【曲目】From This Moment On / Fine And Dandy / A Sunday Kind Of Love / Something’s Gotta Give / Solitude / Poor Butterfly // Just One Of Those Things / I Had The Craziest Dream / The Song From Moulin Rouge ~ Hi-Lili, Hi-Lo / Always True To You In My Fashion / Don’t Get Around Much Anyone / Lazy Afternoon
ネルソン・リドルの華麗なアレンジをバックに歌った穏やかスイング盤。「Falling In Love With Love」のような曲の大胆なアレンジに両者の個性が見事に表れていますね。柔らかさの中に芯の強さを秘めた彼女の歌声は素晴らしいし、フレージングにも独自の個性が出来上がってます。いちばんジャズっぽいかも。すべての良い条件が揃った幸福な1枚。.
ルーサー・ヴァンドロスの完全プロデュースによるディオンヌのコンテンポラリーな名作です。ルーサーは作曲にもかなり関与していて、一曲はデュエットも披露。なかにはかなりチャレンジしたダンスビートの曲もありますが、彼女の前向きな気持ちがアルバムにすこやかな気分を与えています。ラストは「Will You Still Love Me Tomorrow」をゴスペルフィーリングをドラマチックに。.
【曲目】A Lot Of Livin’ To Do / Out Of This World / ‘Round Midnight / Hey! Jealous Lover / Har Hearted Hannah / Blues In The Night // I Feel A Song Comin’ On / You Came A Long Way From St. Louis / My Ship / Ev’rything I’ve Got / Why Shouldn’t I / I Feel Pretty
台湾盤! 1970年から始まる彼女のSSW期のこれが4作目。サード「Music」やこの次の「Fantasy」と並び、カーティス・メイフィールドやダニー・ハサウェイの音楽に惚れ、ニューソウルに肩入れしていた時期でもあり、とても充実した内容です。バックミュージシャンはNYのセッションメンやダニー・クーチらセクションの面々。名曲「Been To Canaan」や隠れファンキー名曲「Bitter With The Sweet」収録です。控えめながら充実作。.
79年に名盤「Dreams Of Tomorrow」を残した彼女が83年に残したセカンド。シャープな80'sグルーヴが、タイトで清々しいです。新しいサウンドも、不思議と彼女の歌声と相性がすこぶる良く、嫌味がありません。マイケル・センベロのプロデュース。クリスタルな雰囲気が全体を覆うアーバンAORの名品です。このデジタル感がいまはいいですね!.
1962年にBlue Noteに残した「Portrait Of Sheila」はジャズヴォーカル史上伝説的な1枚。その後、十数年のブランクを経て70年代半ばに復活してからはコンスタントに変わらぬみずみずしさを持つ歌声を披露する作品を残してくれています。本作は1990年、ピアノトリオをバックにしての吹き込み。スキャットも自在で奔放です。アナログレコード末期のリリースなので、あまりレコードでは見かけません。.
82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
スウェーデン出身のジャズヴォーカリスト。ビル・エヴァンスの「Waltz For Debby」のあまりに美しい歌声で知られています。本作はサド&メル・オーケストラをフィンランドに迎えて録音した一枚。ブロッサム・ディアリーの「Long Daddy Green」や同郷のラルス・ガリンの曲を採り上げて、気持ちよく歌っています。アメリカでのリリースは少ないのが残念です。.
かつてはマーク・ベノらと交流があったスワンプレディ。70年代後半にはすっかりソフィスティケートされたAORシンガーに転身しました。でも、ソウルフルな持ち味は失わず。姉のパートナーだったブッカー・T・ジョーンズのプロデュースによる79年作です。シフォンズ「One Fine Day」のモダンなリメイクなど、音楽へのリスペクトもばっちり。.
【曲目】I Gotta Right To Sing The Blues / When Your Lover Has Gone / I Got It Bad And That Ain’t Good / When The Sun Comes Out / After You’ve Gone / Don’t Get Around Much Anymore // Blues In The Night / The Man I Love / Stormy Weather / You Don’t Know What Love Is / Can’t help Lovin’ Dat Man / A Nightingale Can Sing The Blues
「Sings A Song With Mulligan」に続くソロ・アルバム。ジャケが美麗ということもあって、「With Mulligan」と本作の次にリリースされた「Gasser!」は日本でもなじみがあるのですが、その合間に挟まれたこのアルバムを素通りするのは惜しいですよね。ブロードウェイのヒット・ミュージカル「Gypsy」からの曲を、バディ・ブレグマンのスインギーなビッグバンドを相手に気持ち良く歌います。彼女の歌声には、楽曲と自分が対等に渡り合ってる感じがするのです。これって実は稀有なことです。.
収録曲・データ
Overture / Everything’s Coming Up Roses / You’ll Never Get Away / Some People // All I Need Is A Boy / Small World / Together / Let Me Entertain You / Reprise
【曲目】They Say It’s Wonderful / The Thrill Is Gone / Poor Butterfly / My Man / Bewitched / Lover, Come Back To Me // Yesterdays / Summertime / Something Wonderful / I Didn’t Know What Time It Was / Young And Foolish / Mad About The Boy
美人シンガー、女優として活躍したキャリアのみならず、現在では奇才音楽家レイモンド・スコットの妻として彼を支えたことも大きな関心を以て語られる彼女ドロシー・コリンズ。本作は廉価版レーベルVocalionからのリリースで、彼女がCoralにバーニー・ケッセル・トリオと残した残した人気盤「Songs By Dorothy Collins」からの数曲と、おそらくシングル曲などから編集されたアルバム。彼女の歌う「Only You」など、珍しい録音もありますし、注目はレイモンド・スコット作曲&アレンジの「Where Have You Been Billie Boy」を収録していること!.
