「West Side Story」がブロードウェイで初演された1957年にマリア役を務めて大当たり。歌唱力も美貌も揃った彼女の快活なスイングアルバム。バド・シャンクらウェストコーストのジャズメンをフィーチャリングしていることはもちろん、切れ味のいいナンバーが揃っているのも人気の秘密です。「I’m Gonna Wear Your Love」や「I Get Along Without You Very Well」のかっこよさ!.
ブルースとは何なのか。いわゆる黒人霊歌としての起源を持つその音楽というか、音楽にまつわる感情を、いくつかの曲を組曲化して4つのパートで表現した野心作です。こういう大胆なアルバムは、彼女の夫が有能な作曲家でアレンジャーであるポール・ウェストンでなければ実現しなかったでしょう。まるで1曲で1冊の本を読むようです。それぞれの章のタイトルは「The Blues Is An Old, Old Story」「The Blues Is A Tale Of Trouble」「The Blues Is A Traveling Thing」「Times Change And Things Change」。.
【曲目】You Don't Know What Love Is / I Hadn't Anyone Till You / Lover Man (Oh, Where Can You Be?) / I Could Have Told You / You Taught Me To Love Again/ You're Mine, You! // Real Love / Old Maid In April Weather / I Must Have You / When I Go, I Go All The Way / A Stranger In Town / That's All
ブロードウェイ出身の女性シンガー。良きジャズマンとの共演に恵まれ、Prestigeレーベルに佳作を残しています。本作はオルガンのジョニー・ハモンド・スミス率いるクインテットで9曲。ゆったりラテングルーヴ「Vaya Con Dios」からいい感じです。バッキー・ピザレリのギターのワザが光る曲が1曲(「Games That Lovers Play」)という構成。ジャケットの色合い通りのウォームな感覚が漂う大人の女性ヴォーカルです。.
時代のヒット曲を巧みに配しながら、ソフトで甘い世界を作り出すMr. フンパーディンク。ブレッド「Baby I'm A Want You」バッドフィンガー「Day After Day」カーペンターズの「遥かなる影」など、ソフトロック〜ロック寄りの作品をMOR寄りにして聞かせるヴォーカルと編曲の巧みさにも唸らされます。艶っぽさも歌を輝かせる調味料となっています。「Too Beautiful to Last」が全英14位にチャートイン。.
収録曲・データ
【曲目】Baby I'm A Want You / Day After Day / Too Beautiful To Last / (They Long To Be) Close To You / Without You // Girl Of Mine / Time After Time / In Time / The First Time I Ever Saw Your Face / Life Goes On / I Never Said Goodbye
もともとフォークシーン出身。ディープでブルージーな声質を活かしてジャズブルース的な方向に向かった作品。説得力のある歌声はジュディ・ヘンスキの同傾向のアルバムとも通じます。また、若きケニー・ランキンの書いた「In The Name Of Love」をいち早く採り上げています。黒いセーターを着たポートレーイトにうっとり。ケニー・バレル、ジョー・ニューマン、フィル・ウッズ、チャーリー・マリアーノ、ミルト・ヒントンら、NYのジャズメンがバックアップ。.
眼鏡なんかかけてお行儀よさげ。しかし、そんなイメージを一曲目からスインギーに裏切る痛快盤。ビッグバンド・カリプソの「Two Ladies In De Shade Of De Banana Tree」かしら、それとも「A Lot Of Livin' To Do」? 若々しくカラフルなアレンジは全曲マーティ・ペイチ。アップテンポだけでなく、ストリングスも優雅なバラッドも素敵で。男が惚れる男ですねえ。.
ビング・クロスビー72歳の年にイギリスでレコーディングした一枚。軽やかにスイングした「I Love To Dance Like They Used To Dance」、ジョニー・マーサーとのデュエットが楽しい「Good Companions」など、ヒップな洒落っ気満点の傑作。丁寧で気品あるオケはイギリスのアレンジャー、ピート・ムーアによるもの。この時代のアメリカではすでに作られる機会のなかった上品でヒップなアルバムです。見開きジャケには人生を振り返る写真がたくさん!.
