ウェストコーストジャズの知的名アレンジときびきびした演奏、両方の良さを兼ね備えた1枚です。タイトルの「A Pell 0f A Time」はおそらく「Hell 0f A Time」とのダジャレで、「ひと苦労な時間だった」を「ペルといいもの作った時間だった」に変換しているのでしょう。ジャック・シェルドン、ショーティ・ロジャース、マーティ・ペイチら充実のオクテット。.
Jazz Goes To Siwash.
Suze Blues.
Cameo.UKジャズ/ライブラリーの両方で知られる名ドラマー、トニー・キンゼイ。活動の場をイギリス以外にはほとんど広げなかった人です。作曲家としてもすぐれた才の持ち主で、このアルバムはテムズ川をテーマにしたオリジナル曲を自身がリーダーのビッグバンドでレコーディングしています。B面はライブレコーディング。ロニー・ロスらが参加しています。.
Kingston Reach.
Cookham Bridge.
Girl Friday.ヘンリー・マンシーニの音楽家としての出世作となったTVシリーズ「Peter Gunn」の楽曲を、ウェストコーストのドラマー、シェリー・マンがリアレンジした傑作。ビッグバンド的なイメージの強いオリジナルスコアを解体し、セクステット編成にリアレンジ。ヴィクター・フェルドマンのヴァイブ&マリンバがいちいち効いてます! ちなみにシェリー・マンは生涯で3回「Peter Gunn」題材のアルバムをリリースしていますが、これが最初です。.
Peter Gunn.
Sorta Blue.
A Profound Gass.卓越したテクニックと豊かなフィーリングを持ちながらも裏方としての活動が多く、フロントマンとして陽の当たる機会の少なかった職人ギタリストふたり。ふたりだけの親密な時間を与えて、存分にギターで反応しあってもらったアルバムです。メロディを弾いてもよし、バッキングに回ってもよし。途切れることのないジャズ時間に酔いしれます。.
My Favorite Things.
Fly Me To The Moon.
Lester Leaps In.戦前からジャズ界を生き抜いてきたヴァイオリンのジョー・ヴェヌーティと、東海岸随一のスタイリスト、ズート・シムズの共演盤第一弾。まず、ジョーが老人であるということを一瞬で忘れさせる「I’ve Found A New Baby」の火の出るような演奏にノックアウト! 老いてからの方がむしろ若々しいというジャズ界の不思議な法則を目の当たりにしたような感じです。.
I’ve Found A New Baby.
C Jam Blues.
The Wild Cat.「ハーレム・ノクターン」でおなじみスモーキー・サックスも、日本で地獄巡りをしてみれば、硫黄臭漂う強烈なダーク・エキゾに! サム・テイラーの強烈な日本録音盤。あくまで日本サイドのリクエストに応じてのレコーディングなのでしょうが、本当に地獄の底から聞こえるような「五木の子守歌」をはじめ、「ハーレム・ノクターン」のもだえ苦しみ度もUP! エキゾの名を借りた暗黒ジャズかも。.
ハーレム・ノクターン.
五木の子守歌.
黒い傷あとのブルース.オリヴァー・ネルソンのアレンジによるビッグバンドをバックにブルージーなR&Bオルガンを弾きまくった快作! あの「The Cat」の前年リリースでもあり、来るべきブレイクに向けてムードをあっためていたような印象。ボサノヴァ・アレンジの「Blueberry Hill」や「I Can’t Stop Loving You」が新鮮!.
Hobo Flats.
Blueberry Hill.
I Can’t Stop Loving You.ターザン俳優デニー・ミラーに抱きかかえられてすっかりご満悦のショーティ・ロジャース。本作は彼が全曲を書き下ろし、アレンジしたジャングルエキゾ&ジャズ。ウェストコーストのトップミュージシャンを集めて大騒ぎしたエキゾのるつぼ。きめ細やかで凝ったアレンジには、スペクタクルな勢いだけでないクールな美学もあり。B面は片面すべてを使った大作で、その名も「ターザン組曲」! レアなステレオ盤です。.
The Elephants Wail.
Los Barbaros.
Paradise Found.エロール・ガーナーの名前をジャズ史に残した歴史的ライヴ盤。力強くメロディアスな彼のプレイをもっとも自然なかたちで記録した1枚です。日本のジャズ喫茶で愛されまくったレコードで、“通好み”じゃない印象があるかもしれませんが、この人のプレイはメロディもアドリブもアイデア豊かだし、やはり名盤は名盤の風格なのです。.
I’ll Remember April.
Teach Me Tonight.
Mambo Carmel.70年代のハービー・マンのなかでも屈指のメロウネスとレパートリーの良さで知られる1枚。なにしろ1曲目からスライの「Family Affair」ですからね。レゲエへの関心も寄せつつ、NY流のファンキーサウンドで暖色ムードを作り出しています。.
Family Affair.
Rainy Night In Georgia.
