメロウさが増したと受け取れるかも。「Strike Up The Band」みたいな意表を突くミュージカルコーラスナンバーもあって、これも最高です。.
ジャズ歌手としてデビューしたColumbiaを離れAtlanticに入社してからはソウル一筋で行くと思われたアレサですが、デヴィッド・ニューマンのビッグバンドをバックに、こんなジャズソウルのアルバムも制作しています。異色はグレン・キャンベル(というかジョン・ハートフォードの)「Gentle On My Mind」。このジャズアレンジはすごい! ボブ・リンドの「Elusive Butterfly」のアレサ版にも昇天! .
GREAT! スモーキー・ロビンソンが少年時代に憧れ、ローラ・ニーロがのちに「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られる50年代デトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。62年のオリジナル・プレスは今も美品なら数百ドル! 今回入荷は70年代のリプレス盤。 「The Wind」はドゥーワップという音楽スタイルが生んだ永遠の神秘だと思います。ざっくりとした躍動感にあふれたアップテンポも素晴らしい! 泣けて泣けてしょうがありません。.
収録曲・データ
【曲目】 The Wind / Route 16 / Someday You’ll Want Me To Want You / Goodbye Mathilda / You’re The Only Girl, Dolores / The Way You Dog Me Around // If I / Since You’re Gone / Do You Remember What You Did / A Teardrop From Heaven / Ooh! Ooh! Those Eyes / ( I Want ) An Old Fashioned Girl
ディスコ時代のハッピーソウルといえば彼ら! どのアルバムもクオリティが落ちてません。このアルバムもオープニングの「The Ghost Of Love」からちょっとサヴァンナ・バンド風味もあって、いい感じ。ぜひお試しあれ。ブリージーなディスコソウル「Slow Train To Paradise」もビージーズのカヴァー「More Than A Woman」もいいです! いい曲ばっかり!.
タイトル曲は、ブレントン・ウッドの「Gimme Little Sign」にも通じる、いや、それを上回るグッドタイム・ソウルの大名曲! もともとはデトロイトのマイナー・レーベルCarlaでの録音。NRBQみたいなグッドタイム感覚と、若々しいノーザンソウル感覚が共存しています。優しくて楽しくて。時代を経ても愛おしさは不変です。山下達郎さんもフェイヴァリットに挙げています。.
ローラ・ニーロが「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られるデトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。スモーキー・ロビンソンも若い頃のノーランのファルセットに憧れたんだとか。モータウンの源流にあったデトロイトソウル。ガソリンスタンドのガレージでレコーディングしていたという噂も!.
フェイム・スタジオ出身のサザンソウル兄弟デュオ、これがセカンドアルバム! とにかくソウルを歌うことが大好きだってことがアルバム全編から伝わってきますね。ファイヴ・デュ・トーンズのヒット曲「Shake A Tail Feather」の彼らのヴァージョン、すげえかっこいいです! 「Soul Man」ふうのリフがかっこいい「I Take What I Want」も最高! 尊敬するサム&デイヴのレパートリーも歌ってます!.
「Hawaiian War Chant」のメロディをドゥーワップにしたような最高のイントロを持つパーティーR&B。ちなみにB面はサム・クックの「You Send Me」へのアンサーソングで、ほぼ同じメロデ。彼はソウル・スターラーズ時代のサム・クックとの共作経験がある重要人物なので、そんな遊び心が赦されたんでしょうね。.
近年の日本ではモータウン時代の「It’s A Shame」が有名曲になりましたが、フィリーに拠点を移した70年代も大ヒットを連発しました。前作からリードで加入したフィリップ・ウィンのソフトな味のヴォーカルと、トム・ベルがプロデュースしたゆったりとしたフィリー・グルーヴを堪能できます。このアルバムからもタイトル曲と「I’m Coming Home」が全米トップ20入りしました。.
幼少時代からR&Bシンガーとして活躍した彼女。クリード・テイラーの寵愛を受け、70年代はフュージョン系ミュージシャンと都会的なソウル/ジャズヴォーカル作品をKuduで発表していきました。このアルバムはディスコ感覚も前面に。なにしろ歌がうまい人ですから対応力も完璧。レゲエ・ファンクな「Higher And Higher」、スタンダードをディスコ化した「Dream」など、実に痛快です。.
「Never Can Say Goodbye」(ポップ9位/ダンス1位)で颯爽と全米デビューを果たした70年代のディスコクイーン。最大のヒット「I Will Survive」が生まれるのは79年ですが、その間もグッドコンディションをキープしています。このアルバムも大ヒットこそ出ていませんが、ゴージャスな味わいが最高!.