快適にスイングする冒頭の「Dearly Beloved」を聴いて、ひと安心。80年代を迎えても円熟味を増した歌声でキャリアを紡いでいますね。ローラ・ニーロの隠れた名曲「I Never Meant To Hurt You」を歌っているのもうれしい驚き。マイケル・フランクスなどが新世代のジャズスタンダードという理解で採り上げられています。.
収録曲・データ
【曲目】Dearly Beloved / Down In Brazil / I Never Mean To Hurt You / Love Locked Out / Astaire Medley ~ Cheek To Cheek ~ That Face ~ Dancing In The Dark ~ It Only Happens When I Dance With You // Mad About The Boy / Antonio’s Song / I Wish I’d Met You / My Foolish Heart / Jukebox Medley ~ Saturday Night ~ Little White Lies ~ I Wish I Didn’t Love You So ~ I’ve Heard That Song Before ~ Everything Old Is New Again
「恋はボサノヴァ」で知られる彼女。デビューはCoralですが、本格的にスターダムにのし上がるのはABC Paramountと契約してからのこと。これがその一枚目です。ドン・コスタのアレンジが、彼女の若々しい魅力を引き出します。曲中で思わず笑い声が漏れるB-1「Guess Who I Saw Today」なんか、かわいすぎて……もう参りました。このとき彼女は26歳。.
収録曲・データ
【曲目】 I’ll Take Romance / This Is No Laughing Matter / Fine And Dandy / Day By Day / The Gentleman Is A Dope / Too Close For Comfort // Guess Who I Saw Today / Be Careful, It’s My Heart / Saturday Night Is The Loneliest Night Of The Week / First Impression / How Long Has This Been Going On / Gypsy In My Soul
ケニー・ランキンの、あの名曲「Haven't We Met?」をカヴァーしています。ときは65年。同じ年のメル・トーメのヴァージョン(こちらが初演)に負けず劣らずの胸躍る出来です。あちらはマーティ・ペイチ、こちらはドン・セベスキー。60年代屈指のアレンジャー対決でもありますね。ヴァースから鮮やかに転換し、ダイナミックな展開を見せる「Limehouse Blues」も衝撃的!.
収録曲・データ
【曲目】Life Is Just A Bowl Of Cherries / Who Can I Turn To? / He Loves Me / Sweet Georgia Brown / Don't Ever Leave Me / Gentleman Friend // Haven't We Met? / It Shouldn't Happen To A Dream / Limehouse Blues / I'm Foolin' Myself / Love Is A Night-Time Thing / Fools And Lovers
お茶の間向きテレビ放送で大変な人気を誇った音楽家、ローレンス・ウェルクが送り出したアメリカン・スウィートハートな4姉妹。あどけなさと落ち着きを兼ね備えたラブリーなハーモニーが特徴です。当時の人気ポップソングを歌ったオリジナル盤。ベスト盤ではありません。「Harbor Lights」「Tumbling Tumbleweeds」などをミルト・ロジャースのアレンジでとても優雅に歌います。柔らかいハーモニーにとろけそう。「You Are My Sunshine」がスウィンギーでGood!.
収録曲・データ
【曲目】Among My Souvenirs / Mississippi Mud / Repeat After Me / Forever And Ever / Mexicali Rose / Harbotr Lights // Melody Of Love / Tumbling Tumbleweeds / Choir Of Angels / You Are My Sunshine / Now Is The Hour / A Little Street Where Old Friends Meet【Arranger】Milt Rogers
今なおスウェーデンの人気歌手として活躍するリル・リンドフォルシュ。60年代のアルバムにはガールポップ的な魅力もありますし、年齢を重ねてからも趣味よく同時代のポップセンスをとりいれています。スティーヴィー・ワンダーの「You Are The Sunshine Of My Life」のスウェーデン語カヴァーも落ち着きがあっていいですね。大人の女性のたたずまいがある北欧シティポップ。.
Du Ar Det Varmaste Jag Har (You Are The Sunshine Of My Life).
4チャンネルステレオ盤。60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。.