Do It Again.ウェストコーストジャズの実力派で、ソウルジャズ傑作「Mustang」でもおなじみ。彼がディズニー関連のオーケストレーションで知られるアレンジャー、カマラータのプロデュースでレコーディングしたミュージカル(ブロードウェイ)と映画(ハリウッド)の名曲集。企画要素が強い内容ですが、アレンジがとってもいい! サックスもメロディアスで、A-1「Goldfinger」から聴き惚れてしまいました。.
Goldfinger.
Get Me To The Church On Time.
Of Human Bondage.“Un-original Cast(オリジナル出演者ではないです)“と銘打ってお送りするユーモラスでヒップなジャズ版「My Fair Lady」。ジャック・シェルドン、アイリーン・クラルをヴォーカリストに迎え、ジョニー・ウィリアムスが全体をアレンジ。インストながら「Get Me To The Church On Time」もクール! 物怖じしない洒落心が生んだ素敵なチャレンジです。.
Show Me.
Get Me To The Church On Time.
I Could Have Danced All Night.スイングジャズからバップジャズへ。ジャズの転換期に活動した才人たちが、それぞれ”ホット”と”クール”に分かれて、同じ曲を互いに演奏して並べて収録するという好企画。デヴィッド・ストーン・マーチンのイラストジャケでも知られていますが、イギリスではシンプルな文字ジャケで発売されました。.
How High The Moon.
How High The Moon.
Indiana.若い人にはわからないかもしれませんが、1曲目のイントロがドリフの「盆回し」にかなり似てる! ざっくりリズムにおおらかブラス、激しいドラムによる展開が異常にかっこいい! ジョニー・リチャーズはスタン・ケントンの弟子筋の中でも、かなり振り切ったセンスの持ち主。迫力満点奇想天外ラテンジャズ! このジャケ見たら、そんなんわかりますよねえ。.
Viva Gordo.
Plata De Azul.
Imprevu.豊かなトロンボーンのフレージングとソウルフルなサウンド。J・J・ジョンソンやカイ・ウィンディングほどの成功はしなかったかもしれませんが、スライド・ハンプトンは頼りになる実力派プレイヤーでした。トランペット3人(うちひとりは若きフレディ・ハバード)、自身のトロンボーン、バリトン・サックス、ユーフォニウムの6管編成でピアノレス。ユニークな8人編成で気持ちよくグルーヴした一枚です。.
Sister Salvation.
Conversation Piece.
A Little Night Music.1963年の「The Cat」のヒットで、それまでからさらに一段上のジャズ界のスターになったジミー・スミス。ビッグバンドを従えての表現もどんどんダイナミックになっていきます。本作でいうと二部構成の「Goldfinger」がまさに圧巻。オリヴァー・ネルソンのアレンジするブラスでまくしたて、自身のオルガンでさらに音楽を根っこまで燃焼させていきます。.
Goldfinger - Part 1.
Goldfinger - Part 2.
Man With The Golden Arm.「Apache」のヒットで、北欧からやってきた不思議派ギタリストというイメージが先行したヨルゲン・イングマン。ですが、正統派なジャズギタリストとして彼のプレイが味わえるこんな素敵なアルバムも、もちろん存在しています。粒立ちのいい音なのに、スイング感は柔らかい。レス・ポールの影響下にもありながら、独特の個性を発揮した人ですね。.
Margie.
Jeepers Creepers.
Stardust.ボサノヴァとジャズをつないだ傑作「Jazz Meets The Bossa Nova」で知られるポール・ウィンター。その同時期に、自国アメリカや中南米の伝承曲/フォークソングに興味を示した意義深い1枚。だから「Guantanamera」のリズムがボサノヴァだったりします。日本でも知られたアメリカンメロディがストイックかつ洒落たジャズに。モダンフォーク人気曲「John Henry」の変身がかっこいいこと!.
John Henry.
Gotta Travel On.
Guantanamera.名手フィル・ウッズのロンドン録音盤。故ゲイリー・マクファーランドが設立したSkyeレーベルの精神を引き継ぐGryphonからこの時期は傑作を相次いでリリースしていました。本作のテーマは「追憶」。彼のジャズ人生を通り過ぎていった偉大なる先達や同志ら、故人に向けたトリビュートを行っています。ラストナンバーはゲイリー・マクファーランドに捧げた「Gary」。.
Julian.
Flatjacks Willie.
Gary.映画「勝手にしやがれ」の音楽などを手がけたフランスのジャズ・ピアニスト。1962年に自国フランスで収録されたライヴ盤です。オープニングがデューク・ジョーダン作の名曲「Jordu」以外は全曲自身のオリジナル。その「Jordu」はスピード感あふれる解釈。メロディやテンポの緩急など楽曲を立体的にとらえていることがよくわかります。.
Jordu.
Nos Smoking.