収録曲・データ
【曲目】The Lady’s In Love With You / But Not For Me / Moments To Remember / Out Of This World / It Never Entered My Mind / Where Have You Been Billie Boy // Love And Marriage / I See Your Face Before Me / Only You (And You Alone) / Guess I’ll Hang My tears Out To Dry / Mr. Wonderful / Come Rain Or Come Shine
B-1「Take Me In Your Arms」のイントロに少々プチノイズ入ります(試聴サンプルは今回入荷商品から録音しています)。
エキゾラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」!
イスラエル出身の女優/シンガー、アリザ・カシ。60年代後半にアメリカに進出し、これが全米リリース3作目(そしてラスト)。パーカッションが印象的なエキゾチックラテングルーヴ「Take Me In Your Arms」が、ありそうでない感じ。ポップスに接近したテイストもあり。彼女のアルバムではこれがいちばん見かけません。.
ジャッキー・パリスとの気絶しそうなほどかっこいいデュエット・アルバム(1974年)で、その存在を知っていた美女ヴォーカリスト。81年リリースのソロ・アルバムです。NYのクラブなどで歌い続けていたのでしょうね。少し低い声ですが、自由にスイングするフレージングが魅力的。ジャズAOR的なタイトル曲や「Corner Of The Sky」が耳を惹きますが、バラードにも静かな色気あり。.
J's・ウィズ・ジェイミーがレーベルを移籍して改名、ジェイミー&J・シルヴィア・シンガーズとしてのセカンド。「It's Not Unusual」収録のファーストにまったく引けを取らない素晴らしい内容です。とりあえず、ハイ・スピードな展開にエレキまで飛び出す「Hold On Tight」でノックアウト! 「Who Am I」や「You’ve Got Your Troubles」の飛翔感も最高! 「What The World Needs Now」もスウィートで素敵なワルツに。アレンジはドン・コスタです。.
収録曲・データ
【曲目】Hold On Tight / Goin' Out of My Head / Secret Love / I've Grown Accustomed To Her Face / What the World Needs Now / The Inch Worm // You've Got Your Troubles / Sweetness / What Now? / Dear Heart / Who Am I? / Sleep Away
オーストリア出身のシンガー/女優で、ドイツ語圏で大きな人気を誇ったロリータ。彼女が歌った「Sailor, Sailor」がパトゥラ・クラークやアンドリュース・シスターズにカヴァーされてヒットしたことで、代表曲を集めたこのコンピレーションがアメリカでも発売されました。端正な歌声が気持ち良いです。ドイツ語版「Theme From A Summer Place」も収録。.
【曲目】Star Eyes / Between The Devil And The Deep Blue Sea / Time On My Hands / You Go To My Head / The Music Stopped / I’m Beginning To See The Light // Just Squeeze Me / Dream, Dream, Dream / Wonder Why / Here Comes Heaven Again / I Remember You / I Hadn’t Anyone Till You
50年代からソウルフルなヴォーカル盤で鳴らした彼女ですが、この知られざるライヴ盤には仰天です。サンバ・アレンジの「Mack The Knife」、ウッドベースのイントロからかっこいい「Close To You」、そして極めつけには先を急ぎすぎるくらい超速の「After You've Gone」! ケニー・バレル、ルー・レヴィら最強ジャズメンが全面参加。この生々しいグルーヴ感を満足と言わずして何を言うのか…。.
収録曲・データ
【曲目】Close To You / Ev’ry Time We Say Goodbye / After You’ve Gone / The Best Thing For You Is Me / Everybody’s Blues // Mack The Knife / Get Out Of Town / Little Boy Lost / I’m Old Fashioned / Make Someone Happy
デヴィッド・フォスターが作曲・プロデュースを担当したクリスタルAOR「Now And Forever」を収録。AORファンはこれだけでも買いな1枚です。実力派シンガーだけあって、80'sなサウンドになっても、貫禄充分の歌声を聴かせる彼女。透明感たっぷりのバラードB-3「When You’re Gone」も美しい出来です。.
収録曲・データ
【曲目】Now And Forever / Who’s Leaving Who / My Life’s A Dance / Call Us Fools / On And On // Heartaches / Reach For Me / When You’re Gone / You Never Know / Gotcha
1961年に編まれたコンピレーション。全米19位のヒットとなった1958年の「There Goes My Heart 」を筆頭に58年から60年に発表した8枚のシングル曲からまとめられています。ストリングスやコーラスを伴う親しみやすい曲が並び、ほんのり甘酸っぱい、幸せ気分のナンバーが並びました。.
収録曲・データ
【曲目】There Goes My Heart / Little Things Mean A Lot / There Must Be A Way / Be My Love / I Still Get A Thrill / We Know / They Really Don't Know You / Are You Sorry? / My Prayer Of Love / I Laughed At Love / Perhaps / I Still Get Jealous