Dermaplastic.エリントンの右腕として「A列車で行こう」など名曲を数多く残した作曲家ビリー・ストレイホーン。フレンチホルンとピアノのデュオである彼らはジャズ界でも特異な存在でしたが、エリントンに認められ、ストレイホーンの追悼コンサートでも演奏しています。このアルバムはそのときの演奏をスタジオ盤に発展させたもの。隙間の多い演奏が逆に大きな余韻を呼び起こします。.
Take The ‘A’ Train.
Passion Flower.
Lush Life.美貌の女流ピアニスト、バーバラ・キャロル。ストリングスやブラスを交えつつ、スインギーで小粋なタッチの快演を聴かせるアルバムです。レパートリーの多くは親しみ深い名曲ですが、「Barbara’s Carol」なんてタイトルのオリジナルもあっておもしろいですね。柔軟なセンスの人だったのだと思います。.
Satin Doll.
For All We Know.
Love For Sale.アーシーなファンキージャズ時代からオルガン奏者として活躍するジャック・マクダフ。彼がJBやMG'sが切り開いた60年代のファンク的なリズムにも接近しはじめた時代を記録した傑作です。A-1「Snap Jack Snap」なんて、もうほとんどMG's。ギターは若きメルヴィン・スパークス。コードはホーンにまかせ、オルガンではシングルトーン中心のマクダフのプレイにも聴き惚れるばかり。.
Snap Back Jack.
Summer Samba.
Mush Melon.1957年の「Jazz For Playboys」と対をなすアルバム。メンバーはまったく違い、あちらはフランク・ウェスがリーダーでしたが、こちらはビリー・ヴァー・プランクのアレンジによるジャズコンボ作品です。クールジャズの名手ビル・ハリス(トロンボーン)をリーダー格として、セルダン・パウエル、エディ・コスタ、フィル・ウッズ、ジョー・ワイルダーら気鋭のメンバー。.
Senor Blues.
Whoo-Ee!.
Winds.60年代にデビューしたジャズ・ピアニスト、ドン・ランディ。後年はAOR/フュージョン・ミュージシャンをバックアップしました。自身のグループ、クエストを率いて制作したダイレクトディスク・レコーディング盤。グルーヴィーなフュージョンサウンドを完全一発録りでレコードに封じ込めています。さわやかさの中の緊張感。.
Salsalido.
New Baby.
Funkin’ Around.シアトルのローカル・レーベルに残された激レアジャズの秘宝として知られるジョニー・ルイス・カルテット「Shuckin' 'n Jivin'」のジョニー・ルイスと同一人物です。マルチ・プレイヤーである彼はヴォーカリストとしてもアルバムを残しています。深く低い声とモダンなリズムセンスでアピールするこちらもなかなかの人気盤。オリジナルの「If You Can Imagine」を推薦しますが、「Country Road」「On A Clear Day」も味わい深いジャジーなカヴァーで素晴らしいです。.
If You Can Imagine.
Country Road.
On A Clear Day.60年代Blue Noteでハードバップのニューカマーとしてデビュー。ソウルジャズ路線に転じ、CTIに移籍してからもスタープレイヤーであり続けた彼の76年作。自身のプロデュースで、選曲もプレイヤーもやりたいこと、やりたい人を選んだ印象です。ルー・ロウルズやマーヴィン・ゲイのヒットをメロウにカヴァー、フレージングがとにかくエモーショナルです。.
You’ll Never Find Another Love Like Mine.
I Want You.
Mighty High.ジャズ評論の大家、レナード・フェザー監修による戦前スイングジャズ集。1920年代後半から30年代のスイング時代を飾ったスターや名手たちの演奏を鋭い視点でコンパイル。ベニー・グッドマンがもちろん大スターなわけですが、彼の素晴らしいクラリネットソロに着目した選曲があったり、粋人エイドリアン・ロリーニやギターの名手エディ・ラングを4曲ずつ選んでいるのもさすがです。細野さんのスイング趣味が気になる人もぜひ。.
Charinetitis.
Davenport Blues.
Beale Street Blues.アフリカを舞台にしたブロードウェイミュージカルからのナンバーをジャズ化した異色作。スタイリッシュかつ多才な黒人ピアニスト、ビリー・テイラーですが、こうした変化球的なテーマはうってつけ。クラーク・テリー、フィル・ウッズらを配した11人コンボ編成で、シンプルかつ知的でリズミカルな世界を展開します。ホルンやチューバ、フルートを擁する管編成も奏功。.
Something Big.
Nothing More To Look Forward To.
Another Time, Another Place.SOLD OUT
1964年、「The In Crowd」大ヒット直前の、アブラが乗った時期のラムゼイ・ルイス・トリオのライブ盤です。ワシントンDCのジャズクラブでの演奏。A面は「ウェストサイド物語」メドレーなどポピュラーな選曲。B面に入るとぐっとブルージー&グルーヴィーに。リトル・ウォルターでおなじみ「My Babe」のカヴァーはかっこいいモッドジャズ!.
My Babe.
Something You Got.
People.